みんなのシネマレビュー
アルメイダさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425

21.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 この作品に関してはあまり書けないんですよ~! 何も考えないでテキトーに観たほうがいいかも・・ 私は観ている最中にどうしても題名が気になってしまった(苦笑) ジョン・キューザックは好きな俳優さんなのですが、 かえってこの没個性さが意味ありげに思え、 やはりそれでもケビン・スペイシーが上だなぁと(顔は似てるんだけどね) そう思ってたらもう「ユージュアル・サスペクツ」がアタマから離れない(笑) 今まで観た映画と混ざる法則!! この手の作品はやはり俳優にウェイトが置かれます。 ところがこの作品は登場人物が多すぎて別の期待をしてしまいます。 その期待とは・・犯人は誰なのか? そのワナに陥っちゃうんですよ。 それがうっすらとわかるまである法則通りの作りですから。 デッドコースター  死ぬ順番の法則、ユージュアル・サスペクツ  全て作り話だったという法則、ロスト・ハイウェイ  自作自演の法則、これらを見事に融合させ、 霊界オチかも?夢オチかも?と考えさせます。 いらいらいら~どれなんだいったい(爆) まさか・・ ポルターガイスト  呪われた家の法則(アザーズも)落ちじゃあないだろうな?? 本当は私は霊界オチが好きなんですが(苦笑) まあオチはあえて書きませんから興味のある方はどうぞ。 確かめてくださいな。 ご紹介した法則の映画もいいですよ♪ ここらを観ると全部似てくるんですが・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:24:24)《改行有》

22.  スティール(2002) 《ネタバレ》 エクストリーム・スポーツ・・最初だけでした。 欲張らずにあれこれやらなくてもよかったかな・・ カーアクションはさすが「TAXi」の監督だけあって、 うまいし観やすい。 カーチェイスでぶれまくったり対象がまちまちだと、 見ていて疲れるものだ。 アイデアも面白い。 地下駐車場の使い方が特に良い。 飛び出たパトカーがバスに刺さるところなんか! ただ・・地下駐車場を使う演出は、 未公開映画の「ノーウェイアップ」のほうが上手。 ヽ((◎д◎ ))ゝ ノーウェイ・アップ あと、後半のどんでん返しは「第三の男」だ。 カーアクションの他のアクションはワンパターン。 全体にスローを使いすぎるから、 プロモーション映画のようでしらけるところも・・ おしゃれな映画にしようというのが見えるので、 どうせなら時間軸をいじるとかもっと工夫がほしかった。 金は奪うが命は奪わないのがポリシーの強盗グループは面白いんだが・・ 「俺たちに明日はない」「激突!」「第三の男」「オーシャンズ11」 あらゆる映画が目に浮びそうな作品。 ただ時間が短いので観やすいことはよいことで、 お茶の間の時間帯に流しても違和感がない、 強盗アクションドラマのわりには安全なストーリー。 知らない俳優ばかりだったが、 観終わったあと記憶に残っているのは主役の犯人グループではなく、 刑事グループのふたりといかさま牧師くらいだった。 カーアクション目当てで観たのですが、 今のところ私の記憶では「激突!」が一番ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:20:55)《改行有》

23.  シンプル・プラン 《ネタバレ》  アタマのいい夫婦が始めに決めたシンプルプランを破ってゆく・・ この夫婦は贅沢ではないけれども、 他のふたりより明らかに幸せのはず・・ 兄は援助を受けてその日暮らしのフリーターでひとりで住む。 このビリー・ボブ・ソーントンがすごくよい。 あの役は子供を生みたてというのが鍵です。 守りに入っています。 入る予定の大金は誰にも邪魔させない(爆) 役として一番ヤな役なのに子供を出すから非難できない。 そういううまい脚本で得をしていますが・・ 先が読めるストーリーであるにもかかわらず、 緊迫感をいたるところでイベントとして演出し、 最後は静かに静かに後味の悪さが残ります。 これがサスペンス・ミステリーの基本じゃないでしょうか。 もともとサスペンスの王道とは後味が悪いものです。 だから推理小説が売れる。 ベストセラーとなったこの作品の原作はわかるような気がする。 後味の悪さは「二十日鼠と人間」のような感じ。 コーエン兄弟の「ファーゴ」は観ていません。 コーエンといえばライミ監督の「死霊のはらわた」の編集。 そしてライミといえばコーエン監督の「未来は今」の脚本。 と親密なる仲なのです。 雪に現ナマと同じような作品にはなりましたが、 シンプルプランは元がベストセラー小説。 あのスティーブン・キングが絶賛したらしいです。 話が読めるのに面白いサスペンスってちょっとないですよ。 どんでん返しというよりも、 なるべくしてなるという雪ダルマのような転がりがた、 ドミノ倒しのこっけいな哀れさ。 古くはヒッチコックの「ハリーの災難」的な手法なのですが・・ お金のない人間がお金を持つとどうなるのか。 つもりごっこはもうできない。 高級車に乗ってるつもり、 大邸宅に住んでるつもり、 美女と暮らしているつもり・・ そんなつもりごっこが本当になるとしたら? 呪われた(悪いお金)お金は悪い心を呼び、 ひとつついた嘘は引き金となり自分に向けられる。 夢を見ながら愚痴をこぼす生活が楽なのかもしれない。 人間はお金では買えないし、 お金で繋がった営利な人間はなくなれば去るのですよ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 15:19:17)《改行有》

24.  ALI アリ 《ネタバレ》 映像特典でアリ自身が出ていましたが、 相当スミスを気に入ってるみたいでした。 踊るようなステップやマシンガントークは明の演出で、 これは異存なくはまり役なのではなかろうか。 これをアリはよろこんで自宅に頻繁にスミスを招き、 俺の真似をしてくれみたいにセリフを喋らせたらしい(苦笑) まさにアリお気に入りのアリのための自叙伝映画。 家族や女性はわりときれいな人らばかりで、 その逆に対戦相手はいかにも悪そうな(苦笑) フォマン以外は扱いが寂しい。 ボクシング映画の魅力(観客から)としては、 ○ハンデをものともせずに這い上がる これはハンデ=トラウマがアフリカ系黒人で、 奴隷名が嫌でイスラムに改宗したことといっても、 対戦相手のほとんどが黒人なわけですから共感は薄い。 ○ライバル 「ロッキー」が続編が多いほど人気なのはこれもあると思う。 この作品はフォマン以外はライバルとして魅力がない描かれ方。 よって本当の復活劇までが長く感じる。 ○マーチ系の音楽 にしろとは言わないけれども、 全編中に流れるのがソウルミュージックばかり。 やはり黒人差別も根底にはあるのかも・・ 観終えて明日の活力に繋がるような熱い映画ではなく、 内容は当時の歴史背景を知らなければ共感できかねます。 アリは結局黒人というアイデンテイに誇りを感じ、 黒人の頂点になろうとしてなった。 その背景にはやはり幼少時からのトラウマがあるわけです。 ここらに絞って最初と最後だけにしても理解はできますよ。 中版をかなり削ってドラマチックに演出できたのでは・・ アリ本人としてはやはりイスラム教のことや、 恋愛のことも描いてほしいから当然個人的なことになり長くなる。 ファイトシーンの演出がとてもよかっただけに残念。 アナウンサー役のジョン・ボイドは変装と思うくらい気づかなかった。 あとユダヤ教のブラザーは暗く淡々とした内容にコミカルさを与えている。 ひとりの人生(半生)を描く難しさは「アビエイター」でもありました。 ここまで長く人生を描くならば後半のアリに、 特殊メイクをしてもっと老けらせてもよかったのでは・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:14:39)《改行有》

25.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 この作品は私がピンときたのが童話です。 グリム童話やイソップ童話・・ 最初主役たちが子供ではなかったので違和感があったのですが、 後半に近づきそれがまともだとわかりました。 ファンタジーなら子供でいいんだけれど深い内容なんです。 大人が主役で影の本当の主役たちが年寄りたち。 大人が主役で子供のようにぎこちない恋愛や生活をするわけが解かれていく。 グリム童話に出てくるような少しホラーがかった演出。 恋愛ものが苦手な私もこの作品の恋愛はときめいた。 こういう恋愛モノが好きなんです(恥) 無愛想で無口な男の子と全盲のよく喋る女の子・・ 話したいなら喋ればいいし黙りたいときは黙る。 愛してるとか好きだとかは言えないけど聞きたいなら言えばいいのか。 そんなことより大事なのは君が本当に困ったときに守ること。 だからここに居る・・みたいなセリフですよ。 しかもそのあとの展開がいい。 守れないホアキン・フェニックスのため(理由は伏せますね) 全盲のブライス・ダラス・ハワードが守るために森の中を走る! ありえなくても映画だからOK(苦笑) ここらの脚本は本当にいい。 走れメロス(爆)じゃないけれど。 でも一番よかったのはエイドリアン・ブロディです。 私はこの役はピアニスト役よりすごいなぁと感心。 だいたい二枚目俳優が(一応二枚目役が多いから) 汚れ役をやって違和感がないのは珍しい。 ブラピのときもすごいなぁと思ったのですがまた違う。 エイドリアン・ブロディを見直した。 あとシガーニー・ウィーヴァー・・ 「エイリアン」のときよりきれいだし! だんだん若くなってゆくように感じる・・ この作品ではイマイチ存在感がなかったのですが・・ エンディングのオチは説明しませんが、 とにかく終わったあとなんともいえない後味を感じました。 しょ~もないとは感じなかった。 謎を解くというのでもなく後々まで考えさせられた。 やはりこの監督の作品は宗教色が見えますね。 映画の中の作り物の話なのに、 なんかリアルな感覚で後味がよくはないのです。 哲学性が強いこともヒットしなかった原因かも・・ 混沌とした後味のあと最初からまた観てください。 この村の哀しい存続の訳がさらによくわかります。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:12:35)(良:1票) 《改行有》

26.  ラブ・オブ・ザ・ゲーム 《ネタバレ》 ケビン・コスナーは苦手で「フィールド・オブ・ドリーム」 しか観たことがありませんでした。 出演作の予告とか見ても彼だけ目立つんですよね。 私にとってのトム・クルーズかな(苦笑) ああまた彼だけ活躍して終わるんだなぁみたいな・・ 観るきっかけとなったのが先日と同じく、 サム・ライミ監督作だから。 引退間近のピッチャーが人生を振り返る映画。 野球は9回あるからそのつど回想シーンが入るんだろう。 想像したとおりにコトが運ぶのも別に気にはなりません。 だいたいそういう映画なのだから。 ただ、題名どおりに(恋愛)映画だとは思っていなかった。 それならば(恋愛)の棚に置いておいてくれれば・・ (ドラマ)の棚にありました。 でもジャンルは関係なく監督で選んでますからしょうがない。 野球は好きですから撮り方が変わってるライミの演出はよかった。 (ノイズ消去)とヤジが聴こえなくなるマジックとか、 ボールのスピード感とか楽しめました。 こういう躍動感ある演出や奥行きのある撮り方はうまい。 恋愛がほとんどだったのが邪魔でした。 しかもその恋愛が高校生のような感じで恥ずかしくなるくらい。 ええと何が描きたいんだ?と戸惑います。 過去を振り返るシーンのたびに恋愛が入るので、 野球選手の挫折や栄光といったものが薄く感じました。 繰り返しますが試合のシーンは本当にいいんです。 サム・ライミにスポーツ映画を撮る才能がこんなにあったかと感心。 恋愛モノはちょっと・・ですね。 ちなみにハッピーエンドで終わる映画はあまり好きではありません。 ハッピーエンドとは報われることです。 悪い奴らのハッピーエンドなら笑えるんですが、 普通に正義が勝つ!みたいなハッピーエンドは苦手。 犠牲や成功の裏に失くしたものを描けていれば、 最後にハッピーエンドで感動できます。 惜しいなぁ・・ ゲームが終わるまではそれはよかったんだけれど(恋愛以外は) パーフェクトの裏で引退というちょっとかっこいい筋書きなのに、 あの空港での抱擁は全て安っぽくしてしまいました。 空港のロビーで目が合ったところで終わっていれば、 そこそこ残る映画になっていたと思いました。 ケビン・コスナーは最初から最後まで映画の中で主役なんですね~ [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:09:04)《改行有》

27.  バッドボーイズ2バッド 《ネタバレ》 破壊破壊破壊・・ ((((((ノ゚⊿゚)ノ山々山々山ばかり(苦笑) 確かにアクション映画としては面白いんだけれども、 長くて観るのに疲れました。 1と比べたらパワーアップはかなりのもので、 もう派手ですね。 1ではマイケル・ベイ監督を見直したんですが、 2は面白いんだけれどもひつこい。 アクション長すぎ。 「アイランド」の後半みたいにひつこい(笑) カーチェイスもアイランドのときもあまりうまくないと思っていたんですが、 ここでもぶれまくりでほとんど逆走追いかけで視点が合ってない。 おそらくレッカー車から車がピンボールみたいに転がらなければ飽きた。 このアクションは後半にもありまして、 後半は葬儀車から死体が転がると・・やりすぎ。 何度も何度も同じアクションを延々と繰り返すから、 監督が自分で受けてるのか?と呆れた。 あとスローはまだ許すけれど、 あの長回しの回転カメラはひつこい(苦笑) ヽ((◎д◎ ))ゝそれを何回もやるのね。 コメデイと俳優ふたりがよかっただけに演出がくどくて減点。 最後のほうなんか「アルマゲドン」のような熱血系に・・ 俳優といえば敵キャラもヒロインもよかったです。 特にローレンスの妹役はよかった。 しかしM・ローレンス・・かなり太っていたので違和感。 W・スミスと同級生というのはどうなのか・・ まあでもこのふたりの組み合わせだからいいか。 やはりこのふたりのうちひとりがキザな白人だとつまらない。 私が想像するにはマイケル・ベイ監督の本性はW・スミス役なのでは(爆) 製作者側がM・ローレンス(苦笑) コメデイは大笑いできて楽しい。 かなり毒もあるけど。 90分くらいにまとめればすっきりしたかも。 2は先日テレビ放送でやっていて観ようかと思ったのですが、 日本語吹き替えだからといってもラップを日本語で歌われたのでやめた。 借りて字幕で観たあと日本語も確認しましたが、 どう考えても違和感があります。 黒人が日本語でラップ歌ってどうするんだ・・ やはりこれからも洋画はできるだけテレビでは観たくはありません。 おなかがいっぱいになりすぎる娯楽作だったので、 ゲップが出て何を食べたのか思い出せないような映画でした(爆) ジェットコースターも2時間以上乗ると酔いますよ(爆) [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 15:06:56)《改行有》

28.  クリムゾン・タイド 《ネタバレ》 密室劇=潜水艦、人間ドラマは好きだから合うと期待大。 しかし私にはまるで時代劇を観ているような感覚・・ この作品をすでにごらんになっている方にはある意味わかってもらえるかも。 陰謀や策略は国どおしならばシュミレーションのように楽しいんですが、 戦国時代の内部謀反や会社の内部の派閥争いみたいな違和感・・ 非現実的な大風呂敷を広げた設定の中身は、 実は本当に暑苦しい陰謀ドラマだったりする・・ 「摩天楼を夢みて」のようなセールスマンの陰謀や裏切りドラマならわかる。 でもこれは一応はサスペンス・アクションなのでは・・ ラストが特に時代劇の感覚を強めた。 水戸黄門ですよ~! 両成敗めでたしったって・・ ロシアは何やってたんだか(爆) 途中経過を映してほしいよ(苦笑) 大統領やらいっぱい説明映像を映した冒頭は何? まあハリウッド映画のいつものことなんだけれど・・ 思わずニヤリとする人も多いと思うんですが、 私はどうも時代劇だと見てしまったので合わない。 似たような人間のばからしさや真実を問う映画では、 「戦争のはじめかた」の方が(ラスト似てます)のほほんと許される描き方がよい。 こんな奴らのせいで戦争は始まると呆れるコメデイです。 クリムゾン・タイドのほうは固いし熱い。 見ていて飽きるくらい息苦しい。 艦長の権限が代わる裏では営業よろしく人脈作りみたいな細かさ。 もうね、戦争映画にこんな現実的な社会を見たくない。 実はこんな世界なんだよということなんでしょうけれど、 それならば冒頭やラストの世界規模映像はいらないと思う。 時間を短くして全部潜水艦の中のほうが密室劇でいいと。 もっとテンポよく軽くするか、 そうだったのか!みたいな演出がほしい。 音楽も合わなかったなぁ・・ もう最初から時代劇だと見ているので音楽も演歌調にしか聴こえない(爆) この配役の中で一番よかったのは意外と、 ヴィゴ・モーテンセンなのでした。 その他の人の中では存在感あった。 主役ふたりがあまりに熱いので違和感。 どっちかクールな役とかにすれば悪か善かわからない面白さがあるのに。 さすがにハックマンもワシントンもうまいんだけれども・・ 真面目~!固い~! 顔のアップ!斜め画面の連続~!これ人気ある作品なんですが・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 15:03:37)《改行有》

29.  デッドコースター 《ネタバレ》 スピルバーグのカルト的人気作「激突!」を思い出した、 あのでかいでかい生き物のような(運転手は見えない)トラックがうねりながら追いかけてくる。 あの恐怖な快感映像が蘇ります(爆) このシーンだけでもおなかいっぱい。 じゃあ「コンボイ」でも観れば?ということでもありません(いずれ観ますが) 数ではありません。 生き物のようなトラックからの連鎖事故がスリリング。 この迫力は前回の航空機墜落事故を大きく上回る。 ・・あれはエアポート・シリーズ全部見てたからあまり・・ ちょっと車で渋滞に遇うのが怖くなりそうですよ。 大きい画面で観たかったなぁ・・ 順番が前のは航空機の席順で飛び越えたという密室型=離陸した人等の順番から、 今回は最初の道路事故から派手で開放感があるから面白い。 続編の方が手が込んでていいと思ったのはこれくらい。 まあそれも前回の生き残りの女性もチームに入った、 今回の生き残りは前回の180便事故から因縁のように繋がっているおかげ。 前回の生き残りを絡めた「SAW2」の成功を思い出しました。 やはりただホラーのように衝動的に死神が殺しに来るというのは意味不明。 こちらの続編のほうが多少ややこしくてもサスペンス的に面白い。 警官や妊婦を出したことで大人も観られる作品に。 今回は特に主役の女の子がかわいかった。 サスペンスや家族愛まで入れたおかげでステレオタイプになり、 どこかで観たような感じになったのは仕方がないとしても、 やはりあのB級ラストは3を作る予定オオアリのシーン。 今年上映される予定なので映画館で観る楽しみが出来ました。 えぐさやひつこさは観る人の感性にもよりますが、 私は気持ち悪かったのが1のほうでこちらは大丈夫でした。 後半なんかもろコメデイだったから全然大丈夫でした。 しかしこのシリーズの作品って最初の迫力予知夢シーンだけが、 たぶんあとあとまで記憶に残る映画なんだと思います。 そこからが単なるホラー娯楽になっちゃってる気がする。 あの冒頭の素晴らしい演出力があれば、 感動ホラーとして違う映画ができると思うのになぁ・・ それをやらずにあくまでも死ぬ順番にこだわり、 怖がらせるよりも笑わせるくらいとっかえひっかえ楽しませる。 だから人気が続くのかもしれませんね。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-28 15:00:44)(良:2票) 《改行有》

30.  バガー・ヴァンスの伝説 《ネタバレ》 レモンが見たことがバガーという謎の黒人キャディの伝説というお話。 実は主役かとも思える落ちぶれた栄光のゴルファーがディモンで、 その彼女が亡き父の残したゴルフ場の娘セロン。 さすがにセロンはこういう時代の役はきれいです。 前半がかなりたいくつなんですが一応時代の筋を読んでおくということで。 相変わらず真面目な作りだなぁと思いながら観ていくと、 暗闇で練習をするマットのところへスミスがトランクを持ちスーツに帽子で現れる。 5ドルでキャディをさせてくれというのです。 当初の予定はブラッド・ピットとモーガン・フリーマンだったのです。 私もソレがいいとは思ったのですがスミスで正解。 モーガンだと暗闇からの登場は怖いです(笑) マットについてキャディをしながら哲学じみたうんちくを語るのですが、 これもうまくても固いモーガンではなくひょうひょうとしたスミスだからよい。 この演技は私は最後には(うまいよなぁ~)と感心したくらいですから。 押し付けがましいうんちくをいい続けるのにうるさくないんです。 独特のキャラを見抜いた制作陣に感心。 「チャンス」を思い出したのもそこなんです。 人生をやり直させるきっかけとなった謎のキャディ。 林の中での問いかけはちょっとしんみりとほのぼのしました。 たぶん私が想像するには彼は、 守護神という見方もできますがマットの過去なのではないでしょうか。 なんて優しい映画なんだとしみじみ思ったのですが、 真面目で優等生な監督の色がそのままマットにも反映されたかのような、 ゴルフのきれいさを強調するかのようなルール。 これがきっかけでキャディ・スミスはもう役割は終わったと笑顔で去るのです。 もちろんよい話なんですがゴルフの清廉なんだというルールがちょっと・・ 紳士のきれいなスポーツなんだと見てくれみたいな演出が合わなかった。 最後の意識の戻ったレモンの現在のシーンに帰ったときは、 やはりいい映画かも・・とまたなごやかになっちゃうんです。 見えない謎のキャディとプレイしているんですよね。 勝負ではなくプレイすること。 私は今でもその場所を探している・・ 相変わらず哲学的できれいな世界です。 惚れ惚れしますよ(苦笑) [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:57:20)《改行有》

31.  エネミー・オブ・アメリカ 《ネタバレ》 結果オーライ内容深く追求しなければ娯楽アクションで終わるのですが、 今回客観的に観てみると前に観たときには弱かったところが自分でもわかりました。 前に観たときにはいわゆるスパイものアクション系は観ていなかったんです。 まあどちらかというとアクション系をバカにしていたんです。 ところが最近スパイものを観だしてから自分が何も知らないと再確認。 まあ普通知らなくてもいいんですが映画を観ていて知らないでは恥ずかしい。 そのきっかけが「ミュンヘン」みたいなシリアスなスパイものなんです。 そしてようやくFBIはもちろんCIAやNSAやモサドは知らないと、 映画自体が理解できないので楽しめない。 そう思い出したのも「レッド・オクトーバーを追え」や007シリーズを観て・・ いやぁ、自分の過去の記事を見て自分を笑いました(苦笑) もちろんこの作品が真剣に国家の風刺を描いているとか、 プライバシー問題に深く踏み込んだ問題作とか、 そこまでシリアスに観るほどのものでもないのです。 あらためて観ると突っ込みどころもあるにはせよ、 これだけ娯楽豊富でテンポもよく派手で、 ほどよくおしゃれにまとまっている。 大笑いするくらい規模がでかい。 関係のないマフィアは結局大きな関係に。 しかもそのドンパチ状態はひとむかしの香港映画みたいに、 異様にかっこよくてばかっぽいから面白い。 ファイルが焼けた時点で普通は終わりだと思いますよ。 あのマフィア連中にとっては黒人弁護士は厄介な奴でした。 これは完成度は高いと思いますよ。 ジーン・ハックマンとジョン・ボイドの共演なんてなかなか渋い! そして逃げるアクション俳優に童顔の黒人を持ってきたのもなかなか。 前に観たときはなんだあの軽い黒人か~と、 私の目的はアル・パチーノ似のガブリエル・バーンのみだったから(爆) よく観たらバーンはほんのチョイ役で意味不明・・ こんな役に使うとは豪華だ。 今回他に気になったのがお宅顔のジャック・ブラックですね。 いい味です。 今回発見したこと。 「アイ・ロボット」でもそうでしたが、 ウィル・スミスは猫が好きなのかなぁ・・?? 根本的にお人よしの顔が好きみたいですね私は。 中日の落合監督に似ていると思う私もマニアックかも(爆) [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 14:51:05)《改行有》

32.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 なんか最初の方は面白かったのに、 観ていて慣れてきてそれが自分でも嫌になって、 飽きてきちゃってそれ以上のことを予想しながら観るから、 ストレス発散にはならない映画でした。 怖さは最初の方だけであり、 背中を何かにたたかれるようなゾッとするようなものは感じなかった。 ホラーやスリラーが苦手な人でもまあ観られるんではないでしょうか。 ネタはどちらかというと「CUBE」みたいな感じで、 もう結末は決まっているからそれまでの順番が筋。 誰がどんな方法で死んでゆくのかが筋なんだから、 ありきたりといえばありきたりなんです。 順番を考えるというアイデアは買いますが、 「es」のサバイバル版とでもいいましょうか。 観ているうちにもう感覚が麻痺してきちゃうんですよね。 ある意味こういうスプラッターものは自分はそこにいないので、 見ている分にはストレス発散になるわけです。 しかし私はこの種の作りに慣れていないからかどうなんだろうか。 「13日の金曜日」の種類は観ていません。 殺すことには意味はないけれど殺され方に表現がある。 そういう種類のホラーやサスペンスをほとんど観ていないような気がする。 観ればまた変わるんだろうけれども・・ 「SAW」のような主人公のこじつけという理由であれ、 あれはあれで作品としては意味のある殺しでした。 が・・これはやはり「CUBE」的な、 死には意味はなくただ表現と順番だけで結末は変えられない。 そんな世界の作品のようです。 面白いかなと思ったのは主人公が予知能力を持つこと。 「ドニー・ダーコ」のような作品なのかとも思ったのですが、 そんなリバースものではなかった。 オチがわかるからといいながら同じような夢オチやすでに死んでいたオチを選ぶのは、 そこにまた新たな演出やその人の意味を覗いてみたいというのがあります。 しょうもないと笑いながらも夢オチ映画を観続けるのは、 夢がさめれば死んでしまっても夢の中では生きているから。 この作品にはそういったセンチなものはなく、 あくまでも非情に死ぬ順番を演出してゆきます。 そこに重いものもないので笑い飛ばせてしまい、 順番や演出を先回りして推理する映画に慣れてしまうのです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:48:33)《改行有》

33.  クイック&デッド 《ネタバレ》 監督で選んだこの作品なんですが俳優陣の豪華なことにびっくり。 それがあとの祭りかも(苦笑) もうこの違和感から覚悟してコメデイと割り切って観ることに・・ ホラーで笑えるサム・ライミが撮る西部劇の主役は、 なんと中世貴族のような顔のシャロン・ストーンと、 ディカプリオがなぜなぜ西部劇・・?? あのラッセル・クロウはなんとも情けない神父役~?? ゲイリー・シニーズなんてどこに出ていたんだ?? ・・ジーン・ハックマンだけはなぜか違和感アリまくりのこの映画の中で、 全く違和感がなかったのは悪役顔だからでしょうか??ポパイ~! 趣味で撮ったとしか思えない違和感アリまくりの俳優陣に演出。 だからコメデイ西部劇。 西部劇というのは意外と私には合いましたね。 元から西部劇は苦手だったのに克服するため何本か観ていたんですよ。 西部劇とはこうゆうものだと「真昼の決闘」「大いなる西部」等観ました。 その西部劇の世界をサム・ライミでどう料理するんだろうか? その世界で楽しめましたので内容はあまり気にしません(爆) 「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」みたいだ。 カメラワークはもろサム・ライミでありまして、 大袈裟でこだわりがあっておかしい。 なぜホラー演出!? シャロン・ストーンは制作にもかかわっているせいかひとり真面目(爆) ディカプリオはこういう軽すぎる役が合うのが不思議。 いやぁここまで悪の権化のように描かれているハックマンならば、 対決で息子にとどめさしちゃった方が逆に効果ありかも。 漫画、漫画、つまらないのに面白い。 久しぶりにこんな見方で映画を観ると肩が凝らないです。 それもまあ好きな監督の演出を観て豪華な俳優陣を楽しんだから。 ちなみに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみの、 アラン・シルベストリが音楽やってるんですが、 漫画チックなライミ監督の演出とまた変に合ってるようで合ってないようで、 おかしい(苦笑) やっぱり・・サム・ライミ=スピルバーグというよりは、 ゼメキスに近いかもね(この作品では) [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:46:19)《改行有》

34.  メメント 《ネタバレ》 これもアイデアの勝利です。 ただし私はこの手の作品を見慣れてしまって(中毒のようなもの) こっけいさよりも感動とか哀しみとかを求めてしまうので、 また別な趣味あるいは時間を置けば楽しめるかもしれません。 しかし「マトリックス」のキャリー=アン・モスって、 こんな悪い子役ができちゃうんですね。 うまいなぁ~ 主役のガイ・ピアースは「L.A.コンフィデンシャル」しか観ていませんが、 こういった天然真面目な役もできるんだ。 この映画は脚本をいじっていて時間軸をややこしくしています。 が・・「パルプ・フィクション」の存在が大きかったので、 私には斬新に感じられなかったなぁ・・ あの作品と「ユージュアル・サスペクツ」以来、 サスペンス映画を観るたびに怪しんで観ているから(苦笑) その上を行くとまでは至ってはいません。 よかったところは、 架空の(実在するんですが)ふたりです。 ひとりはサミーという訴訟を起こしたかわいそうなオヤジの役(役というのがキー) そしてもうひとりが頻繁に名前が出てくる極悪のような存在のジミー。 こいつはまるで生霊のごとく生き続けます。 ココ面白いアイデアですよ(爆) 全編に渡り怪しい奴と思われるのが刑事のテディ。 こんな怪しさ爆発のやつは怪しくはないと思っていましたので、 完全にこいつの目線で作品を観てしまいました。 それがイマイチ主人公にのめりこめなかったのかも・・ あとで特典を観ると監督は主人公の視点で観客が観る事を期待、 そうなると面白く観られると言っていました。 ので・・私は見方を間違えちゃったわけです。 これから観られる方はぜひ! 主人公の見方で観てください。 ややこしいことには違いないけれども、 紙芝居を入れ替えるかのごとく、 元に戻してまた次に移る作業を演出でしてくれるし、 あとで全てばらしてくれるのでストレスはたまりませんよ。 こう・・思い返せばよくできた面白い作りなので、 本当にまた忘れたころに観てみようかな・・ ちなみに私は自分の記憶力にはわりと自信はありますが、 暗記力が全くだめです。 覚えようかと努力する暗記力はだめだから試験とかには弱い。 ただし覚えようとしていない勝手に入ってくるものは覚えちゃう・・ 全く役には立たないんですよね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:44:26)《改行有》

35.  エビータ(1996) 《ネタバレ》 歌ばかりなんだろうなぁ・・と覚悟はしていましたが、 本当にほとんど歌です。 ミュージカルは突然歌いだすから苦手。 演出にだけ没頭しようと努力。 ところが大作だけあってもうほとんどがアップかロングの演出・・ 途中からなんか「ドクトル・ジバゴ」を観ているような感じ。 成り上がり映画としては「エリザベス」のような凄みのある作風が好き。 しかしそんな男まさりな主人公でもなく、 女であることでのし上がっていくさまは、 内容は全然違うんですが「SAYURI」を思い出しました。 いやぁ私はSAYURIのほうがよかったですが・・ エビータを観てて応援するとか共感するとかの感情が湧かないもの。 それぞれの役者はよかったし歌もそこそこうまいんだけれど、 やはりほとんど歌のセリフだとかなり違和感がありました。 ミュージカルでもセリフが時々あるのが普通なのですが、 これはもうほとんど歌いっぱなし。 泣きながら歌われるより少しですがスピーチの時のほうが感動しました。 前半セリフ半分で後半歌半分でもよかったのでは? 特に演説のシーンなどはセリフで聞きたかったです。 マドンナは黒髪の若かりし頃のほうがよいです。 ジョナサン・プライスは本当にどの作品でもこういう役ですね。 好きな俳優のひとりなんですが・・ 今回も自信なさそうで根本的にはよい人役を無難にこなしています。 意外とマドンナとは合っていました。 アントニオ・バンデラスはこんなに歌がうまかったんですね。 彼も濃いですが好きな俳優です。 ちょっと力が入りすぎた気がしましたがミュージカル口調だからかな。 彼の役がよくわからないのですが、 語り部でもあるし大衆の映し絵のようでもあるし・・ 最初のふたつの時代のお葬式が鍵なのですが、 ここをもう一度最後に持ってくるのはくどいかな? 私はもう一度もってきたほうが感情移入はしやすいと思いました。 アルゼンチンという国もカトリックなんでしたね。 政治的な背景や宗教もよくわかっていると楽しめたと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 14:41:38)(良:1票) 《改行有》

36.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 V・・SAWのソウの仮面に激似(欲しい・・) やはり原作がアメコミみたいですね。 アメコミ苦手なわりにまあまあ楽しめました。 というのも変なキャラがでてこなかったからかな。 その分空を舞ったりするとかもっと派手な演出も期待したんですが・・ CMや特番で見たシーンは全て見せ場シーンだったので、 もっと隠れた見せどころがあるに違いないと観ていて、 ソレが物足りなかった原因のひとつ。 日本のCMはいい場面を惜しげもなく見せちゃうもんねぇ・・ 一番の不満は説明不足。 どれかひとつかふたつに絞ってくれてたらいいんですが。 たくさん登場人物が出てくるわりには主役ふたりがあくまでも中心。 だから復讐とか革命とかその理由が薄く感じました。 どこかで繋がるという表現をラストに持ってこなくても、 予期シーンをいくつか絡めてもよかったのでは。 というのもラストで繋がるという手法はどの映画でもあるのですが、 この作品は実は繋がってはいません。 前にも書いたのですが、 「バタフライ・エフェクト」という蝶が羽ばたくと何かが起こる、 カオス理論、そして「キリング・フィールド」でも書いた、 ドミノ理論。 このすべてのことをドミノ倒しの図で説明しているだけです。 その手法はとてもわかりやすく、 しかも意味不明(ドミノ理論なんて単なる共産主義排除理論ですから) カオスもそうだし哲学の美学やクラシック音楽を流すならば、 そこまでの持って行きようをどうにかしてほしかったです。 ここのアイデアや演出がとてもよかっただけに残念。 どうしょうもない映画ではありません。 観て損はしないと思います。 この素晴らしいエンディングに見合うだけの理由を描いてほしかった。 人間ドラマを絞ってしかも飽きないようにアクションも均等に入れるとか。 冒頭の絞首刑の男からどうやって繋がるのか、 ソレは単なる歴史の引用で主人公の復讐に理由を重ねるためか。 160分くらいかけても面白くできたんではないかな。 犯人探しのサスペンスではないのだから、 描くべきことは主役ふたりの意義なのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-28 14:38:57)《改行有》

37.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 長い!観ている最中に眠気が襲ってきました。 「スタンド・バイ・ミー」の子供の悪戯世界が苦手であれも途中でやめた。 あの世界が時折回想シーンに入ってるんですよ。 どうもあの世界はロリっぽくて私はだめ。 汚れなきお子様の悪びれた世界・・ 冒険映画とかならいいんですが、 ほろ苦い思い出とか仲間とか出してくるともう恥ずかしくて見れない。 でもそういう映画なのかと割り切ると原作がスティーブン・キングだし、 もしかしたら泣かせホラーになるかも(だったら低評価なわけないか) そうなれば売りのフリーマンが夢の中の案内人の役だと、 もう勝手に(シリアス・ホラー)などと自分で妄想・・ 題名はドリーム・キャッチャー=エルム街の悪夢みたいな?=子供たちの団結 その世界でいってくれれば面白かったり・・ モーガンなかなか出てこないんだわ。 出てくる中半あたりになってようやくこれは「ボディ・スナッチャーズ」のような映画だと理解。 なぜ子供時代のセンチな団結物語がエイリアン映画になるんだ? しかも爬虫類とウナギ合わせたような気味が悪いエイリアンに。 「メン・イン・ブラック2」の地下鉄に住んでたエイリアンそっくりなんですが~! こんな映画にフリーマンを使う必要があるのか。 まんま役どころはメン・イン・ブラック。 (25年間ずっと待っていた)らしいのですが(爆) しかもお下品なセリフとエイリアン退治は彼には似合っていません。 そこだけがもしかして売り? エイリアン退治の顔が爽快というよりは怖いんです。 なぜ森の中にあんなでかいUFOが不時着するのか・・ 何の映画なんだこれは・・ 観客の想像力をかきたてるという意味では成功(爆) ここまでまとまりのない映画は観たことがありませんので、 驚愕の(爆)ラストを観ても私は驚きもがっくりもしませんでした。 一度観てよくはわからないところがいくとかあっても、 それを確認したいともまた観てみようとも思わない。 一度観たのでもう十分です。 コメデイに徹するかシリアスにするか曖昧すぎて・・ 見終えたあとでよくわかったのは、 この映画がなぜ低評価なのかと見終えたあと後悔するだろうという宣伝文句でした。 [DVD(字幕)] 2点(2006-05-28 14:36:20)《改行有》

38.  メイド・イン・アメリカ(1993) 《ネタバレ》 最後にどんでん返しがありそこそこ楽しめるハートフル・コメデイ。 ウィル・スミスが若いですねぇ~(しかし今とそう変わらないのもある意味不気味) ウーピーの娘がすごくかわいいです。 美人というわけでもないんですが好きです。 全体の作品内容やこの娘役の俳優の表情から、 ある日本のテレビドラマを思い出しました。 「セカンドチャンス」確か田中美佐子と赤井秀和だったと思う。 あのドラマはわりと好きで観ていました。 こちらは洋画でしかもコメデイなんですが、 大事なのは見えない父親の存在ではなくて、 今からの父親の存在なんですよね。 出来すぎているとかありえないとか言ったらおしまいなんですが、 コメデイというジャンルで親子愛に恋愛にとうまく演出され、 単なるお調子映画ではなく考えさせられるところも・・ 家族で観てもいいし恋人と観てもいい。 けれど固いおうちではちょっと笑えない演出もありますが・・ ウーピーの自転車運転はどう見ても迷惑で危ない。 ああいう勝手な人って実際いますよね~ そんな彼女に説得力が唯一あったのが、 好きな男を亡くし誰かを愛したいからあなたを作ったという、 娘に対して言う言葉。 それならたとえ人工授精といえどもパパを調べたいという娘の秘密行動。 ここに絡んでくるのが若いおとぼけスミス。 頭のいい彼女にくっついてるだけの幼馴染の高校生! 人工授精センターで採取するオトリになるのがおかしい。 ここらだけで大笑いできますが、 そこからパパだと調べた相手テッド・ダンソンが、 どうしょうもない派手で女たらしのバカ。 あれやこれやで結局はウーピーとダンソンの新たなる恋愛が始まるのですが・・ これは娘にしては面白くはない。 このくらいの揺れる子供の心をうまいこと演出しています。 ドタバタのように見えてきちんと見れば人情ドラマにもなっている。 だらしないけど明るく前向きな母と、 嘘のようにかしこい娘。 この娘のおかげで出会えたパパは本当のパパになるに違いない。 たとえ事実であるパパに出会えたとしても・・ 今が大切という非常にポジティブな映画ですので、 過去にとらわれるセンチな映画ももちろんいいですが、 たまにはこんな逆転の発想の楽しい夢のある映画もいいかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:33:43)《改行有》

39.  80デイズ 《ネタバレ》 世間では低評価な作品ですが私はそれなりに面白かったです。 それなりといっても笑えるというのではなくて、 小さい子供とか家族で観る作品なのではないかなぁ・・ ハリー・ポッターと同じ種類のような気がするんですが、 子供版インディジョーンズと観てもよいし。 音楽もバック・トゥ・ザ・フューチャーとハリーポッターを合わせたよう。 コメディも子供くらいにしか受けないような感じ。 お話も無理やりだしやたらと長い。 しかしまあまあ楽しめたというのは、 CGで作られたとはいえ色がきれいな演出があるんです。 各国に入るときにその国の演出がされますが、 フランスはおとぎの国みたいでしたね。 中国も箱庭みたいなのがかえっておかしくもよい。 あの時代の中国の広さはわからない設定なのでしょう(苦笑) 各国紹介といえばインディジョーンズですごいアイデアだと思った、 地図の上に航空線が書かれてゆくアレ。 もっと夢の冒険旅行かなと期待したのですが、 元の八十日間世界一周も観ていないのでまた観るつもりです。 違和感はあるもののカンフーのシーンは嫌いではないです。 やはりマトリックスのようなスローなカンフーよりずっとよいです。 中国のシーンでジャッキーの敵をやってた俳優がかっこよかった。 あとヒロインはかわいらしいです。 主役の科学者も悪くない。 もちろんジャッキーのアクションもよい・・ けど役がかわいそうでしたね(前半などチャップリンみたい) 極めつけはキャシー・ベイツです。 シュワちゃんはあのような安全な役より(爆) やはり破壊王として敵キャラでジャッキーと対決させてほしかった。 それを楽しみにしていたので残念。 配役は悪くはないし絵としてもファンタジー感がある。 何が足りないのか? やはり子供向けな映画(比べるとヤングシャーロックのほうがだいぶ大人向け) そしてカンフーと冒険モノの違和感だということですね。 カンフーはよかったので中国の監督にコメディとして撮ってもらったほうが、 割り切って見る分には面白い娯楽作になったと思いました。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-28 14:30:23)《改行有》

40.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 暗い作品が好きなのもありますが特にこの監督作は重いかも。 特典で監督のコメントを観ると、 死刑執行には根本的には反対派なのだそうで、 しかし中立的に作ったらしいのですが、 やはりどうなんでしょうか・・ あとで特典を観たのですが中立的とはいえないかとも。 テキサスという州についても日本人から見たら理解できませんし、 もちろん世界中のどこの国においてもそうなんですが、 かなり政治的な作品だよと監督は言っていました。 それは観ていると伝わってきます。 政治的な作品とはいえ面白く見せられるのは、 演出がいいことと俳優の演技がよいから。 しかし私はケビン・スペイシーという役者の役柄を知っています。 初期からアメリカンビューティあたりまではほとんど観ております。 久しぶりに最近のも観てみようかと借りたのですが・・ 「ユージュアル・サスペクツ」「セブン」これらの他にも、 プロデューサーやL.A.コンフィデンシャルから交渉人・・ ちょっと役がかぶっちゃいますね。 確かにうまいんですが・・ 観たあと重いとは感じなかったのはこの役者のそれまでの役のせい。 ラストで大笑いしたあと妙な気分に。 この作品の内容を思い返せばかなり重いので、 終わったあとまた最初から見返してみようとしましたが、 途中から気味が悪くなってやめました(苦笑) そう感じただけでも意義があったのかも。 ホラーよりもリアルな怖さがありますから。 同時期に借りた「ビデオドローム」より変な怖さがあった。 サスペンスの面白さを味わえ終えたら、 ぜひもう一度最初から見返してみてください。 人間が信じる世界というものはこれほど怖いものなんだなぁと。 宗教的な感覚もあるかもしれませんね。 彼らは狂信的なカトリックなのかもと考えたりします。 鍵を握るカウボーイが頻繁に出てくるので、 ラスト付近でニュース画面の背景にカウボーイが出現し、 これだいやあれだと探すのですが、 テキサス州の警官だった(爆) 最初からの展開は「羊たちの沈黙」っぽく、 牢獄から出ないスペイシーの回想シーンと新聞記者ウィンスレットという演出。 ウィンスレットの相棒役の新米若手記者観たさで借りたってのも理由。 「戦争のはじめかた」に出ていた ガブリエル・マンです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:29:00)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS