みんなのシネマレビュー
DONGYAOSさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 111
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123

21.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 失ってはいけないものを失ってしまい、立ち往生してしまう。先に進むためには、失ったものを取り戻すか、代わりのものを見つけるしかありません。いずれにしろ、時間は容赦なく過ぎてゆきます。本作の主人公である2人の中年男性は、失意から立ち直るきっかけを欲しがっています。本作は、彼らがそれを手に入れるまでの過程を、苦悶ではなく、慈悲の目で見ています。監督は、テリー・ギリアム。本作の6年前に製作した「未来世紀ブラジル」のテイストを残し、大人の寓話を描いています。傑作です。8点(2004-06-24 14:22:32)

22.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 原作は、キャサリン・ライアン・ハイド。ハイドは、ペイ・イット・フォワード財団(趣旨は映画と同じ)を設立した、ある種の典型的なアメリカ女性です。「気の毒な人を助ける」ために、「(ハイエナのように)気の毒な人を見つける」、または「気の毒な人を作る」意図が見え、興ざめする部分があります。しかし天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメントの熱演は、本作への疑いをしばし忘れさせてくれました(オスメントのキャストが決まると、オスカー俳優たちが続々と出演に名乗りを上げたそうです)。物語の結末は、「ペイ・イット・フォワードを広げるには殉教者がいる」というハイド女史の計算があったからのような気がしてなりません。原作はそのあたりをもっと巧みに描いていますが、いずれにしろ、私にはたいへん後味の悪いものでした。2点(2004-06-24 12:20:42)

23.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 本作は、障害者やネイティブアメリカンといった「差別される人々」を、ジャック・ニコルソン扮するマクマーフィの暖かい視点で描いています。本作の主人公マクマーフィは、虐げられた人々を自分と対等に扱います。障害は、その人の人権を奪ってよいという理由にはなりません。仲間(ビリー)を殺されたマクマーフィの怒り、マクマーフィを殺さなければならなかったチーフは悲しみが、人間の尊厳とは何か、切実に私たちに問い掛けてきます。 前部前頭葉切截術は、日本でも「本人の了解なしに医師の判断で」行われていました。結果、1979年にはロボトミー殺人事件という悲劇が起きています(日本精神神経学会は「精神外科を否定する決議」を1975年に可決)。ネイティブアメリカンの人口は、合衆国設立からわずか2世紀で数パーセント(10分の1以下)にまで減少しました。8点(2004-06-24 08:06:58)

24.  スター・トレック2/カーンの逆襲 《ネタバレ》 カーンは、1967年放送の「宇宙の帝王」で初登場します。20世紀の遺伝子工学で作られたカーン率いる超人たちは、叛乱を起こしたため、冷凍保存されて地球から追放されます。偶然から宇宙の彼方で彼らを救助したカークでしたが、カーンによってエンタープライズ号とそのクルーたちを奪われそうになります。このため、カークは超人たちを、人間が居住可能な惑星セティアルファ5に下ろすことにしました。カーンはエンタープライズ号の女性クルーを娶り、希望を抱いて新天地に降り立ちます。----本作では監督がロバート・ワイズからニコラス・メイヤーに代わり、エンターテーメント色を強めています。スポックの死は、次回作で生き返るとはいえ、英断だったと思います。難を言えば、カーンの復讐までの経緯、スポックとカークの関係など、テレビシリーズを知らなければよくわからないことがあり、はじめてスタートレックに触れる人たちにとっては不親切です。あとほんの少し、説明をしてくれるとよかった。トレッキーにとって本作は、繰り返し何度も観て楽しむことのできる傑作です。トレッキー入門のための作品としても、おすすめできます。7点(2004-06-23 22:29:50)

25.  2010年 原作者のアーサー・C・クラークはハイアムズから本作の脚本の共同執筆を打診されますが、「2001年宇宙の旅」で命を縮める思いをしていたため、これを断ります。このためクラーク監修のもと、ハイアムズが脚本を書き起こしました。本作(映画)では、国家間の戦争と平和が大きなテーマとなっています。しかし、それをメインに置くあまり、宇宙、生命、未知への好奇心が伝わりにくくなっています。前作やクラークが描く「2001年宇宙の旅」シリーズ4作の魅力は、われわれがまだ目にしたことのない宇宙、テクノロジーの執拗な描写にありました。フロイトのナレーションが過剰で、シーケンスを減らすために無理矢理入れている印象を強く受ける点も、「2001年宇宙の旅」のファンから本作がなかなか受け入れられない理由であるように思います。6点(2004-06-23 12:31:49)

26.  スター・トレック(1979) 娯楽作品の中には、製作発表と同時にもうすでに一部の観客の中で映画が始まっている、というものがあります。本作が、そのひとつ。監督は、あのロバート・ワイズ。黒澤明がガッチャマンを映画化する、というようなもので、ファンは大喜び。案の定、レナード・ニモイの出演拒否、ダグラス・トランブルが病気で降板、ラッシュを観たワイズがカンカンになりまるまる1本撮影し直した、などなど、さまざまな情報(憶測)が飛び交い、ファンを大いに楽ませてくれました。本編ですが、ワイズらしい本格SFの真面目な作品。出来は、よい。ただし、テレビのスタートレックシリーズは、設定こそ本格SFであったものの、中身はSF娯楽アドベンチャーでした。「別にこの作品は、スタートレックでなくてもよかったのではないか?」ということを、ファンの多くにすぐに気がつかれてしまったのが本作の悲劇でした。6点(2004-06-23 11:11:35)

27.  2001年宇宙の旅 本作はアーサー・C・クラークの複数の短編小説を原作とする予定でしたが、最終的に「前哨」のみが残されました。クラークとキューブリックの双方でアイデアを出し、まずクラークが「前哨」を原作とした長編小説を書き上げる。その小説をベースに、脚本を書き起こす方法で製作が進められました。その作業がいかに過酷なものであったかは、クラーク著「失われた宇宙の旅2001」で知ることができます(後年、同じ制作方法でブライアン・オールディの短編をモチーフしにた映画「A.I.」の製作を開始しますが、それが完成することはありませんでした)。難解と言われる本作(映画)の理解を深めるには、クラーク著「2001年宇宙の旅」を読むのが手っ取り早いでしょう。もちろん、小説を読まずに、本作(映画)にある材料の中から自分で解釈を見つけてゆくのも楽しいと思います。本作は、意味のない謎だけを残して逃げ出してしまう最近のマニア向けムービーとは、決定的に違います。2001年を経過した今でも、色あせることなく、私たちの知的好奇心をあおり続けています。9点(2004-06-23 08:29:06)

28.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 摩天楼を飛び交うシーンは、壮快。このシーンだけのために、劇場に足を運んだ人も多かったのではないでしょうか。脚本は、アクションヒーローものとしては悪くはないのですが、素直すぎて面白みに欠けています。実験の失敗により超人・二重人格となったノーマン・オズボーンのキャラクター設定が安易で、お面をかぶったジャンキーにしか見えません。ノーマン=グリーン・ゴブリンの正体を最初から晒さらない、などの演出があっても良かったように思います。ヒロインとなるMJは、器量がよくなく、育ちが悪く、身の程知らずにも女優になろうとしていて、すでに高校時代のクラスメート2人と関係を持ち、3人目を口説きはじめているーーー魅力がないと、というよりは、たいへん痛い女性として描かれています。本作は、原作(コミック)の持つ暗さを残そうと努力しているのですが、やはりこれはヒーロー映画であることを第一に考えてほしいと思います。CGは、使い過ぎの印象があります。経費削減のために、どの映画でもCGが使われるようになりましたが、ポイントは押さえてほしいと思います。グリーン・ゴブリンは、アメリカの子供受けしそうなデザインでしたが、日本の大人としてはもっと渋いデザインにしていただきたかった。ともあれ、次回作を楽しみにしています。6点(2004-06-22 15:16:33)

29.  インデペンデンス・デイ 故・淀川長治さんの評「アメリカ映画はゼニをもうけるためなら何でもやってみせる、そのゴールドラッシュ精神がここにあふれ、これを見るこちらはあきれてその根性を楽しんで“目”で見とれきればよい」まったく同感です。しかし、2時間25分は長い。本作は大作であることを主張するため、無理に時間を引き延ばしているようにさへ思えます。エピソードを整理して、2時間以内に収めてほしかった。本作公開の翌年(1997年)、小説「3001年終局への旅」が出版されました。その結末が「インデペンデンス・デイ」に似ていることについて、著者アーサー・C・クラークが同書の解説で触れています(「おそらく」偶然だろう、としています)。4点(2004-06-22 11:30:23)

30.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 脚本はアメリカの現代文学、演出はオフブロードウェイの舞台を、わざと臭わせています。ストーリー重視で軽んじられる傾向にあった言葉(台詞)にこだわり、アメリカの古典映画を再生してくれました。本作は、米国人よりもむしろ(日本を含む)外国人受けするのでないかな、と思いました。「地獄の黙示録」の主役降板以来、不遇にあったハーベイ・カイテルが、華のある演技を見せています。彼とジョン・トラボルタを再発掘してくれたタランティーノには、感謝しなければなりません。7点(2004-06-22 06:55:24)

31.  A.I. ブライアン・オールディスの短編 「スーパートイズ/いつまでもつづく夏」をモチーフに、キューブリックはオールディスと共同で脚本の執筆を開始します。「2001年宇宙の旅」と同じ方法を採ったわけですが、その過酷な作業に耐えかねてオールディスは逃げ出し、映画化はお蔵入りとなります。本作は、「いつまでもつづく夏」、スピルバーグによる映画化を受けて書かれた「冬きたりなば」「『季節がめぐりて」をモチーフにしています(内容はだいぶ異なります)。本作の主役のハーレイ・ジョエル・オスメントが、すさまじい演技を見せています。しかし、ロボットの流す涙に同情するのは難しい。くりかえされる機械の台詞に、しつこさばかりを感じてしまうのが、とても残念でした。5点(2004-06-21 16:53:13)(良:1票)

32.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》 3年おきに公開されるスターウォーズ。中学、高校、大学時代、それぞれ別の彼女と見に行ったことでも、思い出深いシリーズとなりました。本作ですが、ぬいぐるみの集団に助けられ、すでに死んだ者たちに助けられ、敵である父に助けられ、ひたすら助けられ続けるルークの姿に、ひどく絶望しました。最後の敵を目の前にして、「とーさん、とーさん」と助けを求めるヒーローは、情けなかった。期待していたハン・ソロの救出劇があっけなかったのも、残念でした。しかしリアルタイムで劇場に足を運んだ者としては、本シリーズには懐メロのような愛情があります。4点(2004-06-19 15:32:16)(良:1票)

33.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 ルークの修行編。前作の輪郭をなぞる、いわゆる「続編もの」とは違ったので、公開当時はとても驚きました。本作では、ルークの未熟が強調されます。終盤の敗北は大きく、次回作での成長に説得力があります。見終わってから、続き「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」まで3年も待たなくてはいけないのかと思うと、がくぜんとしました。7点(2004-06-19 15:22:36)

34.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 結局、ルークがライトセーバーを振るうことはなく、宿敵ダースベーダーは脱失。公開当時、「つづく」で終わる映画など観たことがなく、とても不満でした。意外性のないラストにも、がっかり。特撮シーンは、ボリュームが多いというだけで、特に優れたものとは思いませんでした。R2D2とC3POのでこぼこコンビのデザインは、とても野暮に感じました。ーーーというのが、20数年前、初見の感想でした。現在は、いかにたくさんの新しい試みがこの映画に成されていたかが理解できるようになり、私の中で評価が高くなっています。7点(2004-06-19 14:46:36)

35.  ムーンライト・マイル 《ネタバレ》 開始から3分、「きっと婚約解消していたのだろうな」と思ったら、その通り。郵便局員の娘、残された両親の行く末、主人公の結末が、あまりにも安易です。娘、あるいは恋人に先立たれた者たちが立ち直るまでをリアルに描いてはいるのですが、台詞を含めた脚本があまりにも凡庸で、退屈、というよりは、胸が痛みます。ダスティン・ホフマンとスーザン・サランドンの演技は、すばらしかった。スーザン・サランドンは、年をとってから、さらにすごい女優になったと、あらためて思いました。 -----------メイキング映像で気になったことが2つ。1つは、本作はブラッド・シルバーリング監督の自伝的映画であることが「くりかえし」語られたこと。どうやらそれをウリにしたかったようです。が、本編冒頭、結婚式に行くと見せかけて葬式に行くシーンを入れたり(ブラックユーモアーを狙ったようですが、はずしています)、亡き婚約者の故郷でさっさと次の彼女を見つけてしまうなど、この「情のなさ」は、いったい何なのでしょうか。次に、脚本が監督自身によるものであるため、「現場で変更させやすかった」と、ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドンが、それは嬉しそうに語っていました。なるほど、2人のキャラクターが生き生きとしていたわけです。同時に、それ以外のものはなにも残らない作品となってしまいました。2点(2004-06-19 14:02:54)

36.  ターミネーター3 ハリウッドに3匹目のどじょうは存在しない、そんな思いから、観るのを敬遠していた本作。シュワルツネガーの老い、キャメロンの監督降板、麻薬中毒のためキャスティングされなかったファーロングに代わりジョン・コナーを演じたニック・スタールのサル顔、サラ・コーナーの出演はなく、美しさに欠けるヒロインのクレア・デーンズなどなど、たくさんの不安材料がありました。が、これが意外におもしろかった。重量感のあるアクションシーンは、ハリウッドの意地を見ました。脚本も、思ったより悪くはない。ジョン・コナーが最後まで頼りにならないのはスカッしませんが、がんばったところでしょせんサル顔ですから、目をつむります。前作「ターミネーター2」を楽しめた人には、おすすめできるレベルだと思います。6点(2004-06-19 04:27:45)

37.  BROTHER 米国人たちに日本のヤクザの強さを紹介しようとして、失敗してしまった本作。ストーリーラインは、「スカーフェイス」を日本人に置き換えただけのもの。脚本、コンテを完璧に仕上げ、スケジュール通りに撮影するハリウッド流が、北野にあうはずもない。脚本、コンテは北野の最大の弱点なのだから。Hana-bi以降の北野は、玄人の映画監督として確立しようと、限られた時間と努力の中で、あがきはじめているのだろうと思える。本作は、「その男、凶暴につき」を下回るレベルの脚本、北野の年代特有の海外コンプレックス、人間関係だけで採用されてしまったスタッフの自分本位の仕事ばかりが目立つ作品となってしまった。今後の北野作品に、大きな不安を抱いている。2点(2004-06-19 03:56:02)

38.  マイノリティ・リポート ディックの原作を、「ハリウッド風に」アレンジした本作。Missing Children---アメリカの社会問題をテーマにした本作はーー別にディックを原作にしなくても良かったのではないでしょうか。スピルバーグはここ何年もの間、原作からエピソードだけをいただき、ハリウッド受けのするテーマをこじつける仕事(流れ作業)に徹しているだけ、です。本作も、原作への愛情、映画への愛情を感じることができません。才気あふれる監督であっただけに、残念でなりません。3点(2004-06-18 00:35:56)

39.  オースティン・パワーズ ゴールドメンバー マイク・マイヤーズの老いを感じた本作でした。カメオのシーンは、楽しかった。できれば、このカメオの出演者たちで最後まで演じてほしかった。シリーズを本作で終わりにしたいというマイヤーズの悲鳴が聞こえてくるようでした。2点(2004-06-18 00:05:35)

40.  オースティン・パワーズ:デラックス 60年代はいけていたオースティンが、90年代に来たとたん、ダサイやつになってしまった。前作はバックグラウンドがそれなりにしっかりしていました。今回は、それもナシ。「むずかしいこと考えずに、楽しみなさい」という映画。前作とまったく同じギャグを、そのまま使い回していますので、前作を楽しめなかった人は観ない方がよいでしょう。前作は撮影が本当にひどかったのですが、本作は何とかまともなレベルに。各シーンがひきしめられ、スピーディになった感じがしますが、前作の寒い間が私は好きでした。ヘザー・グラハムは、チャーミングな60年代のアメリカ女性をうまく演じていました。本作は、前作のような30年間を空白にしてしまったことに悩むオースティンの負の部分が、まったくありません。妻がロボットとわかっても、能天気。そのあたりが、私の好みではありませんでした。6点(2004-06-17 23:47:02)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS