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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  故郷への長い道/スター・トレック4 《ネタバレ》  劇場で見た時には、捕鯨国・日本に対しての批判めいた感じを受け、ちょっと反感を覚えた記憶がある。むしろ沢山捕りすぎて絶滅に追いやったの、お前らアメリカ人だかんな、と思った。  今見ると、あからさまな日本批判は無く、昔の地球で四苦八苦して任務を遂行して帰ってくるという話が、スター・トレック的でいろいろな描写も面白い。  ただ一点。タイムワープってそんなに簡単にできちゃうの?という事だけ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-10-08 17:51:06)(良:1票) 《改行有》

22.  スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ! 《ネタバレ》  個人的なことだが、(今更か!とは思うが)私の中で空前のスタートレックブームが起きている。  さて今作は、スポックを救う。その一点のみの目的・希望で成り立っている。カークたちが禁止されているエンタープライズでの出航を画策する展開は、我らの時代の『さらば宇宙戦艦ヤマト』を思い起こさせるが、アレの嫌悪感は唯の感傷に過ぎないことを平和目的に乗っけている所だったのかと、今作を見て思った。一方、今作はとにかくスポックへの思い一点で貫いている潔さで、不快感はゼロだ。  また、本放送終了十数年後に、新たなバルカン人の特性・儀式が明らかになったりして、ファンの人たちは驚き喜んだことだろう。  絶体絶命の状況下では、船さえも捨てるという、思えばTOSの中でやたら「私の船」を連呼していたカークが、進歩(だと思う)したもので、これこそが「コバヤシマル問題」のカークの最終結論なのではないかなどとも考えたりしている。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-10-08 16:20:25)《改行有》

23.  スター・トレック2/カーンの逆襲 《ネタバレ》  死を意識させるシミュレーション試験。実戦でそれに対峙せざるを得ないエンタープライズ。いわばカンニングで逃げたカークに対して、真正面から立ち向かったスポック。  正直、自己犠牲で船を救うとか、多数の利益が少数の利益に優先するとか、なんだか素直に受け入れ難いというか感動しにくい展開なのだが、スポックが死んだという衝撃は、やはり劇場版だけ見てた時とは違い、(TOS の)思い入れの積もった分悲しい。自己犠牲への不満も最大幸福論も頭から吹っ飛んでしまう。勿論、扱ってる話が無から命を生み出す技術の話なので、それに引っ掛けてスポックを復活させるのは当初からの路線だったのだろうが。  そうそう、TOSでカーンの回を見たが、新たな星を支配すると豪語したカーンにしては、今回のカーンは逆恨み感が女々しい。残虐感が増しているが、そういうキャラじゃなかったのでは?また、初めて見た時には、有視界航行での戦闘とか楽しかったのだが、スタートレックの面白さってそういう所にあったわけじゃないんだなと思い知る。  この映画は、次の『ミスター・スポックを探せ』と一組の映画なんだな。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-10-04 21:48:33)(良:1票) 《改行有》

24.  ゲティ家の身代金 《ネタバレ》 世界一の大金持ちなのに孫の身代金を出し惜しむ老人の話が、実話に基づいているというのはびっくりだ。税金の控除の範囲で身代金を払うというのも、まるで創作のようだがWikiによるとそこも本当らしい。 前に、子供の身代金を犯人逮捕の賞金にした男の映画があったが、案外この事件がヒントになったのかも知れぬなどと思った。 で、孫は大事と言いながら、身代金を出し惜しみ、最後に側近たちに見限られて死んでいくこの老人、相当興味深いのだが、物語はそれよりもお金のない母親と間抜けな元CIAの男の、被害者合追跡劇(と言っても大したことはしない)のほうが中心で、ちょっとイライラする。 最後の追っかけっこを省略して、金持ち老人の崩壊する様を詳細に見たかった。[DVD(字幕)] 7点(2018-10-04 18:56:43)《改行有》

25.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》  音楽を禁止された一家の物語なんか、ミュージカルになるのか?なんて思っていたが、実に感動的なミュージカルになっていた。サントラCDも3分の一ほどが「リメンバーミー」で、大丈夫か?と思ったが、日本語版とオリジナルが両方収録されて、お得感はある。また、私の好きな、シシド・カフカ嬢がエンディングバージョンの『リメンバー・ミー』を歌っているのもウレシイ。  先祖の魂が帰ってくる日があるなんて、とても日本人には受け入れやすい話で、これを見て自分も両親の写真など引っ張り出してみるかぁ、などと考えたりもする。公開は3月だけど、8月にDVDで見たのはとても時節に合っていたようだ。  劇中の設定で、忘れ去られたら二度目の(本当の)死を迎える、という設定にはちょっと唸る。自分もそろそろ生い先長くない自覚が出てきており、自分が死んだ後に覚えてくれている人がどれほどいるのかとか、考えてしまっている。逆に言うと、まだ人の記憶にあるうちは、その人はある部分生きている、という感じ。この「生死感」、巧い設定のような気がする。確かに私の心の中には、両親は生きているものなあ。[DVD(字幕)] 9点(2018-08-23 13:53:12)《改行有》

26.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 最初は腐った警察と、被害者遺族の話かと思っていた。この映画に出てくる警察官はホントにクズで、南部のアメリカ人の意識って未だにこんななのかと驚いた。だが話が進むにつれ、これは憎しみが憎しみを呼び、不幸が不幸に連鎖して「怒りが怒りを来す」悪夢を描いた映画だと思った。はじめは真っ当だと思っていた主人公が、次第に悪事に手を染めていき、最初からろくでもない警官と思っていた男が少しまともになったかと思いきや最終的にとんでもない方向に転んだ、両者の結末が悲しい。いや、映画自体はそこまで描写していないが、そう思わせるラストが怖悲しい。[DVD(字幕)] 8点(2018-08-02 19:00:08)

27.  否定と肯定   《ネタバレ》  ホロコースト否定論と聞いて、昔々のマルコポーロ事件を思い出した。マルコポーロのあの記事は大して予備知識の無かった私には結構面白かったし、雑誌自体も好きだったので事の結果には残念な思いだった。  一方、いま日本では、虐殺ではないが慰安婦問題などが隣の国から糾弾されていて、強制性が有るの無いのと悩ましい事態になっている。記事を書いた人間は現地取材などしていない唯のウソ記事にもかかわらず、相手側からは体験談などが語られている。そういった感情で事実を押し切るような事が有ってはいけないよなあ、と思ってみていたら、本作の弁護方針では被害者を出廷させない方針だという。  証拠と論理だけでホロコーストの証明をするのだと思っていたら、それもちょっと違っていて、いわゆる被告人の悪性格の立証など、それはどうよ?と思う部分もあり、意外。そもそもコレ、名誉棄損裁判なんだから、問題の焦点はホロコーストの事実性ではない気もするのだが。  法廷モノなどで期待されるのは、終始旗色の悪い裁判における「最後の大逆転」という感じだが、本作は基本的には実話ベースらしく、そういう大逆転劇は難しかったのかもしれない。一応裁判終盤で、裁判長(?)が「ヤツは本気で信じているのではないのか?」という揺さぶりがあるけど、それまでの裁判の展開を見ていて、もう勝利を確信してしまっているので、その辺のカタルシスは弱い。  ところでこの物語で一番驚くのは、訴えられた側に事実の立証責任があるというイギリスの制度だ。英国で訴えられたら、とんだ災難と言うしかない。[DVD(字幕)] 6点(2018-07-25 22:24:48)《改行有》

28.  メカニック(1972) 《ネタバレ》  冒頭の暗殺で、色々な仕掛けを講じるんだけど、最終的に銃弾を撃ち込むのがちょっと暴力的で興ざめである。同様に、途中で組織に裏切られてからの攻防が突然、力業的になって今まで期待した用意周到な殺人組織というイメージがブチ壊しになった。  殺した相手の息子を相棒に選び育てるというのは、ありがちだが最後に「以て瞑す」るんだろうなぁなんて思ってたら、そこのところあんまりタメもなくあっさりやられた感じが寂しい。その後の車爆発シーンで、そんなの分かってたという顛末で少し救われた感じ。でも彼は復讐のためではなく、「組織の自己防衛」の為に死んだ事をその時知って、どう思ったのだろう?仕方ないと思えたのだろうか?[DVD(字幕)] 7点(2018-06-02 18:43:36)《改行有》

29.  オリエント急行殺人事件(2017) 《ネタバレ》  ミステリの映像作品というのは、ややこしい謎について見る者を引き付け理解させつつ、引張り引っ張り途中までリードして、最後には鮮やかに視聴者を騙し解決を見せる、という事が期待されると思っている。例えば(他の事件でだが)探偵に家系図を書かせて見る者に説明するとか、時間経過に従ってタイムテーブルを作って見せるとか。ごく稀にそういった事をぶっ飛ばしても成立するミステリがある。例えば『犬神家の一族』。70年代の旧作(オリエントの方)でも、私はそういった期待をしたのだが、やはりいろいろな描写が不親切で、それぞれの個別の人物のウソの根拠や犯行の根拠などが弱い。だが、本作に至っては、そんな事をリードする気も理解させる気も無いんだと思った。乗客の個室順や赤いガウンやら開け放たれたドアの意味やら、もっと図面的に説明する手は幾らでもあるはずだが、制作側はそんな事に関心はない。  だから、これは謎解きストーリーとしてではなく、本事件前のポワロの、どんな悪党でも殺してはいけないという正義感が、遂に12人の犯人たちの正義感を受け入れるまでの物語なのだと、多分それこそが本作の肝なんだろうと感じた。というか、オリエント急行の殺人って、そういう話なんだと思う。  ただ、それにしては、自身の正義に対する葛藤などがそれほど描かれてはおらず、その辺の感情は持ちずらい。また日本人には特に判らないんだと思うが、この12人という数が、陪審員の数だという事もあらかじめ示してあるとより良いと思う。[DVD(字幕)] 7点(2018-05-17 23:34:04)(良:1票) 《改行有》

30.  アンナとシャム王 《ネタバレ》 基本的には「王様と私」。同じ原作なんだから当然だが。でも、まさかのタプティム、厭な奴設定には驚き。劇中劇の「アンクルトム」も『王様と私』のようにアンナの成果として描かれていなくて、残念。でも、アンナ先生と王様の微妙な心の通い様は、流石ストレートプレイだけあって分かりやすい。チュラロンコンのお辞儀に関する公布はやはり感動する。[DVD(字幕)] 8点(2018-05-17 23:14:42)(良:1票)

31.  快傑ゾロ(1940) 《ネタバレ》  もうちょっと覆面姿のカッコいいゾロの勇姿を観たかったが、当時人気だったという主演俳優の顔を隠す事は出来なかったのだろうなあ。でも、最後の大尉との決戦は、最初はゾロとして戦ってその後にディエゴとして正体を現して「!」というのを期待してしまった。本作のようでは、大尉はゾロにやられる前に、都会帰りのヤサ男に負けてしまった気がして無念だったことだろう。  ワルモノをカッコよくやっつけ、民衆も剣をとって闘い無事に悪政を退けるのはいいのだが、その結果自分の父親を復権させるというのが、何だかイマイチ。よりカッコよく爽快な結末は無かったのかな?いや、民衆的にはヒーロー任せでなくて良かったんだけど。[DVD(字幕)] 6点(2018-03-31 19:17:53)《改行有》

32.  スター・トレック(1979) 《ネタバレ》  劇場で見た時の合成のマスクズレが、画面が小さいので目立たなかったのは幸いだった。あとは、合成の色味というか環境光の色温度的なものが合っていないところが多くて、画面的につらいのは、古い特撮なのでしょうがないか。  でも、話の内容的には「うん、これこそSF」という感じで、何かというと敵と戦って勝利する、という戦闘映画=セントウフィクションではないサイエンスフィクションになっていると思う。  まあ、最後人間と一体になるとか、細かいところ分かりにくかったりする部分もあるが、その辺はノリ。その後ヴィジャーはどうなったのかとか、彼の持ってきた膨大なデータは受け取れなかったのかとか、疑問は残る。それと、自分を作った創造者が自分より劣った(と思っていると思う)炭素体ユニットだったと知った時に、この知能はどう思ったのだろう?  そういえば、物質転送とかワープ航法とかの世界にこんなことを言うのは何だが、機械が知能を獲得するという話は、公開時より現実味を帯びてきた昨今、より身近に信じられるようになったのは軽い驚き。 【2018.5.2 追記】  最近までTVシリーズを見ずに映画だけを見てレビューを書いた。今回「カーンの逆襲」を見る前に、TVシリーズを見てみようととTOSのブルーレイを購入・視聴してみた。まだ数話しか見ていないのだが驚いたことがある。光の速度を超える、やたら強いこの宇宙船は、どうやら惑星に降りることが出来ないらしい。地面に降りても「ゴロン」となっちゃうのかな?なるほど、宇宙のドックからこの船の描写が始まるのも頷ける。その他にもこの宇宙船はTV画面の中では、縦横無尽には動かない。数種類の決まりきった角度の動きが見られるだけだ。出発のシーンの、巨大な船をなめるように色んな細部を見せるシーンで、旧作のファンはさぞ嬉しかったに違いない。エンタープライズもTV版のようなプラモっぽさがなく重厚でよい。  物語的には、シーズン2の「超小型宇宙船ノーマッドの謎」に酷似している。先述した通り自分より劣ったユニットに作られた自分に対する、言わばイジメのようにノーマッドを駆逐したTV版よりも、創造主との合体で進化を望む本作は、なんだか非論理だが感動的で好きだ。 また、今作あたりまでギリでウフーラが美人。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-03-18 23:20:19)(良:1票) 《改行有》

33.  インターステラー 《ネタバレ》 世界が食糧難になって軍すらなくなって10年もたつ未来の話。人類の新しい移住先を見つけるという話。結局は移住先を見つけるのではなく、重力理論のデータを得る旅になった。  コンピュータロボットの形状が面白い。二本足で動くところは嘘くさいが、4本足形態で歩かれると合理的な形に見えてくる。『2010年』のチャンドラ博士は投棄されるHALに説得しなければならなかったのに、このロボットは実に聞き分けが良くて感心する。  しかし、ブラックホールに落ちて以降の展開には疑問が残る。モノの本などではブラックホールの先はホワイトホールだとかワームホールだとか言うけれど、自分はブラックホールに落ちたら恐ろしく重い(そして多分硬い)何かに「ゴチン」とぶつかって(そして多分潰れて)オシマイとなると思っていた。今回の描写を見て昔のディズニーSF映画『ブラックホール』を思い出し、ちょっと萎えた。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-27 18:09:36)《改行有》

34.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 単純に長いというのもあるんだろうけど、いろいろなイベントがあって、お腹一杯感。ニューヒロインの修行と活躍。いつもながらの宇宙船のドッグファイトの興奮。まさかのあの時点でのラスボス(ではなかったか!)との対決。満を持しての、僕らのヒーローの登場。  楽しみました。  ローグワンを見た時に、スカイウォーカー一族の話ではない物語に対してとても好感を抱いた。特別な人間ではない人たちの闘いの話。だが、よ~くよく考えると、あれもデススターの開発者とその娘という特別な人の話であった。さて今回のレイは、今回の時点では全くの普通の人だということで(覆さないで欲しいものだ)、そういう意味では私的好感度高し。本当言うと結局一族につながる血筋なのだろうと、赤いシリーズみたいな事考えてはいたが・・・。  あとは、今回、我らのルークは「私が最後のジェダイではない!」なんて宣言して終わってて、次作で最後のジェダイ=レイが活躍するんだろうし、レイのフォースが覚醒したのは本作だしで、何かタイトルが作品内容を後追いしている感じがするのがおかしい。  さて、世間には今作のフォースの表現について、否定的な人たちがいるとか。確かに、あんなことが出来るなら、オビワンは死なずに済んだろうし、星を超えてのアレはやり過ぎ感が無いでもない。でも私としては、それまでの描写で、レンとレイが姿を見せながらフォースで意思疎通する場面があったのが、伏線として効いていたと思っている。まっ、足長ロボットの砲撃をかわした時点で、さすがに変だとは思ったけれど。  いまさら感じるのも間抜けだが、今シリーズはファーストオーダーの個々の兵士にも(考えれば当たり前だが)個人としての感情があって、それぞれの思惑により旧帝国軍に留まったという感じかある。ニューデススターがやられ、皇帝やベイダーが死んでも、帝国が生き延びたのはそういう事なんだろうと思う。だとすると、(今回はスノークが死んでしまってもその後をレンが継いだように)アタマが倒れてもあの巨大な組織は無くならない。「殲滅」するしか他に解決の手段がないように思えるのが、若干暗い気持ちにさせる。あるいは延々と続く戦いを示唆して今回の話は終わるのか。 いずれにせよ、あと1話しかない。ルークもハン・ソロもそしておそらくレイアさえもいない。次の最終話でどんな話を見せてくれるのか、楽しみでしょうがない。[映画館(字幕)] 9点(2017-12-24 12:42:50)《改行有》

35.  地底探険 《ネタバレ》  たまにはこういう、荒唐無稽だけどなーんも考えずに見て楽しめる映画もいいものだ。  まあ、今考えるとコアだのマントルだの考える前に、地球の真ん中まで空洞が続いているってのが強引な発想だが、こっちはマグマライザーが地中を掘り進めるのを傍から見えるセンスで育っているので、問題なし。  それより、美しい鉱石の洞窟や、きれいな泉、謎のキノコの森(いきなり食うのは危険すぎるけどね)、地球の中心の海、果ては昔沈んだ古代都市など、唯々楽しい。  帰って来る時だけは、流石に突っ込みたくなるが(みんな炒まっちゃうだろ!)、最後の演説が素晴らしい。「証拠も記録も無いことを主張はできない」。正しい科学の精神である。[DVD(字幕)] 8点(2017-11-02 12:26:42)《改行有》

36.  不時着(1964) 《ネタバレ》  「フライト」やら「ハドソン川」やらの前にこんな名作があったとは。本作では両作と違い53人の人が事故で死んだことになっているが、飛行機事故が起こりその原因をめぐってのドラマであることは一緒だ。途中、事故を起こした機長の性格をめぐる調査の部分がちょっと長くて冗長な感じもなくもないが、クライマックスの事故の再現の展開は面白い。今ならコンピュータシミュレーションなどするところだろうが、この時代は実機で再現だ。ちょっとおっかないよな。  最後に主人公が言う「この欠陥は修正されて」というのが若干引っかかる。これ飛行機の構造的な欠陥というよりは、そんなところにコーヒーを置いた機長の人為的なミスのような気がしてならない。実際、そのシーンを最初に見たときにそのコーヒー大丈夫?と思ったのだ。そしたら案の定で、そういう意味ではがっかりな結末ではあるが、ドラマ的にはとてもゾクゾクして見れたので、よし!である。[DVD(字幕)] 7点(2017-10-19 20:22:32)《改行有》

37.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》  どうも野獣の野獣感が薄い気がする。もっとケモノケモノしている想像をし、期待もしていたのだが……。  それと、ガストンの最後はもっと明確に「罰として」やっつけられて欲しかった。こういう物語では特に「悪いやつは罰を受ける」という事を期待してしまう。  それ以外では、映像も主人公も美しいし、燭台や時計らの楽しいシーンも良い。音楽も素晴らしいのだが。  ただなあ、「美は内面に宿る」と言いながら、結局は人間に戻った王子が超イケメンなのはどうなのかなあ。まあ、普通に考えれば「内面の美」の外的な表現なのだ、という事なんだろうけど、王子が例えばホンコンさんみたいでもベルさん愛してくれますかね?エマ・ワトソンが美しいなんて、ウットリしている自分が言うのも何だけど。  ……やっぱり自分はこの作品の主題を本当には受け入れていないようだな。  でも、作品としては見事で9点。[DVD(字幕)] 9点(2017-10-16 11:27:22)《改行有》

38.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》  誰かを愛して一緒になるって事は、相手の人生を変えることだという、普通に考えれば当たり前のことを、これほど極限的な事情に当てはめて描くってナカナカ凄いし、面白かった。  だが、後半は宇宙船と5000人の乗客の運命を賭けたトラブル対処のサスペンス。それを二人で乗り越えて円満に結ばれるんだろうなと思っていたら、どうやらその通りのようでやっぱりアメリカ映画だなと納得。そんな中、船の修理を指南するためだけに登場したとしか思えない甲板長がすぐ退場して可哀そう。死人を蘇生する医療技術があれば、何とかならなかったのか?とも思う。  それにしてもアメリカ人って、ホント技術に関して大雑把というか簡単に考えるよなあ。あれだけの高度な宇宙船が、あんなに簡単に、パーツも用意されていて差し替えるだけで治るって…。専門家である甲板長をもっと有用に使ってやれよ。  映像的には、光を美しく使った船内のデザインが良かった。またプールで泳いでいるときに重力を失った描写が凄い。最後、表面張力で丸くなるんだな。[DVD(字幕)] 8点(2017-09-28 14:07:40)《改行有》

39.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》  初めてMX4Dなるもので観た。いちいち水しぶきを顔に吹きかけ息ができなくなったり、銃撃時には背中を突かれて、何だオレ撃たれてるの?って感じたり。なかなか面白い体験感だが、(当たり前だが)映画なので視点が突然変わっったりするので感覚が突然切り替わるのが不思議。  などと言いながらも、取り残された浜から祖国へ帰り生き延びる事のみを徹底して描いたこの映画には、ふさわしい体験型鑑賞だったのかもしれない。  物語的な部分では、徴用された民間の小型船の親子の話が、ちょっと感動的でよい。どちらかというと、そっちの大勢の船乗りたちの物語をもっと見たかったとも思う。それと、最後一機になるまで戦った戦闘機乗りの話。  なんだ?結局作戦を遂行した人たちの活躍が見たかったのじゃないか。製作者側の意図とは真っ向から反するかもしれないけど。[映画館(字幕)] 7点(2017-09-21 10:48:08)《改行有》

40.  ポンペイ 《ネタバレ》  ポンペイと言えば、灰に埋もれたまま遺体だけ朽ちた空洞から再現された、生々しい市民の石膏像。オープニングで出てきたときには、すぐにはそれとは分からなかった。何か舞っているなと思ったら火山灰的なものなんですね。そこから始まって、最後に二人の抱擁がそのまま灰の像になって終わるのは巧いと思った。  また、ヒロインの父親が、「新しい水道を作る」といったのを見て、昔ポンペイに行ったときにガイドが言った「ポンペイの水道管は鉛でできていて、市民は鉛中毒の症状を呈していた」というのを思い出した。その他、灰に埋もれていたために生活の様子や家具調度などかなり保存されていたというから、映像的にもかなり再現されているのかもしれない。その辺を理解・楽しめるだけの知識が自分にないのが残念だ。  復讐譚と恋愛もの、歴史ものに災害ムービー。ちょっと欲を張りすぎた感があって、それぞれ少しずつ物足りない感が無くもないが、火山の火砕流・飛翔溶岩の迫力はそれなりにすごい。そいつが最後に主人公と共に見ている我々を襲うのは怖悲しい。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-13 16:46:45)《改行有》

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