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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. 知りすぎていた男 画面全体からあふれ出ている気品の高さ、ウィットに富んだ会話とヒッチコック作品ならではの上品さが心地よかったです。ただストーリーはテンポがあまり良くないのに結末を引っ張られるので、そこまで長い作品ではないハズなのに少々グダグダさを感じてしまいました。冷静に見てるとツッコミ入れたくなる場面も多いですし。年代を考慮すれば仕方ないことなんですが、脚本だけとれば火サスと同程度なんですよねえ。ただ、題名の付け方が秀逸で、ストーリーに集中する上で非常に良い牽制となっているので全体的には楽しめたほうです。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-17 00:59:33) 22. 未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 ナンダコレハ?というのが正直な印象。冒頭の突入シーンとか見ている限りでは見せ方が上手いとか、一筋縄では終わりそうにない、さすがテリー・ギリアムとか簡単に思っていたけど、なんかもう、この人が本気でやりたい放題やったら自分の陳腐な理屈などじゃあとても語り尽くせるもんじゃないのね・・・っていう、凄まじいカルチャーショックを受けたような衝撃。これ、テーマは管理社会への警告なんだろうか?ただ、自分の中でのテリー・ギリアム観ってのは、確実に何割かの人をひかせてしまう独自の色を出しながらも、扱うテーマ自体はごく自然なもので、話の整合性は絶対に崩さない、要するに類まれなストーリーテラーというところに評価を置いていたんだけど、今作でその評価をちょっと見直すべきなのかも。何にもまして作品の魅せ方に非凡すぎるセンスを感じはするが、なんというか壮大すぎる世界観が観客のみならず作品そのものを飲んでしまっているという感じ。正直自分がこの作品に対して面白いと思ったのかどうかも上手く判別できないんですが、最後まで画面に集中したので面白かったということになるんでしょうか。とにもかくにも他人にこの作品の良さを説明しろといわれたら非常に困ってしまうので、とりあえずこの点で。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-16 13:29:36) 23. セブン 《ネタバレ》 グロテスクな描写など雰囲気こそダークな感じを装っていますが、個人的にこの映画は熱血映画です。血気盛んなルーキーと実力派のベテランが最初はいがみあいつつも次第にお互いを理解しあい犯人を追い詰めていくなんてベッタベタに熱い展開じゃないですか。テンポのよさもあいまって中盤以降はテンション上がりまくり。で、ラストで一気に突き落とされると。このアップダウンの激しさで最後まで楽しめました。[DVD(字幕)] 7点(2006-04-15 18:29:54) 24. フルメタル・ジャケット 前半のハートマン教官の雄弁っぷりが素晴らしすぎる。それだけに後半はややタルさも感じられたか。やっぱ、ベトナム戦争という題材に必然性が感じられなかったことが最大のネックで、キューブリックの意地の悪さとシニカルな描写が楽しめたという点だけでも十分及第点までは行くけども、それ以上は特筆すべきところはなかったような。良くも悪くも「キューブリックの作品の一つ」という枠に収まってしまっている映画だと思う。[DVD(字幕)] 6点(2006-04-15 09:32:45) 25. ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 羊の大移動が映像として楽しかった。ストーリーについては、やっぱり脚本の粗さが目につく。二人の関係が成り立つ過程の唐突さとか安易に片方死なせたりするところとか。夫の秘密を知って苦悩する妻の描き方は非常に良かったと思うので、個人的には早々と離婚させないでもっと引っ張って描いて欲しかったです。[映画館(字幕)] 4点(2006-04-15 09:22:38)(良:1票) 26. イノセント・ボイス 12歳の戦場 《ネタバレ》 一時期多かった(?)子供の視点から戦争を描いた映画の一ですか。冒頭で敵兵に連行される主人公達を提示しておくことで緊張感を保つことに成功していたり、単なるノンフィクションものかと思っていたら意外に映画として楽しめる余地もあってグッドでした。ラストの子供達が撃たれていくシーンで安直な表現使っちゃったのがちょっとマイナス。ドキュメンタリーとしての映像への真面目さという点で。あと、お母さん役の女優さんがえらい美人だった。[映画館(字幕)] 5点(2006-04-15 09:14:25)
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