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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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21.  おかしな二人 《ネタバレ》 結婚生活に失敗した中年の男2人が同居し始めるが、そのやり取りは夫婦そのもの。とにかく細かくて口うるさい妻のようなジャック・レモンと粗雑で乱雑な夫のようなウォルター・マッソー。いかにもコメディらしいマッソーの演技もいいけれど、やっぱりジャック・レモンの標準的顔立ちから繰り出される言動は格別。アレルギーで「フンマー!」と叫び出すのも、姉妹と一緒に泣き出すのも、料理を作る時の細かな仕種も、面白すぎて憎めない。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-16 01:43:53)

22.  素晴らしき哉、人生!(1946) 見事に単純愚直な人間讃歌である。友を持つ人間は敗残者ではない。この教訓を読み上げるための、このいかにも大衆芸能といわんばかりの騒々しさ。カメラはホークスのように人間を中心に据え続け、あくまで人間中心主義であることを当初から宣言している。当然途方もなく美しいショットなどありはしないのだが、それもかの吐き気がするほどの援助の声で十分感動的なのだからえも言えぬ。ただ、ルノワールやヴィゴの映画に発見できるような俳優への賛辞が見られなかったのは残念である。人間讃歌として、俳優の原初的行動欲求が認められないのは甚大な欠如と言わざるをえない。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-07 14:00:33)

23.  引き裂かれたカーテン 農家での殺害シーン、目付け役がポール・ニューマンの腹を小突く短いショットが緊迫を煽り、水入りの鍋が投げつけられる、視覚的・聴覚的衝撃によって沸点を越え、展開を変化させる。そして人間臭を過剰に嗅がせる死への道程。ヒッチコックが恐怖や動悸を与える際の特徴的な演出、ややローアングル、クロースアップぎみの縦の動き(ナイフを持った女)と肉体的痛みを感じさせる短いショット(足へのシャベルでの打撃)が編集(モンタージュ)によって一体となり、また鎖骨あたりに刺さったナイフが折れるといった独特のリアリズムが絡むことによって“たかが”殺害シーンをこれ異常ない密度に引き上げている。 ヒッチコックの真髄とは正にこれである。“たかが○○シーン”に工夫を惜しまない姿勢がすべてのショットに浸透し、すべてのショットが関係性や状況の緊迫を示唆している“かのような”絶え間ない緊密さに支配されている。それは時にはホテルのエレベーターから移動の俯瞰ショットで捉えたような(エレベーターから出てくるニューマンと床掃除の従業員、最後に目付け役がクロースアップで映り込むショット)単なる視覚的エモーションに過ぎなかったりもするのだが、言語性との緊密性よりもこういった絶えず繰り出されるエモーションの緊密性こそが、ヒッチコックが自ら課した責務なのだろう。 無論この映画の脚本は凡庸で平板的なものであり、「家事だー」と英語で叫び大わらわとなる寒々しさや、また査問会の部屋からジュリーが飛び出すような単なる感情の露見化に過ぎない退屈なシーンも見受けられるのだが、単なる失敗作ではなく、健在振りを発揮した作品であったことだけは再確認しておこう。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 02:36:33)《改行有》

24.  断崖 なんという徹底主義であろう。いかなる時もカメラは人物を中心に捉える。執拗に人物の動きについてまわり、中心から逃がさない。たかがそれだけのことである。だがそれだけのことも徹すればエモーションの緊密性を生み出し、連続性を意識させる。そして結果として玄関から別部屋に入り込む刑事を270度パンして追いかける、といった素晴らしいショットまで生み出す。いつものことながらサスペンスの辻褄合わせに関しては中途半端なのだが、それでもやはり、言葉や表情でなくUターンする車ですべてを告げるラストシーンも、そもそも断崖沿いを走るそのショットが、いや不安や疑惑の付き纏う緊密性が、やはり素晴らしい。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 02:30:46)《改行有》

25.  最前線物語 《ネタバレ》 北アフリカ、イタリア、イギリス、ベルギー・・・各地で行われる諸作戦、その最前線を、ただ見せつける。作戦の背景や目的は明かされず、語られず、ただ生きるために殺し、殺されないために生きる。戦争下において殺しとは生活の営みである。花で飾られたヘルメット、棺桶を喜ぶ少年、分娩を手伝う四銃士とそれを見守るドイツ兵、一時の幸せを感じ軍曹の肩で息絶える少年。それらと同列にみなされる殺しという営み。時を刻み続ける死体の時計がその現実を突きつける。 リアリズム、センチメンタリズム、ヒューマニズム、ペシミズム、そんなものよりも映画は時としてこうした雑多なファンタジーにこそ詩情のごとき個性を与える。紛れもなく映画らしい映画。映画の力を得た映画である。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 02:28:11)《改行有》

26.  救命士 毎日何人もの死に際に立ち会い続けるこんな狂った仕事、狂ってなきゃやってられないという主人公を描きながら、狂った世の中、狂った街で常識的観点で見れば狂ったような生き方をしている人々を暖かいカメラで映し出す。何が正しいんだ?分からないなら狂ってみるのも悪くない。いかにもスコセッシらしい作品。[DVD(字幕)] 6点(2006-04-16 02:36:55)

27.  さすらい(1957) 《ネタバレ》 男が一つの場所に定住する理由って、きっと女ぐらいしかないんよな。けど男と女の感情って理屈じゃつながっていられない。7年間共に過ごして娘までいても、相手が冷めてしまえば、もう定住はできない。新たな定住地(女)を探しながらさすらうしかない。それでも見つからず、さすらい続けることに疲れてしまったら・・・。女の代わりに、かつての仕事という居場所を懐かしんで死んでいくぐらいしかない。人間本来の孤独や不条理を描き、人間の一生を感じさせる作品。けどやっぱり冗長すぎる。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-15 19:29:53)

28.  白い恐怖(1945) これは珍しくヒッチコックが理性的に、定型化された映画文法の誘惑に屈した失敗作である。つまりはは説明的で規範的で冗長な作品、そう言わざるを得ない。そもそもヒッチコックは言語構成力に長けていないのだからこんな企画は撮らないのが利口な選択だろう。 会話は言うまでもなく感情や解釈に没頭し、音楽は(テルミンの音色が美しかろうと美しくなかろうと)ただただ単純愚直に追随する。まぁ精神分析という題材ゆえ、基本プロットの論理性は保持したかったのだろうが、映像を根幹に据えたプロット構成ができなかった時点で、エモーションを喚起し続けることこそが映画という信念を疑ってしまった時点で、ヒッチコックが傑作を生み出すわけがない。もちろん同じヒッチコックという人物であるから印象の断片を拾うことはできる。ミルクの注がれたグラス越しの視点、白に満たされた画面はまさにヒッチコックであるし、弟殺しのカッティングにはエモーションを掻き立てられる。初めてキスを交わした際の次々に開かれるドアは珍しく心理状況の説明的な隠喩だが、その確信犯的行為はやはり魅力的である。木製の手に拳銃を握らせてまで撮影した被写界深度の深い映像も然りである。だがまた、あまりにぼやけた人物の輪郭、あまりに質感の乖離したダリとの共同作業、悪いエモーションしか生み得ない滑走シーンといった弱点もある。詰まる所、紛れもなくヒッチコックの作品ではあるが重要度は低い。それだけのことだろう。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-12-29 02:29:29)《改行有》

29.  ピンク・フラミンゴ トラウマになってしまい、しばらく犬のうんこ食べれませんでした。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-05-12 16:49:20)(笑:5票)

30.  ニノチカ 共産主義と資本主義の出会い。ソ連の鉄の女がパリで恋に落ち、楽しみ、笑う。恐らく本題ではないし気遣いは感じるものの、資本主義って素晴らしいわってな展開がどうしても癪に障ってしまう。ソ連の描写があまりに作り物やし。彼らの確固とした意思として反映させるのならそれはいいが、作品を観る限りではただ笑いの素材として選んだだけのように感じられるため性質が悪い。まぁそれは差し置いたとしても、小道具使いやキャラ付けの巧みさ・演出・脚本どれをとってみても現在においてまで絶賛する程のものは見当たらない。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-18 03:09:29)

31.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 笑わせよう、笑わせよう。驚かせよう驚かせよう。 そんな想いが伝われば伝わるほど、痛々しい。狙いすぎ。白々しい。行き過ぎた管理主義・社会主義への批判というのはありきたりだが、まぁよしとしても、情報省のミスだけがその批判の要因たり得るもので説得力も皆無。 そんなこんなでマザコン男が 「もう管理社会なんていやだぁぁ、情報省なんて、情報省なんて・・・ドッカーン」ってのを夢見るだけの二時間半。内容がないので、貧困ながらも派手なイマジネーションもただのお遊びでしかない。「ほら、スゴイでしょーこの映像。ビルがズドーン、羽根がビヨーン、武将がドォーン、高層ビルからロープでビューン、 え、内容? 内容は・・・ 内容は・・・ナイヨ」 そんな映画。[ビデオ(字幕)] 3点(2006-05-12 15:28:45)(笑:2票)

32.  昼下りの情事 《ネタバレ》 ヤ○チンに振り向いてもらうために・・・嫉妬させて自分だけを見てもらうために、背伸びしてプレイガールぶっちゃうオードリーがとてもいじらしく可愛らしかった―――なんて感想、マフィアに脅されても言えんわ。いたいけな処女が、カネモチ・ハンサム・ヤリチ○というぐらいしか情報のないオジサマにのめり込んでいく様子を微笑んで見守ってあげられるって宇宙のような広い心やと思うわ。動機が分からない、前提を理解できていないのに勝手に話し進められても置いてけぼりくらってしまう。んで、事実を知ったらオジサマ急にいい奴になったりして、でもやっぱり可愛いから連れてっちゃおみたいな展開になって、「ま、すぐに捨てられて泣きを見るやろ」とか思いよったら、結婚して幸せになったりしとんもん。何ともまぁ映画的でヤラしいわ。 というかまじめな話、オードリーのような個性俳優に演技俳優のような役を与えるのは明らかな過ちだと思うのだが…… [ビデオ(字幕)] 2点(2006-04-22 19:49:23)(笑:1票) 《改行有》

33.  アフリカの女王 《ネタバレ》 よく戦争のことも分かってないくせにドイツ人魚雷でぶっ飛ばしちゃおーなんてデンジャラスな発想の思い付くオバサンを、良識ある方々はよく応援できるものだ……といったどうでもいい批判はさておき、この演出力の低さは一体どう説明をつければよいものだろうか。敵の陣地や激流の突破といった出来事のみによって魅力が完結しておりとても観るに耐えない。 映画にはジャンル映画と呼ばれる作品群があり、①これこれこういった状況でこういう出来事に遭遇しました。②よく分からないけど一生懸命頑張っているみたいなので応援してあげよう。 といったように一定のコンセンサスを利用した物語や感情の手っ取り早い理解がジャンル映画の特徴なのだが、善くも悪くもジョン・ヒューストンの監督するそれはジャンル映画と呼ぶにふさわしい。ジャンル映画を否定する立場に立つつもりはないし、リアリティだなんてうすら寒い評価基準を持ち出すつもりもないのだが、要するにヒューストンは、出来事によって支えられたジャンル映画の監督としか呼べない2流監督なのだと断言しておきたいだけのことである。白血病→可哀想、殺人→ハラハラ、このような単純愚直なコンセンサスのみで映画が成り立ってしまうとすれば、映画とは何とも貧しく脆弱な芸術である。[ビデオ(字幕)] 1点(2006-04-22 03:46:06)

34.  ズーランダー つまらないことを言うようだが、芸術の創作に携わる人物は好い意味のインテリであってほしいと、結構真顔で願う。奇抜な衣装や演技と顔芸で映画を宣言する人物をとても許す気にはなれない。「おれって馬鹿でしょ~?」だとか「あたしって酒癖がひどくて~」だとかそんな話は徹底的に無視されなければならないのでは?映画以前の話かもしれないが、駄作以前の自称映画に他にどう言ってやればいいものか。[DVD(字幕)] 0点(2006-04-22 04:38:08)

35.  ラスト・ムービー サミュエル・フラーが出演している。ピーター・フォンダもデニス・ホッパーも悪い俳優ではない。だがまぁ何というか、ヤク中に映画は作れないという証明だろうか。ラズロ・コヴァックスはカッティングによって輝きを持つカメラマンであるのになぜこうも怠惰な編集ができるのか。ハリウッドや軍事主義の批判が幼稚であるからではなく、出来事の希薄さではなく、映画の虚ろさについて批判したい。サミュエル・フラー出演作の中で唯一の駄作ではないだろうか。[ビデオ(字幕)] 0点(2006-04-15 17:18:23)

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