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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. マクベス(1971) 71年という時代背景をあわせて考えてみると、この映画が見えてくる。舞台でも残酷さを全面に押し出したシーズンが60年代終わりには展開していたから、もろにその空気を受けている。ただ、今にして思うと、その当時の衝撃は薄れてしまっている感は否めない。せめてもう少し短かったら楽しめると思う。しっかりと作っているだけに、残念。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-17 15:05:23) 22. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち なかなかいい出だし。でも、ロビン・ウィリアムズが出てきた時点で先が読めてしまった…丁寧な描き方をしているいいドラマだと思うけど、もうひとひねりほしかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-09 23:10:58) 23. ファーゴ 《ネタバレ》 かつて『バートン・フィンク』を映画館で見て、全然ついていけず、以来、ずっと敬遠していたコーエン兄弟の映画。恐る恐る見たら、当時ほど拒否反応はなかった。 実話ってことはわかっていても、こんなに人が死ななくてもいいのになあ、ってのが正直な感想。女刑事のやさしい瞳が救いかな。ユーモアとしては、やはり、昔と同様笑えなかったけど、世界観は好きかも。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-20 22:38:48)《改行有》 24. スパルタカス(1960) 脚本が書かれた背景を考えても、すごい歴史的な意義を感じる。またキューブリックのスペクタクル演出も、かなりアンチ・ハリウッド的で興味深い。しかし、一方で、必ずしもその脚本とキューブリックの演出がマッチしていないようにも感じてしまう。 オリヴィエの演説とダグラスの演説の並置は、どうして片方が夜で片方が昼間なんだろうかと、そういうつまらないことに気持ちが逸れてしまうのは、やはりどうかと思う。 ただ、この感想も、時間を置いて見なおしたら変わりそうなので、暫定的な評価ということで。[地上波(字幕)] 6点(2007-01-27 21:46:59)《改行有》 25. マグノリアの花たち いい映画、だった。男の自分でも共感できる女の世界だった。ただ、昔、日本人の女優たちがやった舞台版を見ていたのでなおさらそう思うのかもしれないけど、やっぱりこれは舞台向けの作品だ。複数の主人公がいるということは、その人物の数だけの視点があるのだけど、やはり、スクリーンはその一人ひとりを丁寧に映さないとそれは伝わらない。舞台なら、個性の違う何人かが、ただ舞台に並ぶだけで一瞬でキャラの違いも理解できる。その違いだ。この映画は、最初の30分、キャラが立ち上がるまでがまどろこしかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-13 23:30:29) 26. ワイルドバンチ 《ネタバレ》 あらゆる掟破りの西部劇なのだ。アメリカにとっての異文化は、インディアンだけではない。当たり前なのだけど、これを前面に押し出している。これは凄い。大量破壊兵器の出ない、基本的に一発の銃弾で一人しか死ぬことのない世界においてのこの死人の量。これも凄い。しかしこの世界の中では、女性はひたすら「モノ」だ。愛人が死んでも、誰もその死に悲しみを抱かない。ここでの女はその程度の存在だ。唯一最後に女にやられる男が一人いることで、女性の側から男の世界に抵抗はしている。そのワンシーンのためだけにひたすら「モノ」扱いされてきたのだとしたら、ちょっと悲しい。 そうした全ての斬新さを頭で理解しながら、感覚的についていけなかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-28 00:15:53)《改行有》 27. キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 一作目を支持した身としては、この理屈っぽさは辛いなあ。一作目のいい加減さ(もちろんいい意味での)を、理屈づけようとしているだけのかんじがする。悪くはないんだけど、良くもなかった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-14 23:57:00)
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