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プロフィール
コメント数 496
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 皆様のレビュー、いつも参考にさせていただいております。私のレビューも参考になれば幸いです。

2012年以降忙しくなったので、レビューを一言にしています(上半期分は6月末にまとめて投稿)。参考にしにくいかもしれませんが、あしからずご了承ください。採点基準は以前と同様です。

私の連絡先はこちら⇒えむいーあーる75jp[あっとまーく]yahoo.co.jp

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21.  クラッシュ(2004) 群像劇の王道みたいな作品で、何と言うか「まっとう」な作品。一口にアカデミー賞作品賞と言ってもいろいろな映画が取っているが、この映画が取ったときは地味な映画だったけど、凄く納得感があった。ただし、群像劇だと「トラフィック」の方が僕は好きだけど。 様々な人種に属する人々が暮らすロサンゼルスのある2日間をどちらかと言うと淡々と描いた映画なのだが、脚本が自然でありかつ巧みで観客を飽きさせない。メインの登場人物だけでも優に10人は超えているが、一人ひとりの職業や性格、バックグラウンドが効率的に描かれており、日本人の僕が見ても混同しにくいつくりになっているのが、特にうまいと感じる。人種の違いから来る感情的なすれ違いや経済的な格差。それらを原因として多くの悲喜劇が生まれ、そして消えてゆく。この映画が特定の感情を押し売りしてこないところ、あっさりとしているところも僕の好みだ。 こういう映画を観るとアメリカと言う国はつくづくすごい所だなと感じる。よくこれで治まってるなと感心する。英語をしゃべれない国民がこんなにいて、どうして一つの国としてやっていけるのだろうかと不思議に思ったりもする。そして、こういう国に住んでみるのも面白そうだなと思う。たとえ、この映画にあるように人種差別が横行していたとしても、それもまた刺激的だなと思う。[DVD(字幕)] 9点(2010-02-03 21:40:43)(良:1票) 《改行有》

22.  情婦 《ネタバレ》 こういう映画があるから、昔の映画を観ることはやめられない。まずもってウィルフリッド卿のキャラクターからしてイカす。前半はほぼ彼のキャラクター紹介に終始すると言っても過言ではないが、これがその後に活きてくる。彼と自分が同一化し、彼のユーモア、直感、そしてその後の焦燥感すべてを観客は共有する。彼の思いを観客はしっかりと受け取る。ここはチャールズ・ロートンの名演が光る。 そして、衝撃のラスト。「ユージュアル・サスペクツ」を超える衝撃をお約束する。余計な伏線が一切無いだけに尚更最後の衝撃は物凄い。ああ、そうだったのか。そういうことか。 ラストの衝撃の後に残る一抹の哀しさは観なくては分からない 。「情婦」という安っぽいタイトルをつけた日本の配給会社に対しては怒りを感じる。「検察側の証人」、この原題で十分だ。そもそも全然「情婦」じゃないし。[DVD(字幕)] 9点(2009-10-23 19:34:57)(良:1票) 《改行有》

23.  レスラー 《ネタバレ》 「親父の背中」という言葉がある。子供はそれを見て育ったり、それを追いかけたりする。しかし、いつの間にかそれは小さくなってしまう…。それに気づくのは、悲しくそして少し誇らしい瞬間だ。この映画が映すのも「その背中」である。 カメラの視点はランディの背後から彼を映すことが多い。歩いている彼、座っている彼。こんなにも背中が語る映画は初めてだった。その小山のように盛り上がった背中が大きくなることもあれば、小さくなることもあるから不思議だ。映画を通じて、彼の気持ちは現実世界と仮想世界(プロレス)の間で揺れ動くのだが、その心の動きが背中にもにじみ出ている。 僕がこの映画を特に好きなのは、この映画が「リアル」を映し出しているからだ。「グラン・トリノ」もそうだが、主役のランディは、決して「正しい」人間ではない。いい奴なんだが、家族への責任は果たせないし、単純だし、頭はプロレスのことでいっぱいだし。でも、彼の生き様を見ていると、なぜか心を揺さぶられる。少なくとも彼は小賢しくない。自分の生き方を真面目に追求している。その選択が正しいかどうかは分からない。でも、その態度に僕は感動した。最終的に彼はある選択を迫られるのだが、そのあたりのシーンの描き方は最早神がかっている。映画史上に残るシーンになるだろう。 巷では、ランディの姿をこの映画で劇的なカムバックを果たしたミッキー・ローク自身の姿と重ね合わせて語る節もあるようだが、そんなことは全く不要だ。一本の映画としてこの映画は素晴らしいし、そのように評価されるべきだと思う。[映画館(字幕)] 9点(2009-08-02 00:42:43)(良:2票) 《改行有》

24.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 久しぶりに映画館で観て良かったと思わせられる傑作だった。クリント・イーストウッドの最後の作品になるという話もあるようだが、もしそうだとしても納得できる素晴らしい作品だ。近年のイーストウッド作品につながる重々しさ、真摯さを感じさせつつ、前半部分では温かいユーモアも加味されている。逆に言えば、そのユーモアが後半の悲劇的展開の巧みな伏線になっているとも言える。 この作品の中で彼が観客に一番伝えたかったことは「コミュニケーションの大切さ」だろう。イーストウッド本人が演じる主人公であるウォルト自身が変わっていく過程やイタリア人の床屋とのやり取り、スーのウォルトに対する関わり方等がそれを物語っている。アメリカは知ってのとおり、多民族国家だ。属性を共有する人々と付き合うだけでも仲間は集まるし、日々の生活には困らない。しかしそれでは個人レベルで言えば閉鎖的でつまらない世界に閉じこもることになってしまうし、国レベルで言えば国民の一体感は共有化できまい。自らの属性をネタにし、他人種と付き合っていくことが、個人の生活を豊かにし、ひいては国民意識を活性化させるために重要なのだろう。この映画の序盤におけるウォルトのように自らの属性を声高に主張するだけでは、反発を買うだけだ。日本でも人種の違いで摩擦が起きることはほとんどないが、「人種」を「性別」や「学歴」等に置き換えれば分かりやすいだろう。コンプレックスである属性を笑い飛ばすのは難しいことかもしれないが、それができなければ多様な属性を持つ人々が仲良く暮らす社会など生まれっこない。僕はイーストウッドの穏健で妥当な考え方に心から賛同する。 この映画で唯一残念だったのはタオ役の少年の演技があまりうまくなかったこと。特に地下室に閉じ込められるシーンは「本気」が伝わってこなかった。 冒頭でイーストウッド最後の作品云々と書いたが、僕としてはそれでは嫌だ。もっと彼の思いをスクリーンで僕たちに提示して欲しい。老いてますます壮んで進化を続ける彼にはこれからも傑作を期待したい。[映画館(字幕)] 9点(2009-04-26 02:06:12)(良:1票) 《改行有》

25.  アメリカを売った男 《ネタバレ》 名優クリス・クーパーの老獪な演技とそれに立ち向かうライアン・フィリップの清新で時に荒々しい演技がぶつかり合い、何とも見ごたえのある作品に仕上がっている。優れたサスペンスであると同時に一種の人物ドラマとしても鑑賞に堪える。 この映画はハンセンという男を隅から隅まで描けているわけではない。しかし、(回りから見た)彼は過不足なく描けている。一つ一つのエピソードはどれも印象的だ。エリックと出会ってすぐに、「自分について5つのことを言え。うち1つは嘘を言え」と迫るシーンやエリックが彼の家庭を訪問するシーンは特に面白い。前者では彼の尊大さが剥き出しにされ、後者では彼の他人を欺く悦びが活写されている。彼は要するに全てを騙したかったのではないか。ひりつく勝負を求めていたのではないか。公園でのシーンも、彼は何発撃ったかを正確に把握し、そしてエリックに向かって引き金を引いた。優れた頭脳を持ちながら、エキセントリックであるがために組織で上を目指せなかった男がひねくれ果てた姿には一種の同情や哀しみさえ覚える。 爆発的な何かは感じられないが非常に完成度の作品だった。[DVD(字幕)] 9点(2009-04-18 00:51:44)《改行有》

26.  ビッグ・フィッシュ 前半はどちらかというと冗長で、初見の時に得られた感動が今回も得られるかどうか不安になったが、尻上がりに調子を上げていき、ラストで爆発した。あのオチを全く覚えていなかった自分の健忘症ぶりには恥ずかしくなったが、何度も映画を楽しむことが出来る特異な才能と考えることにしよう。ティム・バートン監督独特の怪奇趣味とファンタジックなテイストが絶妙に入り混じった快作。ほんの少しの想像力がある人なら誰でも楽しめるという点で、この監督の作品の入門版としても最適かもしれない。[DVD(字幕)] 9点(2009-04-12 21:05:57)

27.  夫たち、妻たち 《ネタバレ》 限りなく苦いコメディであり、アレンの自己客体化の神髄が味わえる。この映画が「笑える」のは彼の透徹した目が人間の肉体を貫いて、その心を捉えているからだ。この映画で、僕は彼と共に感動し、彼と共に喜び、彼と共に悲しむことができた。 映画のテーマは、彼の十八番の「インテリ恋愛模様」なのだが、本作が特に優れているのは、効果的に手持ちカメラを使った点と観客を精神分析医(=神)の立場に配置したことである。観客は登場人物一人ひとりの意識の中(あくまでも彼らが自己分析した自己に止まるが)に入り込むことが出来る。赤裸々な人間の感情をこれほど捉えた映画は今までに観たことがない。アレンの目線はどこまでも「男性的」なので女性には理解できない部分があるかもしれないが、彼の描くジュディは怖ろしいほどリアルで、彼女は男から見た知的な女の魅力と面倒くささを体現していた。サリーやレインの描き方もうまい。まだ観ていない彼の映画があることが幸せだ。[DVD(字幕)] 9点(2009-03-04 22:51:40)《改行有》

28.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 観終わった後、何だかすごく温かい気持ちになれた。この映画を面白いと感じられるかどうかは主人公のジュノに共感できるかどうかにかかっているのだが、かなりの変わり者である彼女を嫌味なく演じきり、この映画を大ヒットに持っていったエレン・ペイジには心からの拍手を送りたい。この「嫌味なく」という部分が大事で、これは脚本・演出のうまさでもあると思った。登場人物の性格や関係性なども、リアリティがあり、文句のつけようが無い。 ジュノが音楽少女なので、音楽の話がよく出てくるのだが、僕にも会話の内容がある程度理解できてよかったと思った。マークと喧嘩した時のジュノの台詞などはかなり笑えた。確かにソニックユースとか最早過去だよね。他に良かった点(少々不自然な点かもしれないが)は、両親とジュノの間に驚くほどの信頼関係が成り立っていること。10代の妊娠話には付き物の陳腐な親子喧嘩などが無いのは、観ていて心地よかった。僕もあんなお父さんになりたい。 最後に、何よりも、ジュノを理解できるくらいにまだ自分が若い!ということがうれしかった。身近にジュノみたいな女の子がいたら、好きになっちゃうだろうと思う。ズーンと心に響く映画というわけではないが、小品としては、最高級の出来![映画館(字幕)] 9点(2008-07-19 10:03:56)《改行有》

29.  らせん階段(1945) 《ネタバレ》 昔のスリラーってあんまり怖くなくて苦手なんですが、この映画の見せ方は本当にうまいと思った。わずか一日の話なんだけど、この密度の濃さはタダモノじゃない。一癖ありげな登場人物たち、不気味な屋敷、嵐の夜と舞台設定は完璧。犯行時の犯人目線も秀逸だ。「見ろよ。口が映ってない」とのところなんか凄すぎてゾクゾクした。実際、序盤に犯人目線でヒロインが鏡を見るシーンでは口が映ってないんですよね。とても1945年とは思えない先進性で、いわゆる古典スリラーの表現レベルを超えている。ヒッチコックも真っ青だろう。時間が限られているため、家族の愛憎劇が描ききれてはいないが、映画としては許容範囲内だ。 カールトンが活躍しなかったのだけが残念!何かやってくれると思っていたんだが。[DVD(字幕)] 9点(2008-07-03 23:01:31)(良:1票) 《改行有》

30.  クローバーフィールド/HAKAISHA 「ブレアウィッチ」の手法で怪獣映画を撮る。このアイディアが出た時点で、このプロジェクトが始動した時点で、この映画の成功は約束されていたという人もいるかもしれない。しかし、僕はこの映画の脚本が優れているということをあえて指摘したい。 冒頭のパーティーの場面。あれこそ、まさに必要な場面だ。登場人物の紹介を説明的にならない程度に行い、そして、後半につないでいく。前半のくだらない感じ、軽い感じが後半の重々しさ、悲壮な決意の伏線になっているのだ。その後の逃走シーンに関しては、非の打ち所が無い。無理なく無駄なく、パニックや恐怖を描けている。斬新な表現力で、従来のパニック映画に一石を投じた。と評するのは的確だし、簡単だが、僕はあえてこれの続編(できるのか?)にも期待したい。わずか90分程度でこのボリューム!という驚きは確かにあるが、まだ今作で描けていない部分はいくらでもある。別の視点から「クローバーフィールド」を眺めてみたい。 唯一残念なのは、主人公のパーティーが遭遇するイベントが少してんこ盛り過ぎること。災難のフルコースといった感じで、災難が次々と降りかかる。怪獣との距離が近すぎ、少しわざとらしく感じるシーンもあったので1点減点。「ブレアウィッチ」の衝撃にはかないませんが、傑作であることは確かです![映画館(字幕)] 9点(2008-04-20 02:14:06)(良:1票) 《改行有》

31.  世界中がアイ・ラヴ・ユー 《ネタバレ》 筋なんて無いも同然。金持ちの弁護士一家(と一人の作家)の恋愛模様を描いたミュージカル。初めて観たのは中学生の頃だったけど、その時からウッディ・アレンの大ファンです。ほんっと恋の話を抜いたら何も残らないような映画で、薄っぺらいと言えば言えないことも無いんだけれど、何度も観てしまうのは、この映画の価値観が大好きだから。振っても振られても、みんな恋をするのをやめられない。大人の恋、子どもの恋、浮気な恋、純情な恋、計算された恋、向こう見ずな恋。色々あるけど、みんな恋をしてるときは真剣なんです。不健全な意味じゃなくて出演者みんなが恋愛中毒。この映画を観ると、恋愛って本当に可笑しくて面白くて、そして貴いものだなあと感じます。こんなにもみんなが一生懸命になれるものなんて、他にないですよ。老いも若きもみんな前後忘れて馬鹿やって、成功もするけど失敗もして、それでもハハハと笑っている。恋愛はやっぱり楽しくやらないと。この映画を観ると、いっぱい恋愛したくなります。そして、秋のニューヨークと冬のパリに行きたくなります。[DVD(字幕)] 9点(2007-10-30 01:07:57)

32.  M★A★S★H/マッシュ 《ネタバレ》 最高にクールでイカした傑作映画!笑ってなきゃやってらんないよな。そうだよな。でも、まあ腕のいい医者だからできることなのかも。一兵卒であるサラリーマンの僕が会社でこんなことやらかしたら、瞬殺されるんだろうね。自由って素晴らしい!話に明確な筋が無いのとアメフトのシーンが冗長なのとで1点減点。他のアルトマン作品もチェックしなきゃ。[DVD(字幕)] 9点(2007-06-10 02:07:33)

33.  ゼロ・ダーク・サーティ 傑作。僕はマヤになれるだろうか?誰ならマヤになれるだろうか?[映画館(字幕)] 8点(2013-02-21 02:07:22)

34.  トゥルー・グリット 骨太で味のある西部劇。オリジナル版よりも面白かった。ジェフ•ブリッジスの存在感と茶色がかった色調の映像美にシビれた。ラストも良い。[DVD(字幕)] 8点(2013-01-31 08:00:42)

35.  映画と恋とウディ・アレン 自分がアレンファンであることを差し引いても、よくできたドキュメンタリーだったと思う。アレン作品を未鑑賞の人にもオススメ出来る内容。[映画館(字幕)] 8点(2012-12-31 22:07:11)

36.  レクイエム・フォー・ドリーム おそらく低予算で作られた映画だろうが、アロノフスキー監督の実力がよく分かる傑作。カメラワークとこの音楽と役者陣の熱演で一気に見せる。芸術的反麻薬映画。美しい。[DVD(字幕)] 8点(2012-11-15 23:04:52)

37.  アルゴ 流石のバランス感覚。社会派エンターテインメント。[映画館(字幕)] 8点(2012-11-10 10:23:13)

38.  少年は残酷な弓を射る よく出来たお手本のような映画。観客の不安を煽るミスマッチな音楽が秀逸。[映画館(字幕)] 8点(2012-08-05 23:34:36)

39.  地球は女で回ってる 濃厚なアレン節。[映画館(字幕)] 8点(2012-07-16 14:45:32)

40.  小悪魔はなぜモテる?! 知る人ぞ知る、学園コメディの傑作。[DVD(字幕)] 8点(2012-07-16 14:35:04)

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