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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345678
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21.  エイリアン3/完全版 《ネタバレ》 傑作エイリアン2の続編である しかし地味 宇宙船は無し 武器も無し もちろんロボも無い エイリアンはチビで犬型、しかも一匹のみ 前作の派手なガジェットとVFXは今回まったく無い 当時、史上最高の制作費らしいがどこに金をかけたのかまったくわからなかった リプリーが漂着してエイリアンが活動し始めるまでに約一時間もかかる ストーリーは以外に破綻無く、前作までの強すぎるヒロインも鳴りをひそめてかなりリアル スケールダウンした割には意外に見れる 冒頭から印象的に出て来るリプリーに優しいドクターもいかにも一癖ありそうな風情だが、これがまったくただのいい人 しかも途中で瞬殺される この人は絶対なんかやらかしてくれると期待していたので、この人が死んでからはかなり面白さがダウンした どこかで敵になりそうな囚人神父やその他大勢の囚人達も蓋を開ければやはりみんないい人 ここはまったく意外な展開だったが、ものたらなかったところでもある いままでのシリーズの仲間の中に敵がいる的なサスペンスがまったく無い この平坦な展開と人間関係がこの映画の弱点だと思う エイリアン相手の派手なバトルもなければ疑心暗鬼の敵味方の猜疑心も無い 傑作シリーズも3作目となるとパワーダウンはしかたがないのか? しかし2時間24分もある割には退屈はしなかった[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-11 17:22:03)

22.  アイアンマン 《ネタバレ》 見直すとシリーズ中この最初の話が一番面白いと思った トニー・スタークがさほど人でなしではなくて、いい気な金持ち程度のキャラクターに抑えられている 2作目以降、大金持ちの人でなしぶりがフューチャーされすぎて、嫌みなヒーロー振りが鼻につくキャラクターとなっている  冒頭からアフガンゲリラに拉致されて、限られた機材でプロトタイプアイアンマンを作る天才振りが充分時間を取って描かれていて掴みは抜群だ 無骨なプロトタイプから流麗なアイアンマン初号機に作り替えられるあたりは非常にいい 出来上がった新アイアンマンでアフガンゲリラを一蹴するシーンは抜群 途中にも汎用型のアイアンマンに友人の黒人将校が次作の活躍を思わせるセリフやら、アベンジャーズへの参加を匂わせるエンディングのおまけ映像もこの作品が続くだけじゃなくて「アベンジャーズ」などとリンクする奥深さがすでにこの映画にあるのは凄い[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-11-11 17:05:20)

23.  8 Mile 《ネタバレ》 青春映画としては良く出来ている 主人公のエミネムも凛としたアイドル風でかっこいい いかんせんこちらの感性不足でラップと言う音楽に慣れてないせいか、肝心のMCバトルがピンと来ない  これってかっこいいんだろーなーと言う感じ 主人公は常に何かに怒ってる感じでピリピリしている この世代の若者の常にイライラしている感じを巧く表現したということか 出てくる連中もひたすら口汚く罵り合う言葉で米語って本当に汚いなとあらためて思った ひたすら汚い言葉が続くので耳にヘビィで非常に疲れる 母親は若いロクデナシに入れあげて怠惰な生活を送るが、主人公には優しい典型的なバカ女 ヒロインがまた最悪なビッチでいい人はまったく出てこない ラップってそういう人種から出て来た曲なのかと思ってしまうのも問題有りかもしれないな 主人公は先が見えない生活にイライラしながらも、地道に工場で働いて浮き上がるチャンスを掴もうと努力する様は、何気に健気に見えた ラストのMCバトルに圧勝した主人公がまた工場に戻る様はなかなか清々しい 後ろから見送る仲間に気怠げにVサインを出すエンディングが、ファーストシーンでバトルに負けて去る主人公の姿に重なってちょっと物悲しい 単純にエミネムのサクセスストーリーには成って居なくて、まだまだサクセスのずっと以前の物語だった事がとても良かった 自分にラップの良さがわからないのが寂しいと感じさせた一作[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-11 17:00:08)

24.  フッテージ 《ネタバレ》 冒頭シェリフに嫌われている理由とか、金持ちの様に見えるが奥さんが仕事を辞めて欲しいと思っている理由とかがちゃんと説明されてないので、主人公の周囲の反応が不可解だ どうも過去の仕事で警察に恨みを買っているらしい 恐怖フィルムを見つけて再生して驚くあたりまでは結構おもしろい その後何度もフイルムを再生しては新しい事象に気づいてまたおののく過程はいいが、徐々に不条理な霊現象にとって変わっていくあたりからはつまらなくなる もう少し科学的にフィルムを検証する過程があるんだから、その結果見つかる事実がいろいろあるとよかった 家の中で不可解現象が頻発すると、なぜそれなりに対処しないのかと思う せめて部屋の明かりぐらい点けろよ(笑) 焼き捨てたフィルムや機械が再生されたりとか、物理的に不可解な現象が繰り返されるとしらける オバケは暗闇にひゅ~どろどろと出るのがいいのであって機械をいじったり修理したりはしない 心霊現象から遠ざかった事象を、違和感無く受け入れられる人達はどれぐらいいるのだろうか? フジのスーパー8とかレアなフィルムの設定なのだから映像を撮ったカメラとかも存在する為の理由がほしい ラストで引っ越した先で事件が起きているという場所の関係が明らかにされるなどは設定としてはおもしろいがまったく生かし切れていない 悪霊と子供達のオバケが別々に描かれていて怖さが2分の一にされてる感じがした エンディングもオバケが悪霊を怖がってどうすると思った 見ている方は少なくとも子供は怖くないので恐ろしさにかける[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-10-21 21:05:08)

25.  ローン・サバイバー 《ネタバレ》 戦死した仲間達がエンドロールで一人ずつ紹介されて終わる 実話とは言え非常にウエットな印象で見ていて気が重くなった 佳境に入るまでにネイビーシールズのキャンプをじっくりと描くが、物語後半に描かれる凄まじい戦いと対照的で、ネイビーシールズ賛美の映画になっている 後半の銃撃戦は凄まじく、指とかつま先とか先っちょの銃創を徹底的に描いて徐々に満身創痍になっていく描写は凄い 先っちょはちょっとぶつけただけで飛び上がるぐらい痛いのに 追いつめられて崖から飛び降りて傷だらけになる「ホビットの冒険」的な展開が嫌になるほど続く ホビットなら泥を払って立ち上がるだけだが、リアルに崖から飛び降りると、これがめちゃめちゃ痛いのが良くわかった 主人公のマーク・ウォールバーグは「テッド」のコミカルな印象が強くてシリアスに見るのがツラい ようやく騎兵隊登場なるも、RPG一発で全滅 愕然とする一瞬 前半に印象的だった血気盛んな新兵は瞬殺されたということだよな 映画的には一瞬だが、ある意味ここが一番の悲劇だろう 終盤になって意外な所から助っ人が出て来て、これが本当に実話なのかと思う程ドラマチックだ ここで助けてくれた男の息子と抱擁して別れるシーンは唐突でかなり反則 ここでいきなり号泣シーンがくるとは 泣いてしまったじゃないか あまりにもネイビーシールズ賛美で手放しで褒められないが、傑作だとは思う[映画館(字幕)] 8点(2014-10-18 14:12:34)

26.  ダーティハリー 《ネタバレ》 43年前の映画と考えると良く出来てると言うしかないかな しかしサスペンスを盛り上げるための効果音とかちょっとした音楽とかが古くさい まぁしかたがないか ファーストシーンの銀行強盗とラストシーンがリンクしていてうまい作り 最近の映画はこういうわかりやすいウイットに欠けるな 強盗を苦もなく退治するハリーの自己紹介的なファーストシーンは秀逸だ ひっくりかえった車やら、パニックをおこした町並みを背景に、引きのカメラでゆうゆうと強盗犯に近づくハリー そのかっこよさには痺れた 犯人の鬼畜ぶりはめちゃうまくて、鬼畜なくせにへたれで、誰でもいいからこいつをぶっ殺してくれ的ないらいらを感じさせてくれる この鬼畜な犯人だからこそ最後にハリーの名台詞とともに射殺のカタルシスが生まれた お話的には特に犯人がすぐれているわけではないのに、厳戒態勢の警察がやすやすと犯人を取り逃すシーンが連続してちょっとしらけた 警察がすぐに身代金の支払いに応じるとかもへたれすぎで時代を感じる[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-10-03 00:27:36)(良:1票)

27.  トランスフォーマー/ロストエイジ 《ネタバレ》 4DXで見る 今回ほとんど劇場のレビューになっているので4DXに興味の無い人はスルーして下さい 結果としては非常に4DXに合っている ちょっと椅子が揺れる程度だろうと舐めて行ったらとんでもなかった ぶっ壊れたマッサージチェアのごとく揺れまくり背中を突き上げられるショックに落ち落ちと映画を鑑賞する暇がない 従ってのんびり見れば違和感ありありの展開を考える暇もなく、通常ならエンディング並のアクションシーンが乗っけ盛り状態で延々と続く展開を揺れまくる椅子の上で思考力も失せて非常に疲れる 4DXのエフェクトは特にカメラがパンしたりクレーンでカメラが上がったり回転したりするシーンで恐ろしくピッタリはまる マイケルベイのやたら意味無く回るカメラやらスローモーションで下からあおったカメラワークにいちいち椅子が反応するので目が回る 特に空中戦などの3D空間を滑る様にカメラが動くシーンの臨場感はハンパじゃ無く良かった 椅子が無重力空間を滑る様に上下左右に動く感じ 4DXは空中戦がもっとも相性が良いようだ 雨のシーンは傘が欲しいぐらい雨が降るしこれから見に行くならタオルを持参するのをおすすめします 残念ながら肝心の3D画面が小さくてコントラストが非常に低くて黒の表現にかなり不満が残った 3DだとIMAXに慣れているので画面がかなり小さく感じた 視界一杯で見たければ最前席でちょうどいいぐらいだろう 映画のレビューでは無く映画館のレビューになってしまったが興味がある人もいるだろうから勘弁して下さい 市街戦は今回は香港で古い高層ビルの市街戦は新鮮だった パシフィックリムでの幻の香港戦が見たかったのでそれだけでも満足 劣勢のオートボット達の意外な助っ人は懐かしきゾイドのアロザウラーやらメカキングギドラやら泣ける連中達 ようしゃなく揺れまくった椅子の上でぐったり疲れて思ったことは「やっぱマイケル・ベイすげーわ」だった(笑)[映画館(吹替)] 8点(2014-09-20 00:08:55)(良:1票)

28.  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 《ネタバレ》 前作とはまるで違うイメージの良作 前作はやはり月光仮面的なレトロなイメージが付きまとったが今回は時代が一気に現代で、凄まじいカーチェイスとど迫力の空中空母バトルをメインに、キレキレな超接近格闘を全編に渡って繰り広げる 冒頭の船上の超接近格闘はヒーローの能力を格闘のみに特化せざるおえないキャプテンアメリカの魅力をフルに表現した GSPなど本物の格闘家がマジな戦いを見せるのもこの類いの映画では珍しい 格闘ゲームを見ているような出来 近年のワイヤーアクション格闘と一線を画す 計算された流れる様な格闘シーンはかなり新しい 空中空母や水平離着陸戦闘機、アイアンマン張りのウイングスーツなどのガジェットはシビレル出来だ VFXを含めアクションシーンはお腹いっぱいになるが、余りに詰め込みすぎで展開が速くてストーリーに置いてけぼりにされることがしばしばあった ボスのサミュエル・L・ジャクソンが訪ねて来ただけで敵判定されて追われる身になるとか目まぐるし過ぎ 登場人物もめまぐるしくて、この人達は誰だっけ?と思う事も キャプテンも前作はただちょっと強いだけの人みたいな、他のアベンジャーズの怪物連中達に比べるといたって普通の人的なキャラだったが、今回はハルク並みの怪力さと高層ビルからおっこちてもまったく平気なタフさを見せる しかし相変わらず武器がブーメラン盾のみで常に背中に付けてのアクションはミュータントタートルズを彷佛とさせて結構可笑しい 最近のマーベル映画のお約束の予告編も二本立てになっていて楽しかった ヒーローとしては非常にクラシックでもっとも地味なキャラだと思って舐めて見るとアイアンマン並みの派手な展開に驚かされる一本だ[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-09-18 14:46:18)(良:1票)

29.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》 前作で物足らなかった部分がすべて解消 これは1と2を同時に見るのがいいんじゃなかろうか ヒーロー映画特有のスパイダーマンバンジャイ!的な楽しさに溢れている これを見ると前作はプロローグのようなものか ギャグあり、泣かせあり、子供ありで王道な展開 子供のいじめにまで出しゃばるヒーローは近年に無い王道ぶりだがいささかウザイ サム・ライミ版の陰々滅々なスパイダーマンとは一線を画す 残念ながらエンディングでヒロインを失うが、途中からいくらでも想像が付くのでスパイダーマン復活で終わらせる爽快感の為の布石である事がわかる まぁ自分がブロンドのハデ顔ヒロインに魅力を感じないせいでもあるかも クライマックスのアクションシーンはよく出来てるが冒頭の市街戦のようにVFXを織り交ぜたカーチェイスのような面白さはなかった やはり最初から最後までCGで描かれるとアニメーションと何も変わらないな しかしこのてらいの無い王道ヒーロー映画ぶりが気恥ずかしい人達も多いんじゃなかろうか  しかし言ってみればサム・ライミ版のスパイダーマンがヒーロー映画としては特殊だったので、本来のヒーロー映画ってこうなんだよって所に立ち返ったということか[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-09-18 14:29:42)

30.  LEGO ムービー 《ネタバレ》 初めて見る映像 レゴみたいなデテールの荒い物を使ってここまで緻密なアニメーションを作るなんて驚きだ しかし、あまりに目まぐるし過ぎて目が追いつかない 超絶的なレゴの造形がこれでもかというほど出て来るがじっくりと見る暇もなく、作られてはぶっ壊されて、もう少しじっくり見せてくれる気は無いのかと思った レゴを使った世界も見事な世界観でレゴの海とか波とか、爆発する煙とか、通常レゴで表現出来そうも無いものが次々と表される お話のテーマもわかりやすく、レゴをマニュアル通りに作っても誰でも凄い物が作れるけど、自由に作ればくだらない物でも充分楽しくて価値があるんだよと、バットマン以下有名なキャラ達総出演で教えてくれる キーアイテムの奇跡のパーツがボンドのキャップだったり、要所要所にバカくだらないギャグが満載だ 意外にもラストは実写でなるほどと納得できるオチになっている 立派なレゴの高層ビルに自由な発想の少年が作ったロボットやジェト機が見事にマッチしたジオラマになっていて、なるほどとうならせたが、さらに少年の自由な造形をもぶっ壊す幼児の妹の発想が、そのシンプルさ故に最強で爽快なラストだった[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-18 14:18:21)

31.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 1999年の「RAIN/レイン」のリメイク いろいろダメダメな所の多い映画だがこれはオリジナルの「RAIN/レイン」を見なければはっきりと語れない映画かもしれないな なぜならオリジナルの設定をあれこれ置き換えた物語になっている オリジナルの主人公の殺し屋の先生が、今回の主人公のニコラス・ケイジの設定だ オリジナルの主人公が聾唖者である設定が今回のニコラス・ケイジの恋人の薬屋の娘に置き換えられた この設定を変えたのに無理矢理前作のテイストを持ち込んだために違和感だらけの展開だ 冒頭、用意周到で非情でクールな殺し屋ニコラス・ケイジが実際の仕事ぶりは、どちらかと言うと行き当たりばったり 証拠を残さないとか相手に同情しないとか最初のルールは何処にいっちゃたの?という感じ 薬屋の女の子とはまるで中学生の恋愛かよと言う感じでクールな殺し屋の風情はまったく無い まぁニコラス・ケイジ主演というあたりでそれを言ってもしかたがないか 途中耳が聞こえない彼女が一瞬後ろを向いた隙に、強盗を瞬殺するシーンがあるが、まったく隠そうと言う気がなく、拳銃を撃ったのに聾唖者であるが故に聞こえなかったというグッドな展開を一瞬で無駄にしたのが不可解の極み 冒頭のバイクを使った殺しとか、お約束の殺し屋の修行とかスタイリッシュでなかなか良かったのに 聾唖者の薬屋の女の子は熟女ぽいがなかなかカワイイ 弟子のコンは往年の日活ニューフェイス風でイケメンだが古くさすぎる しかしタイの観光地はよくわかるし開き直って見れば悪く無い ラストはこれこそ前作を踏まえなければわからない不可解演出か ここから前作の殺し屋の主人公コンに繋がると言いたいのだろうか? いやいや、この映画にあれこれ考えちゃダメダメ(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-18 14:02:06)

32.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 久しぶりの王道の航空パニック映画を見た 登場人物達の疑心暗鬼とか乗客達ひとりひとりのキャラクターも良く描かれていて往年のオールドパニック映画を見ているようだった 主人公のリーアム・ニーソンは誤解されやすいヒーローをやらせたら抜群だ 比較的短い102分というランタイムに凝縮してサスペンスを盛り込んで飽きる事がない 主人公の追い込まれぶりがストーリーの展開上都合良すぎると思うが、リーアムの誤解されようが見事にはまって以外に許せる この人は動くだけで次々と誤解を呼ぶ希有なキャラクターだ 主人公の行動が理路整然としていないので対策が次々と裏目に出る感じがハラハラする 仕掛けられた爆弾もありがちなドラマなら主人公の活躍で最後には回避するのが定番だが、ちゃんと爆破してクライマックスにふさわしいパニックシーンを演出する この辺は昔に比べてVFXが良くなってなんでも出来ちゃう良さかなと思う[映画館(字幕)] 8点(2014-09-18 14:00:41)

33.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 『パシフィック・リム』を見た時にも思った 日本の怪獣映画をリスペクトした作りになっている しかし怪獣プロレス部分はこちらの方がいい ゴジラの造形や野太い鳴き声はアメリカ人大好きの恐竜映画の様で今ひとつだった ハリウッドゴジラは動物的な「ゴウォ~」という腹に響く野太い声、対して歴代ゴジラは「キャイ~ァー」という甲高い複雑な泣き声で日本怪獣屈指の吠上手だ だが展開は、人間の姑息な武器などはクソの役にも立たず、最後はお約束の怪獣同士のバトルに頼る所も往年の怪獣映画を見ているようで非常に気持ちがいい ゴジラの出番が少ないが逆にここでゴジラ登場か?と思わせる所でムトーさん登場みたいな(笑) 主人公の印象も不鮮明で日本の怪獣映画のようにあくまでも主役は怪獣というところに徹しているところが、映画としては物足りない所でもあるが怪獣映画を愛して止まない我が身としては「よくわかってらっしゃる」と褒めてやりたい 渡辺謙の時計が被爆した父親のものだったりオリジナルゴジラが原爆に警鐘を鳴らした作品だった所をオマージュしているがちょっと盛りすぎかな 主人公らしき青年(笑)は結局原爆の時限装置も止められず最後の最後まで役に立たなかった所までも評価したい その分要所要所で見栄を切る御大ゴジラ様の迫力は素晴らしく、いきなりの放射能攻撃やチビ武藤(ムートー)を尻尾で一蹴して、おもむろにカメラに向かって見栄を切るシーンはまるで歌舞伎のようだ デカ武藤の背中を背景に壊滅したホノルルを引きで見せるカメラワークも秀逸 怪獣の佇む風景を入れる「お約束」もちゃんと踏襲している 渡辺謙の盛りすぎな芝居も日本沈没の田所博士を思わせて「おいらが主役だぜ」オーラをビンビンに出していて、日本人としては誇らしい気分になった 敵怪獣は見るからにギャオスでゴジラ対ギャオスの夢の異種団体バトルを見ているようだ 主人公とゴジラの「やってやったぜ!」的なアイコンタクトがあったり、エンディングも歓声に見送られて海に帰るゴジラの姿が「オマエはガメラかよ!」と突っ込んだ日本人が一億人はいただろう しかし当時見て「エメリッヒぶっ殺す」的なオリジナルレイプのゴジラから16年経ってようやくオリジナルゴジラのリブートを見れて感慨深い 次作は是非宿敵キングギドラをキャスティングしてほしい 間違ってもキングコングはアウト……まぁちょっとは見たいかな(笑)[映画館(字幕)] 8点(2014-09-14 10:50:49)(良:1票)

34.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 ただただ圧倒的な映像にため息が出る2時間40分 しかし前作の次々に危機が訪れるようなのっけ盛り型のアクションではなかった ストーリーが複雑になったせいか中盤が退屈に思えたのはロードオブザリングの劇場版2作目のようだ しかしシリーズ最高傑作のSEE版ロードオブザリング2作目の様にホビットにもSEE版が出るに違いない SEE版にはエルフの王、スランドゥイルとドワーフの王のトーリンの過去の確執やら、急に仲良くなった様に見えたエルフのタウリエルとイケメンドワーフのキーリの交流が描かれたりするんだろうな 劇場版はこの辺がはしょられた感じだったので今ひとつ深くストーリーに入り込めなかった 湖の町・エスガロスに住むバルドとドラゴンとの確執ももうちょっとわかりやすく見せて欲しい SEE版に期待する イケメンドワーフのキーリの傷が思わしくないので湖の街に残る事になったが、仲間達の何人かが同じく街に残る事を志願する この旅の使命よりも旅の仲間の命を優先する展開はロードオブザリングでの、旅の目的よりも攫われた仲間の奪還を優先させたシリーズのお約束の様に思えた 「なによりも大事なのは仲間だ」というリングシリーズ最優先のテーマだ ラストは相変わらず「おいおい、ここで終わりかよ」って思った しかし「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」と同じホビットシリーズの解説篇的な立ち位置になる作品じゃなかろうか[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-08-30 12:43:51)

35.  インシディアス 第2章 《ネタバレ》 前作の解明篇となっている 前作は観客を驚かせるのみに徹したびっくり箱のような映画だったが今作は前作のびっくり箱はそのまま、前作を一本の話として通して見れる様になっている 前作のシークエンスを一部再現したり、過去のジョシュ(父親)と前作のラストで殺された霊能力者エリーゼの若き頃の関係を冒頭にみせるのはなかなかうまい始まりだ 前作で解明されなかった謎や不可解なシーンが、後付けだが説明されている 過去の黒衣の花嫁の話が現在の廃病院で繋がったり、話の流れがうまく前作と繋がる感じは結構うまい 突然オバケが出る演出は相変わらずで、ビックリ箱を開けた時の様に最初は驚くが、2度目は引っかからないと言う、つまらなさと表裏になっていると思った ビックリシーンを憶えている間は見直し禁止だ しかし前作のにぎやかな遊園地のアトラクション的な演出は少し抑えめでこちらの方が恐怖度は高い しかし今回も闇の世界の演出は、ただ暗かったり霧が出たりするだけで前作と変わらず安っぽい この異世界のエフェクトが「サイレントヒル」ぐらいのグレードで作ってくれれば傑作になったと思うが、まぁちょっと高望みしすぎか 前作のエンディングでエリーゼが殺されるのが余りにも理不尽なバッドエンドで気分が悪かったが、今作では死んだとはいえ元気にあちらの世界で暮らしている風に描かれているのはちょっとほっとした 前作の話がほとんどストーリーらしき物がなかったので、むしろこの映画と同時に見るのがいいんじゃなかろうか エンディングはあまりにも取って付けた様なお手軽なラストで、エリーゼとオタクコンビのチームがこれからも続くのなら許すが、この話がここで終わるなら安易過ぎてはっきりいってつまらないオチだ 心霊になったエリーゼとヲタコンの凸凹コンビが、ゴーストバスターズを繰り広げるコメディなんかになったら、この作品を8点にしてもいいだろう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-08-30 12:35:52)(良:1票)

36.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 大物二人のコラボ映画だが、「この程度だろうな」と思ってた程度の面白さを見事に一歩も出なかった 二人の大スターを見てるだけでも充分楽しいので損は無いのだが、脱獄の方法から主人公の脱獄コンサルタントという職業とか主人公の周辺にいたる設定がかなりテキトーでマンガっぽい 刑務所の様子もSF的なガラス張りの牢とか、船上の刑務所とか面白くなりそうな要素は結構あるのだが、二人の大スター以外は本当にざっくりで薄っぺらい お約束のサド趣味の看守とかも全然憎々しくない ステレオタイプなバカサドな所長とかもお約束どおりで、エンディングもパチンコ弾のような拳銃一発で終わるのもいまいち地味だ 会社の社長をスタローンの仲間が制裁を加えて終わるのも全然現実的じゃなくてしらけた 全体的には70年代のアクション映画を見てる様で既視感いっぱいだ 可も無く不可もない出来か[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-08-30 12:13:20)

37.  デンジャラス・バディ 《ネタバレ》 ありがちなバディムービーだが悪ふざけがすぎる 2時間は長過ぎる 90分ぐらいがちょうどいいんじゃないか 笑えないネタが多すぎる コメディのわりに人が死に過ぎる 笑えないコメディーの部分に合わせて ストーリーが進む感じ 映画というより2時間ドラマみたい 劇場で見たら損した感が強いだろう だから話題にもならなかったのか 公開した憶えが無かった 主人公二人がどちらかというとどっちも嫌な奴で感情移入できないのが一番の問題だ 笑う以前に不快感が強い 久しぶりにくだらない物を見た気がした[ブルーレイ(字幕)] 4点(2014-08-30 12:10:20)

38.  エンダーのゲーム 《ネタバレ》 なんだろうこれは 映像は素晴らしい VFXは精緻で見応えがあるが、肝心のエンダーの才能が素晴らしい描写が非常に浅い 見ていられないくらい浅い これはもしかして小中学生ぐらいに向けて作ったのだろうか だとしたら納得できる なのでこれは子供向け映画としての評価である 大人向けであればせいぜい4点か 序盤でエンダーがネズミになるゲームをするが、並んだどちらのグラスを選んでもゲームオーバーになるので、目の前の巨人を攻撃して倒すと、黒人の先生は「こんなやり方始めて見たわ」と言うし、ハリソン・フォード扮する大佐は非常に感銘して「完璧だぁ」という そうかなぁ、普通グラスがダメなら目の前の巨人を攻撃するだろ 意外な部分を叩くのはRPGの基本である とにかくすべてがそんな感じ エンダーが有能である描写が弱すぎる この程度の能力で驚くのは小学生ぐらいだろう エンダーは大佐の思惑通り着々と成長して、最後に騙されて敵の惑星を壊滅させるジェノサイドを引き起こすが、その方法も味方を盾にして正面突破などの非道な作戦を安々と行うなど、人道的な事を言う割にやることがめちゃ非道 もともと訓練でも味方の犠牲を払って一点突破する作戦が得意とか、決して褒められないやり方の主人公なので違和感がありすぎる ケンカの時にその辺の物を武器にしてぶん殴るとか、売られた喧嘩とはいえ相手を再起不能にしてしまうとか、そもそもエンダーの主人公としての魅力に疑問がある 敵のキャラクターは、ビタイチモん描かれないのでジェノサイドの悲惨な感じは皆無 アリ(エイリアン)が人類を虐殺する様子も無いのでやっつけたカタルシスも無い 敵惑星のジェノサイドを描いてしまったらそれでなくても非情な主人公を浮き彫りにしてしまうからだろうが、少なくとも別の問題提議が出来たはず エンディングも「はぁ?」っていう感じで、言うならば長い物語のほんのプロローグ部分を2時間かけて描いた様に見えた 宇宙戦艦ヤマト風の繊細な戦闘VFXとゲーム部分のCGアニメを楽しむのみの作品だ[映画館(字幕)] 6点(2014-08-29 18:54:58)

39.  オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 《ネタバレ》 冒頭のオッド・トーマスの独白からちょっとした事件の顛末、解決までをスピーディに描いて、主人公の置かれた環境や能力を驚きと共に説明するのは「パラノーマン ブライス・ホローの謎」を思わせる この手の映画で既に主人公の特殊能力を理解して協力者がいるという設定は珍しいので、それだけでも以外だった 序盤のヒロイン、ストーミーの可愛さやトーマスと同等の能力を持った友人の死に様、トーマスが軽快にパンケーキを焼く様子、得体の知れないボダッハ達、と立て続けにピリッとしたVFXを使ったうまい展開でかなり引き込まれた 前半の展開がスピード感があって面白いので中盤でちょっと中弛みした感があるが、序盤が良すぎたせいだろう 敵の正体とかいきなりで説明不足な感じもするがなるほどと思わせる伏線のシーンもあって面白い 時々見せるタメの無い残虐シーンとかも以外でいい ラストもぼんやり見ていればうまく騙されて結構泣ける 生来ぼんやりの自分なのですっかり騙されて泣かされた ちゃんと劇場公開されなかった作品らしいのでもったいない 意外な拾い物である 以外だったのでちょっと点数が甘めかもしれないです[DVD(字幕)] 8点(2014-08-09 19:35:15)

40.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》 以前2011年版を見たが今回1と2を続けて見た POV映像モキュメンタリー 初めて見た時よりも一作目はおもしろいと感じた 最初の一時間はたいしたことは起こらない ただ窓が開いたり、ドアが閉まったりするだけ 夜が明けなくて建物が閉じられているというだけでパニックを起こす撮影クルー達がそれなりにリアルで楽しめる 一作目の方が不気味度が高いかな 二作目は途中で警官が加わるなど前回よりグレードアップしたかなと思ったら、まったく活躍しないで何の為のキャストかわからなかった 建物に入るまでの展開はひねりがあってよいとおもったが、建物に入ってからは前回とまったく同じ展開が結構しらける 前作のクルー達の失敗を考慮して持ち込んだ道具とかまったく役にたたないし、閉じ込められるのが分っているのだから、建物から脱出する術を講じて侵入するとか工夫がほしい この手のホラーでまったく悪霊に歯が立たないのはそろそろ飽きた でも途中で唐突に脱出するなどは意外性があってよい しかしホテルのエレベーターのドアが開くと、地下通路なのはドアが開く前からみえみえで、わざわざエレベーターのドアにする意味があるのか? それなら普通はエレベーターから出ないだろう、むしろなにげなく開けたドアが館に通じていて、中に入ってうっかりドアを閉じたら、入ったドアを開けても、時既に遅し、みたいな演出の方が意外性があってずっとよいのに 終盤、壁に穴が開いて吸い込まれるとか意味不明、謎解きを拒否するめちゃくちゃな展開だ やはりある程度理由を想像出来る結末にして欲しい ラストはなんだか考え落ちだ モキュメンタリーホラーはエンディングにいい物が無いな エンディング前にちょっとしたゴア描写があるが、結構唐突でむしろ嫌な気持ちになる 心霊とスプラッターを混同しないでほしい[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-06-26 16:21:59)(良:1票)

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