みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
421. ロッキー5/最後のドラマ 膨れあがりすぎたロッキーを原点回帰で締めようという発想はいいと思う。しかし、下にもあるようにシリーズを続けたいばかりにスタローンにロッキーの死を諦めさせた制作会社。責任もって「6」を作るようにと言いたい。もしスタローンの予定通りトミーと息子に男を教えリングで死ぬことができていたら・・・。そう考えるとやはり本作の出来には満足はできない。5点(2003-11-21 07:28:39) 422. ロッキー4/炎の友情 スタローン節全開なエンターテイメント大作。1と同じシリーズとは思えない程、開き直って劇画タッチに進め、『トップガン』的なサントラを取り入れ・・・お客さんを楽しませることに徹している。無意味に出てくるお手伝いロボットとポーリーの恋(?!)が邪魔に感じるか、微笑ましく感じるかで、その日の自分の機嫌がわかるバロメーターにもなっている。8点(2003-11-21 07:20:47) 423. ロッキー3 《ネタバレ》 ミッキーの死・アポロの友情と見所は満載・・・のはずだが、ホーガンの特別出演のあるオープニングから少々ゆるみ気味のためか高揚しない。また、チャンピオンベルトを守らせるために対戦相手を選ぶトレーナー・それに気づかぬロッキー・・・そして、ハングリーなクラバーが悪役。う~ん・・・クラバーこそ応援すべき対象のように思えるが・・・。 3点(2003-11-21 07:12:52) 424. ロッキー2 《ネタバレ》 よくも悪くも予想通りに進む2作目。スタローンのオーソドックスな演出がはまり、うまく人情味あふれる作品に仕上がっていて好感が持てる。病院でのエイドリアンの「Win!」に突然動き出す男たちを見ると、「やっぱり男っていうのは女の手のひらで遊ばせられてるんだなぁ」と痛感してしまう。 7点(2003-11-21 07:06:09) 425. 愛は霧のかなたに ヒロインの壮絶な生き方には胸を打たれる。演出・演技のレベルも高い。それは間違いない。しかし、人として非難されるのを承知で本音を述べる・・・たかが動物のことになんでそんなに必死なの? 人間社会には山ほど問題がある。自分のケツを拭けない人間がゴリラを守る。そういった中途半端な動物愛護が生態系を乱してしまうのでは? クジラの異常繁殖を見るにつけ、人間はもっと人間にこそ目を向けるべきと思わざるを得ない。 5点(2003-11-21 06:48:40) 426. トゥルーマン・ショー 《ネタバレ》 最大の見所は、E・ハリス扮するプロデューサーの主人公への目線。彼はタレントではなくむしろ息子として主人公を心配し、彼のためにショーの虚構空間を維持し保護したいと必死である。しかし、当の本人は・・・。これは思春期の親子の葛藤を描いた作品であり、ストレートに描くと泥臭くなるところをSFという味付けでさらりと交わした佳作。P・ウィアーらしく現実への皮肉を忘れないラストもいい。9点(2003-11-21 06:37:54)(良:3票) 427. ガタカ A・ニコルは「虚構と現実の狭間」にとりつかれている作家である。その果てにかいま見える「自己」。D・クローネンバーグと同じような題材を扱いつつも、比較的観客を突き放さない現実的なフィールドで上手くさばいていくことができる作家。観客を喜ばす意味では利点であるが、その結果あまりに無難に、しかも結末が甘くなりすぎているのも事実。もう一段深く監督自身が自己探求した上で、次回作に臨んでほしい。真の傑作誕生の日は近いはずだ。 7点(2003-11-21 06:13:31)(良:1票) 428. ロッキー 似たような作品は古今東西ゴロゴロしている。おまけにプロスポーツの世界に目を転じれば、これ以上の感動話はたくさんある。それでもなおこの作品の魅力が失われないのはなぜか? それはきっとキャスト・スタッフの希にみる熱意がしっかりと焼き付けられているからであろう。この先、フィルムが劣化しようともスタローンの魂は色褪せない。いや、それどころか希望が持ちにくくなった現代こそ、さらに燦然と輝いていくことだろう。これぞ不朽の名作。10点(2003-11-21 05:53:41)(良:3票) 429. ランボー 演技が全くできないと揶揄されるスタローン。しかし、本作を観れば、「観客に感情移入をさせる芝居」が上手いことに気づく。それでいて、ロッキーとも全く別の個性を演じ分けることに成功している。確かにデニーロ、ホフマン程の演技巧者ではないが、「スター」としての華・風格を世間に認めさせる一本。このような演技はシュワでは絶対にできない・・・今でも。9点(2003-11-21 05:43:13)(良:2票) 430. 愛と死の間で 実力派俳優、謎、特異な雰囲気・・・傑作になる要素は揃っている。しかし、ちょっと複雑にしすぎた感もあり、残念ながらラストまでテンションが持続しない。また明かされる真相も・・・。K・ブラナーは間違いなく知的で演技も上手いと思う。しかし、「名優」になるためにはシェークスピア作品以外にも、こういったミステリーなどの分野で名作を作らなければいけないだろう。4点(2003-11-20 22:18:48) 431. グレムリン J・ダンテらしい懐古主義的ホラー。当時の最新技術が使われたギズモは生き物らしいリアルさもあり、なかなかのもの。ビデオで後に観たのだが、できれば子供の時に観たかった。5点(2003-11-20 22:00:11) 432. グレムリン2/新・種・誕・生 映画の出来から言えば2点位のものだろう。しかし、続編は正攻法ではあたらないと考えたのか、J・ダンテが同窓会のノリでワイワイと楽しんで作っているのが伝わり、なぜか頬がゆるみっぱなしだった。そのためか、ギズモの造形も前作よりも可愛らしさを強調してあり、スタローンに憧れるギズモは抱きしめてしまいたいほどである。7点(2003-11-20 21:54:37) 433. スプラッシュ 主演二人はもちろん今はなきJ・キャンディがいい味を出しているウェルメイドな現代のメルヘン。話は変わるが、今度同窓会がある。高校時代、クラスにいたD・ハンナ似のクォーターの女の子に恋をしていた。奥手だったボクは彼女の顔とスプラッシュの人魚姿を脳内アイコラすることしかできなかったが・・・。でも、今なら「好きでした」と言えるかもしれない。もし『キル・ビル』のハンナのようになっていなかったらであるが・・・。 【2004/10/10追加】遅ればせながら同窓会の報告。彼女は『キル・ビル』ハンナにはなっていなかったものの、キャシー中島のようになっていた。やっぱり昔の恋は、そのまま美しい思い出で終わらせるべきなんですね。ちなみに、昔の恋心を打ち明けたところ、隣にいた女に磯野貴理子ばりの大声で笑われ、吹聴されてしまった・・・。バカバカバカ!8点(2003-11-20 21:45:04)(笑:1票) 《改行有》 434. 愛という名の疑惑 思い出すのは、客のほとんどいない劇場でうとうととしてしまい、大音量のあえぎ声をバックにエッチな夢を見てしまったことのみ。あの時は若かったなぁ・・・。 【追記】その後ビデオにて再見。う~ん・・・評価はかわらないなぁ。あえて言えば、印象よりもエロシーンが少ないことか(笑)2点(2003-11-20 21:38:15) 435. アイズ ワイド シャット 《ネタバレ》 遺作だという先入観があるためなのだろうが、どうも映像にキューブリックらしい粘りが感じられなかった。それは主演2人にも言え、トムはやはりプレイボーイにしか見えず、クライマックスでの愛への渇望が真実味をもっていない。もっと濃密な空間を作り出せていたら、ニコールの「fuck」が『時計じかけのオレンジ』並みの破壊力を持ったのかもしれない。6点(2003-11-20 21:28:40) 436. ラスト・ボーイスカウト 《ネタバレ》 「もう『ダイ・ハードの』とは言わせない」というコピーが印象深い。ブルース得意のうらぶれたキャラクターにバディものの要素を合わせ、飽きさせない。クライマックスのダンスもとぼけていて、この役者のスターとしての特異性を感じさせてくれる。しかし、予算の都合上ラストが大幅にスケールダウンされてしまったことと、危機を逃れるためとはいえ娘の前で卑猥な言葉をパペットに語らせること。この2点は残念。6点(2003-11-20 06:38:17) 437. シックス・センス 《ネタバレ》 もう知らない人もほとんどいない本作の意外な真相。しかし、本当の見所は2回目の観賞にこそある。コール少年の台詞・言動全てが真相を知った後では違う意味を持ってくるのだから。そして、それが人間の様々な「愛」と「関係」を浮き彫りにしていく。コミュニケーション不足が指摘される現代をえぐった傑作。10点(2003-11-20 06:22:48) 438. ザ・フライ2/二世誕生 《ネタバレ》 1制作時にクローネンバーグが切った要素(企業と科学者の権利争い)を再利用し、『エイリアン』よろしくアクションホラーへの転換を図った今作。予想通り前作には遠く及ばないが、それでもけなすのが忍びなくなるのは、2世と悪役の擬似親子というプロット故。これをもっと中心に据えれば、主人公のラストの決断はもっと切なく迫ってきたかもしれない。 6点(2003-11-20 06:03:09) 439. バック・トゥ・ザ・フューチャー 本当は満点をつけたい位よくできた作品。しかし、大きく減点したのは二つの理由から。1.何よりも後味がよくない。どうしてビフが卑屈になっているのか。ビフは不良だが、他人の介入によって人生を狂わせられるほどの悪人ではない。もっとあたたかい視点がほしい。2.やはりエリック・ストルツのことを思うと切なくなる。彼のスチールは公開すべきではなかった。 7点(2003-11-20 05:46:17) 440. タイタニック(1997) 現状に不満を抱えたヒロインが危機を迎え、近くにいた男性を鑑として強くなっていく。『ターミネーター』以降続くキャメロンらしいプロット。適役だったヒロインに比べ、ディカプリオは線が細すぎ、やはりキャメロンが希望していたS・ドーフに出演してもらいたかった。また、現代のパートは蛇足にすぎず、ヒロインの今後を暗示する程度に留めてほしかった。 4点(2003-11-20 03:46:44)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS