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プロフィール
コメント数 2534
性別
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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421.  127時間 《ネタバレ》 予告編から予測される内容から外れる事はなく、更なる広がりや奥行がある訳ではなかったので、ちょっと肩すかし。何が起きてどうなる、っていうのは最初から判っているので、あとは「大自然に対する畏怖」「孤立する事で認識する人との繋がり」「貪欲な生の渇望と自己との闘い」あたりをどう料理するのか?というところに興味があったのですが、主人公がポジティブでストレートな性格なせいか、映画もとてもストレートで判り易く、もう少し過去からその時に至るまでの摩擦や葛藤や闘いによる揺らぎ、歪みがあってもいいのになぁ、と思いながら見ていました。あのコマーシャルフィルム状態な渇き描写なんて、通俗的に過ぎて「これこそが欲望に直結するストレートな映像だ!」と言っているとしても、そんなんでいいのぉ?って思ってしまいます。事象の克明な描写と、回想、願望、幻覚、幻聴の描写、これらが渾然一体となって映画を形成している状態そのものはいいと思うのですが、そのバランス感覚には疑問が生じて。とりあえず、音楽うるさ過ぎ。静かに自分と対峙するような状況が大半を占める映画の中で、彼が実際に聴いているのでも、彼の記憶の中にあるのでも、幻聴でもなくガンガン鳴り出す音楽に関しては全く要らなかったんじゃないかな?と。腕を切り離す描写はG指定という事で油断しちゃってましたし(どう見てもR-15レベル)、ラスト、救助されて以降は蛇足のようにも思え。この、ごくパーソナルなエピソードを一本の映画として仕上げてみせた腕は確かです。だけど、色々な映像、心情を見せながらも、そのポジティブっぷりがアダとなって、見終わって物理的事象に対する闘争から勝利の帰還、って印象ばかりが強くて。生理的にはとっても痛そうに見えたけど、内面的には痛みのあまり感じられない映画でした。それで正解なのかな?[映画館(字幕)] 6点(2011-06-26 17:06:00)

422.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 「映画」を子供の頃に好きになったか、大人になってから好きになったかで、心に映る「映画」の世界ってのは全く違ったモノになると思うんですね。子供の頃、心にスピルバーグ作品を映しまくったのであろう、この監督の世界に、中学生の頃『ジョーズ』からスピルバーグ作品と共に映画を見てきた私は強いシンパシーを抱きました。映画とは何ぞや?って問うた時に、芸術論や技術論をこねくり回すのは簡単ですけれど、子供の心に映した、ひっくり返ったオモチャ箱みたいな世界もまた映画のひとつのカタチであるのは真理であって。この映画はそのオモチャ箱を今の時代に送り手となって表現してみせたような作品で。色々盛り込み過ぎな感じはあります。『未知との遭遇』と『ジョーズ』と『E.T.』の要素が色濃く、一方でスティーブン・キング的だったり、時代ネタを盛り込んだり。で、あれこれと描いた上で、じゃあこの映画の本質ってのはどこなのか?って言うと、実はエンドクレジットの最中のアレこそが「映画」本体なのではないの?みたいな気もしないではなく(エンドクレジットが出ると共にさっさと席を立ったものの、途中で立ち止まったり戻ったりして見るハメになってる人多数。そんなに慌てないで)、あの最後と、遺されたママの映像とがこの監督の映画観を語る大切な部分なのではないのかな、と思ったり。映画の「夢」があって、そこから一歩踏み出してゆく「現実」があって。映画少年が映画を刻んできた証しが具象化されたような作品でした。ただ、スピルバーグ的ではあるけれど、この映画、クリス・コロンバスが脚本を書いて、ジョー・ダンテかリチャード・ドナーが監督したスピルバーグ製作作品みたいなカラーが色濃く出ていて、そこは自分の中に刻まれたスピルバーグとは、ちょっと違うね、って思ったりもした2時間でした(この映画はややレトロな色調になっていたけれど、私の記憶の中に刻まれているスピルバーグ作品の多くは70mmプリントされたペカッペカな色鮮やかな最先端の映像なワケで)。[映画館(字幕)] 9点(2011-06-24 21:11:42)(良:2票)

423.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 「今年はエイリアンの年にしましょう」って業界で決めたんだかなんだか知りませんが、上映前に『世界侵略』の予告見て、「ああ、今日見る映画はコレじゃないのね」って。どれが何やら。さて、「またつまらぬ映画を見てしまった」って感じでございます。登場人物に全く魅力なくてドラマが徹底的につまんないんですよね。主人公らしきラテンノリ入ったおっちゃんは勝手にウロウロするばかりだし、他の人物もみんな映画に必要とも思えないような存在だし。つーか、あの黒人兄ちゃんはどう見たってセレブに見えませんよ? で、人類大変!って大風呂敷広げたクセに、「これってまさか、そのマンションから外に出ないまま?」ってイヤな予感がして、それが早々に破られると思って安心・・・って戻るなよ!籠るなよ!みたいな。でも、そんなんでもUFOだのエイリアンだの戦闘だのをドカン!ズドン!ってハデに見せてくれれば文句はないんですが、これがショボショボで。今時、CGと実写のマッチングがちゃんとしてます、なんてのは当たり前なワケでねぇ。ドッグファイトは引きの画ばかりの傍観視点だし、デカいエイリアンは、なんか『ギアーズ・オブ・ウォー2』あたりで見たよーな既視感強~いオリジナリティ薄~いシロモノですし。「神風」なんて最低。日本人馬鹿にしてんの? ついでに青いきっつい光がクネクネと先っぽで光ってるのは胃カメラを思い出して胃がシクシクしたわ。で、色々と放り投げたまま、最後の最後にエイリアンマン誕生!僕たちの戦いはこれからだ!ストラウス先生の次回作にご期待下さい!だもんなー。こんなもん六本木にかけるなよー、『悪魔の毒々エイリアン』とかいうタイトルでシアターN渋谷か銀座シネパトスにでもかけとけよー、そしたらもう1点くらい付けるよー、って程度のシロモノでした。脱力感たっぷりで疲れたわ。[映画館(字幕)] 2点(2011-06-19 14:15:28)

424.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 とても面白かったです。ちょっと前半、話が飛び飛びになるので、どうなってるのか咀嚼しきれないところもあったのですが(恥ずかしい話、エリックとショウがごっちゃになってて、途中で「あれ?」って)、話の全体像が見えてくると、正義VS悪ってシンプルな構造ではない、元々は同じ立場の人々が、袂を分かってゆかねばならない悲劇が伝わってきて。『X-MEN』でさんざん説明されてはいても、元々は共に生きた、っていう物語をここまできっちりと見せてくれると、シリーズ自体の見方がこれまでと違ってくる気がします。ドラマ中心なこの映画を、ジェームズ・マカヴォイ(@タムナスさん)がいかにも人当りの良さそうな人物(ゆえに心が読めるクセにちょっと人の暗部に疎い)を好演して支えている感じ。ただ、ナチやソ連に「悪」を求めきれず、「悪の根源」としたケヴィン・ベーコンが結局はミュータント側の存在である事によって、『X-MEN』というのは、その起源からしてひたすらミュータント同士の内輪揉めの話であった、ってカタチになってしまうのがねぇ。旧人類こそが彼らを迫害・弾圧する悪しき存在である、っていうのを明確にしきれないあたりは、この物語の限界ですかねぇ。って、そこまでしちゃうと『デビルマン』になっちゃいますか。とにかくこの映画、見応えのあるドラマと能力を発揮する見せ場の面白さとで『X-MEN』の魅力の底上げをしてみせた作品だったと言えます。1作目と『ウルヴァリン』しか見てないんですが、早速シリーズ通して見てみよう、って気にさせましたもの。[映画館(字幕)] 7点(2011-06-14 20:15:41)

425.  赤ずきん 《ネタバレ》 あら。なんだかフツーにホラーで、『赤ずきん』ベースであるってところが薄く感じられてちょっとガッカリ。前世紀末の『白雪姫』『シンデレラ』の実写化と同様に、ファンタジー性は限りなく薄められて人の生の描写は生々しく、ダークな色に染まっていて。『赤ずきん』と言うよりも人狼モノホラーにシャマランの『ヴィレッジ』あたりの雰囲気をプラスした感じ。馬鹿な私はまず、最初の15分くらいでばーっと説明される登場人物の相関関係に頭を悩ませました。誰が誰とどう結びついてる? 誰が誰の親で誰の子? その上、実は誰それの子でなくて誰それの子? 顔を覚える以前に(そもそも役者達が揃いも揃って親やおばあちゃんを演じるには若すぎなくない?)秘匿されているウラまでイッキに説明されるので、飲み込み切れず。そんな状況に新キャラが大挙して飛び込んできて上を下への大混乱状態になるのですから、見てる私はドラマで心動かす、ってところをすっかり諦めちゃって。さりとて一大アクション!とかいうワケにもいかずに、スクリーンとの距離遠いわぁ、って。誰が狼なのか、っていうミステリー要素はなかなか良かったですけどね。伏線が張られながら真相がまるで読めなかったですし。でも、やっぱり子供が読むものをベースにした物語を安易にダークです、大人向けです、って扇情的に加工して欲しくありませんねぇ。子供の手から奪うようなカタチでの映画化って、正しく思えないです。結局自分的には最近売れっ子状態なアマンダ(ちょっと市川実和子似)を鑑賞する映画かなぁ。ダークな世界の中に置かれた美しさは、モノトーンの中のずきんの赤の鮮烈なイメージにもシンクロして。でもでも、『ジュリエットからの手紙』の美しい陽光の中の彼女の方が魅力的だった気が・・・[映画館(字幕)] 5点(2011-06-12 14:36:10)(良:1票)

426.  キッズ・オールライト 《ネタバレ》 親がレズカップルという特異な家庭環境の世界を描きながら、映画が描こうとする方向性はちょっと保守的に過ぎる気がしてしまって、手放しには共感できないかな、という感じでした。あれでは精子提供者である「父」がまるで体内に入り込んでくる異物、悪玉ウィルスみたい。家族は単なる血の繋がりで結びつくのではない、各人の意識こそが家族の絆を生み、家庭を形成してゆくのだ、って言いたいのは判るのですが、血の繋がりを求めた姉弟の意思、父に魅かれてゆく思い、愛欲に走る母、それぞれを家族という大前提で定義された縛りが否定してゆくように感じられて、何か窮屈な映画で。目先の欲ではなく、もっと奥深くにある結び付きこそを大切にしましょう、っていうんでしょうけど、色々な否定の上に立ってしまったらねぇ。役者はみんな魅力的なキャラクターを演じていたので、そこからもう少し微笑ましい物語を編み出して欲しかったのですが、意外とトゲトゲした映画でした。そうそう、透き通るような肌のミア・ワシコウスカは『アリス・イン・ワンダーランド』の時に比べたら人間的な存在感があって数倍魅力的でした。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-05 14:11:50)

427.  ファンタスティック Mr.FOX 《ネタバレ》 アメリカ映画ってのは懐が深くて、こんな人形アニメでもメジャーの作品として成立するんだなぁ、と。日本でメジャーなアニメ映画って言ったら二次元手描きと、ごくごく限られたCGモノくらいのもんで、メジャーな人形アニメとかクレイアニメって言ったら『クレヨンしんちゃん』のオープニングくらいしか思いつかない世界だったりして。フサフサな毛の質感がステキなキツネファミリーが主役の人形アニメ。アップ用のモデルが上半身のみの演技でいかにも下半身ありません、みたいな映像になっちゃってるのはご愛嬌としても(全身でよく動くのはかなり引きの画に限定されます)、その細やかな人形達と作りこまれた美術によって描かれる世界には魅了されます。私の幼い頃からのバイブル『チョコレート工場の秘密』のロアルド・ダールが原作の作品でもあって。動物の野性と人間の理性とを相対化する事で、人間のエゴを浮かび上がらせる側面もあって。豪華な声優陣も映画ファン的に嬉しくて。『ウォレスとグルミット』や『コープスブライド』、『コララインとボタンの魔女』などの名作・傑作を手がけたスタッフが集結している作品でもあって。でも、なーんか物足らないままに終わってしまったのは、うーん、私がオタク的なるものに毒されているからなんでしょうかねぇ? この映画には「燃え」も「萌え」も成分として全く足らないなぁ、って。印象としては『チキンラン』や『カーズ』を見た時と似た感じで、技術は凄いけど、こちらが押して欲しいツボは微妙に外したままに過ぎてゆくような、そんなアニメーションでした。何が足らないんだろ? フェティズムかしら? 日本にはケモナーってフェティズムが存在しているんですが、その嗜好のある人にならカスってる・・・かなぁ? ・・・うー。作品の価値を堕した視点から語ってるようで申し訳ありません。[映画館(字幕)] 6点(2011-06-03 21:24:18)(笑:1票)

428.  ウルトラ I LOVE YOU! 《ネタバレ》 『しあわせの隠れ場所』でのアカデミー主演女優賞と、この映画でのラジー賞ワースト主演女優賞のダブル受賞という快挙(?)を成し遂げたサンドラですが、確かにこの映画でのサンドラは酷いです。ファッションセンス最悪だし、いいトシをして本当にバカみたいな役で。ただし、元々そういう最悪なキャラの映画として作られている訳でねぇ。クロスワード職人で、ヘンなファッションで身を固め、延々と得意気にウンチクを喋り続ける嫌われ者な上に、ストーカーと化したサンドラが周囲を翻弄する様は、コメディと言うよりもホラー映画みたいな状態で、ギャー!なるほどこりゃ最悪だわ、って感じで。だけど、その最悪を完全にラストまで通す事ができない、あるいはそこからめちゃくちゃ魅力的なヒロインにまで高められない中途半端さが、この映画の難点なのかなぁ、と。最終的にはちょっとイイ話程度に収まってしまうんですよね。本来は最悪な状態から、ステキなヒロインに昇華させたかったんだと思うのですが、個性を大事に、ってテーマの前ではステキ方向への変化にも限界があって。むしろストーカーサンドラがラストまで延々と無自覚に恐怖を提供し続けるブラックな映画の方がイイ感じになってたと思うんですが、サンドラがプロデュースもしているという事で、フェミニズムが大前提として存在している感じで、それはさすがに無理かな。だけど、こんな判り易い、もう是非ともラジー賞をくださいな、って言ってそうなモノに賞をあげちゃうなんてセンスないなぁ。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-02 21:07:42)

429.  パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 《ネタバレ》 幼い頃、従姉に連れられ『ジャングル・ブック』と二本立てで『黒ひげ大旋風』というディズニーの海賊映画を見たのですが、今回の映画はそこにリスペクトがあるのかないのか、記憶が殆どない今となっては判りません。という事で、三日間で駆け抜けた『パイレーツ・オブ・カリビアン』4作品。前3作とは別ですよ、っていうのは監督やキャストの違いだけに限らず、冒頭で誰も歌わないあたりで宣言されているのですが、今回もやっぱり退屈な映画って事は変わりはなくて。つーか、前3作は家でDVDで見ていたので途中でカックン!と意識飛んでしまっても巻き戻して見直す事ができたのですが(正直、3作で7~8回巻き戻しました)、今回は映画館なので巻き戻し不可、非常にヤバかったです。毎度の事ながら、大した見せ場がある訳でもないのに長い上映時間でダラダラ、一貫性のないキャラクターの言動を傍観し続けるという苦行状態。ペネロペ・クルスなんて、よくもまああれだけの素材をあそこまでつまんないキャラに出来るモンだ、ってくらいに魅力薄かったりして、見続けるための拠り所のない映画という状態はシリーズで一貫しております。最早、作品ごとの出来不出来の違いが判断できるレベルでなく、自分にとってはみんな一緒。むしろ今回は物語の目的だけは芯が通ってただけ微妙にマシだったんじゃないの?くらいのモンで。まあ、退屈な事に変わりはありませんけど。今回もロコツに『インディ・ジョーンズ』の影響モロ出しで見てて恥ずかしいわぁ。暗い画面ばっかりで3Dの効果も薄いですし。今はキャラもののオフシーズンなのか、六本木ヒルズの売店はジャック・スパロウ一色って状態で、「あー、やっぱりジャックあっての『パイレーツ~』、ジャックってキャラを楽しめなければ全く無意味な映画なのね」って再認識。あのあんまり清潔感のない、ちょっとオネエ入ってるキャラを好きになれてナンボ。私にゃ、無理。だったらゴー☆ジャスの方が・・・[映画館(字幕)] 4点(2011-05-31 21:47:12)(良:1票)

430.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 一気に3作鑑賞って感じでしたが、結局のところ、このシリーズのどこが面白いのかは殆ど判らず仕舞い。シリーズ通して強引なファンタジー設定の羅列と、意味不明なキャラクター達の言動、そしてブツ切れなエピソードが延々と思いつきのように連なっている状態に全くノレず、そのダラダラとした長さに退屈しまくりでした。キャラクター一人一人が今はいいヤツ、今は悪いヤツ、って立場をころころ変えるために、映画を見てゆく上での拠り所が存在しないまま、終始傍観状態で進んでゆくというのが最大の難点って気がします。今作について書くと、上映時間が長い理由が全く判らないくらいに要らないエピソード、要らないキャラクターが多い感じがしました。救出までに時間かけ過ぎで、更に会議までが長過ぎで、会議が長過ぎで、会議の決定が実行されるまでが長過ぎで、そして、その実行が具体的に何を起こしたか、って言うと、そんなもんなの?って状態で。映画の流れに密度がまるでないんですよね。水で薄めまくってるような感じ。それでも今作のクライマックスでやっと海賊映画っぽさが出ていたのがまだ救いですか。いや、元々海賊映画なのだから「~っぽい」じゃダメなんですけど。今時、お笑いネタにしかならないような「前作の悪役が今回は仲間として登場」ってのも頭の中で咀嚼できやしませんし。彼ってあんなに正義の味方でしたっけ? 何にせよ、ただ鍵と箱を追いかけるだけな物語に、延々2作またいで5時間以上かけるような映画を褒めるのは困難です。物語にキチンとした流れがないために、足がもつれ続けているような、悪夢を見ているみたいなシリーズではありました。[DVD(字幕)] 4点(2011-05-30 23:29:16)(良:1票)

431.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 前作と基本的には一緒。ダラダラと退屈な物語が連なっているばかり。映画のベクトルがそれこそ壊れたコンパスのようにまるっきりキチンとした方向を示さず、各キャラの行動も思考もバラバラ、散漫な状態が延々と続くだけなのが私がちっともノレない原因なんだと思います。物語的にはもう続編と分ける必要なんてないじゃん、ってくらいに中身が薄くて、そこはキャラを楽しんでね、っていう事なんでしょうけれども、ちっとも楽しめない身にはツラいですわ。ジャック・スパロウってドコが一体そんなにイイわけ?って感じで。ちょっとオネエ入ってるヘンな海賊、って程度で。あと、前作で『レイダース 失われたアーク』に類似したポイントが幾つかあって、影響あるのかな?って思ったのですが、今作は明らかに『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』からの引用があったりして、『インディ』シリーズの影響が濃い映画なのだな、と確信。元ネタに比べたらちっとも面白くはないですが。ただ、単なるドタバタでもコメディ要素が増えて笑えたのと、スペクタクルな要素が増えたのと、敵御一同様が海の幸珍味三昧舟盛り状態なのがちょっとステキだったので1点追加、みたいな。キーラ・ナイトレイは前半ちょっとキレイに撮れてるかな?って思ったら、後半、お兄さんみたいに勇ましく(ゴツく)映っちゃってて・・・。いや、男装してるシーンでなくてフツーのシーンで。あーあ。[DVD(字幕)] 5点(2011-05-30 18:08:21)(良:1票)

432.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 新作公開に合わせて、これまで何故かまるっきりスルーしてきたこのシリーズに手を出してみたのですが・・・見てみて食指が全く動かなかった理由をハッキリと確認したような感じで。凡庸な海賊映画で、何か特別なモノを感じさせるところがまるでなくて、どこがどう面白いのかがちっとも理解できなくて。海賊映画って言ったって、活劇の面白さなんてのは殆ど感じず(辛うじてアンカーを支点に回頭して対峙するシーンと、月光の境界でミイラと人間とにめまぐるしく変化するシーンが面白かったくらい)、ジャック・スパロウにヒーローとしての魅力を感じる事もできず。っていうか、彼、この映画でちゃんと活躍してます? ただ敵対している派閥、それぞれの間をフラフラと移動するばかりで、何かを成し遂げるって訳ではなくて。最終的にはめでたしめでたしになるのだけれども、伝説の海賊的な扱いを受けているワリには、それが具体的にはちっとも伝わってこないままに終わっちゃいました、ってカンジ。彼にしろ、オーランド・ブルームにしろ、仲間達の存在にしろ、ここで大活躍して、っていうキモチ良さにちっとも繋がってゆかないもどかしさったらないわ。でもまあ、私にとっての最大の難点は、キーラ・ナイトレイの出演作の中で、彼女を最もキレイに撮れてない映画だって事ですね。スター映画っていうのが最大ポイントなんでしょうけど、だったらせめてスターはちゃんと撮って欲しいですわ。これで新作を見に行く気力は萎えちゃいましたが、問題は、この作品も含めてこれまでの3作、DVDを購入しちゃってて。あと2作見るのもツラい感じが・・・[DVD(字幕)] 4点(2011-05-30 00:02:00)(良:1票)

433.  アジャストメント 《ネタバレ》 この梅雨時にウジウジした映画で更に鬱陶しくなったわぁ。「定められた運命に愛と情熱で立ち向かい、新たな道を切り開いてゆく物語なんです!」ってハッキリと芯を通していれば、たとえクサくてもお定まりでもいいんですけど、なんだか煮え切らない脚本が冴えない映画にしてしまっていて。「彼女に対する情熱こそが運命を変えてゆく!」っていうのがキーになると思いきや、「予め運命は彼女と一緒になる方向だったのが、途中で変更されました、だけどその時の運命の残骸が呼び合っちゃってます」ってなんやの~、それ~、ってカンジで。あくまで運命優先なんじゃん、って。SF的なハデな大仕掛けがある訳でもなく(途中、ドアを上手く使って道を拓いてゆく計画を立てるシーンがありますが、それが実際には一切映画的ロジックに活用されなくて唖然呆然)、映画は結局のところ煮え切らない恋愛映画としての体裁を取るばかりでした。こういうのは設定をちゃんとしておかないとダメなんですけどねぇ。あのエージェント達に与えられた能力設定がメチャクチャで、一体何ができるのか、何ができないのか、ちっとも判らず(念動能力や時間停止能力?を持ちながら延々追っかけっこしてるし)、そこからはサスペンスなんて生まれようもなく、自己完結型な映画の姿が浮かび上がってくるばかりなのでした。でも、この元々不条理な設定の映画に絶対的に足らなかったのはユーモアのセンスかなぁ。真面目に乗り切れる設定ではないでしょ・・・[映画館(字幕)] 4点(2011-05-29 15:04:10)

434.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 陽光の映画でした。いかに光を捉えるかに腐心しているような映画で、そのまばゆく照らされた、まるで全てのカットが絵葉書のような世界だけでもうウットリ。その意図が暴走し過ぎちゃったのか、一部にハッキリとCGで作り出された事が丸出しになって興ざめしてしまう空の色があったのは残念ではありますが。その、まばゆい光の中で輝く役者さん達(この映画のヒロイン、アマンダ・セイフィールドが出演していた『マンマ・ミーア!』は、本来、この映画の光が作り出す色をこそ求めていたんではないかなぁ)が織り成す物語は、ベタベタに甘いです。ぬる~いです。人生なんて、そんなに甘いモンじゃありません。もっと深い深い苦悩や業や性に支配されてるモンなのです。んでも、多分、そんなこたぁ百も承知の上で、あくまでど真ん中のラブストーリーとしてポジティブに愛を謳い上げています。イタリアの美しい風景を更に彩る音楽もひたすらに心地よい旋律を刻み、劇中に登場する携帯電話と現代的なデザインの車と(雰囲気を壊すちょっと無粋な)歌を除けば、一体いつの時代に作られたのかも判らなくなるようなクラシカルなタッチ。主人公が手書きノートとノートPCとを併用しているあたりのアンバランスさに、時代性と普遍性の葛藤を垣間見たりもしますが、王道、オーソドックス、シンプルである事を美徳とし、それがきちんとプラスに作用している映画だと思います。熟成された渋みは足らないけれど、余計な雑味に惑わされる事なく存分に酔えるワインみたいな作品でした。[映画館(字幕)] 8点(2011-05-24 21:57:55)

435.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 毎回、ゼメキスのところのフルCG作品の特徴はとてもリアルな人物造形。だけど、今回この作品にそれが合っていたかと言うと甚だ疑問です。アニメチックな火星人の造形とのバランスが取れてません。主人公の少年がちょっと生意気なガキなので、リアルな見た目だと殊更馴染もうとする気になりません。エンドクレジットでどうだとばかりにモーションキャプチャーのための撮影風景を見せつけるあたり、それって違うんじゃない?って思いがひしひしと。だったら実写でやろうよ・・・。でも、それより気になったのはカビの生えたようなアメリカ的価値観から見た絶対的アメリカ至上主義。「火星人は地球人よりも劣った存在で、支配者の下で夢を見ることもなく冷たい暮らしを送っています。だから地球人の正しい価値観によって啓蒙しなければなりません。」 今時、臆面もなくよくもこんな物語で映画作れちゃうよなぁ、って。地球人はアメリカ人に、そして火星人は他の、色々な国に容易に置き換えられてしまうような、逆に凝り固まった価値観によって描かれているような映画。主人公と行動を共にする肥満キャラもアメリカ映画によく登場するジョン・ベルーシ的、ジョン・キャンディ的、ジャック・ブラック的な喋りまくるウザいキャラで辟易。実のところ、そういう設定まで含めてアメリカンレトロSFなセンを狙った感じがあるのですが、デザインに魅力はあっても、物語はもう少し今日的な視点で描いて欲しかったと思います。火星人ヒロインは魅力的でしたけど。[映画館(吹替)] 5点(2011-05-21 00:34:28)

436.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 映画って導入部で色々と考えますよね。どういう背景を持つ物語なのか、どんな謎が隠されているのか。今回は雲海からドイツに至る導入部で「じゃあナチとかゲシュタポとかの要素が背後にあって、巨大な陰謀が渦巻いているとか?」みたいな。事故が起こり、妻すらも自分を知らないという話になって、一体どんな陰謀が背後に、または主人公の記憶に何が起きたのだろう?って更に色々と推理を張り巡らせて。で、そういう意味では結構楽しめてたと思うんですよ。物語がどう転んでゆくのか、っていうのを楽しませてもらって。「あんなクルマの運転、フツーはできないよね」とか思いはしても、「クルマ好きならばそういう事もあるかもね」って決してネガティブな捉え方はしなくて。いや、むしろ教授ならばなかなかシャープな展開にはならずにもたもたしても仕方ないか、みたいな箇所が多かったのも事実で。そして。真実は『トー・・・』と同じだと判った途端、あー・・・って。頭の中に張り巡らせてあった様々な仮説、想定、想像がフシューって音を立てて萎んで。『トー・・・』まんまでヒネリがないので、そこでもうピタッと映画に向かう意識が止まっちゃって、全然映画が頭の中に入ってこなくなっちゃって。いや、それまでも奥さんの言動から『トー・・・』パターンを考えたりもしたんですよ。だけど、そこまでまんまじゃなくていいじゃん・・・って感じで。ミステリー仕立てのサスペンス映画って、下手をするとネタばらしした時点で興味がさーっと引いてしまう場合がありますよね。これもそのパターン。あとは娯楽映画のセオリーを消化するばかり。最後にはリーアムがシ・・・に見えてきちゃいましたよ。って今回何書いてるんだか、実際に映画見た人じゃないと全然判らないですね。すいません。それにしてもラストはああいうめでたい状態じゃいけないんじゃないかなぁ。終わってみればツッコミどころ満載、でも、じゃあ全く楽しめなかったのか?っていうとそうでもないので・・・。レビュー、歯切れ悪し。[映画館(字幕)] 5点(2011-05-15 17:16:55)(笑:1票)

437.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 見終わって「へ?こんなもの?」ってな感じで。『シャイニング』(キューブリック版)+『キャリー』+『ファイトクラブ』、以上終わり・・・ってそれだけだとアレなんで、もう少し書いておきますと。『白鳥の湖』を題材に、映画が物語にシンクロしていくように進んでゆくのは面白いと思いました。んでも、別に卑猥だったり陰惨だったりしなくても面白くできるんじゃない?って感じがして。いや、映画自体の起点が元々サイコホラーなんでしょうけど。でもでも、もう最初から彼女ったらヘンだったし。それから、鏡をモチーフに、鏡に映る姿を人間の裏に隠された心理に喩えてみせるのもいい感じだと思いました。が、カメラがガチャガチャユラユラ動き過ぎな上に、寄り過ぎどアップ主体で結局最後まで「ちゃんとしたバレエの映像」を見せてくれない点はフラストレーション溜まりました。ナタリー・ポートマンは女優として『レオン』のマチルダお嬢ちゃんからとても成長しました。だけど今作での評価はまるで「おっぱい出してぎゃー!って絶叫してみせれば評価される日本映画の女優」みたいな感じがしちゃってねぇ・・・。当たり前過ぎるラストシーンよりも、突然怒涛のハッピーエンドとかいう展開の方がよっぽど面白いんじゃない?とか思ったのでした。[映画館(字幕)] 5点(2011-05-14 18:09:50)(良:1票)

438.  スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 《ネタバレ》 くだらねー! マトモなシーンがまるっきりない、最初から最後までロクでもないモンが連なってるだけの映画。ユニバーサルのロゴが荒いドット絵、ファミコンのPSG音源みたいな音楽で幕が開ける時点から、この映画ヤバいでしょって。でも、こっちの予想を上回ってメチャクチャ。頭の悪そうなバカロック青春映画が突如として対戦格闘映画へ転じる上にマサラ、カンフー、超能力乱れ飛び。どう見てもダメな主人公が何故か女にモテまくっててバンドやっててしかもとても強いっていう、リアリティの欠片もない、ダメなヤツの妄想が暴走してるだけの状態。テレビゲームがメインとなる大量のネタはひたすら同族に対するウケ狙いばかり(「今のSEはメジャー過ぎて逆になんだったか思い出せない・・・『マリオ』のコインじゃなくて、えーと、あ、『ソニック』のリングだ」みたいな事を考えてるうちにどんどん先に進んじゃう)。自分でもよくやる、人生をゲームに例えて(え?フツーやらない?ほら、経験値積んでそろそろレベル上がったかな?とか)、そこから何らかのメッセージを発信するかと思いきや、なんやの?1upしたのでやり直し可とか。最初から最後まで映画として物語やシーンやカットがちゃんと流れてはいません。『エンジェル・ウォーズ』もそうなのですが、行くところまで行っちゃった、抑えなんてまるで効いてないリビドー暴走映画。本当にダメな映画。で、そのダメさがぴったりフィットな人間にとっては限りなく甘美な世界である訳でね。『ソウルキャリバー』や『モータルコンバット』等のゲームだけでなく、昔のテレビ版『バットマン』から韓国映画やら中島哲也監督作品やら『(500)日のサマー』やら『マクロスF』あたりまでいっぱいのアレコレを思い出しちゃニヤニヤする、傍から見たらキモチ悪いだけな集団自慰映画。悪いっちゃ悪い。でも仕方ない。[映画館(字幕)] 10点(2011-05-02 17:40:30)(良:2票)

439.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》 散りばめられた映画パロディとか様々な固有名詞の羅列によってアメリカンナイズされてゆく世界とか、笑えはするのだけれども、本当に見たいのはこういうモノとは違うよね・・・って感じで。現代アメリカを基準に翻訳された物語は、視野がアメリカのライフスタイルに限定されるがゆえにあまりに表現の幅が狭く、その上ジャック・ブラックという俺様的個性の強い存在が更にそれを狭めているようで、普遍性などとは無縁の一発芸映画。ここまで矮小化されて一過性の作品として送り出されてしまうと、もう少しちゃんと作ろうよ、って思ってしまいます。ファンタジーですからサイズの違いによる質感の差なんてところまで拘ってケチ付けるつもりはありませんが、CGのレベルがやたらに低い(お姫様を救って掌に乗せるシーンやロボットに吊り下げられるシーンでの不自然な合成っぷりは前世紀レベル)あたりも「ちゃんとしてない映画」って感じを醸してしまって。それに短すぎな上映時間はキャラクター造形もドラマも世界の背景も全てが申し訳程度にしか描かれず、映画全体が目の前をササッと通り過ぎていったようで。ガリバーが触れる驚異の世界を、最新技術できっちりがっつりと見せてくれる「ちゃんとした映画化」が良かったんだけどなぁ。それでも退屈はしなかったのでこの点数で。[映画館(字幕)] 6点(2011-04-21 20:59:28)

440.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 どんな映画なのか殆ど知らない状態で見たのですが、最初の背景を説明する字幕の時点でそれがSF(的世界を舞台にした物語)である事をバラしてしまい、更に作品世界の秘密、ミステリアスな要素は最初の30分程度で殆ど明らかになり、じゃあ、一体残りの時間は?って言うと。SF的背景は実のところエッセンスでしかなくて、主人公達を支配する態勢側の上層部の人間なんていうのも登場せず、主人公達が定められた運命に対して、それを受け入れている事が前提にある、切なく哀しい物語。メインの3人が織り成すドラマはありきたりな三角関係の恋愛模様なのですが、その背景にある限られた命、限られた時間、仄かな、そして小さな希望を加味すると、その儚い生のひとときの姿が胸に響いてきます。規律に縛られた中でそれぞれの小さな自我が芽生えてゆく学校生活シーンや、オリジナルを探す短い旅のシーンの少しの楽しさと沢山の切なさなど、美しいけれど寒々しい映像と共にそれぞれの時代を演じた役者達の存在感が印象的。キーラ・ナイトレイはこれまでと雰囲気がかなり異なる感じがしましたが。でも、この映画から「人は限られた時間、限られた世界の中で、だけれども自由があるのだから、日々を大切に生きようね」と、そんなメッセージを思い浮かべるのは簡単だけれども、もう少しペシミスティックな面を感じてしまうのは、今のこういう世の中だからでしょうか? 自らの存在価値を悟り、無抵抗で運命を受け入れ、微かな希望すらも潰えてゆく主人公達の姿は、果たして今を生きる人々と大きな差があると言えるのでしょうか? ここから生の希望を見出す事が、今の自分には難しく思えました。[映画館(字幕)] 8点(2011-04-16 00:29:06)

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