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プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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41.  ザ・スイッチ 《ネタバレ》 入れ替わりというのはよくあるネタではありますが地味な女子高生(ミリー)と中年殺人鬼(ブッチャー)はアイデアが良いですね。その殺人鬼と入れ替わってしまうミリー役のキャスリン・ニュートンがとても可愛らしかったです。中が殺人鬼ブッチャーになってからは下ろしていた髪をオールバックにして化粧をし、赤い革ジャンでビシッとキメる強そうな女性にガラッと変わり、妖しい色気を醸し出していて女性の二面性を見たような気になりました。ブッチャー側もなにも言わないジェイソンばりの殺人鬼が中がミリーになった途端に仕草や動きが女性になっていてビジュアル的にも面白かったです。後者はいま色々と話題になることが多いジェンダーにも通ずる設定でしたね。そこら辺を上手くコメディに昇華させ(弱ったアリクイは吹きました)、ホラー部分は80年代スラッシャームービーに捧げたような作りが組み合わされていて悪くなかったです。 ただ、殺人鬼が中に入った状態のミリーが行った殺人はちょっと引っかかりましたね。イジメっ子とイヤミな教師は殺されるほどのヒドい描写は無かったし、作りがホラー・コメディですし主人公の外見のままで殺人はして欲しくなかったな。オッサンの体と違い非力な女子高生なので反撃にあうという描写もあったので、そういうオチや誰かが来て未遂に終わるという方が良かったのになと思いました。[映画館(字幕)] 6点(2021-04-13 19:00:02)

42.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 代償と引き換えにどんな願いも叶える石ドリーム・ストーン。その力を用いて世界を牛耳ろうとするマックスとダイアナに憧れる引っ込み思案な新任学芸員バーバラは面白く出来そうな要素があるのに中途半端な扱いのまま終わった感じ。「ダイアナになりたい」と願ったのに最後チーターになってるのもよく分からなかったが、石の裏にいる邪悪な神とでも対決するのかと思えばそんなコトも無く、悪役だけどそこまで悪くなく二人が相手では盛り上がりに欠けた。舞台が1984年でしたがスーパーマンⅢ(1983年)のようなどこかのんびりした雰囲気を感じる緩さがあり、願いの代償で弱体化するモノの悲壮感もない。少しの間でも願いが叶い、平和な時代で愛を確かめ合う二人の姿は良かったけども、その代償の重さを知らしめるためだけに復活させられたようなスティーブは不憫な役回りだった気がする。最後は世界中の人々へのダイアナの呼びかけにより収束しますけど、伝説の戦士アステリアが着ていたというゴールドアーマーも装着シーンがないしアクションに面白みもないのでグッとくるコトも無く盛り上がらなかったな。ヒーロー映画というか最後の訴えかけがテーマなんだろうけど、このご時世なのでスカッと爽快なのが観たかったな。 『バットマンvsスーパーマン』でバットマンの大ピンチに颯爽と登場し全て持って行ったワンダーウーマン。その時に流れたテーマ曲も今作は低音がキツすぎてカッコ良くなかったな。まあ相変わらず登場すると場が華やぐガル・ガドットの魅力だけで成り立っている映画になってますね。[映画館(字幕)] 5点(2020-12-18 21:49:10)(良:2票)

43.  ソニック・ザ・ムービー 《ネタバレ》 生粋のセガ派です。ソニックもメガドライブ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』からの付き合いです。冒頭の歴代ゲーム映像からのデカい『SEGA』のロゴには感慨深いものがありました。以前映画化された『ハウス・オブ・ザ・デッド(2003)』は寒気しかしませんでしたし、今回のソニックも映画化にあたりとんでもないデザインを発表された時はどうしようかと思いましたがファンの声を受け止めデザイン変更し、それなりになって戻ってきた姿を見て安堵しましたね。 吹き替えの人選に関していろいろと言う方もいますが、山寺キャリーはハイテンションでさすがの安定感だったし、新ソニックの中川大志も自由でヤンチャで茶目っ気のあるソニックにハマっていて全く違和感を感じず楽しめました。 今回はソニック始まりの物語的で憎めない悪役で宿敵Dr.エッグマン誕生の物語ともいえるし、小ネタもあるのでゲームファンも見て損はないかなと思います。アメリカでは『GENESIS(日本名メガドライブ)』のおかげで大人気のソニックですが『名探偵ピカチュウ』を超えるくらい大ヒットするだけあって、笑える珍道中ありホロっとするシーンありで家族そろって笑顔になれる一本になってましたね。続編があるようなので〇〇〇〇ソニックはその時にでも見せてくれたらいいな。[映画館(吹替)] 7点(2020-12-06 21:32:25)(良:1票)

44.  TENET テネット 《ネタバレ》 時間を遡れる技術を使い世界を破滅させようとしている武器商人に挑む名もなき男と相棒ニールの物語。時間を進む者と逆行する者が同じ時間軸で奮闘する映像は面白みもありましたが、むかしドリフで見た気もしたなと思いました(まあコッチはただの逆再生だけですけど)。途中で出てくる科学者の言う通り「考えるな、感じろ」の精神で観ましたけど、冒頭のオペラ劇場での作戦など何かあるような凄さを見せつつも何もなかった感じ。スパイアクション映画に時間逆行ネタなど物理学のややこしい設定を組み合わせてるだけですが、流される音楽が映像にマッチしていて緊迫感があり凄いモノを観せられている気はしましたね。 結局、時間を逆行しても未来は変わらずタイムパラドックスも起きない真っすぐな世界。その時が来たら見たとおりに過去に介入することになりますが、全て上手くいくのが分かってるにしろ卵が先か鶏が先かみたいな考え出したら止まらないモノがありますね。「考えるな、感じろ」で鑑賞しましょう。[映画館(字幕)] 6点(2020-10-03 20:24:22)

45.  ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 前作『最後の戦場(原題:Rambo)』は現実に起きている軍事独裁政権に迫害されている地域が舞台。メッセージ性を強く出しつつ長い旅路の果てについに我が家へと帰ることができ、シリーズの最後に良かったなと思ってたんですが、まさか10年以上経ってから続編を作るとは思いませんでしたね。 予告編を見たら我が家に仕掛けを施していたので暴徒に目をつけられた人を助けて巻き込まれる系?とか考えてたら、はるか斜め上のお話でドン引きでしたわ。一緒に暮らしている古い友人の孫娘が父を探しにメキシコまで行くとショボい人身売買カルテルに拉致され、それを知ったジョンは単身奪還に向かう。飲み屋で一味の男に目をつけるが、その様子を見ている女性には気が付かないジョン。男を締め上げアジトまで案内させ様子をうかがって回るが、監視に気が付かず逆にそれを察知されているジョン。何か策でもあるのか?と思わせるような素振りで屋上まで一味を集め、どうするんだろう?と思ったら普通にフルボッコにされたとこで「あー、やっぱりもうダメだコレ」と見切りをつけました。孫娘もあまりにも酷い末路だし、こんな脚本でよく『ランボー』として作る気になったなスタローン。作りも敵も展開も全てが安っぽく、無駄にグロい描写で誤魔化すだけのベタベタなB級以下の作りでランボーでやる必然を感じませんでしたね。[映画館(字幕)] 1点(2020-06-30 23:16:36)(良:1票)

46.  ミッドサマー 《ネタバレ》 いろいろと勿体ぶってるだけでやたら冗長に感じましたね。コレが面白い感じに見えるのは、ただ単に白夜の太陽の元に美しい花々が咲き乱れた北欧で民族衣装に身を包みアーミッシュのような暮らしをしている小奇麗な白人がやっている夏至の祭りが舞台で珍しいってだけで、さんざん見飽きた系の未開の地の部族がやっているような血肉を捧げる怪しげな儀式と中身は何ら変わりないな、と。手始めに冬を迎えたジジババが飛び降りて己の命を捧げてましたが一人目が成功し現代社会から誘い出された来訪者が慄いてるトコで、二人目は臆したのか足から落ち失敗し村人が止めを刺すってのも村の異常性を強調するのに見え見えすぎた。その後の流れも「そうなるだろうな」的に思えてなんかノレませんでしたね。最後、生贄の予定だった主人公は勝ち抜いて様々なモノから解放され、憑き物が落ちたような笑顔を浮かべ異常な村で女王になっていましたが、数多く飾られた歴代女王の写真を見た感じだと次の人たち来たら終わりなんだろうなと思いました。[映画館(字幕)] 4点(2020-03-09 21:00:52)(良:1票)

47.  スケアリーストーリーズ 怖い本 《ネタバレ》 原作未読。幽霊屋敷で見つけた本を持ち帰るとひとりでに物語が書き綴られ、主人公として名を刻まれた者は現実として恐ろしい結末を迎えてしまう、というお話。児童文学が原作でレイティングGだけあってグロはいっさいなく、それほど怖くもないので苦手な人や子供でも安心して観るコトが出来ると思います。逆に慣れている人にはいろいろと物足りない気がしますね。原作は短編集で独立していたお話をピックアップし、ひとつのストーリーにまとめたそうですが、いじめっ子の案山子の話は振りもあるので良いのですが、他は「なぜこの子にこの化け物なんだろ?」的な疑問が浮かぶし落ちもイマイチな感じでした。怪奇ファンで作家志望の内向的なメガネっ子主人公ステラ役ゾーイ・コレッティはキュートで雰囲気があるので今後ブレイクするような気がしないでもないですね。[映画館(字幕)] 5点(2020-02-29 00:49:55)

48.  ペット・セメタリー(2019) 《ネタバレ》 原作未読。原題『ペット・セマタリー(Pet Sematary=ペット霊園)』で霊園の本当の綴りは『Cemetery』。作品内でも説明されるように子供らしい綴り間違いを表してるワケですがこういう表現は日本だと難しいですね。英語圏以外ではどういうタイトルにしてるんだろう。 1989年版をリメイクした今回はだいぶストーリーを変えていて、ただのひねりのないホラーになっているのでオリジナルの方がはるかに良い出来だと思いました。事故で担ぎ込まれ主人公の前で亡くなりその都度忠告に現れるとぼけた感じで気の良い霊パスコーや隣の家の物知りおじいちゃんジャド(ジョン・リスゴー久々に見ました)関係なんかはだいぶ希薄になってるし、主人公一家の家族愛やその後に迫られる様々な選択やそれへの葛藤もグッとくるものは無かったです。そもそも事故死するのを姉にしていてるのは大失敗ですね。未見の方もいると思うので詳しく書きませんがオリジナルを見てみることをお勧めします(と、書いたところでオリジナルの私のレビューを見たら手抜き一言で点数も7点だったのは我ながらびっくりしましたw)。[映画館(字幕)] 4点(2020-01-20 19:43:01)(笑:1票) (良:1票)

49.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 SWは小説など読んでおらず映画EP1-8およびローグ・ワンとハン・ソロしか観ていません。 オープニングロールでいきなり『パルパティーン復活』と出て吹きましたが、世界中から叩かれたEP8の敗戦処理というか軌道修正に躍起な感じでしたね。ただ、それが良く出来ているでワケでもなく、EP8じゃライトセーバーを投げ捨てたルークが「武器には敬意を払え」とか、ローズ「ここに残れと言われた」とか、パルパティーン「見よ、このざまを」とか笑いましたけど常に「いやいやいや」という突っ込み状態でした。場面転換も荒いしやたら矢継ぎ早にアッチ行ったりコッチ行ったりしてるし絵面しか考えてないので落ち着きがなく見づらかったです。レイとカイロは異常にフォースが強力になっていて輸送船を引っ張り合いパワー合戦した挙句にレイがフォース・ライトニングを出して爆発炎上させるトコなんかドン引きでしたね。それが後々判明するパルパティーンの血筋という伏線にしろやりすぎ感は否めなかったです。そこで「チューイを殺してしまった!」と大騒ぎしてたらすぐ次のシーンで相手の母艦に連れてこられてるチューイが出てくるし、禁じられているシスの古代文字を解読するため改造(いままでの記憶メモリを初期化)するC-3POも浪花節風でしたがR2-D2が難なく復元してるし、あげるとキリがないくらい脚本も構成も編集も変だった印象。治癒能力まで見せるなど相変わらずフォースは何でもできちゃう万能な存在で神さまレベルだし、やたらと目立つ配置のポリコレ含めてもうちょっとさじ加減を考えて欲しかった。スカイウォーカーの夜明けでしたが血筋絶えちゃったので落日だったな。エンドロールのメドレーは感慨深かった。 まあこれで修正できたと思えないし次がどうなるんだか。船頭をしっかりしないとスター・ウォーズという大看板を手に入れてもどうなるかわからないですよディズニーって感じな三部作でしたね。[映画館(字幕)] 3点(2019-12-20 21:28:28)(良:2票)

50.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 原作未読。アレからどうやって繋げるのかなと思ってたら思いのほかエンタメ作品でした。超能力『シャイニング』を持ちながら幼い頃の出来事でトラウマを抱えたまま大人になったダニー、同じく超能力を持ち児童失踪事件を【視た】少女アブラが事件の真相を探っていく。 超能力を持つ人を狙い生気を吸い取って生き永らえてきた邪悪な集団との超能力バトルはなかなか面白かったです。初遭遇で相手の親玉ローズをトラップにかけ盛大にやり込めたアブラはどこまで強いんだろうと笑ってしまいました。とはいえその集団は老若男女様々いて思わせぶりに余裕ぶってはいるものの、普通に人間の世界で生活していて物理攻撃でダメージを受けあっけなく死んでいくショボさで能力もよく分からないままだし微妙でした。死に際に乗り移ってダニーの親友をヤリましたけどちょっとした能力者が銃を持った人と組めば速攻で壊滅できそうだし、貯めていた生気を全て吸い込みドーピング状態のローズ相手でもダニーとアブラなら余裕で倒せる気がしましたけどね。 終盤になってあの忌まわしいモノが集うホテルになりますがファンサービスというか名所めぐりというか物見遊山的なワクワク感があって面白かったです(というかホテルであの連中を順番にさまざまなバリエーションで始末した方が画的にも面白かったような気がします)。結局、ダニーは閉じ込めておいた亡者を解き放ちローズを仕留める道を選んでしまうワケですが、作戦的には微妙だったけどあの自己犠牲の選択は悪くなかったな。放浪の末たどり着いた町で天職と思えるホスピスでの仕事に就く。末期患者に寄り添い安らかに眠るように導くことからドクター・スリープ。今後はかつて彼がしてもらったようにアブラを導いていく役回りなんでしょうね。まんまオビワンか。[映画館(字幕)] 7点(2019-12-04 20:11:22)(良:1票)

51.  ブライトバーン/恐怖の拡散者 《ネタバレ》 思春期を迎え己の力に気が付いた少年が感情のコントロールが出来ないまま暴走していくお話。育成失敗したスーパーマンというか本来の目的を遂行することに目覚めたカカロットというか、ありそうでなかった話ですがもうちょっと捻った方が良かったかな。最後には母親にまで裏切られたと感じて殺してしまうワケですが夫婦からはブランドンへの深い愛情を感じるものの、邪魔なヤツは排除する状態になっているブランドンは母親にすら助けを求めているようには見えず、自分がやったコトを誤魔化すために行動している稚拙な子供の行為のように見えた(まあ超人的パワーなので規模が違いますけど)。子育ては難しいですねえ。[映画館(字幕)] 4点(2019-11-29 19:59:57)

52.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 キャメロンを担ぎ出してきて「2の正統な続編」と宣伝してましたが、この内容じゃ1と2を完全に無意味にしてしまった感じ。カイルが命を賭してやったこと、そのカイルとサラ・コナーの間に生まれた人類抵抗軍のリーダーになるジョン、ジョンを守り逝ったT-800など全てが水の泡状態。 未来で反乱を起こす人工知能リージョンが人類の運命を左右するメキシコ人のダニーという女性を抹殺するために新型ターミネーターREV-9を送り込んでくる。そこに彼女を守るために送られた強化型兵士グレースが、という流れでしたが、「審判の日」を回避した体でいて先延ばしにしただけで人工知能の反乱は避けられない運命だった、と。そこら辺はまあ良いとしてジョンの役回りを今度は女性が担うってのも時代に迎合しちゃったなという感じだし、凄みも怖さも無くただの中年にしか見えないREV-9との戦いもシリーズでやり尽くされたのか焼き直し感が強かったし、ジョンを暗殺したくせに独自に人間を学習して家庭持ちになってるT-800なんか陳腐すぎて呆れるレベルだし話の展開も面白みはなかったな。液体金属のT-1000など先鋭的な発想でエンタメとしてもズバ抜けていたから2はヒットしいまだに心に残っているワケで、そもそも整合性を考えたら1でキレイに落ちてる話だしね。時空を超えて運命を変えるってネタは一発勝負が正解ですね。[映画館(字幕)] 4点(2019-11-09 21:11:54)(良:1票)

53.  IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 原作未読。前作から27年後が舞台。田舎町デリーで27年周期で活動する“それ”を止めたルーサーズは大人になり大多数が街を離れ成功者となっていた。 “それ”の調査を続けていた唯一町に残ったマイクはある不審な事件で“それ”の活動再開を確信し、「再びヤツが現れたら戻って来よう」と集結を誓い合ったメンバーに連絡を入れる、という流れ。 二部作完結の今回は169分と長丁場。メンバーそれぞれの現在から過去を挟み丁寧に描いていたのでこれくらいの長さになるのは仕方がないなと思いました。相手のトラウマを利用し恐怖心を抱かせ食らう“それ”でしたが、今回はだいぶお化け屋敷風味がパワーアップしていて追い込み方もバリエーション豊富でなかなか面白かったです。カメオ出演やオマージュも多くて「おっ!」というのも多々あり上映時間ほど長く感じませんでした。 結局、また恐怖を克服して勝つわけですが「お前ら大人になったな」というぺ二―・ワイズのセリフは作品の核心を突いてるなと笑いましたね。ただまあ、メンバーで唯一戦う前から死を選んだスタンリーの選択は美談風だけどひっかるモノもありますね。強い心を持てば打ち勝てる存在だったのに恐怖に飲まれてしまったんだろうけど、そういう選択をしちゃうのかと(最後に町のショーウィンドウに子供時代のメンバー全員が映るトコはグッときましたけど)。 しかしまあ宇宙から来た生命体だったという“それ”は御大層な正体だった割に打たれ弱かったですね。攻撃力にステータス全振りしたタイプ。[映画館(字幕)] 7点(2019-11-04 00:03:49)

54.  ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 犬や馬を使った連携やあらゆるシチュエーションの銃撃アクションは凄くて見ごたえがあった。違和感バリバリな日本風味を見せながら出てきて「もうちょっと練習しろよ」というレベルの日本語を操る伊武雅刀似の人とその手下の連中は雑踏の人ごみに消える忍者風な演出の見せ方も上手く面白かった。それをジョンもやり返すのも良かったな。 でも、全体的に長すぎてクドく感じるトコもあったしジョンの不死身ぶりが目につく演出も多くなって違和感も残った。打撃を受けて明らかにワンテンポずれて自ら後方へ吹っ飛びまくっていたり致命的っぽいダメージを受けても全く影響がなくバトル続行。最後には落下途中でピンボールのように盛大にぶつかりはじかれまくって地面にも叩きつけられても生きのびているってのはやりすぎ。リアルっぽさが良かったのに残念。主席連合に楯突いたバワリーと一味も粛正され斬られていたのに延命してるし、アレじゃ執行出来ていない裁定人の無能っぷりが際立っただけ。その裁定人も最後にジョンに仕留められるならわからないでもないけどそんなカタルシスもなく、ジョンが生きていると知って急にビビッて逃げていくだけだし、主席連合の精鋭部隊ってのも防弾能力がアップしてるだけで弱いし、色々と演出のさじ加減が出来てなくてもったいなかった。結局、焼き印を入れたり指を詰めて指輪も出し泣きを入れたけど、友人ウィンストンの殺害命令を土壇場で拒否し余計立場が悪くなったというお話。世界観がぐっと広がった代わりに雑になってきたなという印象。[映画館(字幕)] 6点(2019-10-05 15:23:02)

55.  アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 『死霊館シリーズ』の心霊研究家ウォーレン夫妻がスピンオフの『アナベル・シリーズ』に初登場。今回はアナベル人形が運び込まれた心霊資料保管室のある夫妻の自宅が舞台で妻ロレインの霊感を引き継いでいる一人娘ジュディとベビーシッターのメアリー+お友達ダニエラの物語。舞台設定もこじんまりしていて主要キャラも少なくシリーズ初見の人にも優しい作りになってますね。それでいて、常に不穏な空気を醸し出しているのはさすがでした。ジュディは「インチキ心霊研究家の娘」として同級生につま弾きにされ、ダニエラは自分の交通事故で一緒に乗っていた父親を亡くしなんとか交信をしたいと願っている。そんなチャンスを逃すまいとアナベルさんが画策するという展開。今回も子役は上手いし他のスピンオフより作りが丁寧で伏線も演出も巧みに出来ていて面白かったです。終始不穏な空気を感じさせ多数の霊を出没させながら、安易に誰も殺さなかったっていうのも大きいな。個人的に死霊館ユニバースの中でも上位の出来でした。封印されていたアナベルの策に嵌って大混乱を招いたダニエラでしたが、父親の霊のメッセージを伝え励ます優しいまなざしのロレインに救われるエンディングは清々しかった。そのロレインのモデルである今年4月に亡くなられたロレイン・ウォーレンさんのご冥福をお祈りいたします。[映画館(字幕)] 7点(2019-09-21 02:13:06)(良:1票)

56.  アス 《ネタバレ》 よくある自分そっくりなもう一人の自分が出てくる話。ドッペルゲンガーの原因が何なのかってトコでしたが政府主導の実験で作られ捨てられたクローンで人間に反乱を起こす。それに監督自身が子供の頃に見たアメリカで行われた運動「Hands Across America」など社会風刺的なネタを絡めている。持っている裕福な人々と持ってない虐げられた人々を黒人家族で描き「We are Americans.」って言わせたのが肝。顔芸や奇妙な動きと独特な音楽で不気味感を演出してたけど成り代わりのやり口といい流れといいあまりピンとこなかったな。作家性を感じるかといえば感じるような気もするけど、全米?全世界規模?くらいに大がかりではなくあの家族や町が乗っ取られる程度の方が面白そうだった。[映画館(字幕)] 5点(2019-09-07 21:53:59)

57.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 舞台は60年代末期のハリウッド。TVから映画への転向が上手くいかず下り坂に入りかけてるハリウッド・スターのリックと親友で付き人であり専属スタントマンのクリフの物語。ある日、リックの家の隣に売れっ子ポランスキー監督と新鋭女優シャロン・テート夫妻が引っ越してくる。光り輝いている二人を見てもう一度返り咲くためにイタリア映画息を決意するリック。そして、あの日がやってくる。 161分と長めながら一方では苦悩と焦りで消えていく俳優を描き、一方では華やかなスポットライトを浴び結婚もして幸せの絶頂だったシャロンを描く。相変わらず緻密な演出と上手い構成で、過渡期を迎えていたハリウッドの陰と陽が巧みに描かれていて全く退屈しなかった。 その消えていった多くの俳優と違い土壇場で会心の演技を見せるリックと相棒クリフがそれぞれひょんなことからマンソン・ファミリーとかかわり、それによって映画史に残る悲劇を回避。悲劇のヒロインだったテートは自身が出演している映画を鑑賞している観客の反応を見て成功を実感し天真爛漫で屈託のない笑顔で喜び、リックとクリフのおかげでカルト集団とも全くかかわらずにその後も過ごすことが出来た。最後のリックとテートのインターホンのやり取りはちょっとウルっと来ましたね。凄惨で映画史を塗り替えたといわれた事件をさらに塗り替えたのが苦闘していた俳優とその相棒スタントマン。映画の小道具で撃退するリックと戦場仕込みのマジ者クリフの活躍はスカッとしましたね。本当にこういう顛末だったら良かったな。あの二人はポランスキーとも出会いさらに成功を収めたのだろう。ポランスキーも後の愚行をせずシャロン・テートと幸せに暮らしたのかな。 60年代ハリウッドの風景、ファッション、音楽がこれでもかと溢れかえっていて古き良き時代のハリウッドへ送るタランティーノの愛情あふれるラブレターでしたね。あのラストは幸福感に溢れていたなあ。 しかし、ブルース・リーの扱いがちょっと残念だったかな。いろいろ読んできた限りではあんなに傲慢で好戦的じゃないと思うけど。カシアス・クレイに関しても信奉者でアリのファイトスタイルを研究してましたし「僕の小さな拳じゃとても勝てない」と語ってましたしね。あと、出て来た時は「似てるかな?」と思いましたが、サングラスを取ったとこで「ブルース・リィ」とか「ブルース・リ」などを思わせるパチモン臭が酷くて吹きそうになりました。主役が落ち目のスターとスタントマンでシャロン・テートやブルース・リーを絡めると聞き、「あー、これはハリウッド映画にかかわった人たちでカルト集団をボッコボコにするんだな」と誰もが思ったでしょうけど、そのメンバーにリーも噛ませてもらいたかった気がします。でも、タランティーノの思いを込めた映画だし、あの俳優じゃアレくらいの出番で正解かもな。[映画館(字幕)] 9点(2019-08-31 22:54:17)(良:1票)

58.  チャイルド・プレイ(2019) 《ネタバレ》 チャッキーを時代に即した設定に変更し悪意を持った技術者が仕組んだハイテクAI人形の暴走にしてたけど、面白味が無いというか魅力や神秘性が失われたなというか。これなら『チャイルド・プレイ』でやる必要ないな、と。 まあ母親にくっついてる家庭持ちのダメ男や猫に不平不満をぶちまけたり『悪魔のいけにえ2』を観て喜ぶ姿に感化され、アンディへの友情や愛情(というプログラム)から張り切りだすが全部悪事というのは面白くはあったけどね。ただ、そのダメ男の剥ぎ取られた顔の皮を見てもギャグ調にしてたりアンディ含めた子供の対応は引っ掛かったし、とても人気商品になれそうもない不細工な人形の顔つきを含め無駄にグロいトコもあったりでバランスが悪いなと思いました。 家電からなにからネットに繋がり管理できる時代になってますが、ネットワークに侵入しセキュリティや車までも自在に操る超高性能万能型AI人形っておいくらなんでしょうね。あそこまで出来ちゃうんだからリスクヘッジでどこかにデータを逃がしてそう。次回はアンディを狙うのかロボット軍団でも率いて人類に宣戦布告するのか分かりませんが、この路線ならもう観なくていいかな。ブードゥー教の秘術で殺人鬼の魂が乗り移った人形というオカルトでアナログ的な方が好みです。[映画館(字幕)] 4点(2019-07-20 20:48:56)

59.  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》 『ドクターストレンジ』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』で世界の分岐を説明しておき、今作の予告編で「あの戦いで扉が開いた」「別の次元から来た」と紹介されるベック(ミステリオ)。「マルチバース(多元宇宙)の世界につなげちゃうんだな」と普通に思っていたら、ミステリオは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の冒頭でBARFというバーチャル・リアリティの技術で空間に映像を投影するホログラフィを扱っていた人物で、エレメンタルズという怪物から何から全てがトニーに煮え湯を飲まされた連中によるフェイクだったのは本当にやられたと思いました。ミステリオの戦闘は「ストレンジっぽくて派手だけど効いてなさそう」とは思いましたがまさかドローンによるイリュージョニストとは考えませんでしたね。リアリティ・ストーン級の幻影使いで世界を謀ろうとしていたとは良い意味で裏切られました。親愛なる隣人でネクスト・アイアンマンと呼ばれる重責に悩む多感な高校生であるピーターには格的にも話の都合上でもこれ以上ないちょうどいい相手だったと思います。そのミステリオを倒すためジェット機内のトニーのラボで新しいスーツを作るピーターとそれを優しい顔で見守るハッピーはグッと来たな。AC/DCの『Back In Black』が流れたのも良かった。MCUへのオマージュもたくさんあり合間に入るユーモアのセンスもスパイダーマンらしく可愛げがあり微笑ましく楽しかったです。スパイダーセンスも復活しトニーの意思を受け継ぐ男として丁寧に描いてハッピーエンド。と、思いきやあのラスト。彼の苦難の旅は始まったばかりなんだなと思わされました。MCUどこまで行くのか。[映画館(字幕)] 7点(2019-07-05 01:45:55)(良:1票)

60.  メン・イン・ブラック:インターナショナル 《ネタバレ》 予告編からしてダメダメ臭しかしませんでしたが、主役二人の華でそれなりな印象。クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンは『マイティソー バトルロイヤル』での共演もあってか相性も良さげだった。子供の頃にエイリアンに遭遇しMIBに憧れ続けていたモリー(新人エージェントM)とロンドン支部のチャラ男風ヤリ手エージェントH、上司にはリーアム・ニーソン演じる伝説的エージェントのハイTやHのエイリアンで元カノ武器商人のリザ、他の惑星から来た双子の殺し屋など面白く出来そうな要素はたくさんあった。しかし、MIBっぽいだけであまりイケてないのが難点。「Hは変わった」と言っていた警備対象のヴァンガスの振りがあったにもかかわらず、そこら辺はスルーされたままで終わってしまうしHのキャラは中途半端だったな。ハイTにニューラライザーをされたのであれば、ただ単に記憶を消されただけだしね。クリヘムはコミカルな方向へ行きたがってるのか分かりませんしやっても良いと思うんですけど、キメるときはキメないとカタルシスもないし面白くないですね。なので、チャラチャラしつつも凄腕設定なはずのHは目の前で暗殺を許したりボコられまくったりするし魅力があるようでなかった。それでいてMを持ち上げるわけでもないし脚本演出全てで見せ場も盛り上がるトコもないし、もったいないなという作り。お馴染みのニューラライザーは良いとして、MIBのアイテムや武器や専用車などは凡庸で目新しいモノは一切なく、シリーズのお約束にも思えないほどビジュアル的にも性能的にも安っぽかったし、改めて1はセンス抜群だったなと思いました。 [映画館(字幕)] 5点(2019-06-15 14:16:45)(良:2票)

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