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41.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 ロン・ハワード監督の作品が好きだ。初期のスプラッシュからコクーン、バックドラフト、アポロ13、身代金、ラッシュに至るまで今まで見た作品はかなりの確率で好きな作品となっている。この作品もロン・ハワード監督作品という先入観を除いて見てみたが、とてもいい作品だと思った。試合巧者のロン・ハワードらしく、ハズレなくまとめているがそれでいて「手堅くまとめた感」を感じさせず、感動の作品に仕上げていると思った。海中を泳ぐ鯨のシーンは本当にリアルで、実写と思えるほど。その反面、船上で人物がアップになるシーンはライティング(太陽光の描写)のせいか、「いかにもセットで撮りました感」が見えてしまっているのが残念。あと、邦題の「白鯨との闘い」について。嘘は言っていないがこの映画が本当に表したいことは白鯨との闘いじゃないことは、見た方ならすぐにわかる。なので、原題の「IN THE HEART OF THE SEA」をもっと生かした邦題にして欲しかった。[映画館(字幕)] 8点(2016-01-16 17:30:20)

42.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 映画界において世界一失敗が許されないコンテンツ、スター・ウォーズ。その続編を作るにはかなり気を遣うであろうことは想像に難くない。監督のJ.J.エイブラムスは世界中にあまたいるマニアを納得させる素晴らしい仕事をしたと思う。その結果、ep4~6(特に4)を彷彿とさせるストーリーになったことは皮肉としか言いようがない。でも、スターデストロイヤーの残骸が出てきたり、レジスタンスのメンバーに懐かしいエイリアンがいたりと旧作のファンならニヤリとするような仕掛けもちりばめられていてそれだけでも楽しい。ストーリーは単純で、歴史の表舞台から消えたルーク・スカイウォーカーの居場所がわかるとされる地図を持ったドロイド(BB-8)を巡って帝国軍の残党であるファースト・オーダーとレジスタンスが戦う、というもの。サブタイトルの「フォースの覚醒」とはヒロインのレイが文字通りフォースを使えるようになることを表しているのだが彼女の出自がはっきりと示されていないため、なぜ彼女がフォースを使えるようになるのかいまいちよくわからない。フォースを使える人物と血がつながっていることはわかるがそれが誰なのか明らかにしていないからだ。また、ハン・ソロが息子のカイロ・レンに刺されてしまうが本当に死んでしまったかどうかはハッキリしていない(あれだけ高いところから落ちたら普通は助からないが、爆発に巻き込まれても生きていたポーの例もあるので断言はできない)。その辺はep8・9で明らかになるのかもしれない。続編も面白いものになることを期待しよう。 スター・ウォーズは今作からディズニー配給となったため、冒頭の20世紀FOXのファンファーレがないことは寂しいが、ディズニーがシンデレラ城のアレを出さなかったことは素直に褒めてあげたい。また、今回時間の都合で3D字幕版を見たのだが、3Dのメリットは大いにあった。ただ、3Dメガネを通して見るのでどうしても画面全体が暗くなるのは改善すべきだ。3D版は映像を通常より明るくすべきだと強く思う。映画の出来としては8点を計上してもいい出来だが、3Dで画面が暗くなることにウンザリしたので-1点。[映画館(字幕)] 7点(2015-12-20 09:25:02)(良:2票) 《改行有》

43.  007/スペクター 《ネタバレ》 カジノ・ロワイヤルから始まったダニエル・ボンドもストーリー上はこの作品でおしまいという感じにまとめられていますね。007映画だけあって一定レベルの出来は保っています。ただ、いろいろ突っ込みたくなる点もちらほら。特に敵組織のスペクターのスタッフが描かれていないのは何とも。ボンド側はMやQやマネーペニーといったボンドの仲間がいろいろ手助けしていますが、スペクター側は幹部以外のスタッフの様子が全くと言っていいほど描かれていないので端々に「都合良すぎ感」が。あと、懐かしい007のメインテーマが流れますが、あれ、サビが「007音頭」にしか聞こえないので、ちょっと笑ってしまいそうです。[映画館(字幕)] 7点(2015-12-10 17:50:44)

44.  ショーシャンクの空に リバイバル上映にて初見。不思議な魅力を持った映画でした。ストーリー自体はかなりドラマチックなのに、淡々と進む演出(カタルシスを感じるBGMがなかったり、モーガン・フリーマンのナレーションだったり)で、あえて見る側に感情の起伏を感じさせないようにしていた気がします。それにもかかわらず、鑑賞後に独特の面白さが残る作品でした。[映画館(字幕)] 9点(2015-09-22 19:35:18)

45.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 アクション映画のお手本のような作品。これが基準になると今後のアクション映画作りは大変になるかもね。トム・クルーズ自身がノースタントでアクションをこなすのにも相変わらず驚きだが、50歳を超えているというのもさらに驚き。1990年代はCGそのものが映画の売りだったが、今は「CGを使わずにどこまで出来るか」が売りになっていて、時代が一周している感じがする。いろんなアクションが出てきたが、バイクチェイスがものすごく迫力があって良かった。惜しむらくはIMFのメンバーが優秀過ぎることか。建物への侵入やシステムへのハッキングはもはや出来て当たり前、さらには敵を捕らえるワナまで作っちゃう。もう「どうやって解決するか」を楽しむ映画じゃなくなっているのかも。[映画館(字幕)] 8点(2015-08-13 15:22:39)

46.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 内容はまあまあ面白かったです。しかし、3D吹替で見たのですが、主人公2人のうちクレアの吹替をした木村佳乃(ちなみにエンドクレジットが出るまで天海祐希が吹替えていると思っていました)のセリフ読み(演技)が棒読み過ぎて非常にがっかりでした。クレアが甥っ子達と出会う際に「100年ぶりに会う(うろ覚え)」と話していたため、最初クレアがアンドロイドなのかと思っていました。それならば棒読みの演技もまあ納得です。ロボットっぽい演技ということで。しかし話が進むとどうもそうではないらしい、クレアは人間のようだ、とわかると吹替の棒読みっぷりが非常に下手に感じられました。もう一人の主人公オーウェンの吹替をしたのは玉木宏ですが、こちらはそれほど悪くない演技でした。ただ、玉木宏の声は特徴がありすぎるので常にクロレッツのCMが頭から離れませんでしたが。 あと、ジュラシックシリーズといえばCGですが、CGで何でもそこに存在するように見せることが出来る現在ではもうCGに驚きは感じませんでした。 ジュラシック・パークで生物のCG化に驚き、ジュマンジで体毛のある生物のCG化に驚いた後はもうCGが映画の見所になることはないですね。 3Dもその必要性はあまり感じませんでした。クレアの吹替が良ければ、あるいは字幕で見れば7点だったと思います。[映画館(吹替)] 6点(2015-08-06 15:31:52)《改行有》

47.  チャッピー 《ネタバレ》 ニール・ブロムカンプ監督がまたやってくれたぜ!あんたスゲェよ!監督処女作である第9地区のブッ飛んだ設定やいつの間にかエビ星人に肩入れしてしまうストーリーも最高だったけど、このチャッピーも最高のSFヒューマンストーリーだよ!まず主人公のチャッピーの声がC-3POみたいでちょっと抜けてるような感じなのが感情移入できていいじゃないか。あと、下手なSF映画ではチャッピーが”家族”のために犠牲になって…という展開になっちゃうんだけど、最終的にはそうならないのもいい。第9地区は、主人公はエビ星人になってしまうというある意味バッドエンディングなのだが、チャッピーでは最高ではないが最善のハッピーエンディングになるのもいい。ハンス・ジマーの劇伴も地味にいい仕事している。ほぼ2時間の上映時間のうち最後の30分は、号泣ではないものの涙が途切れることがなかった。こんな体験は初めてだ。まだデビュー3作目だか第9地区とともにブロムカンプ監督の代表作になること間違いなし!![映画館(字幕)] 9点(2015-05-23 18:25:30)

48.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》 リーアム・ニーソンのアクション映画はアクションが現実離れしていないので安心して見られるのがいいですね。ビルから大ジャンプとかないし。ただ途中でカーチェイスがあるのですが、あれでよく(カーチェイスが終わる地点で決着が着くまでの)途中で事故らないな~とは感じましたが。出演者では主役のリーアム・ニーソンはもちろんいいのですが、敵(マフィアのボス)役のエド・ハリスと(プロの殺し屋役の)コモンの存在感と演技がスゴいです。あと地味に凄いのがカメラワークで、ニューヨークの上空にあったカメラが高速移動してクローズアップするというカメラワークが多用されています。ものすごく自然なので違和感を全く感じませんがよく考えるとCGを使わないと不可能でしょ、あれ。[映画館(字幕)] 7点(2015-05-17 08:20:03)

49.  ローマの休日 劇場にてリバイバルを鑑賞。これが劇場・TV放送・DVD含め初見。TVでこの映画が取り上げられるときはオードリー・ヘップバーンのアイドル性(美貌・ファッション等)のみが取り上げられるため、現代でいうところのアイドル映画のようなものだと思い見るのを避けてきた作品でした。しかし町山智浩氏の講演をきっかけに鑑賞したくなりました。いい映画ですね。モノクロ映画なわけですが、出演者がどんな色の服を着ていたのかカラーでも見たくなる作品ですね。[映画館(字幕)] 8点(2015-05-10 17:29:21)

50.  ミスト 《ネタバレ》 原作スティーブン・キング、監督フランク・ダラボンのコンビの新作は、これまでの「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などとは路線が変わり、キングが本来得意としているモダンホラーとなった。それもただのホラーではなく、ガツンと衝撃を食らわされる傑作となった。特にラストシーンで受ける衝撃はすさまじい。この映画の表向きのテーマは「襲いかかる未知のものからいかに逃げおおすか」という典型的なホラー映画のそれだが、裏テーマはズバリ「神・宗教」である。主人公は、現代的な、神の存在を気にしない人物として描かれており、そういう考えのもとに行動する。その結果、あのラストシーンを迎えるわけだ。一方、強烈なキリスト教信者の女性は途中で殺されてしまうが彼女の発言に従ってスーパーから出ていかなかった人たちは最終的には救助される(その様子は描かれていないがラストシーンから考えるとそうなるはずだ)。スーパーに居残った人たちが助かるのはあくまで結果論でしかないが、キリスト教信者の女性の言うことに従うこと、つまり神に従うことが正解(生き残るとこ)につながってしまうのは皮肉としか言いようがない。 [映画館(字幕)] 9点(2015-02-27 18:05:02)(良:1票) 《改行有》

51.  エイリアン 《ネタバレ》 エイリアンは劇場で2回観ているが、実は2回ともリバイバル上映。名作はやはり大スクリーンで観るのが楽しい。1979年の作品であるが全く古くささを感じさせないSFホラーの傑作である。ALIENというタイトルの出し方や、ジェリー・ゴールドスミスのホラー映画なのにホラーっぽくなくそれでいて不安をかき立てるサントラも素晴らしい。ただしコンピュータ関係はどうしても時代を感じてしまう。また、今回2回目の劇場での鑑賞で気になったことが。それはノストロモ号の内装。人間心理として、長期滞在する場所の内装は(地球のホテルなどの)くつろげる建物の内装に近付けたくなるのものではないかと思うのだ。ノストロモ号の通路が、配管むき出しで暗い色の壁といったいかにもSFチックなものであるのはしょうがないとしても、皆が集まるスペース(食事などをする部屋やコールドスリープしている部屋など)はちょっとデザインが進みすぎてあまりくつろげないと思うのだが。[映画館(字幕)] 9点(2015-02-10 18:51:28)

52.  猿の惑星 《ネタバレ》 リバイバル上映を鑑賞。有名なラスト、公開当時の観客は相当びっくりしたと同時に(当時は冷戦状態ということもあり)ある種の予言として恐怖したのではないかと思う。最後の最後まで宇宙船が到着したのが地球と思わせない演出は見事だが、残念なのは猿が英語を話すことに何の疑問も抱かない主人公の設定である。しょうがないといえばしょうがないのだが、演出で何とかならなかったものか。言語は環境・思想・文化の影響を非常に強く受けるので300万光年離れた惑星の言語が英語と完璧に一致するのはまずないはずなのだ。よくある解決パターンは自動翻訳機などの超SFテクノロジーであるが、猿の惑星にはそれは合わないしなぁ。 あと、派手に表には出てこないがジェリー・ゴールドスミスのBGMが良い仕事をしている。[映画館(字幕)] 8点(2015-02-04 14:27:47)

53.  エイリアン2 《ネタバレ》 第1作のホラー感の強い作風から一転アクション映画となったが、続編ものなのに前作と全く違う作風にして大ヒットした希有な作品。感心したのは原題。1作目は"Alien"で2作目が"Aliens"。Alienが複数形になっている。英語を母国語にしている人なら、無意識に「今回はエイリアンは1匹じゃないんだな」とわかるようになっている。なのに邦題は「エイリアン2」。あまりにも安直。[映画館(字幕)] 7点(2014-12-29 01:10:15)

54.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 面白かったです。日本語タイトルやTVCMからは「フライトプラン」や「エアフォースワン」のようなアクション重視の映画のような印象を受けますが(ちなみに原題は"NON-STOP"。これはこれでひねりのないタイトルではありますが・・・)、あえてジャンルを決めるならミステリーで、犯人捜しに重点が置かれています。実際、上映時間のほとんどが犯人捜しに費やされ、真犯人がわかるのは映画の最後のほうです。うまいなと思ったのは、航空保安官である主人公にも犯人の嫌疑が掛けられることです。しかも外部からは容疑者の筆頭と見られてしまいます。映画を見ている観客は、主人公は無実のはずと思いながらも頭の片隅では最後にどんでん返しがあるかもしれないと、映画に集中することができるようになっています。 主人公を演じるリーアム・ニーソンは身長が193cmもある大男ですが、その風貌からくたびれたおっさんにしか見えない(映画の中ではアル中ですし)ので、一見ただのおっさんが観察力を駆使して犯人を捜していくプロセスが面白いです。リーアム・ニーソンのアクションものが気になった方は「96時間」「96時間/リベンジ」もオススメです。[映画館(字幕)] 7点(2014-09-07 19:54:41)《改行有》

55.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 日本版ゴジラをじっくりと見たことがない(テレビでながら見ならある)ので本家との比較はしませんが、良かったです。エメリッヒ版ゴジラとは雲泥の差だと感じました。本作では、ゴジラはMUTOという怪物を倒します。そういう意味では一見すると人類の味方に思えるかもしれません。しかし、ゴジラはあくまでも目の前の怪物とただ戦っているだけにも見えます。映画の中の人類はゴジラを救世主かもしれないと感じている表現もありましたが、ゴジラは恐らくそんな人類の思惑とは無関係に生物の本能として敵と戦っていたのではないでしょうか。また「敵」として描かれているMUTOも、地球上のいち生物と考えれば人類にその存在を消滅させる正当な権利は果たしてあるのか、オスMUTOとメスMUTOの睦まじい様子や、卵を燃やされて悲しげに咆哮するメスMUTOの姿を見て、そんなことも考えさせられました。渡辺謙演じる芹沢博士の「人類は自然をコントロールしている気になっているが実は逆なのだ」という言葉が突き刺さります。[映画館(字幕)] 7点(2014-07-25 20:53:59)

56.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 2014年、リバイバル上映を鑑賞。TVやDVDで何度も見ているのになぜかまた見たくなってしまいます。ファンタジーではあるんですが、この映画が言いたいことはある種アメリカ人(男性)の理想なんでしょうね。家族との生活を送りつつも毎日の平安よりも夢のための決断を行うことを是とする、後悔しない親子関係(特に父子関係)を築くという提案、等々。また、テレンス・マンがストーリー展開に良いアクセントになっています。あと、この映画の良い点は上映時間が100分であることです。昔からいい映画の条件に(100分程度の)長すぎず短すぎない時間が挙げられます。今(2014年)だったらもう1エピソード加えるか最後の人々が球場に殺到した後の様子を描くかして、もう20~30分延ばすでしょうからね。[映画館(字幕)] 8点(2014-06-03 15:41:33)

57.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 フォーミュラレースを扱った映画はそう多くない。古くは「グラン・プリ」、最近(でもないが)なら「ドリヴン」なんかがそうだ。そんな中でこの「ラッシュ/プライドと友情」はフォーミュラ映画の大傑作といっていいと思う。ロン・ハワード監督も音楽担当のハンス・ジマーも素晴らしい仕事をしたと思う。私は1987年のテレビ放送からしかF1を見ていないので、1976年の出来事は雑誌や書籍でしか知らない謂わば「歴史上の出来事」でしかなかった。しかしこの映画を見て、まるで76年にリアルタイムにF1を観戦してきたかのような臨場感に圧倒された。大やけどのあと復帰したラウダがハントに「事故に遭ったのはお前のせいだが、生きる力をくれたのもお前だ」と言ったときも、復帰戦でのラウダの走りにも溢れる涙を抑えることができなかった。主人公のハントもラウダも本人そっくり(でもこの映画でのラウダはデーブ・スペクターにちょっと似てると思った)だし、何しろ当時のマシンが実際に走っている映像が(CGもあるかもしれないが)凄かった。ロン・ハワード監督はこの映画を撮るまでF1の事をよく知らなかったそうだが、F1ファンも納得のカメラアングルでマシンの魅力を引き出してくれた。あと、細かいことだが、ワールドチャンピオンが決まるF1世界選手権イン・ジャパンでの富士スピードウェイのストレートや第1コーナーもよく再現されていたし、出場したTyrrell P34のデカールが「たいれる」「しぇくたあ」となっていたのもファンにはポイント高し。[映画館(字幕)] 9点(2014-02-21 20:54:50)(良:1票)

58.  セルラー 《ネタバレ》 とっても面白い映画です。時限サスペンス・ジェットコースタームービーのお手本となり得る作品です。「フォーン・ブース」で脚本を担当したラリー・コーエンの原案ということでその辺りも期待させる点でした(あいにく「フォーン・ブース」はラストの出来が最悪でしたが・・・ラストまでは素晴らしい脚本だったので)。[映画館(字幕)] 8点(2014-01-22 22:18:00)

59.  フォーン・ブース 《ネタバレ》 この映画、途中まではものすんごく面白いんですよ。公衆電話を利用した演出にぐいぐい引き込まれます。でもね、ラストがなぁ。いきなり真犯人が出てきて「お前誰?」って感じですよ。なぜ主人公を狙ったのか?なぜピザ屋を犯人に仕立てたのか?理由があったのか?それとも単なる愉快犯で誰でも良かったのか?その辺が何にも説明されないまま終わっちゃった。「この映画では犯人が誰かということや動機は何かということは些細なことで、気にしちゃいけない。この映画が言いたかったことは、今までの生き方を顧みろ、ということだ」という解説を見たことがありますが、この映画はそんな崇高なことを言いたい映画じゃないですよ。エンターテイメントならエンターテイメントらしくちゃんと説明して観客をすっきりさせて帰さなきゃ。その辺が完璧なら8点だったのになぁ。[映画館(字幕)] 6点(2014-01-22 22:09:31)(良:2票)

60.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 この映画のいちばん凄いところは重力下での撮影で無重力を描き切ったことだろう。パンフによるとワイヤー吊りでの撮影だという。まったくそんな感じは受けなかった。見事としか言いようがない。「アポロ13」はジェット機の急降下で発生させたわずか30秒間の無重力状態を利用して撮影されたのは有名な話だが、技術の進歩は凄いものだ。 一つ苦言を呈すなら、それは邦題の「ゼロ・グラビティ」だ。この映画の肝は最後地球に生還した主人公が水から陸地に這い上がる際に重力を感じて「生」を体感するところにあるのだが、邦題の「ゼロ」がそれを台無しにしている。映画では、先の生還の場面の直後には原題の「GRAVITY」がスクリーンに現れ、この映画の主題が何かということを観客がくっきりとわかるようになっている。日本の配給会社は映像面だけを売り(ほらこんなに凄いゼロ・グラビティ=無重力=宇宙空間の映像の映画ですよ)にしようとしたのだろうが、もっと内容の本質を見極めて邦題を付けるべきだ。 あともう一つ。これはこの映画に限ったことではないのだが、3Dで字幕という組み合わせでの上映が極端に少ない日本の映画館業界はなんとかならないものか。字幕が3Dを邪魔するって考えてる?そんなことないって。せっかくジョージ・クルーニーの美声を聞こうと思ったのに近所の映画館は皆3Dは吹替。まあ、そのおかげでちょっと遠くのIMAXへ行く良いきっかけになったんですけどね。[映画館(字幕)] 9点(2013-12-14 01:20:27)(良:6票) 《改行有》

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