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プロフィール
コメント数 188
性別 男性
年齢 56歳
自己紹介 SF, アクション, ファンタジー, ホラーが好きです。
昔観た映画も必ず観直してからレビューしています。
また、TV放送のものは無用な編集が入ってしまうので、
レビュー対象にはしません。

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  X-MEN:フューチャー&パスト 《ネタバレ》 『ファーストジェネレーション(FG)』から監督が替わっても非常に面白かった...のだが、やはり『FG』の次点か。何故かと言うと『FG』はそれ一本で映画になっていたが、『フューチャー&パスト(F&P)』は今までのシリーズありきの構成になっているため。だが、X-MENシリーズは押並べてシリーズ構成がしっかりしており、『F&P』も「人種差別問題への提言」というテーマは変わらず、遺伝的に問題(小人症)のある「人間」の科学者が、ミュータントを駆逐しようとしたことが発端となる物語は秀逸。ベトナム戦争という実際の国際問題とも絡み合い、物語に現実感と深みを持たせているのは相変わらず。登場人物たちも内面まで細かく描いており、各キャラクターに感情移入し易い作りとなっているのはさすがと言える。特にミスティークの描写にはヤラレル!『FG』の同志たちがあんな結末を迎えていたら、そりゃ誰だって半狂乱になるさ。でも、今回はマグニートーがどちらかというと悪役を担ってしまい、明確に善悪を描かないX-MENシリーズには珍しく、彼に対する反感を持ってしまうのが不満点ではある。また、複数の時間軸の物語が同時進行で進む物語は、『インセプション』的でもあり面白いのだが、矛盾点もあり今一つ納得できない展開になっているのが残念。...ではあるが、いずれにしても、観終わった後に興奮して話し合いたくなること間違いなし。あっ、あと、ラストの彼女と彼の登場はシリーズのファンにとってはうれしい限り。そしてエンドロール後の映像も観ておかねば。ん~、ハナマル!![映画館(字幕)] 8点(2014-06-02 22:12:22)(良:2票)

42.  エリジウム 《ネタバレ》 期待した程の内容ではなかった。金持ちは病気になってもすぐに治療できるが、貧乏人は適当に薬を与えて追い返されるだけ。物語はアメリカの格差社会(特に医療格差)を象徴的に描く。SFテイストで問題提起しているのだが、物語の主軸が万能医療ポッドの奪い合いに終始してしまい、しかもその描写が雑で心に響いて来ない。また、エリジウムの管理・防衛システム及び情報管制が脆弱過ぎたり、地上に残された軍事組織や兵器が余りにも小規模すぎるなど、突っ込みどころも満載で萎える。権力の象徴であるエリジウム政府は、少なくとも地上とは比べものにならない程の圧倒的武力を保有し、完全な管理・統制を実施できる状況でなければ、地上を完全に支配できなだろう。まあ、映像が美麗な上、ドロイドやパワードスーツのデザイン・動きが好みで満足できたので、この点数で。[DVD(吹替)] 5点(2014-05-04 00:10:17)

43.  ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 ウルヴァリンことローガンの再生の物語。世界を滅亡から救うためとはいえ、心ならずも殺してしまった愛するジーンの幻影に悩まされ続けるローガン。彼は日本屈指の大企業・矢志田産業の後継者・真理子と出会い恋に落ちる。ローガンの再生には、このロマンスが重要な要素となるのだが、恋に落ちる必然性が感じられず、残念ながらローガンと真理子の間に情熱や絆が芽生えたようには思えない。演出的に失敗だと思う。日本人としては、情緒溢れる海沿いの日本の古民家で、浴衣姿の男女が...という映像は萌えるのだがね。また、銀色のガンダムチックなパワードスーツとの戦いや、得体の知れない忍者衆など、燃える要素も多いのだが、今回はミュータントでもない雑魚キャラ(特に新幹線の屋根上でのアクションね)の能力がハンパなさ過ぎてて問題あり。加えてラスボス矢志田家の面々の描かれ方がしょうもなく、クズばっかって感じでイマイチ。爺さん、最初はローガンに死ぬ前にお礼が言いたいだけとかいってたのに、結局自分の延命だけが目的だったなんて。ちょっと日本人としては憤りを感じる展開。などなど、いろいろ不満はあるが、アクションシーンは興奮必至だし、日本の風景も結構グッと来る場面が多い。あと「Nothing is without meaning.」という台詞があるが、これが日本的で非常に好み。ん~、辛うじて及第点って感じで。[DVD(吹替)] 6点(2014-04-28 23:16:05)(良:1票)

44.  ブレードランナー 天才的映像センスを持つリドリー・スコット監督により産み出された映画。水と色彩のイメージが強いその映像は緻密にして美麗。それまでのSF映画における未来都市は清潔なイメージで構築されていたが、彼は環境が汚染され酸性雨のそぼ降る退廃的なイメージで構築した。この映画の混沌とした未来都市は、ヴァンゲリスのシンセサイザー音楽とも相まって、世界観の確立に貢献している。そしてラストシーン。レプリカントのリーダー、ロイ・バッティの語る言葉は何度聞いても感動する。この言葉は、何とルトガー・ハウアーのアドリブだそうだ。以下、全文。「お前たち人間には信じられない光景を俺は見てきた。オリオン座の肩の近くで炎を上げる戦闘艦・・・。暗黒に沈むタンホイザーゲートのそばで瞬くCビーム・・・。そんな記憶もみな、時とともに消えてしまう。雨の中の涙のように・・・。死ぬときがきた・・・」。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-18 23:54:18)(良:1票)

45.  ゼロ・グラビティ 3Dで鑑賞。まさに体感型サスペンス・エンターテインメントだった。そしてラストを観終えた後のあの感覚は、やはり映画館でないと感じられないだろう。SED(宇宙技術開発株式会社)からもコメントが発表されているように、実際には導入前の機器を使用したり、あり得ない物理現象が多発するなど突っ込みどころは満載なのだが、宇宙を描く映画の中では、間違いなく最高の「リアル」を感じさせてくれた作品だ。ただ、ジョージ・クルーニーの「あのシーン」は蛇足のような気がする。折角ねえ...。とはいえ、やはり娯楽作としては上出来の作品。ハナマル。[映画館(字幕)] 8点(2014-04-14 22:57:34)

46.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 待ちに待ったホビット三部作の第二部。この冒険譚始まりの切欠となるガンダルフとトーリンの邂逅シーンに始まり、徐々に物語りに引き込まれていった。シリーズ通して映像は美麗。その壮大な世界観に飲み込まれること間違いなし。ただ、ドワーフたちが、捕まりすぎ、間抜けすぎ、諦めが早すぎ、でイマイチな感じ。ドワーフたちの人数も多すぎ、トーリンとキリー以外、名前もほとんど覚えられず。ビルボを目立たせるためかもしれないが、ドワーフたちのお家再興物語に感情移入しずらいのが難点か。でも樽ラフティングのシーンは興奮必至だし(レゴラス無双も観れるし)、メインの暴龍スマウグとの対峙のくだりは大迫力。カンバーバッヂやるな。ラストは絶妙なところでブラックアウト。第三部が今すぐ観たくて身悶えすること間違いなし。そしてエンドロールでかかる「I see fire」が最終章への期待を募らせる。第一部もそうだが、このシリーズは音楽が心に沁みる。第三部に大期待!![映画館(字幕)] 8点(2014-03-15 23:47:22)

47.  アイアンマン3 《ネタバレ》 『アベンジャーズ』では地球の危機を救ったトニー・スターク。『アイアンマン』の魅力は、彼のキャラクターそのものと厳しい状況に置かれても失わないユーモアだろう。だが、彼は心に大きな傷をを負っていた。「アイアンマン」のスーツで覆われていても、心は度重なる恐怖に晒され、過大なストレスを受けていたのだった。その障害と闘いながら、愛する人たちを守る為、彼は再び立ち上がる。これは鋼鉄の身体と心を得て、真の「アイアンマン」誕生となるまでの物語だ。『アベンジャーズ』の戦いの後、恐怖を克服するためなのか、トニーは次から次へと新しいパワードスーツの開発に励む。最新作は「マーク42」。この試着シーンが非常に面白い。そして後にこの機体が大活躍する。スターク邸の襲撃は凄まじい迫力。その場に居合わせたペッパー・ポッツを守り奮闘する彼の姿に燃える。不意打ち(テロリストを挑発したのが原因だが)のため守り一辺倒ではあるが、後の逆襲への序章となり、良い調味料となっている。あと飛行機からのスカイダイブの救出がスリル満点。実際にスカイダイビングを繰り返しながらの撮影とのことで納得。またクライマックスのアイアンマン・シリーズ大集合にも燃える。ただペッパー無双についてはイマイチ。これではトニーと一緒に彼女も「アベンジャーズ」加入できてしまうからね。そしてそして、"ラスボス"「マンダリン」ベン・キングズレーの演技には大喝采!最終的に国家の危機を救ったのは政府ではなく一人のヒーローだった、という感じ。それにしても、このシリーズ、回を追うごとに敵がしょぼくなってないか?でもまあ十分及第点。[DVD(吹替)] 7点(2014-01-18 21:19:10)

48.  パシフィック・リム 非常に面白かった。まさに「♪空に、そびえる、鉄の城~」と「破壊の美学」を体現した映像は燃える。監督は男心を良くお分かりで。製作陣の作品に対する愛情が全編から感じられてよろしい。やっぱりロボットものは、発進シークエンスを丁寧に積み重ねることでワンダバ効果が十分に発揮されるのだと納得。脚本は単純だが、「友情」「努力」「勝利」の三大原則を骨格にした物語は、日本人にも十分受け入れられる。難点を言えば、夜のシーンが多くロボットやカイジュウの造詣が判別しづらいことか。あと「萌&健太ビデオ」はどうにも気になるので、どうにかしてね。続編ができたら絶対観るぞ、と。十分及第点ってことで。[映画館(字幕)] 8点(2013-09-04 23:13:44)

49.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 喜怒哀楽、人生の機微がすべて盛り込まれている作品。許されない罪を犯した受刑者たちの話ではあるが、人間の尊厳を維持することの大切さと大変さを考えさせられた。希望を持つことがいかに重要か、そして、希望を待つだけでなく自ら道を切り開こうとする意思の大切さも考えさせられる。アンディは穴を掘ることで、レッドはアンディとの口約束を信じることで、辛うじて人間たることを保てたのだろう。主題は我々の目の前にある社会生活、人生においても当てはまり、学ぶことが多いと思う。ラストシーンは美しく感動的だが、その直前のレッドの言葉「国境を越えられるだろうか...、友に会えるだろうか...、海は青いだろうか...、それが俺の希望だ」で終わった方が好みかな。非常に優良な作品であり、十分に及第点ってことで。[DVD(吹替)] 9点(2013-04-29 17:39:22)

50.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) 《ネタバレ》 一言で言うと「シュールなSFコメディ」。宇宙と生命の根源を解き明かすかのような物語は哲学的で興味深い。でも、ん~、面白くなくは無いのだが、ギャグがシュールすぎてイマイチピンと来ない。あと、原作が書かれたのが同時期ってこともあり、主役3人がルーク、レイア、ソロみたいで、何となく『スターウォーズ』に似ているのは気のせいだろうか?お付のロボットのテンションは間逆だが。ということで、惜しくも及第せず。残念。[DVD(吹替)] 5点(2013-04-23 22:47:20)

51.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 バーホーベン版を味噌味の豚汁とするなら、本作は薄味の澄まし汁といった感じ。『ブレードランナー』や『マイノリティリポート』など、どこかで観たことある味付けが多いところも微妙。全体的に濁りを取って透明感を強調して盛り付けたが、味付けまで薄くしすぎて旨みまで無くなり、その実、フィリップ・K・ディック原作の既存の映画をごった煮にしただけだった。シュワルツェネッガーのようなキャラによるごり押しも効かず、各キャラクターの存在感が薄れてしまった。何も印象に残らない。ん~、残念ながら及第できず。[DVD(吹替)] 4点(2013-03-17 13:21:45)(良:1票)

52.  メン・イン・ブラック3 《ネタバレ》 地球で秘密裏に生活するエイリアンを監視する秘密組織『MIB』。そのエージェントの奮闘を描くシリーズ第3弾。JとKの名コンビが復活しうれしい限りだが、早々にKが存在を消されること(お亡くなり)に。その謎を追ってJが40年前にタイムスリップして大騒ぎをするお話。久々にウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビも復活したが、2人とも老けたね。特にKはすぐにジョシュ・ブローリンを入れ替わるし。相変わらずJとKはパワフルな活躍を見せて楽しい限りだが、やはり1作目の吸い寄せられるパワーは観られなかった。残念。[DVD(吹替)] 6点(2013-02-09 12:52:58)

53.  デッドゾーン 《ネタバレ》 不慮の事故で多くを失った代わりに手に入れた超能力のため、世間との軋轢に苦しみ次第にその運命に飲み込まれて行く男の悲劇を描く。とにかく悲しい。叙事的で盛り上りとドラマ性に欠けているが、主人公ジョニー・スミスを演じたクリストファー・ウォーケンの、哀愁溢れる演技は一見の価値アリ。原作では、やがて世界を破滅に導く議員グレッグ・スティルソンの視点での記述もあったと記憶しているが、映画ではジョニーの視点のみに焦点を当てた内容になっている。小粒だが、スティーヴン・キング原作の作品にしては及第点。 [DVD(吹替)] 7点(2013-02-09 12:23:13)《改行有》

54.  プロメテウス 《ネタバレ》 期待していた映画だったが、脚本が練り込まれておらず、張った伏線も回収し切れていない。物語を追っているだけでは解明できない謎が多すぎる。映像は一見の価値アリなのだが。冒頭のエンジニアが黒い液体を飲み滝つぼに身を投げるシーンも、ただ漫然と観ているだけでは意味不明。たぶん、太古の地球(他の惑星かも)に来たエンジニアが、その惑星環境に最適な遺伝子を組成し、滝つぼから水中に遺伝子をばら撒いたのだろうと推測する。また、アンドロイドがクルーの一人に黒い液体をわざと飲ませた意味も不明。あと登場人物が馬鹿ばかりで、あり得ない行動を取ってばかり。未知の惑星の建物内で、空気の組成が同じというだけで、安易にヘルメットを取ってしまったり(未知の微生物とか気にならない?)、未知の生物に安易に近づいて結局寄生されてしまったり。特にラスト間近の倒れてくる宇宙船を避けようと逃げるシーン。縦長の倒壊物の倒れる方向に縦に逃げても逃げられないだろ。横に逃げろって。んー。退屈せずに最後まで観れたので、まあまあだったが、微妙に及第できず、といった内容かも。残念。[DVD(吹替)] 6点(2013-01-13 13:29:16)(良:2票)

55.  ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》 魔法使いガンダルフに誘われた(ハメられた)、ホビット族の青年ビルボが巻き込まれる様々な冒険を、壮大なスケールで描く三部作の第一作目。原作は子供向けの内容なので軽い部分も多いが、故郷を追われたドワーフたちの悲哀と覚悟を主軸とし、語り口は重厚な印象が強い。良くも悪くも『ロード・オブ・ザ・リング』の流れを踏襲した造りになっており、長丁場を飽きさせない物語の展開と、美麗な映像にはハマると思う。特にオークやゴブリンたちとの死闘は、興奮必至のアクションシーンである。劇中でも歌われている、エンドロールの唄が印象的で非常に心に残る。第二部、第三部の公開が待ち遠しい。[映画館(字幕)] 8点(2012-12-20 23:47:39)

56.  コンテイジョン 《ネタバレ》 人類が見舞われた何度目かのウイルス惨禍を徹底的にリアルに描いた作品だった。エボラ出血熱など致死率の高いウイルスは、宿主が早くに死んでしまい、全世界的に拡散することが起き難くなる。新種ウイルス感染後の致死率を20~30%に設定したことでより現実味が増し、地味ではあるが見えない恐怖を描くことに成功している。物語の進行に合わせて「何日目」とテロップを入れることで、ウイルス拡散の進行状況をまさにシミュレートし、不要な情報を極限まで削ぎ落としてパニックを描写することで、静かで凍えるような恐怖を演出している。豪華なキャストの適切な配置も良い。特に初期の感染者である妻グイネス・パルトロウの死の宣告を受け入れられず、夫マット・デイモンが「それで妻にはいつ会えるんですか?」と医者に聞き返してしまうシーンが悲しい。また、物語のラストに「1日目」を描くことで、感染経路をサラッと見せるところが憎い。及第点ってことで。[DVD(吹替)] 7点(2012-12-13 23:01:50)(良:2票)

57.  ジュリエットからの手紙 《ネタバレ》 『ロミオとジュリエット』のジュリエットの銅像とバルコニーがあるイタリアの街を舞台に、50年前の1通の手紙をきっかけに、二人の女性が運命の人に辿り着くまでの物語。かの地の街並みと風景は素敵の一言。一貫して暖かな雰囲気が漂い、予定調和的ではあるが、ハッピーエンドを迎えるラストは感動する。本当の気持ちを伝える(たとえ何年経っても)という小さな勇気は、まさに運命という宝石を掴み取ることだと気付かされる。また、アマンダ・セイフリッドの魅力全開な一編ともなっている。この素敵な演出と脚本とも相まって、久しぶりに巡り合った掘り出しもの映画だと思う。[DVD(吹替)] 8点(2012-11-28 23:36:04)(良:1票)

58.  TIME/タイム 《ネタバレ》 遺伝子操作により全ての人間の老化が25歳で止まり、左腕に埋め込まれた体内時計で生命が制御され、その残り時間だけ生きることが出来る近未来。生命=時間とも言える世界では時間が通貨となり、生活に必要なものは命を削って手に入れるしかない。貧困層はその日暮らしをする毎日で、一方、裕福層は永遠とも言える時間を手にする格差社会。そんな世界のスラムで暮らす青年ウィルは、ある日、ある男から100年という時間を譲られる。その時間を利用して、世界のシステムを覆すため富裕エリアに潜入する。そこで大資産家の娘シルビアと巡り会い、その後の運命を共にすることになる。しかし、そんな彼の行動を怪しんだ時間監視官が彼を迫い始めていた。と、なんともワクワクする設定と展開なのだが、少しも運動したことない大富豪の娘が延々と走り続けられたり、銀行強盗があまりにも簡単に成功したり、状況的に突っ込みどころが多く、もう少し脚本を練りこめばもっと面白くなったのにと、残念に思う。でもまあ、退屈せずにラストまで観れたので、及第点ってことで。[DVD(吹替)] 6点(2012-11-28 22:51:57)

59.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 1978年公開の『ピラニア』をリメイクしたスプラッター・パニックもの。出演者もエリザベス・シューとクリストファー・ロイドの『バックトゥーザフューチャー』組や『ジョーズ』のリチャード・ドレイファス、『ホステル』イーライ・ロスなど、脇役に無駄に豪華なところも観所。物語は至って単純で、リゾート地「ビクトリア湖」が、突如として大量発生した古代の人喰魚により、阿鼻叫喚のパニックに陥る。前半は高校生の性春映画っぽくてバカっぽいエッチシーンばかりだが、中盤からが本番でエロ2グロ8の大パニックのオンパレード。観光客たちが強暴な小魚の群れに無残に食い殺され、パニクった群衆が更に悲惨な状況に陥る描写が延々と続く(忠告:食事しながらの鑑賞は不可)。生き残りそうな主要キャラが簡単に死ぬところも良い。ただ、成熟した古代魚が出現してTo bo continued なのはイマイチかな。エログロのスプラッター・パニックものとしては及第点ってことで。[DVD(吹替)] 7点(2012-11-06 23:25:44)(良:1票)

60.  アベンジャーズ(2012) 《ネタバレ》 アイアンマンMk7の装着シーンと板野サーカスばりのミサイル迎撃シーンは興奮必至。ラストのバトルは興奮するし、全体的に面白くなくはないのだが...。如何せん魅せ場が少ない。お祭り映画だと割り切っても、内容が薄すぎるように感じてしまった。まず、登場するヒーローたちそれぞれの映画を観て予習しておく必要があるのが×。ぐだぐだ説明的な会話シーンを挟むなら、各ヒーローの活躍をパッ、パッと描いて説明してくれた方が観ていて面白いと思う(X-MENのスピンオフは面白かったなぁ)。また、敵でありラスボスであるべきロキが弱すぎる上に大きな活躍をしないところも×。曲がりなりにも「神」なら、フリーザ(変身+パワーアップ)やDIO(ザ・ワールドッ!そして時は動き出す)くらいの存在感と活躍を魅せて欲しかった。あと、空を飛べないと移動もおぼつかず、チマチマとした活躍しかできないのも×。ただ、そのハンデをもパワーで押し切ってしまったハルクと指揮官振りを発揮したキャプテンは見直した。続編がありそうだが、またこの内容では観たくないかも...。[映画館(字幕)] 6点(2012-08-22 22:02:38)

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