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61. 危険な情事 確かに怖いんだけど、サスペンスっていうよりはホラー映画のような「どっきり」系。女って怖いなーとか、浮気なんてするもんじゃないなーという感想よりは、「こんな奴いねーだろ」という感想を抱かせるんじゃないだろうか。だって、たった一回の関係でそこまで嫉妬深くならなきゃいけないほど、あの映画の中のグレン・クロースってもてないわけないでしょう?そういう意味でも、リアルな心理描写が足りなかった気がする。・・・でも、時代の問題なのかもしれない。今どきこういう映画はリアリティがないが、当時はそれなりにあったのかも。って、たった16年前か! 6点(2003-11-24 14:33:50) 62. ベスト・フレンズ・ウェディング 顔を真っ赤にしてカラオケを歌うキャメロン・ディアスがあまりにも可愛くって、それから大好きになってしまった。 6点(2003-11-22 16:41:41)(良:1票) 63. プルーフ・オブ・ライフ ああ、観ちゃった。ザ・ハリウッド映画。「地球がピンチだ系」に通じる単純明解さ。 どれもこれも同じに思えるのだけれど、これが売れつづけるんだからすごいと思う。で、一応、お決まりで感動しちゃったりもする。不思議。 昔、チャゲ&飛鳥が好きだった弟に、あのメロディラインは反則じゃないのか?と聞いたことがあるが、反射的に感動するメロディを作るのが彼らの仕事だって弟は開き直っていた。そんなことをこの手のハリウッド映画を見る度に思い出す。 嫌いじゃないけど、分かっちゃいるのにその術中にはまるのが癪ってわけで、ロビン・ウィリアムスと「地球がピンチだ系」は苦手。 ちなみに、「プルーフオブライフ」のストーリーは、第3世界で過激派に夫を誘拐された妻が保険会社のプロの交渉人(マスターキートンみたいな人、SAS出身)の協力で夫を助け出すっていう話。 6点(2003-11-22 16:25:24)《改行有》 64. ダンス・ウィズ・ウルブズ ケビン・コスナー主演監督のアカデミー受賞作。 開拓時代アメリカを舞台として、イギリス系兵士のネイティブ・アメリカンとの交流を描く。 ビデオ2本組の長い映画だが、あきずに惹きつけられる。 個人的に、ここで終わって欲しいな・・・というところでエンディングを迎えたので、よかった。6点(2003-11-22 15:48:09)《改行有》 65. 恋するための3つのルール ヒュー・グラントという俳優が、私はあまり好きでないのだけれど(単純にタイプじゃない)、でも、彼の出ているラブコメはおもしろいものが多い。 それでも、決してヒュー・グラントという人が魅力的だとは思えなかった。日本人を含めて、ヒュー・グラントが大好きな女性はたくさんいるのに。 で、この「恋するための~」を観て、気がついた、ヒュー・グラントという人は、「結婚したい男」なのだな、と。こういう人と結婚すると幸せにしてくれそう、っていうタイプの優しくてマジメな好青年を演じたら、天下一品なのだ。(ブリジット・ジョーンズは例外) この映画の中では、マフィアの娘と婚約したヒューが、シカゴ出身の「ミッキー・ブルー・アイズ」なる架空の人物になりきろうとして、無理に「R」を発音しないようにする、という大爆笑シーンがある。このとき、ヒューの「悪っぽく見せたくても、絶対無理!」っていう好青年ぶりが強調されてしまうんだけれども、それで初めて、ヒューの魅力というものを理解することができた。 ブラッド・ピットが無知ゆえの無垢を演じた「ジョー・ブラックをよろしく」で、それでもいたずらっぽくセクシーな瞳を隠し切れない(それはキャスティングの狙ったところだろうけど)ところから見ても、ブラッド・ピットにヒューのような役回りはぜーったいに無理なのだ。ぜーったいに。 ヒュー・グラントに「結婚するなら・・・」という視点を見出した私は、間違いなく年をとったと思う。これからはもう少し好意的にヒュー・グラントを見ることができるかもしれない。 でも、やっぱり、私はブラッド・ピットの方が好きだし、まだまだ「結婚するなら・・・」なんて言葉は使いたくないな~と、寄る年波に無駄なあがきをするのだった・・・。 にしても、邦題の「恋するための3つのルール」がなんだったのか、作品中ではまったく出てこない・・なんで?原題は「Micky Blue Eyes」。6点(2003-11-22 15:46:22)《改行有》 66. スティグマータ/聖痕 もっとエクソシストとかポルターガイストとか、そういう感じのホラーかと思っていたけれど、実際はスタイリッシュな味付けの映画だった。 私の好きな「薔薇の名前」のショーン・コネリーみたいな、教会お抱え探偵(科学者)が、ある女性の両手首に突然現れた謎の傷が聖痕(スティグマータ)ではないかと調査に来る。 聖痕というのは、キリストが十字架に貼り付けになったときにできたのと同じ部分に(自然発生的に)できる聖なる傷のこと。現実にも報告例があるそうだ。 そして、「薔薇の名前」と同じく、この探偵が暴いていくのもカトリック教会の影の部分。キリスト教世界のゆがみに対する西洋人の恐怖感というのは、なかなか根深いもののようだ。 一方で、東洋の映画の中で描かれるキリスト教世界は、博愛や清廉のイメージで美しく描かれることが多く、また西洋の映画の中では仏教世界は決まって美化されていることが多い。このあたり、世の常、人の常を感じる。6点(2003-11-22 15:19:43)《改行有》 67. イージー・ライダー 心に何らかのものを残す。「アメリカ人は自由を説くのが好きだ。 しかし本当に自由な奴のことは怖れる」 という台詞は、 60年代後半アメリカの持つ差別や偏見、社会のひずみを象徴しているのだろうが、時代に関わらない真理という気もして、あまりに強いインパクトがあった。 リアルタイムに時代を描いた映画というのは痛々しい。けれど、そういう証人的な役割もまた、映画の使命だと、そんなふうに思う。6点(2003-11-22 15:06:52)《改行有》 68. PLANET OF THE APES/猿の惑星 オリジナルは見たことなかったのでストーリーは新鮮だったけど(有名なオチのオチは知ってたけど)、水戸黄門だとは思わなかった。最後まで緊張感が続かず力が抜けた。 でも次回作は見てみたい気もする。5点(2004-01-07 20:01:17)《改行有》 69. チャーリーと14人のキッズ ストーリーはなんということもない、ごくごく予想通りのアメリカンコメディ。 なんといっても、キッズたちのかわいらしさが全て。 しかし、14人いたわりには一人一人へのスポットの当たり方が少なかったのが期待はずれ。設定の便宜上14人にしたというだけで、14人の個性的な子供たちを見られるというわけではない。 全編の中で思わず笑ってしまうシーンは5回くらいか。5点(2003-12-22 00:25:38)《改行有》 70. ボーン・アイデンティティー スタイリッシュに、印象的にヨーロッパの街を描くのは悪くないが、安っぽく、かつ意図が不明な演出が多かった。フレコミのわりに謎もなく、サスペンスらしいのは味付けばかりでストーリーが空虚。マット・デイモンはとにかく強いが、それ以上に、敵が弱すぎる。全く怖くない。ハラハラしない。 凡庸な映画。5点(2003-12-15 20:27:28)《改行有》 71. サタデー・ナイト・フィーバー 青春映画。ダメっぽい奴らばっかりの青春映画。 70年代のことは幼すぎて憶えていないけど、なんかこういう時代だったんだろうなーというのを醸し出す。 ふうんと思っただけ。時代性があるのだろう。あと30年経ったら、この映画を純粋に面白いと思えるのはダンスマニアか70年代マニアだけになるだろう。5点(2003-12-05 15:00:10)《改行有》 72. ザ・セル 犯罪者の内面を奇妙にも美しい映像で表現するというコンセプト自体はおもしろいかもしれないが、描き方そのものは若干偏っており、つまらない。最終的な解決も精神世界だけに依存しており、もっと現実社会とのからみがあっても良いのではないかと思った。おどろおどろしいばかりで、ショッキングさに欠ける。 何か消化不良を感じた。5点(2003-12-03 23:47:42)《改行有》 73. CUBE2 《ネタバレ》 人が死ぬ、ということよりも、時間が平行して存在する、というモチーフに恐怖感があった。人物の描き方には不満がある。前作はストーリーに個性がからまって深みが見られたが、今回はただ謎の断片を語るしか役割を与えられていない。前作からするとトーンダウンした印象をぬぐえず、謎の明かし方、おそらくは次作の謎へのつなげ方、少しあざとい感じがした。5点(2003-12-01 18:51:23) 74. 2001年宇宙の旅 宇宙ってのは、こういうふわふわ感というか、かすみやくすみの中にあるような気もした。ワルツ、あるいは無音の。 モノリス以降の終盤部はやはり理解できなかった。理解できなくてもよいのかもしれないが、それにしては長かった。 あれをずっと観ている間、観客は何を考えるのだろう。あの長い時間のうちに、観客が観るのは、おそらく映画ではない。もわーっとしたかすみのようなイメージの中で、意識は、過去や、未来や、かたちのあるもの、かたちのないもの、生きているもの、死んでいるもの、まだ生まれてさえいないもの、あらゆる個人的かつ普遍的な対象へ注がれていくのではないか。 その果てしない意識の旅を、宇宙の旅と呼ぶのだろうか? かの偉大だと称えられる監督は、そんな旅を現に体感させるところまで計算しつくしてこの作品を生み出したのだろうか? 映画としてはあまり好きでない。 命よりも長い旅に酔ってしまったからかもしれない。 5点(2003-12-01 16:48:30)(良:1票) 《改行有》 75. ギター弾きの恋 ウディ・アレンはおおむね好きだが、これはそんなに好きでもない。主人公の性格が好きではないからだろう。 「芸のためなら・・・」みたいなのは、だめなんだな、基本的に。 これは「人情モノ」なんだと思うが、居心地の悪いウェットさに少々我慢ができなかった。5点(2003-12-01 15:52:57)《改行有》 76. パール・ハーバー 開放感があるハワイの景色は綺麗だった。戦闘シーンの迫力も悪くない。 でも、戦争の悲惨さとか悲しさはぜんぜん感じられなかった。そういうのを狙ったようにもあんまり感じなかった。 ただのラブストーリーだと思ったが、それにしても、どこかで観たような話だなあ・・・。最後も予想ついちゃうし。可もなく不可もなくかな?5点(2003-11-28 18:47:00)《改行有》 77. パーフェクト ストーム 《ネタバレ》 あらー、全員死んじゃうの? そんなトーンの映画だと思わなかったから意外。 せめて一人二人帰って欲しかったなあ。 どうせ死んでしまうとしたら、作中で起きたいろんなことがとても無意味な気がして虚しくなる。虚しい映画なら、それはそれでいいんだけど、虚しさを感じさせるより、かっこいい海の男を描きたかったんじゃないのかなあ?と勘ぐらせてしまうのは、何かを失敗してるんじゃないかと思った。5点(2003-11-28 18:43:11)《改行有》 78. タクシードライバー(1976) 70年代の映画って、どうして、あんなに悲痛なんだろう・・・。迷子のような映画だ。 ラストは○なのか×なのか、よく分からなかった。魯迅の「狂人日記」の読後感のよう。5点(2003-11-22 16:26:42)《改行有》 79. アリス(1990) ウディ・アレン監督作。 不思議な薬で不思議な力を手に入れるというのは、安直な設定な気もするけれど、それはそういうものとして、主人公の主婦アリスが自分を発見していく過程は示唆的で小気味もいい。5点(2003-11-22 15:47:19)《改行有》 80. アメリカン・スウィートハート ジュリア・ロバーツにシンデレラなんかやらしてもちっとも面白くない。ハットリ君のゆめ子ちゃんが学芸会でシンデレラやるようなもんで、「はいはい、あんたが目立ちたいのね・・・」っていう白け感ありあり。めがねっ子がめがねとったらあら美人、ていうのも、そらあ「りぼん」じゃないんだからっての。彼女にぱっとしない役やらせてもしょうがないでしょう。その存在感は、どうしたって、平凡じゃないんだから。 何がやりたかったのか分からない奇妙な映画。4点(2004-03-08 16:24:10)《改行有》
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