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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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61.  ブリッツ 《ネタバレ》 これダーティーハリーの焼き直しだな 不良刑事にサイコ殺人犯との対決 次々起こる殺人にさほど頭がいいとは思えない犯人に翻弄される警察 ラストは処刑まで同じ ステイサムのダーティーハリーは本家より数段凶悪 誰彼無しに噛み付くし、情報提供者すら恐喝して酒を奢らせる 事件が起こったバーでも酒をたかる 徹底的な不良警官振りは爽快ですらある 同僚の刑事も同じ穴のムジナで上司を脅してクビを取り下げさせるとか、上司の権限皆無 イギリス警察ってこういうのか?ホモの上司が赴任してきて皆にバカにされるが、ステイサムとなぜか馬が合って相棒に この刑事、身なりもしゃべり方もホモっぽいが中々良い奴だ 中盤にチラっと出て来る主人公の仲間警官に「同僚の婦人警官を玄関先まで送らなかったのは、とんだ紳士だな」って皮肉を言う所は見た目よりハードでなかなかいい このホモ相棒に怒られた仲間の刑事はなんと三銃士のルーク・エヴァンズ この辺はヤクザな刑事とおかまな上司とのバディ感は結構傑作でドライブ感がある 要所要所で使われる俯瞰カメラもこのドライブ感を盛り上げる為に非常に効果的だ いったん逮捕した犯人を釈放せざるおえない状況は考えにくいが、話の展開を考えると仕方が無いのか 情報提供者を殺して金を奪った件だけでも立件できそうだが、なにしろ奪った金をそのままの茶封筒に入れて持ち歩いてるのだから 犯人が釈放されてからの展開があまりにあっさりでもう一波乱あったら傑作になった気がする エンディングの激サド落ちはちょっとやりすぎだ ステイサムの映画は結構この手のバカエンディングが多いな まぁ大好物だけど(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-05 03:10:14)(良:1票)

62.  SAFE/セイフ 《ネタバレ》 「アジョシ」ぽいかな 冒頭、主人公があっというまにロシアンマフィアに追い立てられて元警官仲間にボコボコにされたりとか、惨めに落ちぶれるところが超スピードで語られるのでよーく見てないと置いてけぼりにされる プロ格闘家らしい主人公が八百長試合に勝った為に妻を殺されたりするが、妻そのものが出て来るわけでもなくすべてこちらの想像力まかせなのはスピード感は有るがちょっとサービスが悪すぎる 記憶力がいいだけで子供をさらうチャイニーズマフィアも乱暴すぎるが、以降無理な設定をとやかく言ってたらこの映画が成り立たなくなるぐらいアクション最優先の演出 なのでそれに関しては考えないでおこう ヒロインを電車で救ってからは一転して鬼神のごとく敵を殺しまくる それまでロシアンマフィアに良い様にされてイライラさせられてたので気持ち良かったが、だったら妻が殺された時とかにもっとやっとけよと思った とにかく悪い奴しか出てこなくてチャイニーズ、ロシア、悪徳警官の三つ巴で誰も彼も容赦なくぶっ殺す これ、人によっては容認出来ない域だろうな ステイサムのアクションやカーチェイスや銃撃戦も充分及第点で、死ぬ奴はすべて警官も含めて悪人なので容赦がない ヒロインは目つきが怖いかなりのブスだがこれはこれで映画の個性だろうか?微妙な所だと思う エンディングも行き当たりばったりで、まぁどうにかなるさ的なラストだが、守りたいヒロインを得て希望を取り戻した主人公が妙に晴れ晴れとしてて、こういうのも有りかなと思った このラストならもうちょっとヒロインはカワイイほうがよかったんじゃなかろうか[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-05 03:00:15)(良:1票)

63.  エリジウム 《ネタバレ》 前作『第9地区』と比べると作品の質そのものがダウンしてる感はあらがえないが、SF的世界観や武器、宇宙船などのガジェットは前作をはるかに超える 前作秀逸だったパワードスーツは警官ロボットや、強化外骨格等に応用されている 主人公がタフすぎるとか都合良くヒロインの娘をエリジウム行きの船に乗せるとか、医療装置の性能が神過ぎるとか、突っ込みたい所は数々あるけども衛星を使った超近代戦とか、リアルなVFX満載の映像に圧倒されて最後まで楽しく見れた とにかく、この監督はスラムをうまく描くな 前作の社会派の骨太な感じを期待したら裏切られるが、先入観なくSFとしてみれば大作感もあるし充分面白いんじゃなかろうか それにしてもジョディ・フォスターのケツでかすぎ(笑)[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-03-05 02:58:21)(良:1票)

64.  サイン 《ネタバレ》 冒頭からなにやら謎ばかり ミステリーサークル 水を厭う娘 狂った犬 神父を辞めた理由 母親の死 父親への不信感 燃える自宅 ただこちらに投げかける謎だけでほとんど理由を語らない 推測できるものもあれば、息子の父親への不信感とか最後まで判らないものもある どうやら母親が死んだ理由が父親にあるようだが、後に語られる交通事故と父親の因果関係は無いと言うよりも語られない 宇宙人の侵略を極々ミニマムなアメリカの田舎町のしかも主人公の一軒家のみで描くのは新鮮だった 全編を通してシャマランらしい不思議な雰囲気である 映画の出来が良いも悪いも、その雰囲気には引き込まれた 同居人の弟も妙にコミカルで不思議な描き方 「宇宙戦争」の様な驚異はまるでない 防御もドアの目張りをしただけで銃すら出てこないのはこれはこれでとてもいいと思った なによりも今まで見た事が無い メル・ギブソンも抑えた演技で、妻の事故死の原因となったインド人が主人公に詫びるシーンでのメルの我慢した泣きの演技は絶品で、こちらも思わずグッときてしまった 最後の晩餐を思わせる夕食のテーブルで泣きながらヤケ食いをするメルも抜群だった この映画をミステリーやSFとして見たら不満が残るかもしれない しかし神に不信感を持った牧師が神のサイン(神の啓示?)を感じて失った信仰心を取り戻す話だったらどうだろうか? そう思うと心の奥の方からじわっと感動がやってきた[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-05 02:56:29)(良:1票)

65.  プレイバック(2011) 《ネタバレ》 冒頭POV視点のモキュメンタリー映画風で始まるが、その後いきなり学園ドラマ風映画にスイッチする 良い悪い以前に珍しい展開だ 学園ドラマの方は『アイ・アム・ナンバー4』みたいな感じ ゴア表現も少ないがピリッとして中々良い 学園物のお約束のエロも少し有るし、定番のホラー映画のお約束をはずさない感じは悪くは無いが、いいかげん見飽きているので先が読めてしまう 学園ホラーにPOV映像を盛り込んだのは評価できるが、もう少しビデオを撮らなきゃいけない明確な理由がほしい たとえば一連の事件の原因となったルイ・ル・プリンスという人の過去のモノクロ画像に何かしらの原因を含む映像を作るとか、件のルイ・ル・プリンスという人は実在の人らしいのでそこをもう少し掘り下げてほしかった クリスチャン・スレーター主演と出ているがスレーターはチンケな警官役で、殺される瞬間だけが良かった 飽きる事無く面白く見れたので、もう少し読めない展開にしてくれたらイイ出来になったんじゃなかろうか[DVD(字幕)] 7点(2014-02-24 18:47:05)

66.  ヘンゼル&グレーテル 《ネタバレ》 評判が良かったので結構がっかりした一本だ とにかく殴る 男も女も魔女も子供も殴られまくる バイオレンスが残虐だったり暴力描写がインフレだったりするのは良いが、ドラゴンボール並みにひたすら殴る描写が続くのは飽きる ヘンゼルのショットガンやグレーテルの連発式ボウガン、折りたたみ式ライフルなどのガジェットがいいので武器バトルのシーンはなかなかいい しかしラスト30分の魔女集会の殴り込みバトルまで武器バトルがあまり出てこないのはかなり不満だ ラストバトルはガトリングガンやらワイヤートラップなど武器がてんこもりで結構楽しい なのでスタッフロールでの武器CGは傑作だ ヘンゼルの糖尿病やら、白い魔法使いの死ぬ意味とかが、ストーリーにまったく関係しないのが映画的にはつまらない トロールのエドワードが出て来るシーンはかなりいいのに余り無く、CGじゃなく着ぐるみらしいのでけちけちしないでもっと出せばいいのに エンディング後のエドワードとウイッチハンター達のバディ感が描かれるおまけ部分はかなり良くて、この映画がチームヘンゼル&グレーテルのプロローグであるならば許すという感じかな あっ、あと白の魔女のデカ尻も(笑) 前半一時間がまったくダメで、ラスト30分はかなり良いと言う珍しい映画[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 16:17:29)(良:1票)

67.  REDリターンズ 《ネタバレ》 前作の良かった所が鳴りを潜めた 前作フリークスぽいジョン・マルコヴィッチはいたってまともになっている 病気が治ったのか(笑) しかしそれでも今回の登場人物の中では魅力的なキャラだ この辺が今作の問題だと思う 前作よりもキャラが振り切れて無い クールばぁさんのヴィクトリアも前回ほど活躍しない 予告編で一番良い所を見せるのは流行なのか 予告編以上のアクションは無かった ヴィクトリアの一番良い所は予告編でやってた ヒロインもイタすぎる、おばさんが飛び跳ねるのを見るのは気持ちが悪い 冒頭に手錠をかけられたブルース・ウィリスが、突入してきた連邦捜査官達を一蹴するあたりが一番よかった 今回、ロートルじじいチームが桁外れに強いシーンがほとんど無い そこがほんとに不満 若い仲間も増えて、「引退した伝説の凄腕エージェント集合」感が薄れたのがつまんなくなった一番の理由だと思う オチも判り安すぎる しかも爆弾が爆発した後で空のケースを見せられてもくどいだけだろう 誰もがすでに爆弾が飛行機に有ると思ったはずだ ならば爆発する前に空のケースを見せる演出ならば、やっぱり爆弾は飛行機の中なんだって思ったのに まぁそれでもあのオチ以外ありえないのでカタルシスも何も無いけど このオーディエンスを舐めた不可解なオチは結構腹立たしい[映画館(字幕)] 6点(2014-02-24 16:13:10)

68.  パニッシャー:ウォー・ゾーン 《ネタバレ》 原作を知らないのではっきりと言えないのだが、まず主人公のパニッシャーがあまり強そうじゃない 人間的にも弱い所が多く非情に敵を強殺するほどの人間に見えない ここが一番この映画のすっきりしない所だ 敵を粉砕するシーンは陰々滅々な主人公より、むしろ爽快でもっと非情なキャラならば爽快感だけで突き進める映画だったと思う お話は完全C級劇画で辻褄とかどうでもいい 殺伐戦闘がクールならいいじゃん的な映画なのは、冒頭のギャングパーティの「シャンデリアぐるぐる連射」のバカバカしさで判るので、早い段階でこの映画の見方を決めさせてくれるのはよかった 違和感有り有りの展開をイライラしないで見られた 武器のバリエーションも良くてガンオタは必見か? それにしてもストーリーがつまらないというかほとんど無い パニッシャーとキチガイ兄弟のバトルを全編に見せられるが、スタイリッシュなのも中途半端でかなり中弛みする ちょっと飽きたなと思った頃に悪党ホテルに単身乗り込むラストバトルがそこそこ良くて、5点ぐらいかなと思っていた点数を6点に引き上げた 序盤の笑えるパーティバトルとラストの廃ホテルバトル、時々見せるタメの無い殺戮シーンのみが見所の映画だ 容赦なく頭を吹き飛ばすシーンが多いのはある意味爽快だった[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 16:09:14)

69.  ウルヴァリン:SAMURAI 《ネタバレ》 増上寺の隣がアキバだったり、上野から北じゃ無く南に向けて新幹線に乗ったり、長崎と東京が車ですぐだったり、日本の地理がめちゃめちゃなのはまぁご愛嬌でいいだろう 季節が夏なのか冬なのかわからないのもまぁいいか 相変わらず日本の風情が、外人の好きな007的日本から一歩も進化していないのも許す インテリアが所々中国なのも見なかった事にする しかし名の知れた日本人キャストが真田広之のみなのは許し難い ヒロインのTAOは全然しらんし へんてこな日本語を話す見た事無い役者ばかりなのはしらける こんな風だから日本らしさがまったく無かったんだろうな 小川直也、ちらっと出るが瞬殺(笑) この手の映画を見ていつも思うんだけど何故日本人の文化監修者を設けないのだらうか ストーリーも何が何だかわからないという以前に、有って無い様なものか 誰が敵で、なんで戦ってるのかもいまひとつ必然性のある理由にかける ヒロインもいきなりローガン(ウルヴァリン)と仲良くなって、その辺の尻の軽いバカねーちゃんみたいに見えた VFXもよかったのは冒頭の長崎に原爆が落ちるところだけ ラストのサムライロボットは完全に外人向けサービスで、オチもまったくひねりが無く、退屈するぎりぎりのところだった[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 16:03:52)(良:1票)

70.  死霊館 《ネタバレ》 ジェームズ・ワンの前作「インシディアス」の焼き直しだと思った 不可思議な事象が起こる家に心霊現象解明のプロ達が集まって家族を救うところもまったく同じ インシディアスで不満だった所が解消されている まず家の中で起こる不気味な出来事 インシディアスでは街中の昼間の瀟洒な家の中で怖さがほとんど無かった 今作は森の中の古い洋館だ 佇まいそのものがすでに不気味 悪霊の出番も最小限でインシディアスのディズニーランドのような大騒ぎの悪魔は鳴りを潜めた 「インシディアス」は悪魔というよりはモンスター映画だった 冒頭今作とまったく関係ない人形の話で始まり、これが結構怖くてつかみとしてはバツグンだ しかも主人公二人のプロフィールを兼ねているのはうまい作りだ この主人公のエピソードの話とメインのトラックドライバーの家族の話が別々に同時進行で語られるが、二つの話が結ばれる所にもうひとつひねりがあるとよかった 主人公の妻の深刻な精神的障害もほとんど語られないので映画に深みが無い 実話ベースらしいのでこの辺の夫婦の葛藤があると映画にリアルさが出たのに しかし、この手の映画で人が死なないのは逆に斬新だ エンディングもホラー映画にありがちな、それまでの主人公の努力を台無しにするバッドエンドじゃなかったことも評価できる[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-24 15:59:41)

71.  ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀 《ネタバレ》 トム・サヴィーニの手によるリメイク オリジナルよりも登場人物のイライラ感は少ない 勿論これは、褒め言葉では無い その分すべてのイライラ感を地下のハゲオヤジが引き受けた この辺のイライラさせるキャストはオリジナルを踏襲したものだがオリジナルの方がずっと巧い しかし22年も経っているのでストーリーはこなれててテンポもよく、オリジナルよりも見やすい ほぼ同じ脚本なのでホラー映画に多いご都合主義の破綻もなく映画としてはオリジナルより面白いと感じた しかし冒頭の墓地のシーンからメインの屋敷、ラストの生き残ったバカ人間達のキャンプまでそっくりのイメージ作りはオリジナルをオマージュしすぎて新しさをまったく感じない もう少しリメイクならではの部分がほしかった ラストのオチも完全に読めるのでカタルシス不足 もっとハゲオヤジを苦しませて退治してもよかったんじゃないか オリジナルを越えているとは全然思わないが、オリジナルよりエンターティメントに振れているのは確かだと思う[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-24 15:54:04)

72.  ホワイトハウス・ダウン 《ネタバレ》 ローランド・エメリッヒにしては思ったよりも地味 同時期の「エンド・オブ・ ホワイトハウス」よりはおもしろかった 主人公、大統領、主人公の娘、3人のヒーローが活躍する話になっている いかにもエメリッヒらしい全員にヒーローらしい見所をあたえて、普通なら気恥ずかしい演出だと思うが直球でわかりやすい 大統領と主人公とのバディ感は似た様な設定の作品の中では随一ではなかろうか イメージ的にはやはりエンド・オブ・ ホワイトハウスと同じくダイハードの1に近い この作品ひねくれた人には絶対評判が悪いだろうな、直球でくさい演出満載 でも私は好きだ 冒頭、偶然に会った主人公の娘のブログ出演に大サービスの大統領に思わず引き込まれた、うまい演出だ こういう過剰演出の積み重ねが鼻につく人は見ていられないだろう ラストも3人でヘリに乗って判りやすいヒーロートークで終わるのもダメな人にとっては絶対にダメだろう 爽快であればイイじゃん的な演出は私的には大好物だった[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-24 15:48:10)

73.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 ボーンシリーズみたいなハリウッドアクションかと思ったら、意外にもVFXなどを使わないまっとうなヒーロー映画だった そもそもの悪役の正体がいまいちだがそこを除けば非常に良く出来た脚本だ 正体不明の正義のヒーローをトムクルーズが直球で演じる とにかく主人公がメチャかっこいい メチャ強い メチャモテる 冒頭あっさりと顔を見せる狙撃犯に「これ見せない方がサスペンスが盛り上がるんじゃないか?」と思ったが途中からそんな事はどうでもよくなる 後半、以外な所から犯人が出て来てからは、なるほどと思った これキャストもいいわ クライマックスは以外な助っ人が以外な戦いを見せてこれが結構凄い エピローグは無実の罪を着せられた陸軍のスナイパーがジャック・リーチャーを最後の砦として召還しようとして、自身は号泣しながらも、最強であるジャック・リーチャーのプロフィールを語るラストは、この映画がアクション映画じゃなくて純粋ヒーロー映画であることを見せつける ある意味、カタルシス爆発のエンディングだ 私は作り手の狙い通り、ここで号泣してしまった(笑) このラストを見るとタイトルが「ジャック・リーチャー」という名前であることが大事で、タイトルを「アウトロー」という邦題にしたのは超マヌケでしかないことがわかる[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-24 15:43:56)(良:2票)

74.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 自分が最もF1にのめり込んでいたドンピシャな時代の映画 なにもかも懐かしい 当時JPSカラーのロータスや驚きの6ホイーラーのタイレルに熱狂したのを思い出した この映画でもこの有名な2台はかなり頻繁に出ていて嬉しかった 火傷を負ったあとのラウダは本人にそっくりで驚いた 実際にはもう少しケロイドがひどかった気がする ジェームスハントは当時はチャラすぎて日本では余り人気がなかった むしろラウダやマリオ・アンドレッティの方が人気だったかな ハントがマクラーレンに移籍した理由が、ブラジルの星エマーソンがコパスカに移籍したせいだったなんて、絶対的に戦闘能力に劣る純ブラジル産マシンにわざわざどうして、こっちの話も見たいと思ったのは私だけでは無いはず 物語はラウダとハントの友情と恋愛を描くが、どちらも駆け足すぎていまひとつ盛り上がりに欠ける 見所はやはりレースシーンでここはむしろ公道でのカーチェイスより難しかったんじゃなかろうか 出て来るマシンはすべてクラシックだし ローアングルからコースぎりぎりを走るF1の迫力は充分伝わった 世界のサーキットを転戦する雰囲気も当時の懐かしいサーキットの名前ばかりでワクワクした ラストバトルを日本グランプリに持ち込むとか当時の熱狂を思い出して懐かしかった しかし物語は結構平坦でF1に興味が無い人にもこれは面白かったのだろうか 実際はラウダはドラマチックだがハントはめちゃチャラい男でどうせならそのままハチャメチャな人格で描いた方がドラマチックだったんじゃないかな このままこの2年後にモンツァに散ったロニー・ピーターソンとその引き金を引いたハントの話とか、劇中でも名前が出たブラジルの星、コパスカのエマーソン ・フィッティパルディの話とかをシリーズで作ってくれないかな[映画館(字幕)] 7点(2014-02-22 17:55:43)

75.  武器人間 《ネタバレ》 ムカデ人間に続く人間シリーズか たしかにイメージ的にはムカデ人間1に近い グロバカな映画 グロシーン多し 人間の頭が付いてる武器人間がほとんど出てこないせいか思ったより武器人間達が人間ぽく無い どちらかというとロボットのようだ そのせいかホラー的な恐怖はほとんど無い フリークスぽい武器人間がまったく出てこないのはかなり不満 ヘルレイザーの魔導士のような立ったキャラを期待すると裏切られる 切り株シーンはめちゃグロいが武器人間自身はまったくグロく無い 武器人間というバカなコンセプトは突き抜けているのに、映画はいまひとつスラプスティクさに欠ける プロペラ男みたいなバカキャラがもっと居ると面白かったのに(とにかくこいつが一番楽しい)  リアルなPOV目線も良いのに、おしい作品だと思う[映画館(字幕)] 6点(2014-02-17 20:20:40)

76.  フローズン・リバー 《ネタバレ》 ばばあ版『ウィンターズ・ボーン』だと思った というか『ウィンターズ・ボーン』のほうが後なのか 失敗したら家を失うのも同じ 正しく生きている気丈な母親がすでに抜き差しならないほど困窮しているところから話が始まる 貧困からくるこの閉塞感はすごい この堅実な母親が徐々に密輸業にはまって行く過程が見ていて哀しかった 輸送中にパキスタン人の荷物を勝手に捨てるとか後先考えない主人公の行動がいかにも独善的なおばさん風でリアル 見ていてイライラさせる巧い作りだ この荷物が実は赤ん坊だったとか衝撃的でいい 主人公が毎晩逃げた旦那の留守番に艶っぽい声を入れたり女性監督らしい演出だ 男前なヒロインとのギャップが結構萌えた(笑) モホーク族のレイラとのバディ感にも母性という括りで結ばれているように見える この辺の母性感は男の監督では描けなかったのじゃないかな ハッピーエンドは望むべくも無いがエピローグは妙にほっとさせる 息子のTJが途中で犯した些細な犯罪は「ごめんなさい」で終わらせて(ここをちゃんと描くのは大事だ)、劇中まったく笑わない相棒のライラが笑顔で子供達と遊ぶ 本当にここはグッときた TJの肩越しに念願の新しいトレーラーハウスの先導者がほんの一瞬見えて終わるのは秀逸 ここをくどくど描かなかったのはかっこいい 本当に誰もが望んだ一瞬だと思う 日本映画の監督にはまず出来ない演出だ そのままエンディングの曲が I always come back と優しく囁くように流れるのはヒロインが刑期を終えて帰って来る時を思わせる 心に残る名エンディングだと思う[DVD(字幕)] 8点(2014-02-17 19:33:58)(良:2票)

77.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 とにかく絵は抜群だ 最近のピクサー物の中で一番いいと思った ストーリーは前作をちゃんと憶えて無いので今ひとつピンとこなかった 良くも悪くも無い感じ 「そうそう学生時代ってこうだったよな」みたいな大学のノスタルジックな感じは良く出ている 大学の伝統行事で進路を決めるのは展開として安易な感じ 学長のキャラにも深みがない ウーズマ・カッパのメンバーひとりひとりのエピソードが少ないので彼らひとりひとりの友情が描き切れていない なのでラストの別れに今ひとつ感動がなかった やはり友達キャラひとりひとりに思い入れができなきゃだな エンディングで学長がマイクの才能を褒めるが退学は動かない この辺が若い二人の挫折を巧く描いた この手の映画で若い人の挫折を巧く描くのは珍しい この結末は本当に良かった、普通なら「じゃぁ特別に今回かぎりは」見たいな展開になるんじゃなかろうか この挫折があるからこそモンスターズ・インクでの成功がある事をしっかりと見せている希有な映画 しかし今ひとつ突き抜けたおもしろさには欠けていると思った[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-17 19:31:19)(良:1票)

78.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 ザック・スナイダーらしいグロいデザイン 派手なアクション 実写版ドラゴンボールとも言うべき超インフレバイオレンス ニューヨークを廃墟にするも軍からは「お前友達」みたいなインディアンのごときお言葉は笑える 普通糾弾されるだろう(笑) バイオレンスが超インフレなのに最後は簡単に首ボキで終わるのもおかしくないか? 音速を越えたときのドン!という衝撃波の表現はなかなかの迫力で印象的だ 凄まじいビル破壊シーンが延々と続くのは凄いが、似た様なイメージを「クロニクル」ですでに見た 街頭バトルはクロニクルぐらいがちょうどいいんじゃなかろうか 143分も延々バトルが続く ああ、お腹いっぱいだ[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-17 19:28:41)(良:1票)

79.  バトル・ハザード 《ネタバレ》 ドルフ・ラングレン製作総指揮&主演らしい 今回のドルフは相変わらずの無骨だが変人じゃないところがいい 強く頼りがいがあるがスーパーマンでは無い、むしろ老兵だ 冒頭、主人公ガトリング少佐率いる傭兵チームがあっという間に全滅する ゾンビが全力疾走でいくらでも湧いて来て、ミニワールド・ウォーZと言う感じ 簡単な状況説明から一気に佳境に入るやり方は低予算B級映画の常套手段だが、スピード感があって悪く無い その後ヒロインの仲間と合流するが、強引にヒロインを連れ出そうとするあたりがちょっと不自然だ この手の映画はいつもそうだが真っ先にやられるのはアジア人で仲間でもアジア人の扱いが不満だ アジア人イコールザコキャラなのはなんとかしてほしい 舞台はタイみたいなので、タイ人のメインキャラが活躍すれば売りになったのに ロボットとチームを組むあたりから意外性もあり、これはこれでアリだと思った ロボットはチープだがこの映画はロボットが仲間にならなければ普通のゾンビ映画だった 犬型のロボットが居るのだから『アイ・アム・ナンバー4』みたいにもっと犬ぽいキャラクターだったらおもしろかったのに 途中でロボットを改造するシーンが中々良くて期待させるが、出来上がったロボットは以前とまったく変わりが無くてがっかりした ここでもっと笑える&凶悪な見た目になったら以前の優秀ロボのギャップから、かなり盛り上がったはずなのに、まったくわかって無いなぁ 終盤になってからのゾンビバトルに新鮮さがなくちょっと退屈したがオチはむりやりだが悪く無い 最後までロボットと人間達のバディ感があってハッピーエンドなのもなかなかいい[DVD(字幕)] 7点(2014-02-17 19:25:57)

80.  死霊のえじき 《ネタバレ》 ロメロの初期ゾンビ三部作の最終作 実質前作ゾンビの続編か しかし死霊のえじきという邦題はどうなんだ このタイトルからするイメージよりはずっと名作である 前作同様ヘリで始まりヘリで終わる ゾンビのバブがある程度の人間の知能を見せる所でこの映画が終わる これは今作の20年後のランド・オブ・ザ・デッドに繋がる設定だ 冒頭おばさんのヒロインを含めてすべての登場人物にイライラさせられるのは映画として巧い作りだと思った しかし後半、軍側の悪党ぶりが常に上回り、ヒロインに対するイライラが軽減されていくと作品のパワーがダウンした 前半の密室劇の様に「こいつらみんな死ね」みたいなイライラが最後まで持続すれば快作だった それでもゾンビ史上最高キャラのバブの役作りは秀逸 ラストのキチガイ大尉をハンドガンでぶっ飛ばした後できっちり敬礼するかっこよさはゾンビ映画の歴史に残る名シーンだと思う[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-02-17 19:17:43)

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