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プロフィール
コメント数 2534
性別
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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961.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 あれあれ、安心ブランドのピクサー、まさかの大失速。最初の15分くらいがこの映画の全てみたいな感じで、本題の空を飛んでからが面白くありません。悪の存在が出てきて、その悪との戦いがメインになってしまうと、それは違うんでない?って気持ちになってしまって。この題材で殺し合いのお話になるなんて予想してませんがな(予告編ではワザとその部分を隠したのでしょうけれど)。「物より思い出」なんていうクルマの広告みたいなテーマですが、それはこういう破壊や殺戮をするものの存在なんて登場させなくても描けたんではないかなぁ。あと、3Dの意味は殆どナシ。題材的に色々と立体感を与えられそうに思えるのですが、効果的な3Dのカットって全然ありません。高い料金払って見づらい3D版を見るよりは、通常版の方がいいかもしれませんね。映像の質は高かったけれど、物語にあちこちと疑問が湧いて、最初がとても良かっただけに見終った時の気持ちはかなり微妙。まわり全部工事していて一軒だけ取り残されてる、なんて状況、実際に体験した身にはとても共感を抱いたんだけどなぁ。残念ながらピクサー作品ではこれまでで最低という評価を。[映画館(字幕)] 5点(2009-12-05 12:57:13)

962.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 最初に。話題作りのために下手くそな芸人に吹替えさせるの、最低です。宣伝のために観客を冒涜するようで本末転倒もいいところ。今回、この下手くそヴァージョンしか選択肢がないワケで最悪です。さて、実はこのシリーズが大好き?みたいに勘違いされる私ですが、違いますって。わざわざ初日に予約して見に行ったりしてますけど、こういうの嫌いなんですってば。人がスプラッターホラーを見たがってしまうのは、色んな死に方を見て自分が死ぬ時の心構えをしておくため、って誰かが言ってましたが、だとすればこれほどに相応しいシリーズはなかったりするワケで、ならば今回のデキは、もう少し頑張りましょうってカンジですわぁ。前の死に方と同じモノを持ってきちゃいかんでしょ。全体的にはもう毎度のパターンを繰り返すだけ。あとはどういう死のバリエーションがあるか、っていう。今回、物語も見せ場も死に方も3Dの飛び出し効果も最初がピークでどんどん息切れ、尻すぼみ状態になってしまっています。物語に少しはヒネリが欲しいところですが、もう新しいコトをするのは諦めちゃったみたい。はいはい、どうせ次はこういう展開で、そして最後はこうなりますね、って定型パターン。いちばんの見どころは冒頭のレース事故シーンからこれまでのシリーズの死に方をCGと3Dで再現してみせたメインタイトル部分までで、後ろの方に行くに従って殺し方もテキトーになっていっちゃうカンジ。結局何作でも作れるお手軽シリーズとして定着しちゃいましたかね。ところでこの映画のシネコンの予約番号が「1542」だったワケですが、「行こう死に」とか「以後死に」とか暗示したりしてるワケはありません。そんな事、俺は信じないぜ! そんな運命なんぞに俺がふ[映画館(吹替)] 5点(2009-10-17 18:50:45)(笑:1票) (良:1票)

963.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO 《ネタバレ》 ドラマと現実とマンガ。どうにもこれが上手い事ハーモニーになってないように感じてしまうんですよね。ミュータントっていう存在が軽々と現実を超越してしまっているがゆえに、そこに下手に現実的な事柄を絡めてくると(ノルマンディとかベトナム戦争とかスリーマイル島とか)、妙にザラザラとした違和感を抱いてしまい。そして、特殊な能力を持つ者達のドラマが、やたら普通だったりすると、これまた違和感を抱いてしまい。映像に統一感がないのも気になりました(飛行機ショットのマンガっぽさとヘリコプターショットのリアルさと、同じ飛行シーンでもまるっきり別物で、あれでは別の次元の別映画ですわ)。マンガ、あるいはマンガ的なるものの実写映画化がいかに難しい事かを、映画を見ながら考えてしまう私なのでした。原作物であるがゆえ、シリーズ物であるがゆえ、前日譚であるがゆえの煮え切らない展開を、そういうもんだと受け入れられるようなファンではないので、見終わってもモヤモヤ。つーか、もうお前アメコミもの見るなよ!ともう一人の私がツッコミ入れてます。でも、東西を問わず原作物、シリーズ物、リメイク物で溢れてる映画界、さすがにそんなんばっかだとツラいわ。[映画館(字幕)] 5点(2009-09-14 18:21:06)

964.  ナイト ミュージアム2 《ネタバレ》 相変わらず、密度低めな娯楽映画で。アクションより何より会話シーンが映画の大半を占めてる状態っていうのは、どうなんでしょう? 大変な時でも、1時間のタイムリミットが設定されて以降も、いちいち会話シーン。その大量な英語の羅列とアメリカ!って要素に支配されていて、段々と日本人的にはなんだかどうでもいーや、ってキモチになってきちゃったりして。前作のキャラクターを延々と封印してしまう状態は、新キャラクターで楽しませようとする配慮なのかもしれませんが、逆にイライラさせる要素になってしまっていますし、カポネやナポレオンといった新しいキャラに特に面白味があるワケでもなく。新しい会社を興して成功した状態が、どれだけ主人公にマイナスになっていたのかが全く描かれないので、やっぱり警備員最高!って結論を出してしまうのも強引なだけ。前作よりもお子様お楽しみ映像も少なめになっちゃったかな。結局、もうひたすらエイミー・アダムスを見てましたねぇ。エイミー・アダムスを眺める分にはイイ映画。自分的にはこの映画、それだけ。あ、あとロビン・ウィリアムスがハナ肇。[映画館(字幕)] 5点(2009-08-14 16:40:38)

965.  イージー・ライダー 《ネタバレ》 真の自由とは何ぞや?という問いかけを、そこに遙かに届かないまま足掻いている状態を通して描いている感じですね。反社会的に見えて意外にも底に流れる精神は良識的。ヒッピーになって社会と断絶したコミュニティに属したり、クスリでラリってる状態に自由なんてモノの本質があるワケもないよね、って。最初の方でバイクのパンク修理と馬の蹄鉄を打つ作業とをシンクロさせて、バイクを馬に見立ててみせるワケですが、そこにフロンティアスピリッツが象徴されていて、それに対して保守的、閉鎖的に澱んだ思想がアメリカをダメにしている、と。ただ、ちょっと不快に感じたのは、映画全体が諦めの視点で支配されている事。批判精神はあっても、登場人物も映画も自己完結の道を進んでいないか?と。実はどこにも自由の行き場なんてありません、って。何故かどんどん思想的に不自由になっている澱んだ今の時代には合いそうな映画ですが、ここに共感はあっても、答えを指し示す訳ではなく諦めの袋小路があるばかりですからねぇ・・・。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-27 01:31:19)

966.  チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 うーん。よく判らないなぁ。ラストの有名なセリフがまるで生きていない物語のような気がして。人の命を奪うって事、それを批判するための物語として殺人者を演じてみせたのは皮肉な意味を持つとして、殺人をゲームのように描いていて、殺された人間にはほぼキャラクターが存在せず、殺人に失敗した人間に対してのみキャラクターが与えられている状態は何故なんだろう?と。まさか「殺していい人間の価値」の取捨選択をした上で無差別に殺す戦争はアカンと言ってるワケでもないでしょうしねぇ。ごく一部の登場人物を除いて、ちっとも人間が見えて来ないあたりに、やたら違和感を抱いてしまう訳で、私はこの映画、非常に気持ちの悪い映画という感じがしてしまいます。その言葉にしろ描写にしろ妙に軽いようにも見え、その実、物凄い悪をめちゃくちゃオブラートで包んで提供しているようにも思える訳で。しかし、何れにしろだから戦争がどう関係あるの?って思ってしまい。個人的にはあの不死身のうるさいオバサンが最高でした。本音を言っちゃえば全編セリフばっかりな状態より、彼女に対して延々失敗し続けるコメディが良かったかな。映画ファンになるもっと前、小学生の頃、有楽座で連続上映された『ビバ!チャップリン』10作のうち初期上映4作(『モダン・タイムズ』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』)にハマった人間としては、もし当時の自分がこれを見ていたらどう思ったのか、知りたいところです。[DVD(字幕)] 5点(2009-04-17 00:20:31)

967.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 むう。延々とぐなぐなうらうら軟体動物みたいな動きでラリってんの?みたいなジミーはともかく(今あの動きに近いのはショーン・ペンか香川照之じゃない?)、人の内なる善と悪との葛藤ってのは判るんですよ。何を以って善とするか悪とするか。その価値観や表現の仕方の違いが生み出す摩擦。だけど聖書背負った映画なモンで、大前提に絶対的良識があって、内に悪魔が棲んでたり罰が与えられたりするように感じてしまうのが自分的に引っかかりました。始めにテーマありきで生まれてきたようなキャラクターばかりで、言動が神にコントロールされているみたい(レタス前とレタス中とでジミーの態度がコロリと変わるのもよー判らん)。あと、結局ジミーのキャラが表現しようとしていたモノは、あのヒロインが自分を語ったコトで全部済んじゃってるんじゃない?と。あのヒロインの物語にすればそれで完結してしまうんでないの?みたいな。やっぱりジミーのキャラにシンパシー感じないとキツいですかねぇ。映像的にはシネマスコープにキレイにハマった画がステキざんした。ついでに、有名なテーマ曲が一般的なイメージよりも実際はアップテンポなのね。いつの間にやらスローにしちゃったのは誰やの?[DVD(字幕)] 5点(2009-04-16 01:28:34)

968.  ワルキューレ 《ネタバレ》 この作戦が失敗するってのは歴史改変SF映画じゃないワケですから、史実上、判ってるコトじゃないですか。なんで爆発後、わざわざヒトラーの生死を隠す(苦笑)。結果が判ってるがゆえに、サスペンスを成立させるのは難しいんですよ。その難しさにちゃんと向き合えないままに何もかもが半端になってしまったカンジです。まず、ドイツの内側の物語なのに、最初っからヒトラーとナチスを絶対悪として設定して、主人公が正義全開状態なので葛藤もへったくれもなく、せっかくのドラマを放棄しちゃってます。その上で作戦が実は綿密な計画の末、それでもダメだったってワケじゃなくって、あちこち穴があってドジっ子揃いのユルさだったので、当然のように失敗しちゃったのでした、なんて状態を見せられちゃ、その上、主人公が単に成功を盲信してた上に、状況が不利になってきたら家族の心配するばっかりになっちゃいました、なんてのを見せられちゃ、最後に悲愴感を漂わせたところで、なんだかなぁ、ってカンジで。娯楽映画向きの題材じゃないと思うんで、もっと真面目にえぐり込むようにドラマを描いた方が良かったんじゃないかな。メイド・イン・ハリウッドじゃ無理ですか?[映画館(字幕)] 5点(2009-03-20 19:01:31)(良:2票)

969.  地球が静止する日 《ネタバレ》 六本木、キアヌがコケて場内騒然。それに比べたら映画はインパクトがないっつーか、今時こんなユルユルなストーリーで映画を成立させるなよぅ、つーか。まず何より気になったのが、映画の温度がものすご~く低い感じなんですよね。宇宙からの訪問者も一大事も、登場人物がやたら少ないクセに、遠くから俯瞰してるみたいに全く何も迫ってきません。宇宙人を逃がす事を個人的な感情で即決定しちゃったり、微生物学者なのに医者モードに入るジェニファーとか、やたら理解力があるのに融通は全く利かないキャシー・ベイツとか、あまりに無防備で無能な政府の人々とか、さっさと攻撃とか、ツッコミどころは満載。キアヌは舞台挨拶で感情が変化してゆく過程に苦心したと言ってましたが、冷え冷えとした脚本がちゃんとその過程を追ってるとは思えず(結局ノーベル賞のおっちゃんの「お前が言うな」のツッコミに折れただけやん、みたいな)。期待したスゴいシーンは予告編で見られる部分でほぼ全部。オリジナルがそもそも後年に名を残しつつも実はB級なSFなだけに、これも半端にB級で困ったもんだなぁ、と。「愛は地球を救う」という、もう古臭くてベタなネタを語ろうとするには、いかんせん設定や脚本の力が不足しまくっている映画でした。むしろ人間世界を理解しようとする宇宙人、ってコメディ寄りにすれば良かったのにね。いちいちコケる宇宙人とかさ。[映画館(字幕)] 5点(2008-12-18 23:06:40)

970.  ゲット スマート 《ネタバレ》 あー、わざわざ映画館で見るほどのモノではなかったなぁ、というのが正直なところ。つまらなくはないです。飛行機のトイレでのバカさ加減は大笑いさせて貰いました。だけど、全体を見ると、そこそこで作られたシロモノだなぁって感じで。大々的にギャグを飛ばしてる訳でもなく、かと言ってもちろん一級のスパイアクションを見せる訳でもなくて。ごく無難にまとめてみました、って感じで。アラン・アーキンとジェームズ・カーンって『フリービーとビーン大乱戦』コンビじゃん!ってワクワクしたのに、せっかくのお膳立てを全く役立てない無粋さにはガッカリだわよ。結局、1つ1つがそんな感じ。オリジナルの『それゆけスマート』をちゃんと大切にしてる感じもないですし、エピソード、小道具の1つ1つをこれ見よがしに登場させながら、ちゃんと伏線として活かしてもいなくて、その場その場の半端な(コメディとシリアスの間くらいの)見せ場が続いてゆくって感じ。クライマックスなど、元ネタ映画からどんだけヒネってあるんだろ?って思うとなんのヒネりもなくってビックリだし(ネット見てたら『交渉人・真下正義』のパクリ?って思ってる人がいて更にビックリ。どちらも同じ映画が元ネタだけどさぁ・・・)。政治情勢だけがやたらに生グサいのが今日的ではありましたが。こういうのって、ギャグにしろアクションにしろ、こってりクドいくらいに見せてナンボだと思うんですけどね。それじゃスマートじゃない、ってか。でも、下ネタ、下品ネタ(ゲ○出したのでマイルールで大幅減点)を出しちゃうのはスマートじゃないと思うぞ。[映画館(字幕)] 5点(2008-10-18 19:57:22)

971.  スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 《ネタバレ》 最初の作品を30年前に見た当時「オビ=ワンの友人で、かつてクローン戦争で活躍したパイロットのスカイウォーカー」っていうのをイメージしてたワケですけれど、アナキンもクローン戦争も、こうしてあれこれと映像化されると随分自分が抱いていたイメージとは遠いものだったんだなぁ、と。自分の中のアナキンはもっとシブいおっさんだったし、クローン戦争はクローン軍団とジェダイ騎士団の大艦隊戦だったし。今作は、あの2Dのパワーパフ・サムライ・クローン大戦とどう違うの?って感じですが、パラレルなのでしょうかねぇ? それともあれより前? ややこしい。で、映画の中身なのですが、なんとも安いデキで、もう少しキチンとしたものにできなかったかなぁ、と。戦闘シーンなんぞは、本シリーズからしてCGアニメワールド状態でしたから、比較しても遜色のないモノになっていますが、人物シーンが単純化されたモデルをモーションキャプチャーもマトモに使わず、がちゃがちゃっと動かしたようなシロモノで。もう、お手軽アニメとして割り切って作ってあって、下手すりゃゲームの『コール・オブ・デューティ4』とか『ギアーズ・オブ・ウォー』とかのリアルタイムレンダリング画面に劣る世界。ILMブランドぶら下げてる以上は、CGでもやっぱりちゃんと正面から勝負して欲しいのですけどねぇ。物語の方も、新エピソードのパターンに倣って謀略VSジェダイのマンネリパターン、毎度のドロイドVSライトセーバー。正直、新エピソードのキャラクター設定、背景、デザインで見るの、いい加減退屈でツラいんですけど。旧エピソードの方がデザインはずっと良かったですよねぇ。そんな中、唯一の救いが新キャラ、アソーカのアクティブな魅力ですが、どうせこの先、どっかで死んじゃうんですよねぇ。先が決定付けられてる物語はコレだからイヤ。誰が生き残る、死ぬ、どうなる、っていうのが全部見えてるのってドラマとしてつまんないです。ルーカスもこんなところにウダウダ停滞してないで、EP7作ればいいんですよ、もう![映画館(字幕)] 5点(2008-08-31 17:00:49)

972.  ハンコック 《ネタバレ》 本来はスルー対象レベルの映画だったんですが、ミーハーな私としては生のウィル・スミスとシャーリーズ・セロンが見られる機会は外せない!と舞台挨拶の回を見に行きました。どうして面白黒人はサービス精神旺盛で舞台挨拶で暴走してみせますかねぇ? さて、本編の方は、ヘンな映画でした。コメディとして始まったクセに、普通と違う異端な存在である事の苦悩っていうヒーローものお得意定石パターンにハマり、ホカホカとヒューマンドラマの道を進むかと思いきや、突然意外な展開によって悲恋モノに突入、孤高のヒーローとして生きるのかと思うと、なんだか甘いオチを付けたりと、軸がブレまくりな映画。マーケティングリサーチでどんどんと変化してゆきました、って過程を見せられてるようなカンジ。結局ヒーローものの大前提である「普通とは違う特殊な人」っていうのは、どうしたってジャンルやドラマのあり方、物語の方向性を限定しちゃうワケで、このところアレコレと変化球が繰り出されてきてはいるものの、自分の中で何描いてたって所詮はヒーローものだからねぇ、というところに落ち着いてしまうのですわ。これもその1つ。上映時間が短いだけマシですか。スーパーパワーを持つ者ゆえの苦悩だったら『Gガール 破壊的な彼女』くらいの割り切りがあっても良かったと思います。[映画館(字幕)] 5点(2008-08-23 15:55:45)

973.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 アメリカってのは、その信仰ゆえに意外に保守的であったりして、なので実態はともかくとして、映画で高校生の妊娠を描くのは実は勇気が必要なのかもしれません。あえて映画では宗教上の思想に言及していませんけれど、ジュノが堕胎という選択をしていたとしたら、そりゃもう黙ってはいない人々続出な世界でしょうから、そういう意味ではただ少女の妊娠を題材にしただけでもセンセーショナルな内容かも。が、いかんせん甘いというか、それでいいんかい?という違和感が終始つきまとう映画でして。性善説に基づくこの映画では結果的に命が軽いんです。妊娠から出産までが越えるべき障害のようで、ドラマ的に収まるべきところに収めただけで、そこに本来生じた筈の沢山の問題が、さらりさらりと流れてしまって、ジュノや周囲の子供、そしてそれを取り巻く大人や、大人になれない大人について語る事はできても、肝心の命については語れなかった、と。多方面に配慮すると、この程度で限界ですかい? 単なるコメディだからと逃げますかい? あと、男という存在についてやたら言い訳がましさを感じてしまったんですけど。これで良し、でいいのか? というか、ジュノはあれで成長したと言えるのかなぁ? 一人勝手気ままな思考・行動を暴走させた挙句に自己完結して、周りは何故か全員そのジュノをあったか~く許容しただけに見えるんですけど。アルジェントネタとか、微妙に笑えましたけどね。[映画館(字幕)] 5点(2008-06-17 21:15:48)(良:1票)

974.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 ただのB級アクション映画。いや、確かにミャンマーの軍事政権は問題だし、この映画に描かれるような残虐な行為も現実としてあるでしょう。国際社会が考えなければならない現実。だけど、じゃあこの映画がその問題をキチンと提起しているかと言えば、全然。軍事政権は悪いに決まってるんだから、皆殺しにするべきだ、武力によってでも制圧すべきだ、って、そういう単細胞的なモノしか描かれてませんからねぇ。所詮ミャンマーはアクションを描くためのエッセンスと割り切って、ランボーが人を殺しまくるのを見てカタルシス感じて下さいね、っていうのが正直なところじゃないかなぁ、と。残虐なシーンはその残虐性を知らしめると言うよりは、人体破壊エンタテイメントみたいですしね。ただねぇ、そういう割り切りをした上で見ても、物語的にも見せ方にも大したヒネリもなく、よくあるような映画で、チャック・ノリスやトム・ベレンジャーが主役でもいいようなシロモノで、とりあえず見た目の安さの割には超長いエンドクレジット(だから本編は80分そこそこ)の存在で、ハリウッド製って感じられる、みたいな。80年代のアクション映画世界を懐かしく思うのには良いカンジって程度でした。[映画館(字幕)] 5点(2008-06-01 23:56:02)(良:1票)

975.  ザ・フィースト モンスターパニックもので、コメディで、閉ざされた空間で戦う物語、という事で『トレマーズ』の再来を期待した訳ですが、あれほどには面白くなかったというのが正直なところ。ノリとしてはむしろ『フロム・ダスク ティル・ドーン』や『プラネット・テラー』的な感じの、ヘンな人達が巻き込まれてぐちょぐちょ~、って世界。汚~い汁っ気はやたらに多いんですけど、楽しさ怖さは少な目。このテの映画の定石を崩して意外性で展開してゆくというのが売りになってるんですが、それとて想定の範囲内なんですよね。映画として徹底的に破壊と再構成をしているって訳ではなくて、単なる変化球に収まってる感じ。一方でモンスターホラーとして真面目に見ようとしても怪物としてのディティール描写に乏しく(モンスターのシーンになると途端にカメラが動き過ぎて何が起こってるのか肝心なところがちゃんと見えません。ワザとなんでしょうけれど)、登場人物は記号化されていて、あんまり面白くない、と。字幕でいちいち解説してくれる人物のイメージに頼る事で、映画としてキャラを面白くする努力を放棄しちゃってる気がして、それって本末転倒だなぁ、って。何が起こるか、誰が生き残るか判らない意外性ではマジメに作ってるハズの『ディープ・ブルー』や『ポセイドン』の方がよっぽど上だったりして。結果的には普通にB級でした。ベン&マットは「ボク達ってばタランティーノ&ロドリゲス的な面もあるのよ」みたいなのを誇示したかったのかしら? 劇場で周囲に誇示するかのように妙に大声で笑ってたマニアな人達が、その実、お寒い感じにしか思えなかったのが印象的な映画でした。[映画館(字幕)] 5点(2008-04-01 22:00:31)(良:3票)

976.  ノーカントリー 《ネタバレ》 どうも私はコーエン兄弟のセンスがよー判りませんし(ビデオやテレビでばっかり見てるのでレビューがちっともないのですが、『赤ちゃん泥棒』がかなり好き、『ファーゴ』がまあまあ、あとは全滅)、いちいちアカデミー賞に選んじゃうほどにコーエン兄弟好きなアメリカのプロの人達のセンスもよー判りません。毎度毎度、単に三流の物語を三流そのままに描いてるだけに見える訳で。そんな私がのこのこ劇場に出かけて見たこの映画。追われる者、追う者の物語は緊迫感があって楽しめました。殺人者のキャラが見事。でも、クライマックスに至っておフランスの映画の如く「いやいや物語自体が重要なのではないんだ」とばかりに劇的展開を忌避し、人の世の無常を語りだすに至って、「で? だからどうした?」と。私にとってはその程度。まあ、無理矢理褒める必要もないわな。[映画館(字幕)] 5点(2008-03-20 19:35:19)(良:1票)

977.  ジャンパー 《ネタバレ》 お気楽な娯楽映画、ってところで。登場人物が揃いも揃ってあまりお利口ではないのが、見ててちょっとイライラします。特殊能力を持った者と、その力に対抗しようとする者との戦いが、ストイックなものではなくってドタバタです、みたいなのは、見ててなんだかなぁ、って。クライマックス手前の仲間割れなんてコメディになっちゃいますしね。お前ら『ゼイリブ』ごっこしてんのかよ!みたいな。意味ありげで広く深い背景があるように見えて、その実あれだけの人間のみで映画が済んじゃう薄さにも唖然。組織的な背景がまるで見えませんが、一応政府が絡んでるんだったら、ラスト、あんな終わり方でいいワケない気がするんですけど。あと、やたらに短い上映時間だけど、ローマ旅行のあたりなんかはダレ場なのよねー。アクションシーンはカメラぶんぶん振りまくって何やってんだか判りゃしないし、ヘイデンもB級スターの仲間入りざんすか?みたいな程度の映画ではありました。[映画館(字幕)] 5点(2008-03-01 22:35:45)

978.  きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏 《ネタバレ》 犬のポジションが微妙。ドラマ的に実はさして重要な存在ではないように思えるのですが(マクガフィンみたいな)、それじゃ原作ファンに失礼でしょうとばかりにオープニングとクライマックスだけはあくまで主役にしてある、って感じ。で、その犬部分がつまんないんですよね。子供向けのドタバタが悪いとは言いませんけど、恐ろしく凡庸。中盤、キャンディーをキーアイテムに、壊れゆく田舎町、断たれゆく人間関係に視点が移ると俄然魅力を放つものの、待った待った、子供向け映画にゃ重すぎな題材だ、とばかりにまた犬が存在を主張して凡庸なクライマックスと簡単なハッピーエンドで映画をまとめる、と。全てのキャラが意味ありげにドラマ背負って登場するワリにみんなオチは存在していなかったり(「パーティでみんな仲良し、以上、納得して」って感じ?)、野球、牧師の家計、いじわる警官等投げっ放しだったり、スッキリ良かったね、と満足できる映画ではありませんでした。ああ、そう言えば地主の爺ちゃんのニャンコはどうしたのでしょう? 冒頭の方でしか出てきませんでしたが。ネコ好きはニャンコの描き方にキビシいぞ。[DVD(字幕)] 5点(2008-02-27 00:34:11)

979.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 ダメでヘンな人間ばっかり出てくる映画。口がいつも半開きの主人公と親友ペドロ。肩幅のミョーに狭いお兄さん。三人ともリアクションが薄くて、やる気がなさそうで、だけど突飛な行動に出るところが同じパルスの中に生きているようです。明らかに違うパルスで生きているように見える高いテンションの叔父さんは、だけど歳を重ねただけダメさが増しているだけのようだし、それぞれに違った生き方をしているように見える人達も、なんだか澱んだ空気の中でジットリとダメになっているような、そんな映画。その人々の姿を面白く楽しんで見ていられるか、と言うと、私はダメでした。それぞれに訪れるハッピーな展開はまるで幻のようにしか思えませんでしたが、それより何よりとにかく主人公にイライラしっぱなしで。だって、背が高くてヒョロっとしていて、猫背で内股気味で、ヘンな歩き方で、絵を描くのが好きで、でも下手で、ヘロヘロしてて、やる気なくて、口開いてて、つまりコイツは映画史上最も私の若い頃にそっくりな主人公なんだもん! ああ、なんてこった!腕時計まで奴とお揃いだ!![DVD(字幕)] 5点(2008-02-13 11:58:47)(笑:2票)

980.  インベージョン 《ネタバレ》 ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演で、ジョエル・シルバー製作のワーナー映画、だけど思いっきりB級。新宿の、元は名画座だったショボい映画館で見たのですが、妙にマッチする、いや、いっそ銀座の道路の下にある某映画館で見せてくれれば雰囲気ぴったりだったのに、みたいな。古典を今日的な素材で飾りつつ映像化してはおりますが、バカくさい編集で映画全体が台無し。1秒あるかないかのカットを時系列崩したりして、ててててて~っと繋いで、ちゃんと映画を見て下さいね、って姿勢がまるでなっしんぐ。小手先のテクで誤魔化しちゃいましたって感が。本編も『ショーン・オブ・ザ・デッド』をシリアスに描いてみました、みたいな、真面目と不真面目の境界でブラブラしてるような代物ですし。寝ちゃダメ!って言いながら簡単に寝ちゃうしねぇ。登場人物に真剣さが足らないわぁ。それにクライマックスで逆転する展開がないのがね、どうもスッキリしません。逃げた、解決した、って。『ゼイリブ』くらいのオチを見せてよ、って。ただし、二コールは素敵ざんした。ステキなB級ヒロインつー事で、微妙なキモチですけど。[映画館(字幕)] 5点(2007-10-27 17:06:22)(良:1票)

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