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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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101.  レディ・キラーズ 《ネタバレ》 その中途半端さと結局は勧善懲悪になってしまったのに、 すっきりしない後味はまるで「宇宙戦争」のような脱力感。 これもまたいいんじゃあないかな。 結局のところ私はブラックなファンタジーが好きなのです。 ホラーがもっとあればいいかなとも思いましたが・・ 特にラストの猫がくわえたある忘れ物・・ これは「ボディスナッチャー」の人面犬のような悪趣味で、 何回か巻き戻して確認し笑えました(という作業自体悪趣味かも) 監督の趣味の悪い策略にケッとしらけることなく楽しめたのも絵の色のおかげ。 キャストは主役がトム・ハンクスということで期待はありましたが、 このハンクスのこわばった偽善の塊のような演技・・うまい。 「ザ・プロデューサー」のケビン・スペイシーを思い出しました。 演技的にはわざとらしいんで今更うまいのはわかってるってとも思いますが、 仕切り屋、知識ひけらかし屋、うそつきと・・古風な嫌われ者を演じていました。 いい人ばかりを演じているハンクスをよく見てきたので逆に感心。 イルマ・P・ホールおばあちゃんも味があってうまかったのですが、 私がこの出演陣のなかでとくに興味を持ったのが意外と地味な役者。 ツィ・マー演じるベトナム?中国?の将軍。 この役者はなかなか面白く作品の古風さを再現。 古風な脚本と最新の役者と80年代ファンタジー映像の融合が私に合いました。 ハンクスのセリフ回しが舞台的でほとんどがE.A.ポーの詩や聖書からの引用。 ばあさんとのやりとりとかからもメッセージ性を探したのですが・・ 結局はこういう普通にコメディでも聖書が出てくるんですよねぇ。 勝手に暴れて勝手に滅びる・・ それは「宇宙戦争」と同じ脱力感。 これがいい。 ばあさんは無防備で中途半端な悪人たちから守られた。 それはこの街の環境に適応できなかった侵入者たちのバカさ。 そして亡きじいさんが制裁をくだしてくれたのかもと、 ちょっとファンタジーが入るあたりに毒の少なさがあり物足りない。 「宇宙戦争」となんの関連性もありませんがちょこっと頭のスミに浮かべてくれると、 笑えないネタも笑えてしまいますよ。 あとDVD特典がよいのです。 ゴスペルシーンや楽器の紹介。 楽器制作紹介はギター弾きには当たり前に有名な人が出てきました。 [DVD(字幕)] 7点(2006-01-20 04:10:06)(良:1票) 《改行有》

102.  SAYURI 《ネタバレ》  大後寿々花は日本人であって「さゆり=千代」を演じていますが、 華はあるものの憂いや寂しさはあまり感じられないツィイーを食っていました。 日本人から見たひいきかもしれませんがやはり主役は日本人がいいなぁと。 ツィイーは「LOVERS」の方がよかったです(中華映画だから当たり前ですね) しかし彼女の目の演技はやはりうまい。 けれどもさらに大後寿々花の目の演技のほうが上回っていたということ。 彼女の頼りなげでいて無垢な目はある意味怖いです。 あとの俳優で気になったのが コン・リーのきれいなこと。 性悪女の役なんですが私は彼女のような昔の中国美人は好きですね。 昔のチャイニーズ・ゴースト・ストーリーもこういう顔立ちの人だったと思うんだけど・・ ミシェル・ヨーは日本人にいてそうな顔立ちのタイプで、 役的にとてもおいしいいい役で好感が持てました。 渡辺謙と役所広司・・ どちらがどちらかわからなくなるくらい濃い(爆) まあ私の日本の俳優の好みも中井貴一みたいな薄いのが好きなもんで・・ このふたりを一度に出さなくてもと思いましたね。 ちょっとくどかったかな・・ 桃井かおりは思ってたよりガクッときました。 たぶん日本語で日本の映画ならもっと艶っぽくいい味が出ると思うのですが・・ この桃井かおりといい最初の方の千代の(さゆり)少女時代といい、 思いっきり「千と千尋の神隠し」をだぶらせたのは私だけでしょうか・・ 工藤夕貴はさすがに英語がうまくて(うわ英語ペラペラで逆に違和感)と変に感心。 あとよく似た雰囲気を感じ取った映画をご紹介。 「エリザベス」・・しかしエンディングで(この映画はある国の女帝の物語ではなく・・) と解説されたので(そうだよね~)と納得したものの、 やはり白塗りで名を変えてのし上がるサマは、 規模は違うし内容も違えどもエリザベスのケイト・ブランシェットを思い出した。 このエンディングで少女時代の回想をだぶらせる演出(グリーンマイルなど)手法は、 私が特に昔から好きな手法であります。 最後にいい場面を持ってくると映画自体がその人の一生を見たような重さがあるから。 まあここに少女時代のさゆりを持ってきたあたりに、 この映画の本当に描きたかったことが凝縮されていると思います。 [映画館(字幕)] 6点(2006-01-20 03:59:28)(笑:1票) 《改行有》

103.  タイムライン 《ネタバレ》 俳優の顔が見分けがつきにくいこと(映像が暗いこともある) SFとしてのストーリーが曖昧で突っ込みどころ満載。 後半はむちゃくちゃ面白いのに前半から中半にかけて全くつまらない。 しかし後半は本当に「ロード・オブ・ザ・リング」状態の戦闘アクションや、 かなりお金をかけて作ってるなぁと感心させられる映像。 日本でいえば戦国絵巻豪華な城攻めスペクタクル! ここだけでも価値があろうというものの、 全体的には時間不足で人物関係が難解(すぐ人が死ぬので) よって死んだ人の歴史に与える影響は考えない方が、 歴史映画の豪華さを楽しむとうことで面白い作品ではありました。 戦闘シーンは特に投石車の演出が迫力がありました。 ただ・・「ロード・オブ・ザ・リング」などはそれだけが売りの映画ではないのに比べ、 この作品はまさに後半の戦闘シーンの迫力に比べその他の要素は、 恋愛ドラマ中心になっています。 時空を越えた純愛のような描き方だったのでそれは好感は持てましたが・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 03:52:21)《改行有》

104.  あきれたあきれた大作戦 《ネタバレ》 この監督の作品では「見ざる言わざる目撃者」のほうが面白い。 また借りて見てみよう・・ そうなんですよ。 この作品はそこそこは面白いんですがテンポが悪いから、 ただのドタバタ映画になっちゃってる。 切れがないというのかな。 アラン・アーキンのとぼけた演技が好きで観てみたのですが、 ピーター・フォークと掛け合いコメディをさせてるのに、 なんでこんなに切れがないのだろうか・・ だから個人的に厳しい点をつけました。 編集が悪いのかどうなのか・・ 笑いのタメを伸ばしすぎで、 切って即次の展開に持っていくとかあるのですが・・ ラストはとてもよいと思うし音楽もいいんだけれど、 俳優がいいだけに残念です。 一見アホウのような役柄のアーキンですが、 実は普通にまともすぎるからおかしいだけなんですよね。 とぼけてるのではなく周りのバカとテンポが合わない。 そのバカたちに合わせてしまうと小ざかしく面白くない。 そこであくまでもわが道を行く普通のオッサンが天然で生きてくる。 メル・ブルックス風というより、メル・ブルックスのほうが面白いですよ。 アラン・アーキンはおとぼけ役がお得意なんですが、 「摩天楼を夢みて」あのエド・ハリスとの掛け合いがよかった。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-23 16:20:46)《改行有》

105.  狂っちゃいないぜ! 《ネタバレ》 すごい配役ですよね。 いやぁ、アンジェリーナ・ジョリーは出た瞬間わかったんですが、 ケイト・ブランシェットは後半になるまでわからなかった! だって・・アビエイター観たあとではピンときません。 このふたりをパッケージに使うほうが今では売れるでしょう。 ジョリーと ビリー・ボブ・ソーントンは実生活でも夫婦だったって、 んんん~やはり演技とは思えない濃さでした。 ジョン・キューザックがレストランでお目目パチクリする演技もあながち実話か(爆) 実はキューザックが私のタイプかもしれないと借りたのですが・・ この人見ようによったら顔が全然違う(一番似てるのはケビン・スピシー・・) どうもちょっと違ってました・・ でもこういうマヌケにお人よし風な顔は根本的に好きですが・・ お話は期待していなかったわりには面白かったです。 ラストがバカっぽい恋愛になったことを除いてはよろしいかと。 爆破予告は誰が電話かけたのかが気にはなりますが、 まあ謎のまんまでいいと思う。 前半からコメディなのですがちょっと笑えないシリアスさで、 元から飛行機が嫌いな私は絶対乗りたくないと思いました。 また違うんですよね。 シュミレーションの戦闘機とは違うんです。 民間機の交通整理をしているような管制塔ですからリアルなのです。 時給10万円もらってもやりたくないよぉ~と思いました(爆) 実際にこういうお仕事をされている人を尊敬しますよ。 コメディなのにリアルでしかも後半から「ゲーム」のような追い詰められる怖さもある。 飛行機墜落のパニックものよりある意味怖い映画かな・・ [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 16:17:13)(良:1票) 《改行有》

106.  SF/ボディ・スナッチャー 《ネタバレ》 最初あんまりゆったりしてるのでボーッと観ていたら、 わけがわからなくなり(笑)もう一度見直しました。 この映画わりと不親切なところがあるので、 1回で観ようとするなら真剣に見逃さないようにしないと・・ SFの宇宙からの侵略モノなんですが、 冒頭の見せ方が「宇宙戦争」じゃあないかと嬉しかった。 こちらもリメイクものなのですが、 元のオリジナルは次回観るとして・・ 登場人物が見慣れた人ばかり出ているのでまたこちらも嬉しい。 しかもひとめ見ればわかるという特徴のある顔、顔・・ SF映画の特徴的な顔ぶればかり集めたなぁ・・ 主役がキーファー・サザーランドの父ドナルド・サザーランドなのですが、 公衆衛生調査官の彼を中心に事件がおきてゆきます。 個人的に気をつけて観てほしいのは、 セラピストの女性ですね。 彼女は髪型や撮りかたによって気がつかないときもあるから・・ ある意味サスペンスなので飽きずに楽しめるし、 「エイリアン」的なホラーSFの要素もありますが、 口から気持ち悪いものが生まれたりはしないので、 ホラーの苦手な方にもお勧めできます。 宇宙植物が寄生し人体のコピーをとりのっとるストーリーは単純明快。 しかしこんな奇形も生まれてしまうのですよ(爆) さてどうしてこんな人面犬が生まれたのか・・ ハリーという男は広場でいつも犬と一緒にいるのです。 ちょこちょこ出てきますので見逃さないように・・ 私はこの人面犬の場面を何回も気に入って見て、 人と犬だったころの場面を探してまた大うけしたりしました。 このあと叫び声をあげるとコピー人間に人間だとわかるからこらえなければならない。 ここのくだりがおかしい! 人間とわかればゾンビのように追ってくるのですよ。 ここ気をつけて見てください。 叫び声の種類がありますから。 のっとりコピー人間は仲間を呼ぶとき叫びます。 人間の感情からの叫び声と違うのです。 ここが最後に繋がるうまい前ブレなのです。 ラストが秀悦で「お見事」と思えますから・・ 本当に特にSF映画って単純なストーリーをどれだけ面白く見せるかですよね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 16:11:52)(良:1票) 《改行有》

107.  ボディ・スナッチャー/恐怖の街 《ネタバレ》 ど・・どこに出ていたんだ?サム・ペキンパー?? オリジナルのほうも観てみようということで借りてきました。 しかしこの作品の映画化って今までに3回もしてるんですね・・ SF古典ということでSFファンならばぜひとも観ておきたい作品です。 リメイクが流行っているので作品をより理解することでオリジナルも見ることにしています。 ただしSFサスペンスとなれば私は2作目のほうが好きかなぁ・・ 最後のどんでん返しとSFは根本的には結末は暗いオチが面白い。 こちらのオリジナルは全体的には好きですが、 ラストがありきたりでした。 宇宙生命体による地球侵略が何なのかがなかなかわからない、 これは良いと思いましたがさて初めてこちらを観るとわかりやすいものか? 時間が大変短い作品なのでテンポはあるのですが、 中半にならないとソレが登場しなかったり、 コピー人間がいきなりソコに横たわっているなど唐突すぎ。 ただし、2作目でマユのようなものをコピー人間がかかえていたのが、 この作品ではお菓子の(さやえんどう)そのまんま! これは私は気に入りました。 2作目を先に観ておいたので大変わかりやすかったのですが・・ 後半に人面犬はでてはこなかったけれど(当たり前) 2作目で人面犬を出した遊び心は同じところにありました。 冒頭の入り方主人公の説明はこちらのほうがテンポがよく好感。 久しぶりに帰郷して街がどこか変わっていた・・ こちらのほうが説得力があります。 あと、この作品はすごく光と影の使い方が上手だなぁと感心。 ドン・シーゲルが監督をしているのですが、 この方は2作目のリメイク作品にも俳優で出演しています。 どこに出ていたのか元の顔がわからなくて残念。 このシリーズは意外と面白いSF作品なのです。 気持ち悪いエイリアンが人間の体をのっとるような映画なのに、 そういう描写はあまりなくてほとんど心理サスペンス。 ソレなのに面白いのです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 16:06:31)《改行有》

108.  屋根の上のバイオリン弾き 《ネタバレ》 これは見ごたえがある作品です。 170分という長時間の映画にミュージカルとくれば普通飽きるのですが、 私はミュージカルが苦手なのにわりとついてゆけました。 史劇なら長くてもいいけどミュージカルなのになんで観れるんだろう? と、観ている途中で正直思ったくらいですから・・ 主役の父役のトポルがなぜ主演男優賞をもらえなかったのか(ノミネート) それが不思議に感じるくらい存在感あるいい演技をしています。 冒頭からこの映画の解説みたいなことをやってくれて、 しかも題名の屋根の上のバイオリン弾きの説明もしてくれちゃう。 語り部でもあり5人の娘の父であるこの映画の主役でもありますが、 まったくシリアスになりがちなテーマをコミカルに演じています。 まさにバイオリン弾きと共にいる道化のような役かもしれない。 扱うテーマは民族の宗教伝統であるし政治的な問題もあるのに、 テンポやセリフがミュージカルでもコメディの匂いがするから重くない。 後半も後半にはやはりユダヤ人は追われ放浪の旅に出るのですが、 その団体も私には暗く映らず、 しかしどこか哲学性を帯びた宿命に逆らわずとも自分たちを順応させ生きようとする、 諦めがほんの少しとそれ以上の見えない希望さえ感じました。 あがいても仕方がない悲観的な楽天さ・・ 「フルメタルジャケット」というキューブリックの戦争映画のラスト。 あの土手を笑いながら歌う兵士たちは氏の作品が苦手であるにもかかわらず、 私にとって一番わかりやすいキューブリック作品となったのです。 それと同じような感覚をこの映画のラストに感じました。 音楽が有名な「サンライズサンセット」ですが、 この映画の全編を担当しているのがジョン・ウィリアムズ。 旅情的で朴訥な音楽とミュージカルの抑揚のある歌。 ミュージカル映画は大袈裟な演出が多くてひいてしまうのですが、 この作品はシリアスでいて楽天的。 コメディなのにもの悲しい。 あくまで家庭を中心にしているのに湿っぽくない。 不思議なつかみ所のない映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 16:00:44)《改行有》

109.  メイド・イン・マンハッタン 《ネタバレ》 まあまあ楽しめる小品。 音楽がアラン・シルヴェストリということで、 うわぁ~なんか懐かしいと思ったのは変でしょうか(笑) バック・トゥ・ザ・フューチャー以外あんまりピンとこないので・・ あと挿入歌とかに使われてる70年代風な音楽は・・ ポール・サイモンかなぁ? ちいさい息子が70年代にはまっててニクソン元大統領のファン(爆) そういうギャップが面白かったのと、 ロマンチック・コメディでしかも私の苦手そうな展開なのに、 さらりと観れるので内容よりいい印象でした。 俳優が「シャル・ウィ・ダンス?」とかぶっちゃって・・ ジェニファー・ロペスがメイド役なんだけれどすごい肉感的で、 やはりラテンな人だと妙に納得。 ん?で、メイド・イン・マンハッタン(爆) 私は前からロペスとアンジェリナ・ジョリーを間違えてたりしてて、 今回はおまけにキャサリン=ゼタ・ジョーンズも入ってて・・ やはりエキゾチックでいいですねぇ。 どこがどうしてか「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツになれないのは、 やはり変身してだんだんきれいになっていくさまのセンス。 ひっつめ髪よりもっと違うエレガントな変身を期待したのですが・・ 同じくシャル・ウイ・ダンス?のスタンリー・トウィッチも出てたり。 そして主役のレイフ・ファインズ、彼は好きなのですが、 思ったよりしっくりこの普通ならリチャード・ギアがやるような役をやっている。 こういう役も似合うんだ~とちょっと嬉しい。 メイドがほとんど有色人種ちうことで、 ニューヨークってそんなところなんだ~とまた納得。 全体的には色んなラブコメの要素が楽しめる軽い映画なのですが、 撮影の色があまりきれいだとは思いませんでしたね。 音楽はいいので気軽に流しながら観賞するにはそれ以上の娯楽作。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 15:50:01)《改行有》

110.  エアポート’80 《ネタバレ》 これ・・映画なんだといぶかしげに観ていました(爆) もしかしてパロディなのかと中半から思いつつ観ていたのですが・・ なんであれだけの事故にあった乗客たちは何事もなかったかのように、 帰りもコンコルドに乗れるんだろうか?? アトラクションだと思っているのか・・ありえない! どこまでありえないかというと、 「ステルス」級の脚本(爆) すごい映画でした。 それでも見終えてしまうのがハリウッド映画の無理やりなところ。 音楽も派手だなぁと引いていたらMIP2や新スパイ大作戦の人でした・・ ああ、だからか007やスパイ系の演出に感じられたんでしょうね。 戦闘シュミレーションは好きなのですが、 これは主役が旅客機のはずではないんでしょうか。 違う映画を観ているような感覚・・ 私はこういうシリーズはネタがなくなってくると、 今度は心理パニックを描けるように人物のほうをしっかり描くと見てたんですが・・ 人物描写はシリーズを重ねていくとまるで同じようになっていきます。 手術予定で時間を迫られる人、黒人、音楽家・・ また同じかぁ・・と観ていたんですがそれよりも、 機内の緊迫感のないこと・・ 前のがアイデアとして水中に沈むのが心理描写もよくできていたのに、 これは単に007やインディジョーンズ系のオチ=雪山でした。 こ・・これは冒険アクションでしょう。 でもアラン・ドロンとシルビア・クリステルを初めて見られたのです。 ドロンはサッカーのアルゼンチン代表だったサネッティに似てたなぁ・・ 大手映画サイトallcinemaさんも・・BONB!マーク(おそらく今までではじめて・・) いや、そこまでひどいとは思わないけど・・(悩) [DVD(字幕)] 4点(2005-12-23 15:36:24)《改行有》

111.  最後の誘惑 《ネタバレ》 さてこの作品はあらすじを調べてこれは他のキリスト主役の映画ではない、 もしかしたらこの作品こそ客観的に描かれており唯一日本人でも理解できるのではと・・ 大変面白くて長い時間があっという間にすぎていってしまいました。 おそらく本当の信者の人から見ればくだらない作品なのかもしれませんし、 想像の脚本に過度な演出で理解しがたいのかもしれません。 実際当時ハリウッドでは上映禁止運動が行われた問題作です。 ある意味偶像ともいえる救世主(メシア)を待つ旧約と、 その救世主が現れた新約。 その象徴は絶対であり人間的であってはならないのかもしれません。 しかしそれは当時その人が(キリスト)心から本当に望んだことでしょうか。 あとから伝え広める人たちが望んだことなのではないのでしょうか。 そうこの作品はキリストもただの人間であったという当たり前の解釈で、 ソレは決してコメディでもなく悪意に満ちているものでもありません。 私は逆にこの作品を見たおかげで近づきがたいどちらかといえば、 理解したくないキリストという人に(あくまで神ではなく)興味を持ち親近感さえわきました。 それは信者にとっては邪魔なものなのでしょうけれど私は信者ではありません。 宗教映画を歴史からは外せません。 歴史映画が好きですからそこから宗教を外して見られないのです。 この映画を観ることで本質がわかるとは言い切れませんが、 こういった切り口で語られるのもアリなのではと思います。 真面目にサスペンスとして観るのも面白い作品です。 作品の匂いは旧約聖書だと見て間違いないなぁ・・ まるで日本のどこかの党首みたいだ(党は違えど匂いは)まさに親近感(爆) [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 15:15:02)《改行有》

112.  マスク・オブ・ゾロ 《ネタバレ》  私はずーっと前に怪傑ゾロは解決ゾロだと勘違いして大うけしました(爆) さてこの「マスク・オブ・ゾロ」なんですが、 劇場公開の前にある予告を見てなんてかっこいい映画だと、 インディジョーンズの世界だ!と観たくなったのです。 まあ劇場で見たほうがこのての映画は音響も派手で面白そうですね。 そして私は濃い顔の俳優は苦手なのに、 アントニオ・バンデラスは好きなのです。 私的には金城武入ってるかなと・・ 背は低いのですが品があってなんというか色気もあるし、 私の中ではザ・ラテン!アル・パチーノと同じ世界ですね・・ まあサッカー選手でデル・ピエロが好きな私はこのての俳優はいいなぁ。 さらにキャサリン・ゼタ・ジョーンズも大好き。 このふたりはよく似た血を感じさせます(苦笑) もうひとり演技的に好きな俳優アンソニー・ホプキンズが、 プリティ・ウーマンのギアよろしくなんとか小汚いバンデラスをゾロにしようとするのです。 いやぁ、本当に最初は小汚かったんですよ(笑) チリチリパーマ(ラモスヘア)に不精ヒゲにマヌケ面・・ おまけにドジです。 このマヌケぶりの笑わせどころ(外しどころ)は、 残念ながらハリソン・フォードのインディのほうが面白い。 ところが紳士のふりをしていざ敵陣のパーティに行くバンデラスは、 待ってました!とばかりにかっこよかった。 ではそれだけの映画なのか?? う~ん・・私から見れば「インディジョーンズ」と「スパイダーマン」と、 「スターウォーズ」の師弟愛をかき混ぜたような作品で、 あまり目新しく感じなかったのです。 終わり方もこれぞ活劇!みたいな続編を匂わせるかっこいいシメで・・ やはり勧善懲悪ヒーローものが根本的に合わないのかも。 よって厳しい採点にします。 これはたぶん内容はどうあれ正月映画への期待のほうが大きいのもあります。 ・・結局インディジョーンズ風な映画が見たいんだけれど(困) 魔宮の伝説みたいな場面も出てきました・・ 暴れ馬の演出や(大いなる西部に似てる)ホプキンスの威厳、 主役ふたりのかっこよさに5点献上。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-23 15:07:23)《改行有》

113.  大空港 《ネタバレ》 管制塔とコックピット、乗客と航空会社・・ 人間関係がそれぞれ丁寧に緻密に描かれ好感が持てる。 すべてがジグゾーパズルのように繋がるよくできた秀作。 アクションシーンがあまりなくても、 これだけ緊迫感のあるそしてコミカルな暖かいジョークも忘れない。 パニックになった乗客の反応もそれぞれ面白くもさえある。 特によかったのが助演女優賞を本作で受賞した、 したたかでいい味のおばあちゃん役のヘレン・ヘイズ。 他にも出演女優が美しいのが目をひきますが、 特にスチュワーデス役のジャクリーン・ビセットがいい。 カメラワークも彼女の目線で撮られたシーンは楽しいし、 画面が切り替わるわかりやすい演出もいいです。 サスペンスはわかりにくいほどいい作品と勘違いしていませんか? こんなに丁寧に作られたわかりやすいサスペンスもたまにはいいですよ。 なにしろ人間関係がよく描けていてこのシリーズ中一番人気なのもうなづける。 のちの映画にも影響を与えていると思われます。 おばあちゃんと爆弾犯人が並んで座るシーンは、 テリー・ギリアムの「12モンキーズ」のラストのシーンそっくりだし、 スピルバーグの「ターミナル」の中にもこの作品のいくつかのシーンが・・ サスペンスなのに人情モノ。 そしてコミカルであるけれども暖かい。 バート・ランカスターはこの役は適役であったし、 あいかわらず(このシリーズ全編出ている)ジョージ・ケネディもいい。 寒い寒い真冬のターミナルを舞台にあったかい人間ドラマ、 出会いと別れもありますし、 付近住民問題まで描かれています。 映画を観たなぁ・・という充実した後味を味わえることでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-23 15:01:09)(良:1票) 《改行有》

114.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 6点に近いんですが・・ご祝儀&ブラピが好きなので甘く7点。 ストーリーはもういたって単純そのもので、 サスペンス好きの私には全然物足りなく、 アクション嫌いの私なのにいいのかこの点でと思うんですが・・ 苦手のカメラ早回しは予告でもわかってたし覚悟してたんですが、 意外と見やすいことに気づきました。 撮影監督の腕がよいのか監督の演出がいいのか、 速いだけでなく見せ場にはスローや長回しも駆使し、 飽きさせることはありませんね。 カーチェイスも撮る対象がはっきりしていて、 画面酔いすることもなくスピード感がありました。 演出は単純な映画の割りによかった。 舞台劇のコメディとSF映画のような高さのある演出で緩急がある。 ついてゆきかねるくらいの(ありえない)演出は派手すぎてこっけいで、 これはコメディ色の強い恋愛アクションだなぁと。 ブラピとジョリーの顔立ちがなんとなく兄弟に見えた。 唇が気になって(爆)ふたりとも唇がめくれてるから・・ キャラ自体がユーモラスですよね。 きれいなんだけれどグシャッとぶさいくになるし、 そこがかわいいんです。 お似合いだなぁ~と変に感心してしまいました。 マイケル・ダグラスの「ローズ家の戦争」という映画が昔ありましたが、 あれをスパイものにしたような感じです。 どこか昔の映画のような感じがしたのも、 それに似ているからか、 それとも舞台劇のようなドタバタコメディだからか、 セリフや演出はもろ3枚目のブラピ全開です。 今までに何人殺した?このあとのジョリーの答えにほうけた顔のブラピがよい。 対するジョリーは2枚目のほうが強かったかな? そのギャップがなんともユニーク。 目がいっちゃってるジョリーがマネキン人形のようにビルから直立不動で落下するシーン、 逃げまくるブラピが無人の車に飛び乗ってお約束どおり撃沈するシーン・・ 真面目にふたりともイカレ役をやっていて似合っています。 音楽も軽快なラテン調で、 なんとなくタランティーノの全盛期アクションを思い出しました。 妙にひと昔の映画と今の流行とのミスマッチを、 2枚目なのに3枚目のふたりがやっていることもヒットした要因と思いました。 根本は夫婦愛とか恋愛倦怠期からの脱出とか真面目なのですが、 それはおかずとしておいておいてコメディとして楽しみましょう。[映画館(字幕)] 7点(2005-12-23 14:22:32)《改行有》

115.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 突っ込みどころ満載! 展開が速すぎておかしすぎる強引さ。 ストップモーションアニメーション。 レイ・ハリーハウゼンのカクカクした動き、 ヒトコマヒトコマを秒撮りする手法なんですが、 この動きが好きなのでシンドバッドシリーズは好きです。 そのハリーハウゼンが影響を受けたのが本作「キングコング」 まずはその愛らしい動き・・ 人間だと格闘になるのがいやなんですが(プロレス系は苦手) これを恐竜やキングコングがやったら、 もうおかしいというかかわいいというか愛らしいとなります。 まあ白黒なので細かい残虐性はわからずそれがよいのかも。 ただしコングのアップの顔は白黒だと不気味でした~! 次に評価できるのがカメラワークです。 こんな古い時代にうまいこと撮ってるなぁと感心。 合成の色違いはおいておいて、 高いところや広い場所を当たり前のように臨場感たっぷりに描いている。 そして最大に評価したいのは緩急の見事さ。 冒頭からテンポよくおかしいセリフ&場面で笑えて、 島に上陸してからのドタバタ劇が冒険映画のお手本のような楽しさ、 そして本土に上陸してから大袈裟なほどの面白さ、 ラスト付近最大の見ものがエンパイアステートビルの有名なシーン。 そこだけわずかにゆっくりと時間が流れているようで、 この映画って・・単純な冒険パニックだとバカにして見ていなかった、 そんな自分が恥ずかしくも感じたくらい感動しました。 ・・たぶんカラーで丁寧に作られた最新作を観たら泣くでしょう。 でもこの最初の作品を見てよかった。 この作品がなければ生まれていない正月映画ですから。 ピーター・ジャンクション監督はこの作品を観て監督業を志したらしいです。 もしまだこの最初の作品を見ていない人で最新作を見ようと思ってる方は、 このオリジナル版をぜひ見てほしいと思います。 100分ほどの短い作品ですが、 リメイク版はこの原作を忠実に再現しているらしいのですから。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 14:15:06)《改行有》

116.  バーディ 《ネタバレ》 うわ・・暗い内容じゃあないか。 ところが演出がファンタジーみたいに優しくて、 しかもコメディも入っているのでそうシリアスには見えません。 全てを見諭している物言わないモディンは、 世間のほうが病気だといわんばかりに・・ 檻の中と檻の外それは鳥カゴでもあるし、 社会への風刺でもあるし・・ 小説か哲学のような自問自答のような内容に、 このまま結末は救いようがないのかとも考えますが・・ 即感動して泣けるという生優しい映画ではありません。 泣いてくださいという種類ではないのです。 考え込んでくださいというほど深いものでもないのですが、 やはりラストのあのアイデアはなんともいえない、 人間って強いそしていいもんだなぁとも思え笑みさえこぼれます。 最初のモディンが落ちるシーンは最後にきいてくるので、 見終わったあと見返すと感動できます。 こんなラストは全く想像もしていなかったふいうちで、 そのあとエンドロールが終わるまで映画の内容をかみ締めました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-23 14:08:51)《改行有》

117.  アビエイター 《ネタバレ》  長い作品それならいっそあるお約束で締めればよかった・・ お話の終わりに実はこうでしたみたいに、 主役のそのあとを5分くらいかけて説明する。 お約束すぎるんですが・・ うまく使うと感動作にもなるんですよ。 わかりやすくなると理解する人が増えるから感情移入しやすくなる。 特にキャラがかぶるディカプリオを使った伝記もので、 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出したけど、 あれもちょっと似てなかったですか? でもあっちの方が私は好きです。 トラウマを抱える主人公の成功と挫折を伝記もののお約束で締めている。 アビエイターもそうしろとは言わないけれど、 いらない場面も削れたと思うしあとの説明もあったほうがいい。 これではハリウッドの本当に個人的な昔の映画ファンしかわからない。 しかしあいかわらずディカプリオは演技がうまいなぁと感心。 童顔が合ってないと言われていますが、 私はもとのヒューズ氏を知らないのでピンとはきませんし、 ディカプリオ自体が現代風な顔ではないので良いと思いました。 が・・調べると体格が全然違うんですねぇ(苦笑)190cmもあったんですか。 トラウマという扱いはわかりやすいし原因もよく描けていますが、 あまりにひつこすぎるので共感はできませんでした。 そして同じ暗いトラウマ映画でもラストの描き方のていねいさや、 同じ日本人としてわかりやすいということで「砂の器」のほうが断然よい。 逃げても忘れたくてもいつかどこかで忘れたいものは蘇るのです。 それが悪いことに弱いときに現れるんですね。 そのときにそばにいてくれる人がいたらどんなに心強いか・・ どんなになってもそばにいてくれるそんなわがままを他人に求めるのも、 満たされなかった幼少時のトラウマから抜け出せないから。 逆にそれを反骨としてバネにしている人もいる。 でも成功のレベルが大きいほど逃げ込む夢が大きいほど、 失ったときにそばにいてくれる人は少ないはず。 ある意味「市民ケーン」と同じような世界の映画なのですが、 この映画が市民ケーンになりえなかった原因はなんだったのでしょうか・・ ヒューズはキャサリンに母親を父親を求めていたのかもしれない。 そして大きな空をも重ねていたのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:49:51)《改行有》

118.  ハリーの災難 《ネタバレ》 これは・・合いませんでした。 次々と用意されるネタがいつ出されるかのみの興味で、 しかもそのネタを出すシーンがかなり予測できます。 ヒッチ・コックの映画は次の展開がわかりやすく、 最悪最初からエンディングが読めてしまうのです。 今の作品に出尽くされたネタなのかもしれませんが、 テンポが遅いのと緩急がないのとさらに、 私が氏の作品のコメディが全く笑えないところがネック。 紙芝居のように次のネタが丁寧に用意され、 先の先まで読めてしまうのでサスペンスの妙が少ない。 最後で意外な結末となってもそこまでだらだらと見ているので、 あまりびっくりはしないのです。 そして映画のお約束が守られすぎている。 最初と最後は繋がっている。 だいたい犯人は最初に主役の近くに出てくる等・・ シャーリー・マクレーンはかわいかったのですが・・ あと叙情的な景色も悪くはない。 しかし同じようなブラックサスペンスでしたら、 違う解釈の、死体は動かさずの「ロープ」のほうが面白い。 死体が動く面白さは「第三の男」のほうが格段にいい。 もしこの二作を未見でしたらぜひお勧めします。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-04 15:45:18)《改行有》

119.  レッド・オクトーバーを追え! 《ネタバレ》 面白い。二日続けて観たくらい(笑) けど突っ込み所満載。 だから逆にある意味で面白い作品です。 いつものように字幕で観ていたら、 ロシア語を喋るロシア軍のシーンで下に英語右に英語の字幕。 うんこれはこの種類の洋画にしてはよく出来ていると感心したのもつかの間、 すぐに全員英語に切り替わりました・・ ひんぱんにそういうシーンがあり気になってて、 しかもロシア人役のコネリー氏が「ほうロシア語が話せるのか?」と、 ボールドウィーンに言う場面ではおかしかった。 その逆で「英語が話せるのか」というくだりもありましたし。 そして後半のそれぞれの勘違いがまるで「1941」を観てるようなおかしさで、 この映画は真剣に観るとちょっとだけれど違う見方なら結構面白いと・・ 観終わったあと日本語音声にして観てみるとこれまたおかしい。 アレック・ボールドウィンは実は好きかもしれない。 トラボルタにも見えるし井上順にまで見えてしまうんだけれど、 私はこういう眉毛と目の垂れた完璧ではない愛想のいい二枚目は好き。 この役がおかしすぎてまるでコメディなのです。 彼はいったい・・?? CIAなんですがそんなのあり~?? 何で小説書いてるの。 何で素人なのに潜水艦運転できるの? 何でブルース・ウィルスのような素人冒険やってるの? しかも全然CIAに見えないところもおかしくていい。 法廷ものとかが似合いそうだよ(爆) で、S・コネリーと趣味が合うから意気投合って・・ このふたりは結局釣りがしたかったんだ・・そう受けてしまったのでした。 まあコメディ抜きに真面目に考えたらば、 コネリーはまるで「海底二万マイル」のネモ船長なんですよね。 共産圏の皮肉も入っている面白い作品なのですが、 普通このてのシュミレーション仮想戦闘映画は、 アメリカから描いた作品が多いんです。 ところがこれはロシア側からで、 しかも珍しい悪役のコネリーというギャップが面白い。 娯楽シュミレーションと割り切って楽しめると思います。 続編も気に入ったので観る予定・・ [DVD(字幕)] 7点(2005-12-04 15:43:52)《改行有》

120.  オペラの怪人(1943) 《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 この時代の作品でカラーが観られたのはよかった。 「オペラ座の怪人」を見てみようかなと思い、 その前に古いオペラの怪人のほうも観てみようと。 よく似た題名が何本かあるのでややこしくとりあえずこれが古いのと、 クロード・レインズが出ているということでまだ馴染みがあるかなと・・ この俳優さんは「アラビアのロレンス」が引退作ですが、 「スミス都へ行く」のスミスを裏切る根は善人のペイン役でした。 パッケージにクロード・レインズの・・と書かれてあったので、 ファントム怪人=レインズということがまるわかり・・(爆) でもこの作品はどうやらホラーの棚にありましたが、 人間ドラマに重点を置いておりサスペンスも楽しめよくできていました。 観客に想像させる余裕を持ちながら、 ラストに真実のあいまいさでほっとさせる手法はうまいです。 そう、真実は観客が見たままかもしれないし、 俳優たちが話した言葉かもしれないと想像すると、 ちょっと見方を変えれば「シャイニング」のような哀しいような怖さがある。 この真実の取りようの曖昧さで、 恋愛映画にもなるし親子愛ドラマにも描けるのです。 最初大きな勘違いをしてしまい、 これは高嶺の花を一途に思うストーカー亡霊のドラマだ、 なんて哀れでこっけいなモンスター・・ ち・・違うんでした。 これは読めなかったです。 色んな見方ができる映画なので、 筋やラストがわかっても何回か観られると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-04 15:35:58)《改行有》

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