みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1261. プレッジ 《ネタバレ》 静謐ささえ漂わせながら、じわじわじわじわとラストまで一本の筋でつないでいくショーン・ペンの手際はなかなかのもの。ただ、あのラストにするんだったら、もう少し伏線の張りようはあったと思うけど。●それにしても、デルトロやクラークソンはまだしも、レッドグレーヴやミッキー・ロークやヘレン・ミレンの贅沢な使い方にはびっくり。ただ、わざわざそうする意味があったのかと言われれば、特になかったような気もするのだが。[DVD(字幕)] 5点(2007-04-14 21:27:50) 1262. プルーフ・オブ・ライフ 《ネタバレ》 交渉のシーンとか、脱出未遂シーンとか、最後の突入シーンとか、切れのある部分もあるんですよ。が、あっちこっちに出てくる説明台詞が足を引っ張ってたり、繊細な演技ができないメグがお人形さん状態になってたり(その分、前半ではパメラ・リードに負担がかかって、変にハイテンションになっている)、どうもうまくまとまってないのです。あと、前振りも長くないか?(クロウが前置きを終えて交渉開始にスタンバイするまで、50分くらいかかってますね)[DVD(字幕)] 5点(2007-04-09 02:31:43) 1263. 地上より何処かで どうでもいいような母娘のありがちなやりとりがそれっぽく続いているだけで、メリハリもほとんどなく、ドラマとしての面白みはありません。それぞれの場面設定や台詞に深みがなく上っ面をなぞっているだけなので、スーザンもナタリーも、どう演技していいのか困っているような感じ。大体、最初の方でナタリーは帽子をかぶっているが、それだけ表情の微妙な動きが殺されるということを監督は考えなかったのだろうか。ま、単純にナタリーがたくさん見られるということで、そこだけは評価しておまけの点数。[DVD(字幕)] 5点(2007-04-04 01:30:50) 1264. マイ・ルーム この3人なら否応でも難易度の高い繊細な表現を期待してしまうのだが、もしかして撮影現場の雰囲気は悪かったのではないかと疑ってしまうくらい、互いの呼吸が合っていない。メリルもレオも珍しく消化不良気味、辛うじてダイアンのレオとの初対面前後の部分の演技が良かったくらい。ポイントとなるべき場面がいくつかあるのに、そこをじっくりと追い切れていない演出力不足も不満。[DVD(字幕)] 5点(2007-03-29 03:38:19) 1265. ロマンスに部屋貸します 《ネタバレ》 あらすじからしてロマンチックで切ないはずなのに、全体の雰囲気が妙にじめじめ・うじうじしていて、何か煮え切らないのです。原因は何かと考えたら、人物設定の間違い。サムは女の子をとっかえひっかえするも満たされない、あるいは失敗しているということなのですが、ここは当然女性に縁のないもてない君であるべきだし、エレンが人妻なんてのも、何でそんなようにするのか謎。ブライアンに至っては、存在自体が物語上何の役にも立っておらず、まったく邪魔です。むしろ、2人の友人関係なんかをもっと充実させて、「顔を合わせない憧れの誰か」の存在を際立たせるべきでした。それと、原題は詩的でいい感じなのに、邦題もダメダメですね。[地上波(字幕)] 5点(2007-03-28 23:53:15) 1266. ホリデイ 《ネタバレ》 ナンシー・マイヤーズって、ほんとに想像力が貧困なんだなあということを改めて実感しました。せっかく大物女優2人を揃えたのだから、両ヒロインの人格設定やたどる道筋をきちんと対比させれば、いくらでも深みが出てきそうなのに、両方とも工夫なく同じように予定調和的にラストに向かっているだけ。また、ジャック・ブラックをラブコメに出させるという偉業を成し遂げていながら、その使い方を全然分かっていないため、持ち味がごく一部しか発揮されていません。結局、カップルをわざわざ2組出す意味がないのです。脚本で面白いと思ったのは、電話が交錯するシーンくらいでしょうか。各俳優の強力な存在感により、一応作品としては成立しているので、この点数。[映画館(字幕)] 5点(2007-03-25 02:02:38)(良:2票) 1267. ツイスター 《ネタバレ》 おいおい、これって、竜巻に近づく→はね返される→近づく→はね返されるのサイクルを延々と繰り返してるだけじゃん。嘘でもいいから、大都市に容赦なく竜巻を直撃させて、いろんなものを吹き飛ばした方が、その怖さも引き立つだろうに・・・と文句を言いつつも、ビル・パクストン様のマヌケ面+ヘタレ面(←ほめ言葉)は最初から最後まで存分に満喫できましたので、大甘の5点。[DVD(字幕)] 5点(2007-03-23 01:56:22) 1268. ファミリー・ゲーム/双子の天使 《ネタバレ》 ナンシー・マイヤーズって、いい素材の作品をださい素人演出で台無しにする人というイメージがあったのですが、これもまさにそうでした。何がまずいかといって、あちこちで頻出する説明台詞、説明動作、説明演技の数々。見ている方が恥ずかしくなります。そうかと思えば、プールサイドでの全員対面のシーンなんて最もポイントになるはずなのに、それぞれが状況説明の一言を吐いて終わり。そりゃないでしょ。登山のシークエンスなんてどうみても全部不要だし、そもそもこの内容だったら父の婚約者の存在自体が邪魔です(作中の家族にとってと同様に)。点数はもちろん、11歳にして二役という難役に挑んだリンゼイ・ローハンの頑張りに対して。[DVD(字幕)] 5点(2007-03-16 00:02:53) 1269. 華麗なるヒコーキ野郎 《ネタバレ》 これでもかというくらいの徹底した飛行映像には感服したが、内容的な部分ではそれ以外に特に何もないような…。ただし、命に関わるほどの嫌がらせをした相手といきなり仲良くなったりとか、スーザン・サランドンをいきなり消し去ったりとか、いきなり撮影スタントの世界に突入したりとか、今日の脚本基準ではあまり考えられない無茶ぶりはびっくりした。[DVD(字幕)] 5点(2007-03-11 01:59:57) 1270. 28DAYS 《ネタバレ》 更生の過程を地道に追っているのはいいが、あまりにも起伏がなく淡々としすぎで、主人公に共鳴するところまではいき難い。姉の二度にわたる訪問の場面など、感情が衝突すべき最も重要な場面なのだから、もっとじっくり掘り下げて描くことはできたはず。そういったところを飛ばして、なおかつ主人公の立ち直りの苦痛も言葉でしか表現されていないので、何となく空疎な印象を受ける。[DVD(字幕)] 5点(2007-02-16 01:10:50) 1271. レイジング・ブル 日常の退廃した会話と細切れのボクシングシーンが延々と交互に映されるだけで、内容的な面白みはあまりありません。デニーロについても、体型変化のインパクトだけでオスカー獲っちゃったような感じ(これよりも優れた演技はほかでいくらでもしている)。むしろ、ジョー・ペシの堅実な存在感の方が印象的だった。[DVD(字幕)] 5点(2007-02-09 02:22:23) 1272. 雨に唄えば 《ネタバレ》 ダンスは上手いのかもしれないが、2~3曲を除いては本筋と全然関係のない表現内容であり、勝手に踊っているだけにしか見えないので、「いつまでやってるの?」としか思わない。逆に、試写失敗時の落ち込みとか、吹き替え作業中の高揚した状態とか、作業終了時もしくは上映成功時の喜びなどを表現した歌/ダンスがないのが不思議だし、リナの方にも悲しみや苛立ちを表現した曲を1曲ぐらいは歌わせるべきだったと思うが。[DVD(字幕)] 5点(2007-02-05 00:35:18) 1273. クリムゾン・タイド 《ネタバレ》 そういえば、潜水艦ものってあまり面白いと思った記憶がないなあ・・・。大抵は狭い艦内で右往左往しながら大騒ぎしているだけであって、危険が全部言葉で説明されているし、映像的な面白みも少ないというように感じてしまいます。この作品もそれに含まれはするのですが、中盤手前の敵の魚雷攻撃への対応など、その前の訓練のシークエンスが見事に伏線として決まっている上に、無線と専門用語のやりとりを延々と続ける演出に力が入っていて、ここはかなりスリリングでした。ところが、その後のハックマンとデンゼルの分かりやすい対立によって、一気に底が浅くなってしまいました。あそこはやっぱり、対立を抱えながらも任務遂行との狭間で揺れる心理の綾を続けてくれないと。双方が武装して核兵器があるすぐ横で主導権の取り合いなんて、ほとんどギャグの領域です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-19 09:23:28) 1274. ハリーとヘンダスン一家 《ネタバレ》 あらすじからほとんど想像できるとおりの内容なのですが、担当者の執念のようなビッグフットのメイク+特撮は褒め称えたい。ラストのお遊びも面白かったです。[地上波(吹替)] 5点(2007-01-07 01:22:52) 1275. ベッカムに恋して 《ネタバレ》 B級ラブコメと思わせておいて、実は真面目なスポーツ特訓もの、というような展開を期待していたので、コーチとの恋愛沙汰云々にがっかり。女子サッカーという素材自体は新鮮なので、ああいうのを抜きにしても、十分優れた青春映画は作れたと思うのですが。肝心のサッカーの部分の撮り方がいい加減な上に変な映像操作をしていて、肉体の躍動感を表現していないのもがっかり。●ただし、主演の彼女のまっすぐな演技には、なかなか好感。何かまずいことがあったときの、「あ~あ」みたいに違う方を向くときの表情が良い。[DVD(字幕)] 5点(2007-01-03 21:16:02)(良:1票) 1276. ワイルド・ワイルド・ウエスト 内容的には、あっちこっちに拡散して焦点が定まっておらず、全体の構想が壮大に滑っているのではないかとも思えるのだが、小道具関係の異様なこだわりとか、一つのネタをずるずる引っ張らないテンポのよさによって、そこそこ面白く見られてしまうという困った作品。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-12-08 20:22:25)(良:1票) 1277. 真実の行方 ラスト一発のための作品ですが、その割に尺が長すぎ。もっとコンパクトにまとめられたと思います。実はローラ・リニー目的で見たのですが、冷静非情な検察官という役が合っていなくて残念(何となく、顔つきもいつもと違ってますね)。[DVD(字幕)] 5点(2006-11-12 04:05:48) 1278. ポセイドン(2006) すでに完成され尽くしていたオリジナルを、何の必要があってわざわざリメイクしたのかな・・・。脱出アクション以外の部分をほとんどすべて切り落とした潔さで何とか助かっているが、それでも制作の趣旨不明さは解決されていない。ジョン・シール御大のカメラも、これでは活躍の余地がありません。3人の女優さんがいずれも綺麗だったのが収穫。[DVD(字幕)] 5点(2006-10-18 09:44:12) 1279. レッド・オクトーバーを追え! 《ネタバレ》 もっとスリリングであるはずなのが、何か全体的に緩い空気感が漂っているんだよな・・・1つは、亡命ネタがさっさと確定しているので、心理の綾が削がれていること(それに、ソ連側の追撃の描写は、もっとウェイトを置くべきだった)。もう1つは、アレック・ボールドウィンだとあまりに存在が安定していて、必死さというか窮迫感というか、その辺がうすくなっていること。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-18 09:23:27) 1280. ザ・チェイス 意外に悪くなかったのでびっくり。ほとんどがカーチェイスという危機感あふれる設定と、割とのんびりした会話や展開のギャップが面白い。単純明快なラストの切り上げ方も良い。[地上波(吹替)] 5点(2006-09-28 03:29:50)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS