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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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121.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 3D表現でよくここまで表情を描けるものだと感心した。本当に役者が要らない時代がやってくるのかも知れない。体全体の動きのリアルさは、白雪姫のロトスコープの動きを、初めて観た時のことを思い出させた。背景画も旨い。陽の光のコントラストや柔らかさなどの表現が見事、と思ったシーンがいくつもあった。 わずかに気になったのは、ラプンツェルが自身の出自を知るところを、神秘性をそのまま失わずに、もうちょっと説得力ある形で、見せて欲しいのと、王様女王様と再開する所で、ティアラか何かの証が無くていいのか?という所。無くても親子なら分かり合う、というのならそれなりに描写がほしい。 あ、あとミュージカルに関しては、残念ながら楽曲的に、私には合いませんでした。特に湖の上の二人のデュエットはもうちょっと、シンプルで歌いやすいメロディのほうがいい。でも魔法の発動が歌による、というのはいいと思う。 ついつい文句を言ってしまうタチだが、総合的にはかなり良いアニメーションだった。劇場で3Dで観なかったことが悔やまれる作品だ。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-28 02:30:32)(良:1票) 《改行有》

122.  決断の3時10分 《ネタバレ》  捕らえられた強盗団の首領と、その男を列車で送致するために護送する男の物語。  リメイク版と比べると、非常にスピーディでテンポよく話の進む、コンパクト版。 チャーリーの残虐性も抑えられていて、最後の突撃に対する銃撃も、かなり少なく地味。リメイク版の、弾丸の雨をかいくぐる緊張感と、撃たれるか、いつなのか、というこちらオリジナル版の緊張感、どちらも甲乙つけがたい魅力。  汽車に乗り込む瞬間に、撃たれない工夫として、もうもうと煙る汽車の蒸気を使うのは、上手い。ただ、何もかもうまく行った「ハッピーエンド」が、若干安易にも見えるも事実。殊に、命を救われた借りを返しただけ、的な説明はいらなかった。ベンは、もっと違うもののために、汽車に乗ったのだと思う。それは、リメイク版を見ると、よりはっきり分かるようになっているのだが。  最後に、牧場主の求めていた雨が彼らに降り注ぎ、爽やかに物語を締めくくる。ダンを苦しめた干ばつの終わりを告げる、雨なのに明るいこのシーンは、彼らの明日を暗示していると思いたい。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-28 02:30:18)《改行有》

123.  昼下りの決斗 《ネタバレ》  正義の保安官に性根を直された昔のヤンチャ者が、今、年老いてからヤンチャな青年と仕事を共にして、青年の生き方を変えて死んでゆく、という実にカッコイイ西部男の話。    最後の「決斗」場面は、"早撃ちガンマン"的でない、リアルな世界観で良いのだが、自らの死の受け入れ様が、冷静というか達観というか、アメリカ人的な感じがしない。生死の狭間で生きている、辺境の西武人ならではの、生死感なのだろうか。[地上波(吹替)] 6点(2012-10-28 02:02:29)《改行有》

124.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》  妹が借りてこなければ、まず見ないタイプの映画だが、見てしまったので感想などを一つ。  バーナバスが成仏するとか、その愛が成就するとか、がその結末だと思っていた。確かに、彼の愛は成就したように見えるエンディングだったが、彼女は、彼の想い人の、直系ではない子孫だ。昔愛していた人に、良く似た親戚の子との恋が実って、メデタシメデタシってのは、どうかと思う。よくあるのは、生まれ変わり的なもので、それだったら200年の時を超えて結ばれる二人、という話になるけど、本人とは別モノとして描かれている。  こんなこと気になるのは、自分くらいかもしれないけど、戦いの最後に現れた時に、二人が邂逅する、という展開もアリなんじゃないかと思う。[DVD(字幕)] 5点(2012-10-21 03:19:01)《改行有》

125.  スノーホワイト(2012) 《ネタバレ》  昔、ある作家のエッセイで、女性読者の話としてこんな言葉を読んだ。「物語の中の女の子は、何故どこの馬の骨とも分からぬ王子を、それというだけで受け入れるのか?」  なるほど現代の女性は、相手のステータスだけで結婚相手を選ばない。自分と相手の気持の帰結としての、結び付きを求めている。  そういう意味では、今時は童話や昔話をしにくくなった事だろう。白雪姫にいたっては、「通りすがりの王子様」だもの。ちょっと、それはねえ。  そんな訳で今作の王子は、ちゃんとした隣国の王子で、スノーホワイトの幼なじみとなっている。彼女との思い出もあり、彼女も憎からず思っている。ところが、例の毒リンゴを食らわされて、この王子が泣きながらキスしても、覚醒めやしない。ここへ至ってやっと、白雪の相手は、命を助け合ったエリックの方なのだと気づく。生死と苦楽を共にした気持ちの結び付きは、遠い日の思い出よりも強いのだな。このあたりの展開も現代的、というか大人の物語として良いと思う。  ところで、毒リンゴのシーンに張り巡らされた、周到な罠には唸らされた。  冒頭に描かれた、白雪のイメージカラー、真っ白な雪のシーン、それと同じような雪のシーンで、「こちら側」感を出す罠。  幼少時の二人の遊びのエピソードとしてリンゴを使い、それと同じシチュエーションと見せかけて、それを毒リンゴと思わせない罠。  それまで女王自身、そんな大きな魔法を使えるとは思わせなかった罠。 ……で、まんまとそのシーンでアッといってしまった訳だ。  その後の、戦いに至るストーリーは、今時のファンタジー映画の流行りなのかもしれないが、私は好きではない。もうちょっと上手いこと魔法使いをやっつけるアイデアは無いものだろうか。  しかし好きでないとは言いながら、全体的には結構楽しめた。ちょっと前の『赤ずきん』よりかは、よっぽど。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-18 13:50:00)《改行有》

126.  大地震(1974) 《ネタバレ》  なんだよ、地震国日本の「地震列島」より6年も早くコレがあったのかよ。しかも、見てみれば、おそらくコレが、日本版の元ネタじゃないか、と思うほどの似通い様。  …なんて言ってみみるも、そういえば超低音を売りにした宣伝を見た記憶も、蘇ってくる。当時は、『ポセイドンアドベンチャー』以降の数多く作られたパニック映画は、なんか他の二番煎じっぽく思っていたので、観ていなかったが、地震で建物の倒壊するさまや、人々の脱出のドラマで、なかなか魅せてくれる。色んな人のドラマが少しづつ絡んでいて、数々の思いを起こさせる。殊に、州兵という存在とその危うさは、日本人としては興味深かった。  特撮的にも、ほぼ不満点はなく、というより同時期の日本のそれと比べると、見事という他無い。  それにしても、本作や、『タワーリング・インフェルノ』など公開された、この時代のアメリカの高層建築家は、怖かったろうなあ。と、二十数年前にサンフランシスコで大地震の起きた、10月17日にこれを見て、不謹慎にも思うのである。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-17 18:35:26)《改行有》

127.  アイアンマン2 《ネタバレ》  この話の中で、非常に重要な要素として考えられるのは、個人が強大な軍事力を持つということは、どういう事なのか?それは許されるのか?というような事だと思う。観ている者がそれを正義だと思ったとしても、それを許すべきなのかどうかは、微妙な問題だ。  しかし、物語は、結局は、それに対抗する個人軍事力(しかもロシア由来)と、なし崩し的にそれに対する闘いの物語になって、結果オーライで、その個人は、軍から表彰される。  アイアンマンを評しないで、こういう事を言うのは何だが、この物語は、アイアンマン(1)が提議したものに、真っ向から泥を塗った形になっているのではないだろうか?確かに、バトルスーツとその戦闘シーンはカッコイイ。しかし、その意義的には、頷けない。  ああ、思い出した。合衆国には修正憲法があって、 「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であり、 人民が武器を保有し、またそれを携帯する権利を侵してはならない。」 だそうだ。これは、個人が国家の力を上回っても、有効なのだろうか?[地上波(吹替)] 5点(2012-10-08 06:39:22)(良:1票) 《改行有》

128.  現金に体を張れ 《ネタバレ》  この強盗のキモは、バーで騒ぎを起こして、警官を引きつけた隙に内部に入り込み、窓から金を放り投げて、仲間に渡す。たったこれだけだ。持ち込むのに苦労したでかい銃より、自動拳銃1丁もあれば充分だったはずだし、馬なんて殺す必要もない。  でも、見ている途中では、そんな事わからないので、着々と計画が進んでいるさまが、ドキドキ感を盛り上げる。ただし、各人の行動を描写する時に、時間が戻るのがちょっと違和感。悪妻の若いツバメ絡みの話とその描写を、もうちょっと見たい気がした。なんか、「あ、お前いたんだっけ」的な感じ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-05 19:01:46)《改行有》

129.  遊星からの物体X 《ネタバレ》 旧作は未見。  触れた生き物に擬態できる宇宙生命体が、南極基地の人間を襲う。人間に擬態できるから、仲間を信用出来ないという、サスペンス。  でも、触れた生き物に擬態ってのが、ちょっと漫画的で、しかも細胞レベルで、相手に擬態って、リアリティに欠けるな。液体一滴で生きていて、それに食われちゃうっていうのに、それが分かる前の段階で、もうピチャピチャ、チャプチャプ、ランランランだもの。全員感染しててもおかしくない状態だったし。  とは言うものの、なかなかドキドキ・ハラハラさせてくれて、楽しめました。宇宙生物は、キモチワルくていいんだが、も少し見せ渋ったほうが、いいんじゃないだろうか。姿を見せちゃった後のETみたいで、ちょっと生きてる感に欠ける。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-04 02:56:15)《改行有》

130.  ネバダ・スミス 《ネタバレ》  両親を殺された、白人・インディアンの混血児の復讐譚。  3人の犯人のうち、2人目を倒した後で、神父だか牧師だかに救われ、復讐を諌められる。3人目の悪事に相乗りするかに見せて、その現場で復讐を果たそうとするが、この男だけ息の根を止めるに至らす、大怪我を負わせただけで、去ってしまう。  キリスト教徒的には、あるいは、現代的なモラリスト的には、いい結末なんだろうけど、この人はインディアンの女の善意と希望を踏み越え、土着の農業女の命の犠牲の上に、そこに至っているのだから、初志貫徹して欲しい気がする。  最後に出てきた、主人公に銃と復讐の手ほどきをした商人が、最後の最後になにか絡むのかと思ったが、残念。ここで出てくると、彼の別れ際の言葉「仲間と言えども信用するな」が、重要な伏線として、効いてくるのかと期待してしまうじゃないか。[DVD(字幕)] 5点(2012-10-03 23:21:54)(良:1票) 《改行有》

131.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》  ラジオ番組で、竹内香苗嬢がオススメしていたので鑑賞。  あちこち壊れてるし、みんなで押さないと動かないけど、それでもそれに乗って走らなきゃいけない。なるほど、あのポンコツワゴンは、この家族そのものなのか。  でも、乗ってる奴らは、乗っているにつれて、だんだんマトモになってきてるよ。  みんなで、舞台に上がって踊る場面より、帰るときにみんなでワゴンに乗り込むシーンに、何故かグッときた。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-02 14:10:43)《改行有》

132.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》  今まで、『ポセイドン・アドベンチャー』の二番煎じっぽいイメージで、敬遠していたのが大間違いの面白さだった。『ポセイドン~』のような、感動の名場面というのは無いけど、消防士と設計者二人の男の魅力がスゴイ!ビルに取り残された人のドラマとして、何組かの恋人たちが登場するが、そんなモノよりも、やはり、この二人の男のドラマだと感じさせる。  次第しだいに事故が明らかになり、大きくなっていって、最初の人々の考えの甘さも相まって、惨禍を大きくしてしまう様が、とてもドキドキするスリルになっている。  それと、いい加減な施工をした悪者が、結局天罰(というより蜘蛛の糸的な自滅)をうけるのもいいな。さらに自分的には、最後ネコが助かってよかった。  ところで、施工者だけのせいにしている様に見えるが、動作やフル定格のチェックなど、しないのもどうかと思う。私は昔、電気の先生に、定格を超えた電線は、線のすべてが一気に燃えるから(一本の線には、どこにも同じだけの電流が流れているから)気を付けろ、と言われたものだが、あんな恐ろしい手抜きがあるのだろうか…。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 08:03:10)《改行有》

133.  タイム・マシン/80万年後の世界へ 《ネタバレ》  時間を自由に移動できる、という発想とその描写に対して、行った先の世界の魅力が釣り合ってないのが残念。「良い世界ではない」という意味ではなくて。  未来に行って、大冒険をして帰ってきたが誰も信じない、という、この「大冒険」の部分の面白さと、信じてくれないというオチを見せたかったのだろうが、いかんせん、「未来に行く」という部分の魅力が大きすぎるのだと思う。花の開花の微速度撮影など、映像的時間操作をそのまま上手く、タイムマシンの動作として見せているのもさすが。  タイムマシン装置自体もうまく作ったものだ。あそこまで作ったら、キャスターくらい付けたかったろうが、定点という所がまた原初っぽくていい。最初の機械があの形なら、なるほどエメット・ブラウン博士が、自動車に組み込んだのも素直に頷ける、などと思うのも今となっては面白い。  それにしても、アメリカ映画の主人公は、異国の地でも戦場でも、宇宙の果てでも未来でも、必ず現地の女と恋に落ちるな。[DVD(字幕)] 6点(2012-09-22 07:13:06)《改行有》

134.  2012(2009) 《ネタバレ》  この映画に対する不満は、全てここに描かれる生き残り策への、倫理的な嫌悪感に尽きる。物語の中の行動に、文句を付けるのは野暮というか、神に文句を言うくらい無意味だと、最近思い始めてはいるが、それにしてもこれを作った人たちの倫理観が透けて見えるようで、反吐が出る。  私の感覚では、最後に「助かった!生きててよかった!メデタシメデタシ」とする物語では、その過程で重大な倫理欠如があったら、ダメだ。つまり、命のチャンスや権利をカネで買うという方法論は、NGだ。  腹いせのように人間の王の姫を誘惑して産ませた子に、戦いを押し付けて、最後メデタシメデタシとした『タイタンの戦い(2010)』を思い出す。  実際、自分は興奮冷めやらぬ「劇場鑑賞直後バイアス」がかかっているはずの時点ですでに、「ケッ、オレはあの船に乗れない組じゃねえか!」と思わずにはいられなかった。(今、Goolgle先生に教えてもらったら、一人あたり1027億円だそうだ)  つまり、誤解を恐れすに、この映画を一言で言うと、終わりよければ全てよし、である。…いいのか?[DVD(字幕)] 4点(2012-09-16 10:57:19)《改行有》

135.  タイタンの逆襲(2012) 《ネタバレ》  これ、登場人物の多くは親兄弟、親戚といった範囲の争いだからな。なんだか、嫌になってくる話だ。こんな連中を、神と呼ばなきゃならん人間が、一番不幸であることは、間違いない。  で、戦い・殺し合い・戦い・殺し合い、ずーっとそんな話で、親・兄弟が殺しあう事のドラマなんか通り一遍。そんなの期待しちゃいけない。描く気もない。そういう映画。  まあ、薄々そうではないかと思っていたが、やっぱり騙される。わかっちゃいるけどやめられない私は、やっぱりタダの人間だ。[DVD(字幕)] 4点(2012-09-09 15:49:28)《改行有》

136.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》  ダメだと思っていたもの、旧式で「使えない」と思っていたものが、そうではないことを証明する物語。  前半、というか大半は、イージス駆逐艦の話で、シリアスで四苦八苦の戦闘物語である。アメリカ映画によくある「SFXの力技で見せるパニックムービー、大した内容なし。」に見える。ご都合主義的な展開も多い。  しかし、ミズーリでの戦いは、非常に面白い。第二次大戦の頃の戦艦が、(宇宙船にするでもなく!)宇宙人と戦うってアイデアが、奇抜で良いし、単純に古いもの、ロートルでも役に立つって話も、この年になってみると嬉しい。登場時こそは重々しくカッコ良かった退役軍人たちも、艦を稼働する時にはアメリカ人らしいノリの良さで、楽しささえ感じてくる。そして、その戦いも旧式艦のハンデをカバーするような、奇抜な作戦が見事。何より何より、巨大戦艦が海上を航行する、その勇姿のカッコイイこと!  このミズーリの部分は、もうっとたくさん観たかった。もっと描く事もあったはず。前半子供に「戦艦と駆逐艦」について垂れた講釈と絡めて、もっとダメだと思っていたもの、「戦艦ミズーリ」をフィーチャーしても良かった。  ところで、「犠牲者が出るから手が出せない。こっちに来て副操縦席に座ってみろ」なんて言う司令官は、軍人としてどうなの?[DVD(字幕)] 7点(2012-09-07 20:35:58)《改行有》

137.  イエスマン "YES"は人生のパスワード 《ネタバレ》  ラジオ番組での、赤江珠緒嬢のオススメ作品なので鑑賞。  何だか啓発サークルっぽいものに対する嫌悪感、と同時にポジティブ志向・ポジティブシンキングに関する胡散臭さ、というようなものが思い起こされて、そういうものをヨシとする「オレ、ポジティブだろ?」的な風潮に、辟易している自分には、ほうら見ろ、とも、うんざり、とも言える物語。  確かに、無理やりな「イエス」によって巻き起こる騒動には、笑わせられるけど、その出処に、先述の通り不満を持っているので、中々素直に笑えない。多分これは、そういう事を考えずに、「笑えればいい」というだけで観る、ライトなラブコメ、という種類の映画なんだろう。  で、最後の古着寄付の件で、やっと「ポジティブ派」への皮肉になるのだけど、そこまで辿ってきて、それをやるのは、カール、アンタ結構イヤなヤツかも。[DVD(字幕)] 4点(2012-08-30 09:19:39)《改行有》

138.  シェーン 《ネタバレ》  日本の昔が侍だけの世界でなかったように、アメリカの西部開拓史というのは、ガンマンだけの世界ではない。むしろ、農地開拓の歴史が、アメリカを西へ押し広げたのだという。この映画は、最後に悪漢をカッコよく倒して、颯爽と去ってゆくガンマンをヒーローとして描いているように言われるが、実はその大半が、自ら耕す農民の正義と、新旧の世代の戦いを描いている。  シェーンは自分が銃で物事を解決する時代の側の人間であることを自覚して、それから抜け出そうと農民の社会に生きようとするが、結局は辺境の治安維持の不備によって、力を行使せざるを得ない状況に陥る。  彼がカッコイイのは、自らを傷つけながらも、新世代を無垢のままに守ったからだ。スターレットを直接守ったのはもちろんだが、その目の前で人を殺してしまったジョーイ少年を、銃の世界に引き込まぬようにか、一家の前から去るその潔さ!  それにしてもライカー、インデアンから土地を守ったという、彼の言い分にも一理あると思ったが、やり方がダメすぎたな。 【追記】  何でもWikipediaによれば、ラストシーンに関して、シェーンの生死の議論があるそうで…。そう言われてみると、ラストのシェーン一人のカットは、モノクロかと思うほど色調も暗く、死を暗示させる。が、シェーンは馬を操っているし、何よりこれがシェーンの死を表現しているとしたら、わかりずら過ぎるし、悲しすぎる。[DVD(字幕)] 8点(2012-08-19 05:43:23)《改行有》

139.  恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 ラヂオで劇団ひとり氏がオススメしていたので鑑賞。  ラブ・ストーリーはあまり好きでなく殆ど見ないので、途中ちょっとダレたが、まあまあ面白かった。SFでよくある、何回も同じ日を生き直す、タイムループの話。でも、変にSFチックに種明かしが無いのが良い。何度も無謀な(または自殺の)一日を繰り返す部分は、もうちょっと短くできて、しかもそのほうが良いと感じた。  予め何度も予行演習したり、有り余る時間をかけて、数々の技術を習得したり、予め知っている災難を救ったりして、意中の女性の心をつかむ。…なんか、するいよなあ。ま、普通に考えると、その限り無い努力(情熱?)によって、ついに思いが成就して、やっと彼の人生は先へ進めるって事なんだろうけど。  さて、原題はそっけない。やっぱり、自分の影を見て、ふたたび巣穴に戻る、というあたりが、もう一度同じ日をやり直す、という状態に掛かってるっぽいけど、ちょっと良くわからない。それにしても「もう6週間冬」と「もうすぐ春」の二択って、大雑把な占いだな。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-16 16:51:10)《改行有》

140.  地球の危機 《ネタバレ》  こういう古いSF映画は、映像・科学設定の部分が陳腐化するのは、仕方がない事が多い。多くの映画は、それでも他の部分で楽しめるものがあるものだ。この映画の場合、このスーパーサブマリンの中で起こる、乗組員たちの反乱の疑惑を中心とした、ドラマにあるはずだ。…はずだ、というのは、私にはこれが全然楽しめる部分には感じなかったからだ。  艦の中で、様々な事件が起こるのだが、いろんなことを詰め込みすぎて、独裁的な提督に反対している人の起こした事件、の影が薄い。誰なの?何故なの?っていう謎の強調も弱くて、大だこの事件(おい、海底2万哩のパクリかよ)なんかを見ているうちに、忘れてしまう。そういう意味では、サスペンスの部分がダメダメなのが残念。  ただし、最初に海からザッパーンと浮上してくる、シービュー号はカッコイイ。本当の潜水艦の現れ方だ。その後の水中カットは、変化がなくてガッカリだけど。ノーチラス号は魚の形をしていたが、このシービュー号は、黒くて細長いその船体がうなぎのように見えたことも、付け加えておく。[DVD(字幕)] 4点(2012-08-16 06:50:25)《改行有》

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