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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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141.  新・刑事コロンボ/影なき殺人者<TVM> 《ネタバレ》 公判を途中で止めさせて犯人である弁護士に近づくコロンボもどうかと思うが、それよりも犯人のアリバイトリックがあまりにもあり得なさすぎて笑えるし、もし断られたら犯人はどうやってアリバイ作りをするのだろうと考えてしまった。あんな妙なことを頼まれたら普通断るだろうし、たとえ引き受けたところで、スピード違反よりも先に交通事故を起こすだろう。今回の犯人は有能な弁護士なのだが、それをうまく活かした話にしたほうがよかったのではないか。同じように弁護士が犯人のエピソードならはっきり言って「古畑任三郎」の「しゃべりすぎた男」のほうがよっぽど面白い。今回はシリーズの中でもとくに適当に作ってしまったという感じがする回だった。それに邦題の「影なき殺人者」というのが言葉通りの意味すぎるのもちょっとなあ。ただ、ぼくも今回コロンボの捜査に協力する女性警官がけっこう印象に残ったのでそこに1点プラスして4点。[CS・衛星(吹替)] 4点(2013-06-18 20:49:31)

142.  新・刑事コロンボ/殺人講義<TVM> 《ネタバレ》 今回の犯人は二人組の大学生で、なんとコロンボがゲスト講師として講義をしている目の前で犯行に及ぶという大胆さだが、その殺人は試験問題を盗んだことがばれて口封じのために教授を殺すという軽いモノで、言ってしまえば若気の至り。犯人ふたりはいかにも浅く、見ていて少しいらつく程度なのでドラマとしても普通以下の印象で可も不可もなくといったところであまり面白くはない。犯人のひとりの父親役で「指輪の爪あと」で犯人を演じていたロバート・カルプが登場するが、むしろこのロバート・カルプを犯人役に別の作品を作ったほうが面白くなるのではと見ながら思ってしまった。講義でコロンボが「完全犯罪の誤算」の事件の話をしていて(ほかに「策謀の結末」の事件の話題も少し出てくる。)シリーズとしてのつながりを感じさせていて思わずニヤリとしたが、証拠のでっち上げについての生徒の質問にはそんなの日常茶飯事だと見ているこちらが思わず答えたくなってしまった。[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-06-16 16:07:21)

143.  新・刑事コロンボ/マリブビーチ殺人事件<TVM> 《ネタバレ》 今回は中盤近くになって犯人があっさりと自供を始めてしまい、おかしいなと思っていると、実は被害者は犯人が射殺する前に既に撃たれて死んでいたのではという捻った脚本になっていて、犯行シーンは一応描かれているものの、真犯人が誰か分からず二転三転するという展開が面白く、このシリーズとしては久々に見ごたえのある作品で、ほんとうに珍しい展開だが、それ以外の部分はオーソドックスなつくりになっていて、奇をてらったような演出もなく見ていて安心感があるのもよかった。(これまで見た新シリーズの作品では、犯人がコロンボを誘惑したり、奥さんの葬儀のシーンから始まったりと少し奇をてらった演出の作品も多かったように思う。)最後の解決シーンも実に鮮やかで見事だった。一般的に70年代のシリーズに傑作が多く、新シリーズでは凡作や駄作が多いとされているシリーズ(全部見たわけではないのだが。)だが、そんな新シリーズでも脚本さえよければ面白いものを作ることができるという証明のような作品だと思う。[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-09 14:57:03)(良:1票)

144.  インナースペース 《ネタバレ》 「ミクロの決死圏」を見た流れで取りあえず本作も見てみたが、こちらは「ミクロの決死圏」とは違い、人体内の冒険よりも、ミクロ化実験に必要なチップが奪われてしまい、それを取り返すほうに主観が置かれているため、「ミクロの決死圏」とはかなり印象の違う映画になっているが、こちらも面白かった。体内に入られる人間が健康体で、体内のミクロ化した側の人間と通信で会話したり、キスがきっかっけでまた違う人の体内に入ったりするのが、「ミクロの決死圏」との最大の差異だ。ストーリー展開としてはシリアスだが、コメディー要素も強く安心して見ていられるのもよかった。見る前は中学生くらいの頃に見ておけばよかったかなと思うかもと不安だったのだがそういうこともなかった。主人公は一応ミクロ化するタック(デニス・クエイド)ということになっているが、設定上彼の存在感は薄く、タックが体内に入り込むことになる内気なスーパーマーケット店員 ジャック(マーチン・ショート)が自然と主人公然としてくるのは仕方のないところ。頼りなさげなジャックがタックに励まされ徐々にやる気を出してくるあたりは単純だが爽快感があっていい。デニス・クエイドの恋人役がのちに彼と結婚することになるメグ・ライアン(懐かしい!)で、共演シーン自体は少ないが、ラストシーンは二人の結婚式のシーンというのもあとから見れば意味深に思える。でも現実ではその後別れてしまったのは残念だった。[DVD(字幕)] 6点(2013-05-30 22:57:33)(良:1票)

145.  新・刑事コロンボ/かみさんよ、安らかに<TVM> 《ネタバレ》 冒頭、葬儀のシーンからはじまり、それまでの経緯が回想形式で語られていくのがこのシリーズでは珍しいし、過去に夫がコロンボに逮捕された経験を持つ女が犯人で、復讐のためにコロンボ夫妻を殺そうとするという設定は面白い。しかし、今までこのシリーズを見ていれば早々に葬儀がでっち上げだとは想像がつき、実際その通りで、面白くもなんともないし、逆に犯人を逮捕するためのニセの葬儀にしてはえらく大げさにやりすぎている。犯人の動機はよく理解できるものだったので、普通にいつも通りやっていたほうが良かったのではないかと思う。最初に書いたように設定だけは面白いのだが、今回は邦題が原題の直訳に近く、インパクトのあるタイトルでなにか目新しいことをしようとして見事に失敗しているという感があり、はっきり言って駄作である。今回、犯人は最後にコロンボを思いっきり殴るが、思わず犯人に同情してしまった。コロンボの部下の警官の吹き替えを「狂ったシナリオ」で犯人を吹き替えていた池田秀一が担当しているのがなんか面白い。[CS・衛星(吹替)] 3点(2013-05-29 01:55:03)

146.  新・刑事コロンボ/恋におちたコロンボ<TVM> 《ネタバレ》 新シリーズになってから主演だけでなく製作総指揮もつとめるようになったピーター・フォークが自ら脚本を担当し、犯人役にフェイ・ダナウェイを迎えるというやたら気合いの入った一本。邦題の「恋におちたコロンボ」の通り、今回のコロンボは犯人にしつこくまとわりつくというよりは、まるで犯人とデートをしているような雰囲気になっているが、どちらかといえば犯人のほうが最初にコロンボに魅かれていったという印象。いつもコロンボが去り際にいう「あともう一つだけ。」を先に犯人に言わせるあたりなどは面白いし、犯人と共犯者の関係が最後になって明かされるという展開も意外性があってよかった。フェイ・ダナウェイは「俺たちに明日はない」の印象がなんといっても強く、クールビューティーなイメージがあるが、この作品では齢を重ねているせいか、だいぶ印象が違う。それでもなかなかのオーラを放っていてスターの貫ろくが感じられるのはさすがといったところか。ただ、吹き替えが高畑淳子なためか、しゃべり出すとフェイ・ダナウェイが高畑淳子に見えてきてしまうのがちょっと違和感を感じた。とはいえ、あまり期待してなかったせいか、作品としてはけっこう楽しめるものになっていたと思う。[CS・衛星(吹替)] 6点(2013-05-28 02:41:57)

147.  ミクロの決死圏 《ネタバレ》 なによりもまずミクロ化した人間が人体に入っていくというアイデアをこの時代に見事に映像化していることが素晴らしく、人体内部の表現がいかにも手作り感のある「特撮」という感じがいい。脚本もよく出来ており、心臓を通り抜けるシーンや、肺から空気を集めるシーン、中でも内耳でのシーンでの緊張感はすごく、ハサミ1本落ちた音の影響で衝撃が耳に伝わる展開がハラハラものだし、抗体や白血球の攻撃をうけるシーンもスリリングで見ごたえじゅうぶん。一応政治的背景がありながらも、そこを全く掘り下げることなく、あくまでミクロ化して人体の中を冒険する娯楽映画であることに徹しているのが潔い。1時間のリミットが設定されているが、ミクロ化してから映画が終わるまでがちょうど1時間ほどなのもリアル。ミクロ化して人体の中へというと個人的に「ウルトラセブン」の「悪魔の住む花」(10代の松坂慶子がゲスト出演。)を思い出してしまうが、あの話はモロにこの映画の影響をうけているのだろう。人体内のセットが似ている気がする。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-26 13:09:01)(良:1票)

148.  新・刑事コロンボ/迷子の兵隊<TVM> 《ネタバレ》 今回の犯人のアリバイ工作はつっこみどころ満載の穴だらけでコロンボとの対決に見ごたえがなく、本棚から出てきた兵隊の人形が証拠になるんだろうなあと思っていたらまさにその通りで、加えて犯人も魅力がないので、作品自体に面白みを見出すことができない。今回の犯人の殺害方法は闇討ちでナイフによる刺殺というシンプルなもので、アメリカらしく射殺が多いこのシリーズでは逆に新鮮に感じる。(これが「汚れた超能力」のような殺し方になるとやりすぎになってしまう。)冒頭とラストに犯人が使っている南北戦争の戦場を模した模型がやけに印象に残るように映し出されているのが、どこかのおもちゃ会社とのタイアップのように見えてしまった。吹き替え版で将軍の声を担当しているのは「権力の墓穴」で次長の吹き替えを担当していた北村和夫であるが、前回に比べると今回の方が役柄に合っており、違和感はあまりなかった。[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-05-24 23:37:40)

149.  新・刑事コロンボ/完全犯罪の誤算<TVM> 《ネタバレ》 犯人役のパトリック・マクグーハンが監督を兼任したエピソード。「祝砲の挽歌」でもマクグーハン演じる犯人は冒頭から犯行の準備を入念に行っていたが、今回も犯行に使う拳銃の薬莢を分解するシーンがあり、「完全犯罪の誤算」という邦題のとおり、緊張感のある丁寧な細かい描写には感心した。(見る前はなにをいまさらなタイトルと思っていたのだが。)コロンボがなかなか犯人の手掛かりをつかめないという展開も見ごたえがあって面白かったし、コロンボをなんとも思っていないような態度など今回の犯人は余裕しゃくしゃくで、そのうえやたら紳士的に見え、キャラクターとしてはかなり印象に残る。(今回、犯人役マクグーハンの吹き替えを担当しているのは久米明。紳士的に見えるのは彼の落ち着いた穏やかな声のせいもあるのかもしれない。)でも、やはり犯人が犯行時に噛んでいたチーズとガムの噛み跡が決め手というのはいささか強引な気もする。途中出てくるユダヤ人のギャグがなにが面白いのか分からないが、それよりもつい、もう一つのアイリッシュのギャグが何なのか気になってしまった。劇中にfaxやリダイヤル機能のついた電話が登場していて、いかにも90年代初期ごろの作品ということを感じさせている。[CS・衛星(吹替)] 6点(2013-05-21 22:18:06)

150.  新・刑事コロンボ/華麗なる罠<TVM> 《ネタバレ》 被害者が犯人の義父や妻だと思わせておいてそうではなかったり、犯行シーンで歯科医である犯人の用いるトリックは凝っていてそこまでは面白かったが、想定外の被害者や殺しの方法に凝るあまりそのあとの展開がおざなりになってしまった印象が強く、全体としてはあまりパッとしないイマイチな出来になっているのが残念。コロンボが愛車であるブジョーにパトランプをつけようとする登場シーンはコミカルで、思わず微笑ましくつっこませてもらった。しかし、下の方も書かれているが、その後の現場検証のシーンで葉巻につける火を探しているコロンボに対して物証であるマッチを差し出す警官はいくらドラマとはいえ、リアリティーがなさ過ぎておいおいと呆れてさっきとは違う意味でまたつっこみを入れてしまった。検死官の吹き替えをしている宮内幸平が懐かしい。[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-05-19 17:29:49)

151.  新・刑事コロンボ/だまされたコロンボ<TVM> 《ネタバレ》 雑誌の売り上げを伸ばしたい出版社の経営者である犯人がそのために共同経営者の女性と共謀して失踪事件をでっち上げ、コロンボを出し抜くという展開だが、いつも犯人を出し抜いているコロンボが逆に犯人に出し抜かれるというのが面白かった。その画策は本当に見事で、出し抜かれる側にまわるコロンボが主人公のシリーズなのに、なぜかこの展開は見ていて気持ちがよかった。終盤は狂言による失踪事件は実は犯人がこの共同経営者を殺すために仕組んだことだったというふうになっていて、終盤になってようやく殺人事件が発生する。なのでこの殺人がとってつけたような感じになってしまっており、そこからはいつも通りの展開でなんだかなあ。その殺人も犯人の大きなミスが原因であっという間に解決してしまうので、終盤はけっこう物足りなかった。狂言失踪だけで終わって殺人が起こらないという展開もアリだったとは思うが、さすがにシリーズものとしてそれはできなかったのだろう。最初のほうは面白かったのに終盤で損をしている、そんな作品になってしまっている。あと、「だまされたコロンボ」という邦題だが、あまりに直接的すぎてちょっとどうかと思う。でも、なんだかんだ言ってラストはけっこう印象的だった。今回の犯人の男はニヤケ顔が特徴的で、吹き替えを担当している中尾隆聖は実にハマリ役。[CS・衛星(吹替)] 6点(2013-05-09 12:07:41)

152.  新・刑事コロンボ/殺意のキャンバス<TVM> 《ネタバレ》 今回は冒頭からコロンボが登場し、「権力の墓穴」や「歌声の消えた海」のような特別事情のあるエピソードでもなさそうなのに珍しいなと思っていたらどうやら中盤で飼い犬に手をかまれるという話を出したかっただけのようで、ひょっとしたら今回の犯人のもとにいる女たちが離れていくというのを意味しているのかもしれないが、あまりに遠回しすぎる気がするし、それ以外には犬はなんの関係もなく、わざわざコロンボを冒頭から出さなくてもよかったのではと思えてしまう。被害者の見た夢のシーンでは映像を白黒にしていて、この雰囲気はけっこう好きなのだが、結局事件の解決方法は夢とはなんの関係もない普通の証拠が決め手となるため、この夢のシーンはただ思わせぶりなだけで終わってしまっていて、はっきり言ってこういう表現をやりたかっただけのようにしか思えないし、今回の話は今までみたこのシリーズの中でいちばん適当で雑なつくりになってしまっている。吹き替えに関しても、犯人の吹き替えを担当している森山周一郎の声が渋すぎて、俳優の顔と合っておらず残念。それに犯人がしゃべるたびに、「紅の豚」のポルコ・ロッソが頭に浮かんでしまい、心の中でずっと「ポルコ・ロッソだー!」と叫んでた。本編だけだと4点くらいでもいいのだが、この吹き替えのキャスティングに1点マイナスの3点。ポルコは好きなのだが、今回の犯人である画家の声に森山周一郎というのはものすごいミスキャストにしか思えない。[CS・衛星(吹替)] 3点(2013-05-06 16:26:21)

153.  新・刑事コロンボ/大当たりの死<TVM> 《ネタバレ》 宝くじで大金を手にした男がそれを伯父に話したがためにその伯父に殺されるという展開が妙にリアリティーを感じさせるストーリー。パーティーを開いてアリバイを作るというのが前に見た「迷子の兵隊」と同じでややマンネリ感があるし、不倫関係の男女が出てくるところも同じ(今回は犯人と被害者である犯人の甥の離婚調停中の妻。この二人の関係の描き方はストレートに思えるが、少しわざとらしい気もする。)なため、ある意味では見ていて安心感さえ漂う。被害者が預かっていたチンパンジーが犯行の一部始終を目撃しているが、このチンパンジーを殺してしまっておけば、犯行が露見するのをもう少し遅らせることが出来たかもしれないとつい思ってしまった。案の定、ラストではチンパンジーの指紋が証拠になっているし。でも、そこに犯人の不倫相手である被害者の妻を連れてきて口論させ、ムリヤリ自白させるという展開は少々やり過ぎとも思える。今回の犯人役の俳優は「メン・イン・ブラック」でZを演じていたリップ・トーン。吹き替えは阪脩だったが、MIBの民放テレビ放送版の吹き替えでは石田太郎がZの声を担当していたので、コロンボ登場後は少し不思議な感じがした。[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-05-05 16:54:03)

154.  新・刑事コロンボ/幻の娼婦<TVM> 《ネタバレ》 恋人の浮気現場を目撃したうえにその恋人の口から自分への屈辱的な言葉を耳にしたセックスカウンセラーの女性が別人に変装し、その恋人を射殺するというシチュエーションはなかなか面白いし、この犯人の動機もよく理解できる。話としても犯人の心理がよく描かれていて、最後、変装している間は本当に別な自分になれた気がしたという意味の言葉をコロンボにいうシーンは思わず感情移入させられた。しかし、個人的には変装後の犯人が化粧の濃いおばさんにしか見えず、さほど魅力的とも思えなかったのは残念。せめてもう少し演じる女優の年齢が若ければ、最後の犯人のセリフも説得力が増したのにと思うとなんか惜しい気がする。でも、本作は今まで見た新シリーズ3本の中ではよく出来ていると思う。コロンボがテューバを演奏し、それに合わせて噴水がダンスをするように動くシーンは、本筋とは直接関係のないシーンだが、微笑ましくて印象に残った。[CS・衛星(吹替)] 6点(2013-04-08 17:27:54)

155.  新・刑事コロンボ/狂ったシナリオ<TVM> 《ネタバレ》 今回、コロンボは登場直後から犯人である若手映画監督にしつこくつきまとい、しかもそこから大半がコロンボと犯人のやりとりで占められていて、コロンボのしつこさにはっきり言って見ているこちらのほうも犯人と同じようにウンザリしてくる。また、大したドラマがあるわけでもないのであまり面白くない。ラストの解決シーンも見ていて痛快に思いながらもやたらと芝居がかっていて少しやりすぎの感が強かった。ただ、映画スタジオが舞台になっているのは面白かったので甘めかもしれないがそこに1点プラス。[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-04-06 19:16:30)

156.  新・刑事コロンボ/汚れた超能力<TVM> 《ネタバレ》 「策謀の結末」から11年ぶりに作られた新シリーズ第1話(通算第46話)ということもあってか、始まってから事件が起きるまでが長く、コロンボ登場をかなり焦らしている。その分、今回のコロンボ登場シーンはかっこよく演出されていて印象に残るものとなっている。しかし内容としては殺人の方法がギロチンで首をはねるというものだったり、解決方法もコロンボがわざわざギロチンに頭を乗せて犯人をだますという命がけの手段で、少々やりすぎ感があり、旧シリーズとは違うものを目指したいのは分かるが、これはちょっとなあ。それでも全体的にはけっこう楽しめたし、娯楽作品としてはそう悪くはないように思う。インチキ超能力者である犯人の吹き替えは野沢那智であるが、これがハマっていて、いかにも胡散臭い雰囲気が漂っている。(原語だとまた違った雰囲気なのかもしれないが。)コロンボの声は新シリーズの今回から石田太郎が担当しているが、この間まで小池朝雄のコロンボを見ていたためか石田太郎のコロンボに最初は若干の違和感を感じたものの、すぐに馴染むことができた。(「金曜ロードショー」でこのシリーズを放送していた頃にもっと見ておけばよかったかも。)それにしてもBSPでの放送は順不同ではあるが、せめて旧シリーズを全部放送してしまってから新シリーズを放送したほうがよかったのではないか。[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-03-27 00:39:43)

157.  M:i:III 《ネタバレ》 同じ評価点ではあるが、ジョン・ウー印のトム・クルーズのPVと化してしまった感のある2作目よりはストーリーの面白さで魅せる構成となっていて、前作よりははるかに面白かったと言える。でも、やっぱり派手な見せ場シーンが多く、一作目ほど緊張感がないので印象としては可もなく不可もなくといったところ。一作目からちょうど10年後に作られた作品で、冒頭の婚約パーティーのシーンにおける「この仕事を始めて10年だ。」というイーサンのセリフが妙に印象的。トム・クルーズはかなりこのシリーズに愛着があるのだろう。3作目までほぼ間をおかずに見て、少々飽きてきた気もするが、ここまで来たら残る1本も見てみよう。[DVD(字幕)] 5点(2013-03-21 20:08:03)

158.  刑事コロンボ/歌声の消えた海<TVM> 《ネタバレ》 コロンボが休暇で奥さんと一緒にメキシコ旅行に向かう船の中で殺人事件が発生。やはり推理モノの主人公の行くところ必ず事件が起こるのはどこの国でも同じなのだろう。なので今回は海のど真ん中でたった一人で事件に挑むコロンボというのが見どころになるわけだが、ロバート・ヴォーン扮する犯人の犯行計画は突っ込みどころ満載で、よくそんなリスクの高い大胆な計画を実行できるなと思えるほど。都合よく事が運んでいるが、実際にこれをやったらコロンボみたいな人がいなくても犯人はすぐに捕まるように思う。だから事件自体にさほど面白みがなく、内容自体もずっと船内が舞台とあってか、こじんまりとした印象が残る。「かみさん」ことコロンボの奥さんはほかの回ではセリフで出てくるだけで、画面には一切登場しないのが常だが、コロンボと一緒に船に乗っているはずの今回も結局未登場のまま。主軸の事件や、コロンボと犯人の対決よりも、姿を見せない奥さんの存在のほうが気になってしまった。はっきり言って今回は事件よりもこっちのほうがよっぽどミステリーだ。[CS・衛星(吹替)] 6点(2013-03-20 13:32:39)

159.  刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM> 《ネタバレ》 今回は完璧に事故にしか見えない殺人をどうやって暴くかというところが面白く、また犯人である幼年士官学校の校長の殺人の動機がいかにもアメリカの厳格な軍人らしい考えに基づいたうえでの犯行で、個人的な理由ではない動機はじゅうぶん理解できるものであるし、この校長のキャラクターもよく描けている。ただ、生徒の一人に濡れ衣を着せようとした行動は校長としてやってはいけないと思うし、ラストで言ったセリフもこれがあるためにふてぶてしく聞こえてしまう。でも理論的に犯人を追いつめていく展開がこの作品の最大のみどころで、結末は犯人の性格を利用してボロを出させるというのが見事で、かなり見ごたえのある作品だったと思う。ランニングシャツ姿のコロンボは「自縛の紐」の青ジャージ姿以上に普通のおっさんに見え、やっぱり思わず笑ってしまった。犯人役のパトリック・マクグハーンはいかにも厳格な軍人の雰囲気をうまく出していてハマリ役だと思う。(この後も何回かこのシリーズに犯人役で出てるみたい。)吹き替えは「水戸黄門」のご隠居役を演じた俳優の中でも善人役の印象が強い佐野浅夫が担当していて、彼の声は物腰柔らかな感じがするのでどうかなと見る前は思っていたが、とくに違和感は感じることなく見ることができた。吹き替えといえばこのシリーズの吹き替え版は過去の吹き替え音源の欠落部分をほかの声優で補ったものが使われていて、今まではさほど気にしていなかったが、今回はその部分がけっこう多く感じられ、さすがにちょっと気になってしまったことも書き加えておこう。[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-03-10 22:17:08)(良:1票)

160.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> 《ネタバレ》 計画的でなく、偶発的に殺人が起こるのがいつもと違うが、その犯人捜しを被害者の夫から依頼された探偵が犯人。依頼を引き受けているが、どうやって事件を解決するつもりだったのだろうと思わず気になってしまう。まあそれは置いといて。シリーズ第4話という初期の作品にもかかわらず、シリーズとしてのフォーマットが既に完成されていて楽しめた。コンタクトレンズという手がかりから犯人に大胆な罠をはるという展開と解決シーンは強引さもなく見ていて痛快。ラストでコロンボが自分の少年時代のいたずらの話をして車の故障についても自分の仕掛けた罠であることをほのめかすシーンがユーモラスでいい。ただ、あまりにもコロンボの推理が当たりまくっているような印象があり、とくに本作は時間が短いせいか、コロンボが真相にたどりつくまでがサクサクとしすぎている感があった。このシリーズは70分ちょっとで終わる作品と100分近くある作品が混在しているが、もう少し長いほうがよかったかもしれないと思うのは100分の作品を見なれているせいかもしれない。吹き替え翻訳が額田やえ子ではないせいか、コロンボが自分の奥さんのことを「うちのかみさん」ではなく、普通に「家内」や「女房」と言ってしまっているのがなにか違和感を感じる。[CS・衛星(吹替)] 6点(2013-03-05 14:01:50)

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