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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
141. ペット・セメタリー(1989) 《ネタバレ》 いやー、酷い悪趣味な映画だった。 子供に死を教えるシーンや、 奥さんの病気のお姉さんに対するトラウマなど なかなか唸らされるし、テーマ自体は重い。 なおかつ救いようのないストーリーなのに、 幽霊なのに頭ぱっくりな優しい兄ちゃんが可笑しすぎる。 そして、あの爺さんは何で他人の猫一匹のために あんな危険な儀式を教えたんだ・・・? 死神みたいな顔してたから黒幕かと思った。 悪趣味ホラーとしてはかなり好きな部類。 運転中のラモーンズはテンション上がって 事故を起こす恐れがあるので気をつけなくてはなりませんな。[DVD(字幕)] 8点(2010-10-23 13:57:47)《改行有》 142. ベスト・キッド(1984) 《ネタバレ》 オリジナルのベストキッドはやはりとても面白い。ウサン臭くてお茶目なミヤギが可愛い。 リメイクはマジメすぎるし、演出過多だったんだなーと改めて思った。 サラっと軽く笑えて、軽く熱いこのヘッポコな感じが好きだ。余韻のなさすぎるラストにはビビるけど。やっぱこの映画は吹き替えでしょ。[DVD(吹替)] 8点(2010-09-27 00:25:30)《改行有》 143. 特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 次から次へと展開するストーリーと、愉快なキャラクター達とアイデアのつまったバカアクション。なんと言っても戦車のシーンがいい!バカすぎる!! しかし、それが序盤か中盤あたりに出てきてしまって、これ以上に熱いシーンはないのであった。前半は脳みそ空っぽで楽しめてひたすら面白くてもう黒幕とか結構どーでもよくなっちゃってるのに、後半は黒幕がアイツなのか? それともコイツなのか?的に、ちょこっと脳みそが必要な展開になり、失速。 でも、こういうバカアクション映画はやはり気持ち良いので、また何作か作ってもいいんじゃないかね。てーてれってー てれってー♪ Aチームのテーマが耳から離れない!![映画館(字幕)] 8点(2010-08-29 12:44:17)《改行有》 144. 未知への飛行 《ネタバレ》 過失によりアメリカの編隊がモスクワに水爆を落としに行ってしまうという恐ろしい話。 序盤、話が始まるまでが退屈で心配したのもつかの間、いざ話が動き出してからは、終始凄まじい緊張感。世界戦争を回避するために米大統領が下す決断に寒気が生じた。[DVD(字幕)] 8点(2010-08-09 14:27:11)《改行有》 145. ブラザーズ・ブルーム 《ネタバレ》 ツタヤ独占レンタルらしい。 微妙な豪華キャストに惹かれて借りた詐欺師映画。 音楽やカメラワークなどのセンスが良いしストーリーも結構面白かった。 時にクールで時にキュート、喋らない日本人を演じた菊地凛子が素晴らしかった。 あと爆破演習シーンで、はっぴいえんどの「はいからはくち」がかかったときはテンションかなり上がった。洋画ではっぴいえんどが聞けるなんて!! [DVD(字幕)] 8点(2010-08-01 21:18:03)《改行有》 146. マイ・ブラザー(2009) 《ネタバレ》 戦争で地獄を観て、人が変わったって流れのストーリーは「ディア・ハンター」を思い起こされる。「マイ・ブラザー」では、家族との関わり方において、変貌してしまった男の苦悩を見させられる。 序盤は弟(ジェイク・ギレンホール)の方も親に比較されて厳しいこと言われたりとそれなりに描かれていたのだが、後半はお兄ちゃん(トビー・マグワイア)の苦悩ばかりで、 弟の事はあまり描かれてなかったのが残念。 兄弟愛の物語のようなタイトルではあるが、戦争で負った個人的で物凄く深い心の傷を持つ一人の男の物語になっていた。 弟の想いを最後まで描いて欲しかったところでもある。 もっとも、一人の男の物語としてみれば申し分なく、繊細で上質な映画で、トビー・マグワイアと子役のお姉ちゃんの演技は鬼気迫っていた。[映画館(字幕)] 8点(2010-06-24 14:32:49)(良:1票) 《改行有》 147. フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 突拍子も無いファンタジーだが、緩い空気感が心地よいし、語りすぎない慎ましさが良い。老ドクターのエピソードはかなり感動した。 子どもができたら絶対キャッチボールとかしようと思う。 いや、その前に嫁か。あんな嫁ほしい。[DVD(字幕)] 8点(2010-06-08 14:31:54)《改行有》 148. ローラーガールズ・ダイアリー 噂に違わぬ面白さ!ローラーゲーム? こんな競技知らんかった。 このゲームの迫力がなかなかのもの。 親の反対を押し切って、自分のやりたい事をやるっていうどこにでもあるストーリーだが、数多いながら全ての登場人物に愛着がもてるようになってるし、(ボーイフレンドだけが表面的にしか描かれてないのが惜しい)BGMも良い。 細かい部分のセンスもいちいち良い感じで、ほとんど悪い点が見当たらない。 「遠い空の向こうに」「リトル・ダンサー」のような傑作にまるで見劣りがしない、上級のベタ映画。 誰でも「面白かった!!」と思える作品ではなかろうか。 戦う女は美しい。 [映画館(字幕)] 8点(2010-06-07 12:05:38)(良:2票) 《改行有》 149. 戦場にかける橋 《ネタバレ》 任務を果たせないと自分の命が危ない日本軍の大佐、そして捕虜でありながら信念とルールを曲げない頑固なイギリス人の大佐の対立から始まり、橋の建設物語と敵対者同士の友情が描かれると思いきや、今度は脱走に成功した米兵がまた戦地に戻され橋の爆破をしにやってくる…という盛り沢山なストーリーなので二時間半を超えても飽きることなくみられた。 あらゆる登場人物がしっかりと、それぞれの思惑を持っていて、ステレオタイプな悪人が描かれていないのも戦争モノとしては好感度が高い。日本代表斉藤のオッチャンも鬼畜みたいな描かれ方をしていなかったし(まぁ、無能だし、中盤以降の存在感は薄かったが)。 戦争アクションや人間ドラマの風味もあるが、横暴な上司に無茶な仕事を強要されたけど、効率の良いやり方で達成に向け努力する…といった現代のビジネスにも当てはめられるところが面白い。 しかし、やはり戦争はビジネスとは違って最後は…。大きな虚無感に襲われました。[DVD(字幕)] 8点(2010-05-16 03:59:41)《改行有》 150. ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 面白かった!! しょぼいB級映画の可能性も覚悟してたが、なかなか格調高い。 古くて大きい洋館とかの美術も力入ってて、古典への敬意がしっかりと込められたゴシックホラーと言えるかもしれない。 それでいて、ゴア描写にかなり力が入っているのに好感が持てる。 集落の人々が、一瞬にして次々と狩られていくシーンとか、演出的にも素晴らしくて生唾もの。おぞましい変身シーンもフリーザ様の変身のときのような恐怖感があった。 変身完了後のウルフさんは、若干笑いそうだったが。 ストーリー自体もサスペンス性があって面白い。不要とも思えるバトルシーンなどもサービス精神が旺盛とも言えるかもしれない。 気軽に見れるシリアスで高潔で残酷なケダモノ映画だ。 それにしても、酷い殺され方して死んだばかりなのに、弟と嫁がいい感じになっちゃうなんて不憫なお兄ちゃんだ。呪われすぎ。 [映画館(字幕)] 8点(2010-04-29 22:32:47)《改行有》 151. ファンダンゴ 《ネタバレ》 「最後」のバカ騒ぎということで、ドタバタにも一種のせつなさがあり、スタンド・バイ・ミーとかと通ずるものがある。とは言え、終始笑えるシーンが多く楽しい映画でした。列車に車をひかせようとしたシーンは笑ったなー。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-15 12:24:05)(良:1票) 《改行有》 152. 3人の逃亡者 《ネタバレ》 ダサいBGMにのせたほのぼの逃亡劇。 逃亡モノのラストに相応しくないほど気持ちの良いラストでした。 楽しかったです。[DVD(字幕)] 8点(2010-03-05 18:06:13)《改行有》 153. 潮風のいたずら ライトでベタなコメディ。愉快な登場人物たち。 これはアメリカンホームドラマのそれです。映画としてはちまちましてますが、肩の力を抜いて、フルハウスを見るときのように見れます。 タフな悪ガキ達が可愛すぎる。 そして邦題が素敵ですね。[DVD(字幕)] 8点(2010-03-05 18:04:05)《改行有》 154. コララインとボタンの魔女 何気に結構怖くて、キャラクターも雰囲気も演出も下手なホラーより怖い。怖いと言うより気味が悪い感じ。 主人公のコララインがかなり逞しくて、普通のガキんちょならドン引きして泣き叫ぶようなところでもほとんどビビらないのが頼もしい限り。 ストップモーションアニメという古典的な手法と、最新の3D技術が綺麗にマッチしていて、眼に楽しい作品。ホラーと人形の相性はやはり抜群。 CG全盛の時代だからこそ、こういう映画にはもっとヒットしてほしいなー。[映画館(吹替)] 8点(2010-02-28 19:20:17)《改行有》 155. グレイスランド 《ネタバレ》 全然似てないプレスリーのそっくりさん(矛盾)を演ずるハーベイが凄くいい味だしてます。最初はうっとうしいけどステージの後ぐらいから青年とシンクロしたかのように愛着もってしまいます。 本物だろうと、演じていようと思い込みだろうと、人を傷つけるどころか癒せるならば、そんなことはどーでもいいじゃあないか。 しかし、やっぱりちょっと無理してるようにも見えます。 自身も癒されるといいですね。[DVD(字幕)] 8点(2010-02-19 10:12:32)《改行有》 156. エクトプラズム 怨霊の棲む家 むむむ、この映画結構怖かったぞ。 お姉ちゃんのおっぱいシーンがあるわけでもないし、血しぶきプシャーッとかもない。おバカ女のギャーギャーうるさい悲鳴もない。直接的なエログロのない正統派かつ硬派で丁寧な一作。真面目なオカルトホラーで、これだけ出来が良くて、ちゃんと怖い映画は久しぶり。音でビビらしてくるシーンが多いのが若干気になるが、ジワジワとネットリした慎ましい怖さは上質。 実話を元にしているらしいが、信じるか信じないかはあなた次第。って、最近多いな。 …いわくつきの物件にはくれぐれも気を付けましょう。 [映画館(字幕)] 8点(2010-01-30 16:17:05)《改行有》 157. ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 ゴチャゴチャしてはいるものの退屈させない構成もいいし、役者もみんな良いし、楽しく温かい目で見れる。やたら多い登場人物のそれぞれ無理めな恋模様。その中でただ一人、恋に浮かれることのないビル・ナイの下品なダメスターっぷりには惚れた。 着地点が余りにも安易かつ綺麗すぎるので、ひねくれ屋の僕としては、もっと恋に破れたズタボロな人もクローズアップしてほしかったところ。 クリスマスだからっていう理由の告白やご都合主義はずるい!まったくくだらねーぜ!とか思いながらも、そこはかとなくホッコリとした満足感をもってしまってるのが悔しい。面白かったし、安心して人にススメられる一本には間違いない。[DVD(字幕)] 8点(2010-01-30 16:08:12)《改行有》 158. レスラー 《ネタバレ》 勝利のためでも、栄光のためでも、金のためでも、愛のためでもない。死の危険があろうが「リングで戦う事」こそが彼の生きるための唯一の道であっただけなのだ。現実での孤独な戦いと比べたら、リング上では怖い事なんか何もない。 男にとって、人間にとって一番大切な事は、やはりその時々の状況によって変わって当然。身も心も痛々しさと生々しさが全開で描かれ、ある意味消去法的に道を選んだようにも見える男の話だが、全く嫌な気分にならない。これが生きるって事なんじゃなかろうか。[DVD(字幕)] 8点(2010-01-24 01:43:14)(良:2票) 《改行有》 159. リオ・ブラボー 若干長い気もするが、アクションばかりでなく心理戦も混じった攻防が面白い。そして、愉快で愛嬌のあるキャラクター達の掛け合いがとにかく楽しく、それぞれにちゃんと活躍してくれるのが良い! 特におしゃべりなジイさんがキュートすぎです。 クライマックスもドカンと盛り上がり、女性にもススメられる陰惨さのない爽やか西部劇。 [DVD(字幕)] 8点(2010-01-23 11:58:22)《改行有》 160. カポーティ 《ネタバレ》 「冷血」は未読だが、読みたくなった。 死刑囚を題材に小説を書き上げようとするカポーティ。親しくなり話を聞き出すことが目的だが、やはり親しくなればそれなりに同情も産まれる。しかし、彼らが死なないと小説が書き上がらないため、彼らの死すらを願うカポーティ。そんな自分自身に葛藤しながら書いている小説のタイトルが「冷血」。 人間の悪意でも善意でもないドライな部分に切り込んでいて言い知れぬ恐ろしさを感じた。女性的な話し方で相手に気を許させてしまう、底しれない複雑なカポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンが絶賛されたのもうなずける。[DVD(字幕)] 8点(2010-01-16 18:22:09)《改行有》
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