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1. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 実在の話であるというのが興味をそそる(現実との食い違いが揉めたりはしたが)。クロウ演じる主人公の数奇な人生は壮絶。賞賛された学生時代から、転落、統合失調障害の発病など、観客たちは見ていて息苦しくなるが、ジェニファー・コネリー扮する妻の無償の愛に大きく胸を打たれ、しだいに本作品が愛の映画だと言うことに気付き出すはず。ラストのクロウのノーベル賞受賞にはその道程を思うと胸が熱くなる。クロウはオスカー受賞した「グラディエーター」なんかより、数倍名演技を見せる。数学者たちの奇妙な世界を皮肉を込めて描いているのも脚本が上手。7点(2003-09-13 21:31:18)
2. A.I.
世間では失敗作と語られることの多い作品ですが、確かに多少重い世界観であるものの人造人間(オスメント)である主人公の少年の惑いと心情を丁寧に描けています。冷たい温度の映像や淡々としたストーリー展開も嫌いじゃないしラストの氷の世界は非常に印象深い。言葉では表現しづらいセンチメンタルさが胸に去来したりもする。何度かふと見返したくなる作品です。キューブリック版も観てみたかった。ピノキオや鉄腕アトムが好きな方は気にいる世界。7点(2003-09-13 20:48:02)
3. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 世界中の度肝を抜いたメガヒット1作目の待望の続編。1作目で見せたスタイッリッシュなキレのある作風は、なりを潜め、説明調の台詞がやたら多い形式的な作風になってしまった。ザイオンでの演説やトランス・シーンなど蛇足な場面も多々あるがハイウェイでのチェイスやアクションシーンは華麗で魅せる。にしてもキアヌがより覚醒して自由自在に飛べるよになったりは、まだ許せても銃弾に撃たれビルから転落するキャリー・アン・モスの体の中に手を入れ心臓鷲掴みにして蘇らすのはいかがなものか?そこまで行くとキアヌが何でもありの設定になってしまうし、映画自体が異様に陳腐になってしまった。あまりにもキャラクターの設定やストーリーを無視し過ぎ。けれど一度は観ておいて良い作品。6点(2003-09-13 20:40:03)
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