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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 スミスとの対決とその結末については、とても素晴らしい展開でした。確かに某アニメを彷彿とさせる場面もあり、つまらないという批評も多いのですが、マトリックスを単なるアクション大作、CGとワイヤーアクションだけの映画と捉えてしまうことは非常にもったいない気がします。 もう一度観にいこうと思っているのですが、理解がまだ未完成です。どなたか解説してくれませんか? 1.ラストの夕日を作ったようなこと言ってたけど、どういう存在なんでしょう? 2.ラストのシーン(その夕日のシーン)はマトリックス内? 3.ネオがマトリックスの外(現実世界)でもパワーが強くなった理由って結局どういうことだったんですか?9点(2003-11-07 08:52:10)《改行有》 2. マルコムX 《ネタバレ》 時間の長さを感じさせない。デンゼル・ワシントンの演技が迫真。なかなか日本で暮らしていると肌の色・人種・宗教とかについて真剣に考える機会は少ないので、一見の価値はある。「X」とは、さかのぼって 知ることのできないアフリカの姓の象徴。7点(2003-11-04 03:17:30)《改行有》 3. マグノリア 《ネタバレ》 飛び降り自殺したら偶然撃たれてしまった人とか、ダイバーが木の上にあがってしまったりとか、最初の方はテンポが良い。また全体を通して音楽も良かった。バラバラに生活している人々がそれぞれ悩みを抱えているが次第にクイズ番組を通して登場人物が様々な形で関わりあっていくという脚本はとても素晴らしい。死に行く老人の告白が2パターンもあるのは少し頂けない気がするが…。登場人物の苦悩する様は身近に感じられ、共感できる点も多い。しかし、中盤から後半にかけて、観ている側がドキドキするような展開がなく、時間が長いせいもあると思うが、他人の愚痴を延々と聞かされているような気分にさえなる。また、最後のカエルも「旧約聖書に出てくるカエル」らしいが、いまひとつピンと来ないのが残念。6点(2003-11-04 03:08:20) 4. グッドフェローズ 《ネタバレ》 「What the FUCK is so funny about me? Tell me. Tell me what's funny. 」デニーロもいい味ですが、ペシのキレっぷり(アカデミー賞助演男優賞獲得)には脱帽です。役者の芝居がうまいからだと思うのですが、悪い男達の話なのに、全編を通して何か暖かいもの、人間臭さのようなものを感じました。9点(2003-11-01 20:09:05) 5. マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 モロにネタバレのレビューです。未見の方は注意!! 非常に複雑。もうちょっと分かりやすくしてくれーと叫びたくなるが、謎が謎を呼ぶ展開に最後まで引き込まれました。何度か見返しているうちに見えてくるものがありました。意外と物語はシンプル。 ダイアンが田舎から女優を目指しハリウッドに出てくる。しかし現実は厳しく、映画の主役はカミーラに奪われてしまう。カミーラと性的な関係になるがカミーラは監督と結婚し、ダイアンは棄てられる。仕事と愛に破れたダイアンはカミーラの殺害を依頼するが、精神的に追い込まれ自殺する。ここまでが、現実世界の話です。冒頭から、カミーラが青い箱を開けるまでが、成仏していない(日本的な表現?)世界。ダイアンが考える願望・希望の世界です(ベティとリタの世界)。カミーラは交通事故では死んでいない。これはドジな殺し屋が出てきて交通事故の話を聞くところから想像できる。ベティはリタにダイアンの死体を見せ、悲しみを分かってほしいと願う。ベティとリタは性的関係を持つが、ダイアンにとってその先の幸せは未体験の為、それ以上先に進めることができない。クラブ・シレンシオはダイアンの世界に影響されない本当の死後の世界。そこで二人は"現実に"死んでいることを理解し、癒され、涙する。ブルーボックスを開け、カミーラの魂は解き放たれる。悲しい話です。自分の中で理解した瞬間、泣けました。 既に気付いた方もいらっしゃるかと思いますが、エンドクレジットにある「JENNIFER SYMEに捧ぐ」というのは、リンチ監督の下で働いた経験があり、キアヌリーブスの元彼女でキアヌの子を死産して後に別れ、交通事故で亡くなってしまったという悲しい女性に捧げた映画だそうです。ダイアンと重なって、また泣けてきます。9点(2003-11-01 20:02:37)(良:5票) 《改行有》
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