みんなのシネマレビュー
本橋哲郎さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 6
性別 男性

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  ボウリング・フォー・コロンバイン 実際の事件を題材にした、アメリカ銃社会暴露もの。案の定、マフィアとユダヤが1カットたりとも登場しない安全圏レポートに終始。中国と朝鮮半島をアンタッチャブル扱いする、わが国のテレビメディアと同じだ。だから、「バイオレンスシーン抜きでは視聴率が取れない」でマスコミへの追及をあっさり打ち切ってしまう。この映画を報道として見るならば、その価値はほぼゼロに近い。■ジャーナリズムに失望することほど打ちのめされることは他にない。上司や公務員や政治家が「その人の話はカンベンして」と懇願してもそれは仕方がないと諦めがつくが、研究者とジャーナリストは、よく知らない対象のことでない限り、絶対に口をつぐんではならない仕事なのではないのか。本来ならばマスコミ業界とは、どんな公職や業界よりも抜きんでて殉職率の高い業種でなければならないのである。彼らには、マイクやメモ帳をかざす前に、取ってる高給で身内全員を用心棒で固めてから仕事しろよと言いたい。そして装備を徐々に機械化し、やがてジャッジドレッドのような全く新しい映画(ごめんちょっと鼻血が出た)■ところで、最後に登場するチャールトンヘストンだが、ひょっとしたら彼は、台詞を与えられてこの作品に出演したのではなかろうか。「人種問題のせい」の言及は、ヘストンの立場を考えるとあまりに致命的だ。ところが、この一言とそれをすぐ言葉を濁して撤回した老人の姿に、マイケルムーアはどうだか知らないが私たちは深い敬意を払って、映画を見終えることができる。結局の正解が人種問題にあるという意味ではもちろんない。私たちの誰もが抱く不信感の、根深いけれど揺らぎをたたえた実像と、ものごとを話し合いで解決することへの私たちの期待の根拠が、あのヘストンの姿にこそ表れていた。7点(2004-09-17 22:55:33)

2.  戦火の勇気 《ネタバレ》 驚きと奇妙なすがすがしさを残して終わるこの作品は、基本的には、弱い軍人たちの物語だ。学卒の部隊長下士官と現場の兵士との確執は、多くの戦争映画で刺身のツマ程度に用いられてきた。それを前面に出した作品では、最後は両者が意気投合して難所に突撃するか、あるいは上下どちらかの卑劣な策謀でもう片方が葬られて終わるか、などが定番だ。しかし、確執を最後まで残したままついに悲劇を迎えるという話はなかなか見かけない。■確執の遠因は隊長方にも兵士にもあった。「死ぬことよりも、仲間を失望させることを怖れます」と言い残した女性士官は、しかし、敵地に取り残されて負傷兵を抱えたその時、判断力こそ固持したものの、前線指揮官たる余裕をすっかりなくしてしまっていた。モンフリーズは確かにつまらない奴だが、極限状況下で「帰ったら軍法会議に突き出してやる」などと恫喝をくらって普通でいられるわけがない。このやるせなさが、ドラマになり、勲章になり、命の代償になる。この映画の初期プロットは、実はひじょうに魅力的なのである。■ところが、こんな情けない上官をしかもメグ・ライアンにやらせていては映画が持たないとでも思われたのか、デンゼル・ワシントンが異様に前面に押し出されてしまった。バックアップにスコット・グレンまでつけての大変な厚遇ぶりだ。『フィールドオブドリームズ』のレイ・リオッタによく似た瞳を持つメグがミスキャストとは思わない。なにしろラストの離陸ヘリのシーンは、メグ以外の女優では成立しない絵である。たしかに認証式場面での彼女独特のぜんまい人形のような動きは『フレンチキス』と見分けがつかないが、謎解き脚色を一掃して部隊編成から物語を起こし、モンフリーズのようなタイプの部下が手に負えなくなるまでの経過をきちんと並べてみて、本当に映画にならなかったのだろうか。戦場シーンの3パターン目で大きく厚みを増した彼女の演技は、リール一巻に十分耐えるように思えたのだが。■結局、壮年将校のビッグネームが勝手に泥を被ってくれたおかげで、モンフリーズの捏造通りの情けないメグライアンしか記憶に残らない作品になってしまった。卑屈さに徹したマット・デイモンのげっそりした顔も、他の作品での彼の堂々たる活躍ぶりになじんだ後ではただただ奇っ怪。体重を増やして汚れ役をこなしたデンゼルが芸幅を広げただけというのは、どうにも勿体ない。4点(2004-03-15 20:55:26)(良:1票)

3.  インデペンデンス・デイ もしも、もしもですが、都市を丸々覆うほどの巨大な円盤がぼくらのちきゅうを攻めてきた時、そういう非常識なもんに立ち向かうことができるのは、この映画しかないのではないか。ここまで開けっぴろげに愛と勇気と「ちんこのおおきさ」を誇示してはばからないアメリカンな精神性を、私達は素直に羨まねばならない。舞台が日本だったら、宇宙人が攻めてくる理由探しから話が始まるはずだ。かつては『さらば宇宙戦艦ヤマト』という、本作とそっくりの大艦巨砲主義映画に拍手した私達は、一体いつからこうも他人の心が読めるようになってしまったんだろう。■楽しんだ者勝ちの本作だが、まともに批評するならば中盤が弱い。異星人の邪悪な心を知るのはなにもビル・ブルマン1人でなくてよいと思う。急にドラマの空間が閉じてしまうのが惜しい。しかし前半は、練られたモチーフが1つ1つ効果的で出来が良い。謎の信号が一斉攻撃のカウントダウンと分かる場面には、さすがにぞっとさせられる。しかも地球の人工衛星が勝手に使われていたんだから、ティム・バートンの火星人ほどではないが悪辣な奴らだ。終盤、巨大円盤に向かっていく飛行編隊の姿もなかなか爽快でいい。■巨大円盤に食われた役どころにはぴったりな大きさの3人の配役も、3人被らないキャラを発揮して好演している。特に、車の運転ができないジェフ・ゴールドブラムは、やはり一番おいしい役まわりだ。6点(2004-03-06 07:59:14)

4.  グリーンマイル スティーブン・キング原作、フランク・ダラボン監督作で舞台が刑務所とくれば、世評の高い『ショーシャンクの空に』の感動ふたたび!の呼び声がかかる。ところが本作は、しみじみと満ち足りた心地好さを満喫したショーシャンク~とは、まるで正反対の苦さを、見る者の心に残す。それは、奇跡への絶望感だ。■『ベルリン・天使の詩』には、ふたりの天使が登場した。黒いロングコートをまとった彼ら天使は人間からその姿が見えず、人間のすぐそばに、寄り添うようにたたずんでいる。人間を見守りながら、しかし彼らはなにもしない。なにもせず、ただ寄り添っているだけの存在である。■グリーンマイルに登場する囚人ジョン・コーフィは、ギトギトのどす黒い巨躯に、薄汚れた肌着とオーバーオールを貼りつけた、生身の人間である。そのジョンが、人々の目の前で奇跡を見せる。ところが、彼が奇跡を行うそのさまは、ひどくおぞましくて痛々しいのだ。■人の苦しみを一身に受け、病や悪を、悪であると裁断を下して灰に変えてしまう。そんな決定的な力は地上のどんな者にも付与されるべきではない。私たちは、奇跡をなにかキラキラした夢か希望のように夢想しがちだけれども、現実に奇跡があるとしたら、奇跡を行う者がいるとすれば、それは、ジョン・コーフィのような醜い姿でしかありえないだろうし、彼と同じ末路をたどるほかはないだろう。人もまた、ついには彼を葬る以外の道を選ばないに違いない。■奇跡をあきらめさせられてなお、悪に怯え、病に身をむしばまれながら生きるこの世はたんに過酷である。しかし、奇跡のないこの世に絶望しても、それでこの世に生きることをもあきらめようとは、この映画は言わない。この作品は、私たちの直面する事実だけを、私たちに見せている。■見慣れた配役は、NY派の常連スターの同窓会の様相。いささか食調気味の主演トム・ハンクスの周りを固める第一級の脇役陣の好演にホレボレさせられる。『コンタクト』のデイヴィッド・モーズ、『プライベートライアン』のバリー・ペッパー。思わぬところでゲイリー・シニーズがひょっこり顔を出すに至っては、テレビの前ですっかりミーハー化してしまいました。■特筆すべきは、冒頭から登場する、老後の主人公役に扮するおじいさん。見覚えあるなアと思ったら、大草原の小さな家のオルデン牧師じゃーありませんか!(ダブズ・グリアー)ごぶさたしてます~。6点(2004-02-11 15:41:56)

5.  ブラックホーク・ダウン 配役の区別がつけにくく、もう1度見ろと言われると正直辛い。ソマリア派兵の政治的経緯をもっと映像化して盛り込まないと、アメリカ以外の国では映画化の意味がよく分からないだろう。それでも必見。いかに最先端の軍事技術を駆使しても最前線の状況は、西部戦線やベトナムの時代から少しも進歩していないことが分かる。国連=アメリカがかつて乗り出した理想の正体がここにある。野蛮人の集団に引き回される殉職兵士の映像がきっかけで全軍撤退となったにしても、私はジェノサイドが公然化するアフリカ国家なんかよりもアメリカを支持する。ゾンビ扱いされたくなければ真っ当に民主化すべきなのだ。9点(2003-07-20 18:54:13)

全部

Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS