みんなのシネマレビュー
コバ香具師さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 79
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/uvoaa/
年齢 43歳
自己紹介 ついに社会人になりました。
しばらくはネット環境がない場所で過ごすので、
なかなか新規レビューを投稿できません。
メールの返事等も遅れることになりますがご容赦下さい。


kobayasi(a)ialab.is.tsukuba.ac.jp
迷惑メール対策に@マークを(a)にしてるので、
メールを送る場合はお手数ですが変換して下さい。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123

1.  ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 こうねー、なんかねー…。  何て言えばいいかなぁー…  すごくね、とってもね、ゆったりしててさぁー  何て言えばいいかなぁー……  ふぅ。    あれ、何だっけ……あぁそう、映画ね。この映画の感想ね……   何て言うかな、とにかくゆったりしてて、何て言うかなー  うん、なんかね、こう、本当に長い距離をね、本当に長い時間をかけてねぇ。  ちょっとずつちょっとずつね、進んでいくんですよ。 なんかこう、もどかしいくらいにね、ゆっくりゆっくり行くワケでさぁー……   ちょっとずつね。 うん。       んで、感想なんだけど……うーん…何て言うのかなー…   んー……   まぁ…よくわかんないけど… なんかとってもね……ゆったりしてて……温かいっつーのかな…  何なのかなぁ…………   うん、つまりね、まぁ…そういう感じの映画だったんです。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-25 01:08:29)(笑:2票) (良:1票)

2.  ラブ・アクチュアリー いつからだったか知らないけど、俺は「人生において一番大事なのは愛だ」と思うようになった。その俺の信念は、最近になってますます確信に変わっている。「愛」という言葉を真剣に受け止めようとする人は少ないように思える。その言葉が持つ意味内容が余りにストレート過ぎるからなのか、愛という言葉に対して一種の気恥ずかしさを覚えてしまう人が多いのであろう。また、愛という言葉は現代社会の中では存在し得ないような幻想的なイメージがあるのか、愛という言葉に対して斜に構えて接する人が多いのも原因なのではないだろうか。でも、愛なんて別にそんな大層な概念じゃないと思う。周りの人間に対してほんの少しの優しさを持つだけでそれはもう愛なんだから。そして与えた愛は絶対に自分に返って来る。そうして自分に与えられた愛は自分をより優しくし、再び周囲に愛を与えることになる。そんな循環を何度も繰り返して、人生が豊かになっていく。これを素直に受け止められず、ただのキレイごとだと感じてしまう人がいるかも知れない。そんなあなたは、ほんの少しだけでいいから誰かに優しくしてみてほしい。いいもんだよ。きっと俺が言った言葉の意味がわかると思う。「ラブ・アクチュアリー」は全編を通して愛を語り続ける。その優しさは心地よく、愛の大切さをこれまで以上に深く身に染み込ませてくれる。俺はこの愛に満ち溢れた映画が大好きだ。9点(2005-03-04 15:00:03)(良:4票)

3.  テルマ&ルイーズ 随分昔、母校の石像の頭にうんこを乗せてチョンマゲを生やすという卑劣極まりないイタズラをした俺ですが、酒に酔った勢いとは言えなんととんでもないことをしてしまったんだろうとしばらく後悔と懺悔の日々が続きました。まぁしばらくっつっても3日くらいなんですけど、それでもその3日は「もしかして警察とか来て逮捕されたらどうすっかな」と不安な気持ちで過ごしました。そんな小心者の俺から言わせてもらえば、テルマとルイーズの二人はかなりナイス度胸ですね。殺人やら強盗やらを犯すことで本来の自分を取り戻して生き生きとするなんて、並の神経じゃできません。この映画は賛否両論分かれていますが、この「犯罪を美化している」というポイントが許容できるかどうかで好き嫌いが生じると思われます。かく言う俺はマジメで素直な人間なので、やっぱり犯罪は良くないと思います。だからってこの映画が嫌いかと聞かれると、実は大好きなんですよ。それは「犯罪」はあくまで彼女達が変わるための足がかりに過ぎず、この映画の本来のテーマは日常からの脱却それ自体にあるという見方をしたからなんですね。こういう見方をしたとき、変化後の彼女達の堂々した生き様や晴れやかな笑顔を見ていると何ともこころよいじゃありませんか。だから犯罪を許さないこととこの映画を好きであること、この2つの気持ちは俺の中で矛盾しないのです。しかし犯罪を許さないことと石像にうんこを乗せること、この2つの行為は誰が何と言おうと矛盾します。でも聞いて下さい。あの石像に仲間達とうんこを乗せて騒いだ瞬間、俺はきっとテルマとルイーズのような笑顔でいたんだろうなぁと思うのです。自分らしく生きるって素晴らしいですね。やっぱり犯罪は良くないと思う。7点(2005-02-21 00:58:48)(笑:2票) (良:2票)

4.  ドーン・オブ・ザ・デッド はやい。8点(2005-02-17 20:23:38)(笑:2票)

5.  メメント !!!おおおょしくち!かーねゃじたっまちしや費も分十何にーュビレの字文百数たったのこ、らかだんもたっゃちいつい思を方き書のトンメコないたみカバなんこ、にでいつ。たしでのたっなにとこすや費に画映のこも上以間時3、にのたっだ画映い短の度程分001はトンホ、てしと果結。たしまれさ消解て全は問疑の中の分自て見をれこ、がすでのなンョジーバたし現再を語物でれ流の間時いし正てえ替ぎ繋をンーシの中劇はれこ。たしまみてし賞鑑てけ続も方の」トンメメのつ1うも「たいてれさ録収てしとケマオにDVD、めたるす完補をれそ。たしまいまして出かつくいが所場いなかつい追が解理とっょちで中途、らかだんもるす行逆が間時に上いしこややが筋の話しかし。わすでんもてっる来てしが眩目でけだたし像想を労苦く書を本脚のこ。イゴスたまが本脚な密緻たしか活に限大最を想発のそ、ずらおてし始終に画映のけだな新斬がアデイアだたもかし。んせまれらいはにずら贈を手拍に督監たいつい思をアデイアのこ、てんなくいてし生再に逆と軸間時からトスラてっ切区にンーシのつず分01を程過のそ。る回りずけ駆にめたるす讐復へ人犯たし殺を妻、が間人たっ持を害障いなきで憶記かし分01を事来出の去過。たしまき驚にさ新斬の想発、もてっ言と何ずま8点(2005-02-12 18:47:30)(笑:1票) (良:4票)

6.  ネバーランド この映画すげーよ。何がすごいって、予告編と本編のかみ合ってなさがすげーよ。とりあえずオフィシャルサイトに行って予告編をダウンロードして見てみてください。いいですか、まず我らがジョニデ様がベンチに座って新聞読んでますよね。そしたらベンチの下に男の子がいて喋りだしますよね。「すみません、僕を地下牢から出してください」「そこはベンチの下だが」……この会話に続いて、テロップつきでナレーションが入ります。「心を閉ざした少年、ピーター」「2つの魂の出会いが、永遠の少年ピーターパンの物語を生んだ」。この予告編を見た人なら誰でも「この男の子とジョニデの心の交流を描いた映画なんだな」と思いますよね。しかし本編を見てビックリするワケです。おい!ベンチの下にいたのはピーターじゃなくてマイケルじゃねぇか!!!おかげで序盤はしばらく混乱してました。ちくしょー、いい加減な予告作りやがって!でも別にいいんです!信じていればきっと誰でもネバーランドに行けるんだから!そうだよね、デップ!6点(2005-02-04 08:19:18)(笑:3票)

7.  Mr.インクレディブル 悪いことは言わん。まだ映画館でやってる内に見ておけ。この俺が保証する。もし見に行って面白くなかったら俺が金を返してやるよ。特にハウルを期待して見に行ったのに、どう評価していいか戸惑って「これはこれで好きだよ、僕は」とか中途半端に誉めるしかなかったのが残念なそこのアナタ。Mr.インクレディブルだけは絶対に期待を裏切らない。だってこれ本当に面白いぞ?もうここまで満足させてくれた上に手放しで他人にオススメしたくなる作品なんて滅多にねーだろ。ピクサーだしきっと面白いだろうなって期待してはいたんですよ俺も。だけどここまで想像を絶する面白さだとはさすがに思わなかった。12月に入ってからはよく「2004年の俺的映画ランキングBEST10はどんな感じになるかなぁ」なんて考えて楽しんでたんですが、年末ギリギリになっていともあっさりと1位をぶんどって行きやがりましたよ、この憎いヤツめ。こうしてまた一段とピクサーに対する信頼感が上がったのでした。おめでとうピクサーありがとうピクサー。もう一生ついていくぜ。最後にもう一度言わせて下さい。見ろ。10点(2004-12-25 05:39:02)(笑:1票) (良:2票)

8.  ロード・オブ・ザ・リング こんばんわ。中つ国放送局、7時のニュースをお伝えします。本日午後3時頃、ゴンドール国執政の長男であるボロミア容疑者が公務執行妨害及び窃盗未遂罪の疑いで緊急逮捕されましたが、護送途中にオーク兵から襲撃を受け死亡しました。ボロミア容疑者は「指輪を廃棄する」という特別任務を受けたホビット族の青年フロド氏をサポートする団体「旅の仲間」の一員でしたが、フロド氏が一人になった隙をついて指輪を奪い取ろうとした疑いです。これを受けて、旅の仲間の一員でありイシルドゥアの末裔でもあるアラゴルン氏がボロミア容疑者を緊急逮捕しました。ボロミア容疑者は「指輪が欲しくてついカッとなった。今は反省している」と供述していましたが、護送途中に進軍を続けていたアイゼンガルドのオーク兵から襲撃を受け、同じく旅の仲間の一員であるホビット族メリー氏・ピピン氏をかばって間もなく死亡しました。メリー氏とピピン氏はそのままオーク兵に捕虜として連れ去られ、依然として行方は分かっておらず、現在アラゴルン氏をはじめとする旅の仲間達が懸命な捜索を続けています。アラゴルン氏は「どうして役立たず二人組をわざわざこの俺が……」とコメントし、救出への意気込みをあらわにしました。それではまた明日。9点(2004-12-05 12:10:11)(笑:4票)

9.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 こんばんわ。中つ国放送局、7時のニュースをお伝えします。本日未明、傷害致死罪・器物破損罪・国家反逆罪などの罪で指名手配されていた、魔法使いのサルマン容疑者が逮捕されました。サルマン容疑者はかつてイスタリの長として白の会議を主宰し、「白の魔法使い」と呼ばれ人望を集めましたが、冥王サウロンの一派としてモルドール国に与するようになって以来、中つ国全土で指名手配されていました。サルマン容疑者はアイゼンガルドに巨大な塔を築城し、そこを拠点としてオークやウルク=ハイを操ることで中つ国を襲撃していましたが、本日になって突然ダムが決壊し塔は落城、これを機に緊急逮捕に踏み切ったものです。サルマン容疑者は「指輪が欲しくてついカッとなった。今は反省している」と供述する一方、「木が動いて塔を襲った」などの意味不明な発言をしており、錯乱状態は現在も続いています。これを受けて古くからの愛弟子であったガンダルフ氏は「そんなことよりどうして私は魔法使いのくせに肉弾戦メインなの?」「もっと派手な魔法で見せ場を作ってほしかった」とコメントし、落胆をあらわにしました。それではまた明日。9点(2004-12-05 12:09:19)(笑:8票)

10.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 こんばんわ。中つ国放送局、7時のニュースをお伝えします。本日夕方、ホビット族の青年フロド氏が職務専念義務の違反、職権濫用罪、及び業務上横領未遂罪の容疑で緊急逮捕されましたが、証拠不十分のために釈放されました。フロド氏は「指輪を廃棄する」という任務を受けた特別臨時国家公務員であり、「滅びの山」への侵入をはかったところでしたが、そこで任務を遂行せずに指輪を持ち去ろうとした疑いでした。今回の事件はゴラムと名乗る人物の「フロドは指輪を盗むつもりだ」という情報が引き金となり捜査が開始されたもので、捜査班がフロド氏に尋問したところ「指輪が欲しくてついカッとなった。今は反省している」と容疑を認めたことから緊急逮捕に踏み切りました。しかし証拠が不十分であること、ゴラムと名乗る人物の身元が不明であること、同僚であるサム氏の「フロド様はそんなことをするような人じゃありません。まぁ確かに彼はヘタレですが、真の主人公である私が言うのですから間違いないです」などといった証言から、フロド氏の釈放が決定されました。同じ頃、ミナス・ティリスにおけるオーク兵との合戦で活躍したドワーフ族のギムリ氏が激しい錯乱状態に陥り、緊急入院しました。ギムリ氏はことあるごとに「19、20、21……」と数を数えながら人間に襲いかかるという症状の発作を起こし、たまに「それは1匹分だからな」などと意味不明な内容の言葉を叫んでいる模様です。フロド氏とギムリ氏はかつて「旅の仲間」として共に行動していた時期もあり、2つの事件の関連を調べています。これを受けて、自称ギムリ氏の"友達"であり、弓の名手としても名高いエルフ族のレゴラス氏は「私に負けたのがよっぽど悔しいのでしょう。あ、時間が無いのでもういいですか?今日はこれから趣味のサーフィンに行くんです。少し前までは階段サーフィンに夢中だったんですが、もう時代遅れですね。今、通の間ではやはり象の鼻ですよ」とやはり意味不明なコメントをし、女性ファンから顰蹙をかいました。それではまたいつか。9点(2004-12-05 12:08:16)(笑:5票)

11.  21グラム 中学生の時、犬が死んだ。名前はジョン。彼は生まれたその日から6年間、コバ香具師家の一員だった。大好きだった。毛むくじゃらで、いつも尻尾が上を向いてて、俺が学校から帰ると飛び跳ねて喜んだ。でも事故で突然死んだ。初めて家族の前で声を出して泣いた。目の前が墨汁を流し込まれたように真っ暗になった。もうどうしていいか分からず、ただただ泣いていた。その夜、ジョンが生き返る夢を見た。嬉しくて泣いた。でも夢だと気付いてまた泣いた。その時の父親の言葉が今でも胸に残っている。「動物でさえこんなに悲しいんだ。人間だったら……」。俺が本当の意味で「21グラムの重さ」を知ったのは、その時だったように思う。21グラムなんてのはただの数字でしかない。けどその21グラムが人に与える影響は計り知れない。誰かの21グラムが誰かの21グラムへ影響を与え、それが繰り返され、新たな21グラムが生まれ、どこかで21グラムが失われる。そんな当たり前のことをみんな時々忘れそうになる。この映画は、その「当たり前」を執拗なまでに我々に見せつけてくる。映画では21グラムを失うことによる苦しみが描かれていた。でもそれは21グラムの重さを表現するための一つの手段でしかなく、裏を返せば21グラムがそこにある喜びもまたこの映画から滲み出ているじゃないか。だから俺は俺の21グラムを、そしてみんなの21グラムを大切にして生きて行きたい。そう心から思える今だからこそ、ジョンのこんな声が聞こえて来る気がするんだ。「俺は犬だから多分13グラムくらいだと思うぞ」7点(2004-11-27 08:26:31)(良:3票)

12.  S.W.A.T. 麻薬王の逃亡宣言!逃がした奴に1億ドル!!敵か?味方か?380万人のロス市民!!!…だそうですが、えーと、どこに380万人のロス市民が出て来たんでしょうか。1億円に目が眩んだとおぼしきゴロツキ集団が2分くらい出て来て華々しく逮捕されただけだったように見えるんですが、これは俺の記憶違いか?とにかく「宣伝ってスゲェなぁ」が俺のこの映画から得た唯一の感心でした。そりゃあの宣伝を見せられたら誰だって壮大なスケールの映画を期待するじゃん。市民を守るはずのSWATが市民に邪魔をされながら、それでも何とか麻薬王を捕まえるために、観客をアッと言わせるような知略戦の連続!!とか、そういうの期待するじゃん。でも蓋を開けてみたら何のことはない、普っ通のアクション映画。クソ映画ってほどツマらなくはないんだけど、印象に残るようなシーンが全くない中途半端な出来栄え。これである程度ツマらなければ「そういえばS.W.A.T.っていう映画が酷くてさ~」なんて話のタネにでもなったろうが、これだけ普通過ぎるともうどうしようもない。ただ忘れられていくだけの映画であり、ある意味で最低の評価でもある。俺的2004年THE BEST OF 普通。「BESTな普通」って結局のところ何なんだか良くわかんないけど、とにかく普通の鑑。それがS.W.A.T.。そんなS.W.A.T.にふさわしい点数は、5点。5点(2004-11-09 04:06:09)(笑:1票) (良:2票)

13.  アメリカン・ビューティー はっきし言って、「俺ってちょっと変わってるから~」とかホザいてるヤツは好きじゃない。お前な、平凡じゃない自分をそんなにアピールしたいのかと。「特別でありたい」と思うことそれ自体がすでに平凡なんだよ。それに気付けよ。本当に特別な人間はそんなことわざわざ言わなくても、すでに特別なんです。だって「特別」なんだもん。でもそんな人はそうそう滅多にいるもんじゃない。みんな普通で平凡なんだ。かくいう俺も平凡な人間。特別な存在になりたいと常に願い続けてる平凡な人間。その平凡さからほんの少しでも脱却したいから、敢えて「自分は平凡」だと認める俺。平凡な自分を悟り、それをもってして特別たろうとする俺は、結局のところやっぱり平凡な人間なんです。そうやって平凡な自分を悟り、それをもってして特別たろうとする俺は、やっぱりやっぱり平凡なんです。どこまでいっても所詮庶民は庶民。そんな自分の殻を脱いで自由になりたくて、他人に認められたくて、幸せになりたい。でもやっぱり俺にはダメなんです。そんなことを考えている俺にとって、この映画はどこまでも深く傷をえぐってきやがる。その上で、ラストでは我々庶民に一筋の光を示してくれたようにも思える。ケビン・スペイシーのあの恍惚の表情を思い出しながら、俺は今日も願い続ける。特別でありたい。特別でありたい。特別でありたい。皆さんは、どうですか?8点(2004-10-25 13:42:34)(笑:2票) (良:5票)

14.  デイ・アフター・トゥモロー あらためて思った。エメリッヒさんよ、俺は一生アンタについてくぜ。とにかくこういう常識外れのスケールでかい映画を撮らせたらこの監督の右に出るヤツァいねーだろ。他の地球壊滅系映画がゴミに思えてくるほどの映像クオリティの高さを見せつけられると、もうホント来ることまで来たなぁとしみじみしちまうってもんです。「スターゲイト」「ID4」「ゴジラ」の流れで育てられてきた「大風呂敷を広げるだけ広げまくって、ラストはグダグダやってる内にいつの間にか勝利→ハッピーエンド」というエメリッヒ節ですが、今回はさすがの彼でも風呂敷を畳み切れなかった模様です。竜巻とか洪水とか、なまじ起こり得る自然現象を題材に扱っちゃうとさすがに「そうだ、風邪だ!台風に風邪をひかせればいいんだ!」とかホザいて気候を戻すなんてオチにもできなかったんだろうな。そういう意味ではエメリッヒにしちゃ大人しい映画なんですが、映像に関してはちっとも大人しくありません。あの手この手の自然災害で、いつものようにニューヨークをブッ壊しまくります。宇宙人に謎レーザーで攻撃させ、巨大トカゲに踏み潰させ、挙句の果てに水浸しにしてカチカチに凍らせる。このオッサンはなんかニューヨークに恨みでもあるとしか思えねーよ。そんなエメリッヒさん、次はいかなる手段でニューヨークを壊滅させてくれるんでしょう。今から目が話せないぜ!9点(2004-10-22 12:51:19)(笑:5票) (良:1票)

15.  バーティカル・リミット 《ネタバレ》 評価ひくっ!いやねぇ、それも分かりますよ。そりゃ3人助けるために4人死んで、しかも1人しか助けられなかったってあんまりだろ。しかもアナタ達、ニトログリセリンを背負って高度8,000メートルの雪山登山とか愉快すぎます。んでもってそのニトログリセリンの扱い方のいい加減なこと、お前ら何回こぼしましたか?ドリフやってんじゃないんだから、勘弁してください。現実は爆発したら天パーになるだけじゃ済まないんですよ。でもねぇ、何か好きなんだよなーこういう映画。理屈はさておき、とにかくハラハラドキドキさせてやっから黙って見てな的姿勢やいさぎよし。おう、乗っかってやろうじゃねーか、あぁ乗っかってやるとも。これだからハリウッドは好きだね。いいんですよ。細かいツッコミは無粋!派手な映像で手に汗握る瞬間を楽しもうぜ!バカになるんだバカに!ってワケで、決しておまけではなく7点献上でございます。7点(2004-09-01 18:39:32)(笑:2票)

16.  ボウリング・フォー・コロンバイン よっしゃ、算数の時間だ。耳かっぽじって聞けよ。ここに二人の平均的で健康な男女がいたとしましょう。二人は格闘技などの経験は一切ないものとします。この二人が取っ組みあったら、勝つのはどっちでしょう?99%、男が勝ちますよね。それはもちろん、肉体的な力量が決定的に違うからですな。ちょっとRPGにかぶれた表現で申しわけないんですが、彼らの攻撃力を適当に定めます。「男=100、女=50」としましょう。ここで、双方が武器を持ったと仮定します。バットを装備すると攻撃力が10上がります。するとどうなりますか。「男=110、女=60」ですね。この状況でも、やっぱりその決定的な力の差から、やっぱり勝つのは男だと概ね言えます。攻撃力が20上がるナイフだったらどうでしょう?「男=120、女=70」……やっぱり結果に違いは出ません。さて、ここで双方に銃を持たせてみましょう。銃は強いです。半端じゃなく強いです。言ってみれば最強です。なので、攻撃力が100万です。すると、「男=1000100、女=1000050」。こうなると元々の力の差は誤差範囲内に収まります。殺し合ったらどっちが勝ってもおかしくありません。凄いですね。性別の差をなくしてしまうだけの力が銃にはあるんです。しかも使用法を習得するのに物凄い時間と量の訓練を要するワケでもありません。こんな自衛手段って他にある?ないよね。何が言いたいかって、男女間の根本的な違いがその肉体的な強さにあるとするなら、銃は男女の違いの垣根を埋める鍵になり得るってことです。だからって銃社会を肯定するつもりはないし、男女差別に強い問題意識を持ってるワケでもありません。ただ、ものの見方って多様だし、何に関しても言い方次第だよなっていつも思ってます。そんだけ。ただ、この映画は面白かった。本当にそんだけ。7点(2004-08-20 08:50:23)(良:4票)

17.  スパイダーマン2 ブラボー、最高だ。これだよ。このスピード感と迫力だよ。俺は映画にこれを求めてるんだよ。それは昔から変わらない。アトラクション映画なんて言葉があるけど、俺にとっちゃそりゃ最高の賛辞だよ。しかしまぁよく作ったわなー。あんな冴えないアームのついたオヤジと、糸を飛ばすしか脳のないヒーローの対決ですよ。これだけの素材でこんな面白いアクションが撮れてしまうんだから、やっぱハリウッドってとこは馬力が違うよ。そりゃ結婚式ドタキャンもするっつーの。当然アクションがすげーってのもあるんだけど、これをヒーローものっていうジャンルでやってるのが成功だと思うんだよね。無粋なツッコミは無用。だってヒーローものだもん。この映画に出てくる人はみんなして「スパイダーマンだ!」「スパイダーマン、頑張れ!」って言ってるでしょ。そういう存在が認められてる世界なんですから、ちょっとやそっとの違和感で揚げ足とったつもりになるのは場違いってもんですわ。ドラえもん見てる最中に「あんな何でもありなロボットいるワケないじゃん」とか言わないでしょ。それと同じよね。だから、もう細かいことを気にせずドップリ映画に入り込めるワケだ。最後はもうすっかり童心に返ってスパイダーマンを応援してたぜ、俺は。なんだかえらい気分よかったわー。押し入れから出て来たグローブで久しぶりにキャッチボールをした時のような、懐かしいんだけどその懐かしさが新鮮っつーか、そんな感覚なんだわ。まぁどうでもいいね。とにかく面白かったって言いたいらしいので、そこのキミもさっさと劇場に足を運んでバーストくらって下さい。9点(2004-08-19 07:26:50)(笑:1票)

18.  ブルース・オールマイティ 小学生の頃は毎日のように「ウチにもドラえもん来ねーかなー」と引き出しを空っぽにして待ちわびてた俺ですが、そんな誰にでもある万能願望を叶えてくれる映画ですね。もしどんな事も可能にできる神様になれたら?そんな物語の素材は誰にでも思いつくし、実際に今まで多くの作品が作られてきましたが、どう料理するかってのが作り手の腕の見せ所なワケですよね。その点、このブルース・オールマイティは本っ当にセンスいいよー。一体どこの誰がロマンチックな夜景をメークするために、あたかも曇りガラスを拭き取るかのように雲を払いのけて、月にロープを投げて地球に引っぱり寄せて、一等星を空中に描き足して行くなんてバカみたいに素敵なことを考えるんだろう?同監督×主演の前作「ライアー・ライアー」と比較したとき、ジム・キャリーの顔芸は健在ながら、完全にそれに頼ることなく映画に面白みを持たせるのに成功しているので、進歩しているなぁと俺には感じられました。こうしてまた新たなファンタジーコメディの傑作が創造されたことに、主への感謝を申しあげます!8点(2004-08-13 04:23:45)(良:2票)

19.  ザ・リング うーん、怖くなかったねぇ。もし「リング THE FINAL~貞子 VS Samala~」なんて続編が出来ようもんなら10分で貞子に呪い殺されるぞ、サマラよ。だって下手に可愛いんだもんな~。ホラー映画の敵役たるもの観客から気持ち悪がられてナンボでしょう。貞子を見てみろ、あのはみ出るほどのまがまがしさよ。あんなのが井戸から這い出て来たら突き落としてバルサン炊いて逃げるっつーの。対してサマラがテレビから這い出てくるだと?結構、いくらでも出ておいで。ただビデオ鑑賞するだけで七日経ったら自動的に自分の部屋に可愛い女の子が宅配されるなんて、夢見たいなお話じゃぁないですか。幽霊にイタズラしてもきっと法的にはお咎め無しだろうから、思う存分楽しませて頂こうと思います。 とか強がってるけど、「まさか」と思いつつ不安な一週間を過ごしてるのって俺だけじゃないですよね。(実話)6点(2004-08-12 07:57:09)(笑:5票)

20.  スティング 《ネタバレ》 似たような体験してる人いっぱいいるんだなぁ~。 スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん、マミゴスチンさんと同様です。 父親と映画の話をしていてまして。「んで結局お父さんの一番好きな映画って何なのよ」「んー、やっぱスティングだな。あれは面白いぞー」「へぇー。そういえばやたら面白いって評判は聞いたことあるなぁ」「お前も今度見てみろ。凄いんだぞ、だって最後に(以下略)」 ファーザー!!!アンタよぉーー、薦める段階でネタバレしてんじゃねーよ!!! ともあれ、父のベストムービーなので見てみましたが、なるほど、確かになかなか面白かったです。ただ、この手法は現代となってはすっかりお馴染みになってしまっているので、当然ながら斬新さは感じられないのが残念なんですが、まぁそこはそれ。こういう古い映画を見て、演出やストーリーテリング手法のルーツを見出すのも趣き深い経験ですよね。 さて、父親にスティングの感想を言いました。「確かになかなか面白かったよー。すごいねぇ、まさかFBIまで全部仲間だったなんて、全然気付かなかったわ」 そしたら「あれ、そうだったんだ!?」の一言で済まされました。ファーザー!!!アンタよぉーー、一番好きな映画が泣いてるぞ…7点(2004-08-08 07:39:18)(笑:4票) (良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS