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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  スターシップ・トゥルーパーズ2 《ネタバレ》 前作「スターシップ・トゥルーパーズ」、スターウォーズ旧三部作などで特撮を手がけたフィル・ティペットによる初監督作品。低予算、本国での劇場未公開といった不安材料の多い本作でしたが、脚本はなかなか健闘していたと思います。主演のリチャード・バージも、よかった。しかし、そのほかはかなりお粗末でした。特に演出がひどい。役者とバグの合成は、不自然、というよりも、いきあたりばったりの印象があります。脚本はいい線いっていたのですが、テーマの絞り方が甘いのが残念。ダックスの上官殺害の背景、なぜ最後に死を選ばなければならなかったのか、そのあたりもかなりいい加減です。反戦もどきのラストも、とってつけたようでした。4点(2005-01-06 23:22:01)

2.  バットマン(1989) 「ビートルジュース」で注目されていた監督・ティム・バートン、そして男優マイケル・キートンの出世作。プロットはオーソドックスなものですが、アメコミヒーロー・バットマンの異常性が不思議な魅力を作り出しています。マイケル・キートン、ジャック・ニコルソンはアメコミのイメージとずいぶん異なるのですが、本作では2人の俳優のアクの強さがプラスに働いています。脚本は構成に優れ、無難な出来ではあるのですが、ジョーカーが肉体的には非力であるため、苦戦するバットマンが弱く見えてしまったのが、つらかった。ジョーカーの非力を補う強い敵(部下)を登場させてもよかったと思います。本作は、米国、ヨーロッパで大ヒット。スーパーマンに代表される「何事にもポジティブなヒーロー像」をぶち壊し、ダークヒーローのブームを作り上げた記念碑的な作品。私は本作をイギリスで観たのですが、後に日本ではまったくヒットしなかったことを知り、たいへん驚きました。7点(2004-07-15 08:43:03)

3.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 尺に制限があることから、「殺人鬼と女性FBI捜査官のコンビによる奇妙な探偵小説」という原作の魅力は薄れてしまいました。しかしそれでも、本作はすばらしい出来です。撮影にFBIの協力を得られたこと、ジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンス、この2人の名優がじゅうぶんに実力を発揮できたこと、そして精密なセットと小道具により、脚本ではなく、画でリアリティを作ることに成功しました。原作は、「レッド・ドラゴン」の続編。「刑事グラハム/凍りついた欲望」の邦題で、1986年に映画化されましたが、興行的にはぱっとしませんでした。トマス・ハリスのデビュー作「ブラック・サンデー」は、1977年に映画化されたものの、試写会のみで公開中止。つまり、本作は、力がありながらも今ひとつ知名度の低かったトマス・ハリスの出世作でもあります。8点(2004-07-15 06:12:17)

4.  ターミネーター 《ネタバレ》 シュワルツネガー、そしてジェームズ・キャメロンの出世作。構成、女性の描き方に、「エイリアン」の影響を強く感じました。本作がすごいのは、「未来からロボットが女性を殺しにやってくる」という、思い切りB級で駄目なプロットから、緊迫感のある「機械と人間」の追っかけっこを作り上げてしまったことです。このセンスは、後に「マトリックス」が受け継いでいるように思います(プロットが似ているという意味ではなくて)。 いずれも、興行的に大成功しました。7点(2004-07-15 05:43:55)

5.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 コミックヒーローものは、2作目がむずかしい。1作目はヒーローの成り立ちが大きな見せ場となるのですが、2作目以降はそれが描けなくなるため、プロットがどうしても弱くなりがちです。が、本作は「ヒーローの成り立ちを見せる義務」がなくなったことで、脚本がすっきりとまとまり、前作よりものびのびとドラマを見せています。CGのクオリティは格段に向上し、殺陣もよくなりました(前作の殺陣はひどかった)。ヒロインのMJは、歯並びの悪さと、頬骨、おおざっぱなスタイル、そのくせ自分が美人だと錯覚した態度が気に入らないのですが、キルスティン・ダンストのファンも多いようなので、私の趣味にあわなかっただけなのかもしれません。あきらめます。が、結婚式当日、ウェディングドレス姿でにこにこ笑って協会から飛び出すのは、やりすぎ。見ていて、むかつきました。平服で、「結婚はキャンセルした」とだけ言わせればよかったように思います。本作を鑑賞する前、敵役のDr.オクトパスのキャラクターが弱いのではないかと危惧していたのですが、変貌前の描写がたっぷりとあったため、その触手の恐ろしさがじゅうぶんに伝わってきました。また、スパイダーマンがDr.オクトパスを倒さなかったラストにも好感が持てます。が、核を川に沈めればOKというのは、なんとも・・・だったら、どうして設備を川の上になんぞ作ったのでしょう。実験を再開した意図、それをとめる意図(なぜ失敗すると決めつけるのか)も、さっぱりわかりませんでした。アメコミヒーロー界の「おしん」スパイダーマンですが、もう少しピーターの生活に救いを与えてほしかった。せめて自分の生活を維持できる程度の職を与えてほしかったし(このぶんだと、次回、MJと同棲していそう)、メルおばさんがスパイダーマン=ピーターであることに気がついている「かもしれない」台詞を入れてもよかったと思います(おそらく、そういうことになっているのでしょうけれど)。 そのほか納得できないことがいくつかあるのですが、それでも本作が前作以上の出来であり、上質で爽快なヒーロー映画であることは確かです。7点(2004-07-14 22:50:32)

6.  ロッキー 1975年3月に行われたモハメッド・アリ対チャック・ウェップナーの一戦。多くが王者アリの圧勝を予想していたのですが、挑戦者ウェップナーがアリからダウンを奪う熱戦となります。判定でアリが勝利したものの、最終ラウンドまで戦い抜いたウェップナーは、高く評価されることになります。この試合にインスパイアーされ、無名の男優・シルべスター・スタローンは本作の脚本を書き上げます(この逸話には、おまけが付きます。昨年11月、ウェップナーが映画の宣伝に自分の名前を無断で使用したと、スタローンを訴訟)。本作は、与えられたチャンスの中で、結果を求めるのではなく、ひたすら全力を尽くそうとする主人公・ロッキーを、ナイーブに描いています。ロッキーの正体は、貧しいイタリア移民の息子・スタローン自身であったのに違いない。大事なのは結果ではなく、最後までやり抜くこと。私は、ウェップナーではなく、ポルノ男優で日銭を稼いでいた、不遇時代のスタローンの決意に、感動を覚えます。8点(2004-07-10 04:45:03)

7.  ロッキー5/最後のドラマ ジョン・G・アビルドセンが監督に復帰。不細工な場面はいろいろあるものの、もし本作が5ではなく2だったとしたら、名作になる可能性がじゅうぶんにあったのではないかと思います。ただ、ロッキーの精神的な強さを思わせるシーンがほしかった。愛弟子の裏切りで、「おれもあいつの気持ちはわかる。世界のリングでがんばってくれるよう、応援するぜ」くらいの強がりを言ってほしかった。シルベスター・スタローンの実子・セイジ・スタローンが好演。今後が楽しみと思っていたのですが、デイライト(1996)以降の活躍は耳にしません(シルベスター側近殺人未遂で、銀幕から消えてしまったのでしょうか)。残念。5点(2004-07-07 04:18:15)

8.  スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ! 《ネタバレ》 Mr.スポック監督による、Mr.スポックの復活劇。-----これだけで、「もう好きにしておくれ」と思っていたのですが、意外に楽しめてしまいました。サブタイトルでもうすでに本作に期待する気持ちは失せていたことが、かえってよかったのかもしれませんが・・・傑作である前作「カーンの復讐」の雰囲気をそのまま残していたのも、成功でした。本作でスポックを救ったカークは、息子は死ぬわ、エンタープライズ号は失うわ、反逆者になるわ、さんざんな目にあいます。が、「まあ、きっと次回作でどうにかなる」と確信していたので、後味は悪くありませんでした。5点(2004-07-06 20:23:20)

9.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 本作は、SFXを用いたコミック映画の走り。私は、公開当時、地元の映画館で観ました。幼年時代には車を持ち上げ、少年時代には電車と競争して勝つ。赤いケープをまとって開始する救出劇。今まで見たこともなかったSFXシーンの連続に、興奮しました。ところがーーーロイス登場あたりから、雰囲気が悪くなります。このロイス、年をとってるわ、すれてるわ、ちっとも美人じゃないわ、スタイル悪いわ、声が悪いわ、下品だわ、性格悪いわ、魅力がない、以前の問題で、良いところが一つもない。なぜこんな女に惚れる?女なら、何でもいいのか?スーパーマン?「スパイダーマン」のMJを見たときも、「なんだ?この生き物は?」と思いましたが、まだ若いだけ救いがありました。いかにもひ弱なルーサーに惨敗するスーパーマンにも、がっかり。ラストはーーー「それはないだろう!!」、「それやったら、もう何でもありになっちゃうだろう!!続編作るんだろ?」と、子供心に思いました・・・後半からは寝ててもいいような本作ですが、中盤までの出来は、すばらしい。スーパーマンの魅力を、じゅうぶんに伝えきっています。5点(2004-07-06 13:37:19)(笑:1票)

10.  華氏911 米国の大学のラウンジで、当時つきあっていた彼女が「ちょっと実験をしてみよう」と言って、近くにいた学生の1人に声をかけました。「何の用?」と尋ねられると、「ちょっと待ってて」と引き止め、次の学生に声をかけました。数十人が立ち止まると、それを見たほかの学生たちが続々と集まり、「なにかここではじまるらしい」と声が聞こえてきます。30分程度で、そのラウンジには、2000人以上が集まりました。それを見届けたところで、私と彼女はこっそりとラウンジから出ました。米国人は、「ストリームの気配を感じるとそれにとりあえず飛びつく」国民性があります。そして、アカデミー、カンヌをモノにしてしまったムーアには、人を呼び止め、席につかせる力があります。ムーアの手法は、暴力的で、狡猾。論理的に欠点が多いのですが、勢いがそれを補っています。私は、たまたまラウンジに入ってしまった米国人が、自分で考えることを放棄し、本作に拍手を送っているのではないかと不安を覚えました。イラク問題の是非は、話し合う、またそれぞれが持論を主張する価値があります。ムーアの主張は、個人的には賛同しています。しかし、ときとして「メディアの暴力」とも思えるそのやり方は、「私の好みではありません」。また、今後、ムーアの粗悪コピーが出てくることも、(その可能性は低いとは思いますが)懸念しています。5点(2004-06-30 02:42:42)(良:2票)

11.  マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人 悪党を裁く。していることは、メディアの力を利用した「嫌がらせ」。一見もっともらしい主張をするのですが、底が浅い。下調べに、ずさんさを感じます。ムーアが、「人間が呼吸で吐くのは、酸素だろ?」と、ジョークではなしに、まじめに尋ねるシーンがあるのですが、これはムーアの番組を象徴する一コマでした。彼の番組は、おもしろい。このおもしろさは、アニメ「サウスパーク」のおもしろさと同じものです。口にしずらい、米国の根深い社会問題を、下衆な言葉で大声で叫ぶおもしろさです。しかし、最近のムーアはビッグタイトルの受賞が続き、どうも世間、そしてムーア本人が誤解をしているようで、不安です。ムーアの番組は、日本のテレビ番組「電波少年」(初期の)と同じ。彼は、正義のために動いているわけではない。おもしろくて、他人が注目してくれる「番組」を、加減なしに作っているのに過ぎない。正義は、後付けでしかないように思います。それが悪い、ということではありません。本作で取り上げられているトピックについては、知る価値があります。が、くれぐれも「これは米国の娯楽番組なのだ」ということ忘れないように、ご注意を。4点(2004-06-30 01:30:31)

12.  フェイス/オフ ジョン・ウー作品は、観客を選ぶのだろうと思います。で、私は選ばれませんでした。劇画タッチの強引なプロット、大味なアクション、しつこい演出、どれもこれも、私にはあいません。ジョン・トラボルタの一本調子な芝居も、とても目障りでした(彼は不器用なんですが、うまく使えばとても華のある役者です)。しかし、「駄作」だと言うつもりはありません。これはもう、私の惨敗です。4点(2004-06-29 19:17:28)

13.  スターゲイト まずお断りしておくと、「本作のリンク作品であるTVシリーズのStargate SG1はおもしろい」です。で、本作なのですが、「ローランド・エメリッヒがまたやっちゃいました」という感じ。エメリッヒは、大きな予算、優れたアイデアで、なぜかB級映画を作ってしまうハリウッドの職人です。持ち味は、スターを使えないこと。本作の設定は、たいへんおもしろい。異世界に通じる謎の環、探検を試みる軍隊。エメリッヒのアイデアは、常に一流です。閃きだけで、今日まで生き残ってきました。問題は、脚本、演出、キャスティング、撮影・・・。3点(2004-06-29 00:52:37)(笑:1票)

14.  シックス・センス 《ネタバレ》 不幸なことに、上映開始から10分後に観始めたにも関わらず、中盤でオチが読めてしまっていました。みなさんのコメントを読んでていて、少し損した気分です。M・ナイト・シャマランはキャリアのほとんどない監督だったのですが、本作で一気にスターダムに。おかげで、その後の作品はかなり苦労しているようですが・・・本人は、きっと満足なのでしょう・・・本作で生まれたもう1人のスターは、天才子役ヘイリー・ジョエル・オズメント。実は、本作では「天才」と呼ばれるまでの演技はまだ見せていないのですが、その才能はじゅうぶんにうかがい知れます。ブルース・ウィルスの演技は、相変わらず。本作がおもしろいのは、幽霊に人権を与えてしまったこと。顔のくずれたゾンビもどきの幽霊たちが漂わせる人の情に感動を覚えてしまう、不思議な作品です。6点(2004-06-28 15:12:07)

15.  ボウリング・フォー・コロンバイン 米国人の米国人による米国人のための映画。マイケル・ムーアの米国人としての限界、したたかさが、善くも悪くも色濃い作品です。ムーアも認めているところですが、本作は行き当たりばったりに撮影され、テーマが横道に逸れてしまいがちです。それらしい論理には、多くの穴が開いています。もっとも大きい矛盾は、本作が、本作の批判するマスコミとまったく同じ道をたどっている点です。しかし、本作にも価値はあります。米国の銃問題を取り上げてくれたことです。この問題はどんなに多くの映画監督が取り上げても、「取り上げられ過ぎ」ということがありません。ロンドンで行われた本作の記者会見にて 「米国は、なぜほかの国に害を及ぼすのか?」米国人自身により投げかけられたこの言葉が、印象的でした。6点(2004-06-28 10:41:58)(良:1票)

16.  未知との遭遇 全盛期のスピルバーグの凄さは、メッセージ性を排除したその能天気なエンターテーメント性にありました。出世作「激突!」は、正体不明の者にただひたすら追いかけられまくる作品。本作は「激突!」とは逆に、正体不明の存在をひたすら追いまわします。ストーリーの広がりを押さえ、デティールに徹底的なこだわりを見せました。「本当らしい嘘」を作り上げることでは天才的なスピルバーグの代表作です。この時期のリチャード・ドレイファスは、すばらしい演技を見せていました。ジョン・ウィリアムズの音楽はひじょうに単純で、本作にうまくマッチしています。8点(2004-06-28 09:32:07)

17.  エクソシスト 《ネタバレ》 監督ウィリアム・フリードキン、原作・脚本ウィリアム・ピーター・ブラッティの2人のアクの強さ、頑固さがが、幸運にもうまく昇華した傑作。スタッフ、キャストは、そんな2人にかなり苦労したようです。本作は、人間の中の悪、悪に立ち向かう人間の姿をテーマにしています。悪に魅入られた人間、悪に立ち向かう人間、双方の弱さ、強さがたいへん厳粛に描かれています。本作のスタッフ・キャストには、本物の神父が加わっています。テクニカルアドバイザーにはバーミンガム神父、ダイアー神父はオマリー神父が演じています。オマリー神父がいることで、ほかキャストは精神的にかなり助けられていたそうです。本作は、ホラー映画の金字塔であることは事実ですが、このジャンルの枠にとどまることはありません。本作には、いわゆる悪魔は登場しません。カラス神父(神父全員)はそのことに気がつきながらも、少女を救うために悪魔払いを実行します。8点(2004-06-27 17:49:25)

18.  サイン 《ネタバレ》 なぜ宇宙人?----水が弱点の宇宙人が、なぜ表面積の7割が海の地球を侵略しに?----M・ナイト・シャマラン、メル・ギブソンの名前に期待して観ていると、腹が立ちます。これは「宇宙人の出てくるB級映画」なのだ、とあらかじめ覚悟して観ていれば、それなりに楽しめる作品です。「シックス・センス」 、「アンブレイカブル」の後の作品ですから・・・宇宙人でも出さなければ、世間は許してくれなかったのかもしれません・・・「サイン」というテーマはおもしろいと思いました。グラハム・ヘス神父(メル・ギブソン)の妻は事故で下半身を失いながらも、奇跡的に数時間生き延びます。その奇跡を目撃したグラハムは、「なぜ彼女は生き延びたのか。彼女の苦しみに意味などあったのだろうか」とずっと問い続けています。数十年生きていると、ドラマのように都合のよいこと、またはドラマのように最悪の事態に立ち会うことが、何度かあります。それに直面したとき、ある人は宗教に走るかもしれませんし、ある人は忘れようと努力することでしょう。グラハムのドラマは衝撃が大きかっただけに、立ち直るのにも大きな理由が必要でした。ラスト、神の存在を理解したグラハムの姿に感動しました(ただし、宇宙人は見なかったことにしていました)。4点(2004-06-26 19:16:48)

19.  アパートの鍵貸します 《ネタバレ》 出世のために上司たちの浮気を手助けするバクスター。若い女性社員に片っ端から手をつける上司たち。老いた上司の愛人となり、妻になろうとするフラン。この映画の登場人物すべてに、吐き気を覚えました。バクスターはフランへの愛を自覚し、彼女の境遇に苦しみます。しかし、バクスターの小市民的でエゴイスティックな野心、バクスターを演じるジャック・レモンの臭い芝居もあって、同情する気にはなれませんでした(ジャック・レモンの演技は、作品によってかなり出来に差があります)。本作が公開され、もてはやされた1960年。その時代の男性、世間の良識を疑いました。その点を除いても、本作の脚本と演出は並以下。撮影と音楽は、並。佳作というには辛い出来です。2点(2004-06-25 17:39:04)

20.  アルマゲドン(1998) ストーリーは、いたってシンプル。「米国のブルーカラーが世界を救う」というものです。つまり本作は、米国のブルーカラー、ブルーカラーの家族を持つ人たちに観てもらうために作られた娯楽作品です。当然、テーマは家族愛。脚本や演出は大げさなほど、わかりやすくなっています(監督マイケル・ベイ、脚本ジョナサン ヘンズリーですし)。音楽は、老骨エアロ・スミス(ティーブン・タイラーの娘リヴ・タイラーがちゃっかりヒロインで出演)。ツボを押さえています。ただし、本作のターゲットから外れてしまった人が観てしまうと、退屈することになるかもしれません。5点(2004-06-25 11:13:08)

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