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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  バーディ ラストまでの1分間、安易な結末に辿り着きそうで、かなりがっかりしていました。が、最後の主人公のたった一言で、この映画は私にとって最高のものとなりました。米国にて公開から数日後に観たのですが、観客全員が立ち上がり、拍手喝采でした。音楽はピーター・ガブリエル。時間がなく、ありあわせの音源を集めただけのサントラになってしまったそうですがーーー素晴らしかったです。10点(2004-06-07 23:47:37)

2.  2001年宇宙の旅 本作はアーサー・C・クラークの複数の短編小説を原作とする予定でしたが、最終的に「前哨」のみが残されました。クラークとキューブリックの双方でアイデアを出し、まずクラークが「前哨」を原作とした長編小説を書き上げる。その小説をベースに、脚本を書き起こす方法で製作が進められました。その作業がいかに過酷なものであったかは、クラーク著「失われた宇宙の旅2001」で知ることができます(後年、同じ制作方法でブライアン・オールディの短編をモチーフしにた映画「A.I.」の製作を開始しますが、それが完成することはありませんでした)。難解と言われる本作(映画)の理解を深めるには、クラーク著「2001年宇宙の旅」を読むのが手っ取り早いでしょう。もちろん、小説を読まずに、本作(映画)にある材料の中から自分で解釈を見つけてゆくのも楽しいと思います。本作は、意味のない謎だけを残して逃げ出してしまう最近のマニア向けムービーとは、決定的に違います。2001年を経過した今でも、色あせることなく、私たちの知的好奇心をあおり続けています。9点(2004-06-23 08:29:06)

3.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) アラン・パーカーの最高傑作。本作は原作(実話)を大きくアレンジしています。原作は、投獄の理由である麻薬が刑務所内ではどうどうと使用されている矛盾、米・トルコ政府間の問題の生け贄となった境遇がテーマとなっています。本作では、自由への渇望を強調し、主題としています。刑務所内での麻薬に関するエピソードをばっさりと切り、原作にはない恋人をキャスト、刑務所内の悲痛な状況をしつこく描写しました。 これらは、すべて成功しているように思います。 ===53の最後の人物(マックス)について=== マックスは、原作にも登場します。原作では、刑務所内での麻薬の乱用により、廃人になります。主人公ビリーは、開放刑務所に移転させられたため(ここから脱走が始まります)、マックスの消息はわからなくなります。(記憶違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください)9点(2004-06-07 06:59:07)

4.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 尺に制限があることから、「殺人鬼と女性FBI捜査官のコンビによる奇妙な探偵小説」という原作の魅力は薄れてしまいました。しかしそれでも、本作はすばらしい出来です。撮影にFBIの協力を得られたこと、ジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンス、この2人の名優がじゅうぶんに実力を発揮できたこと、そして精密なセットと小道具により、脚本ではなく、画でリアリティを作ることに成功しました。原作は、「レッド・ドラゴン」の続編。「刑事グラハム/凍りついた欲望」の邦題で、1986年に映画化されましたが、興行的にはぱっとしませんでした。トマス・ハリスのデビュー作「ブラック・サンデー」は、1977年に映画化されたものの、試写会のみで公開中止。つまり、本作は、力がありながらも今ひとつ知名度の低かったトマス・ハリスの出世作でもあります。8点(2004-07-15 06:12:17)

5.  ロッキー 1975年3月に行われたモハメッド・アリ対チャック・ウェップナーの一戦。多くが王者アリの圧勝を予想していたのですが、挑戦者ウェップナーがアリからダウンを奪う熱戦となります。判定でアリが勝利したものの、最終ラウンドまで戦い抜いたウェップナーは、高く評価されることになります。この試合にインスパイアーされ、無名の男優・シルべスター・スタローンは本作の脚本を書き上げます(この逸話には、おまけが付きます。昨年11月、ウェップナーが映画の宣伝に自分の名前を無断で使用したと、スタローンを訴訟)。本作は、与えられたチャンスの中で、結果を求めるのではなく、ひたすら全力を尽くそうとする主人公・ロッキーを、ナイーブに描いています。ロッキーの正体は、貧しいイタリア移民の息子・スタローン自身であったのに違いない。大事なのは結果ではなく、最後までやり抜くこと。私は、ウェップナーではなく、ポルノ男優で日銭を稼いでいた、不遇時代のスタローンの決意に、感動を覚えます。8点(2004-07-10 04:45:03)

6.  未知との遭遇 全盛期のスピルバーグの凄さは、メッセージ性を排除したその能天気なエンターテーメント性にありました。出世作「激突!」は、正体不明の者にただひたすら追いかけられまくる作品。本作は「激突!」とは逆に、正体不明の存在をひたすら追いまわします。ストーリーの広がりを押さえ、デティールに徹底的なこだわりを見せました。「本当らしい嘘」を作り上げることでは天才的なスピルバーグの代表作です。この時期のリチャード・ドレイファスは、すばらしい演技を見せていました。ジョン・ウィリアムズの音楽はひじょうに単純で、本作にうまくマッチしています。8点(2004-06-28 09:32:07)

7.  エクソシスト 《ネタバレ》 監督ウィリアム・フリードキン、原作・脚本ウィリアム・ピーター・ブラッティの2人のアクの強さ、頑固さがが、幸運にもうまく昇華した傑作。スタッフ、キャストは、そんな2人にかなり苦労したようです。本作は、人間の中の悪、悪に立ち向かう人間の姿をテーマにしています。悪に魅入られた人間、悪に立ち向かう人間、双方の弱さ、強さがたいへん厳粛に描かれています。本作のスタッフ・キャストには、本物の神父が加わっています。テクニカルアドバイザーにはバーミンガム神父、ダイアー神父はオマリー神父が演じています。オマリー神父がいることで、ほかキャストは精神的にかなり助けられていたそうです。本作は、ホラー映画の金字塔であることは事実ですが、このジャンルの枠にとどまることはありません。本作には、いわゆる悪魔は登場しません。カラス神父(神父全員)はそのことに気がつきながらも、少女を救うために悪魔払いを実行します。8点(2004-06-27 17:49:25)

8.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 失ってはいけないものを失ってしまい、立ち往生してしまう。先に進むためには、失ったものを取り戻すか、代わりのものを見つけるしかありません。いずれにしろ、時間は容赦なく過ぎてゆきます。本作の主人公である2人の中年男性は、失意から立ち直るきっかけを欲しがっています。本作は、彼らがそれを手に入れるまでの過程を、苦悶ではなく、慈悲の目で見ています。監督は、テリー・ギリアム。本作の6年前に製作した「未来世紀ブラジル」のテイストを残し、大人の寓話を描いています。傑作です。8点(2004-06-24 14:22:32)

9.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 本作は、障害者やネイティブアメリカンといった「差別される人々」を、ジャック・ニコルソン扮するマクマーフィの暖かい視点で描いています。本作の主人公マクマーフィは、虐げられた人々を自分と対等に扱います。障害は、その人の人権を奪ってよいという理由にはなりません。仲間(ビリー)を殺されたマクマーフィの怒り、マクマーフィを殺さなければならなかったチーフは悲しみが、人間の尊厳とは何か、切実に私たちに問い掛けてきます。 前部前頭葉切截術は、日本でも「本人の了解なしに医師の判断で」行われていました。結果、1979年にはロボトミー殺人事件という悲劇が起きています(日本精神神経学会は「精神外科を否定する決議」を1975年に可決)。ネイティブアメリカンの人口は、合衆国設立からわずか2世紀で数パーセント(10分の1以下)にまで減少しました。8点(2004-06-24 08:06:58)

10.  マトリックス 《ネタバレ》 機械に支配された現実社会ーーーマンガチックな設定に目をつむることができれば、とても楽しめる娯楽作品です。重力を感じさせるワイヤーアクションは、逸品。すっきりまとまったストーリーもよかった。 8点(2004-06-16 22:45:48)《改行有》

11.  オースティン・パワーズ 70年代イギリス、狂乱のまっただ中にいたオースティン・パワーズが、20世紀末のラスベガスにやってきます。古きよきサイケなロンドンファッション、それとは対照的なラスベガスが、妙にマッチしてよかったです。30年の間に失ったものの大きさに気がつき、しんみりする姿が、この映画のすべてだと思います。ギャグは、好みが分かれるところ。8点(2004-06-16 10:55:11)

12.  ガタカ 《ネタバレ》 ハンディキャップへの差別から逃れようとする主人公の姿には、賛否両論があると思います。彼は決して、差別と真正面から戦おうとしているわけではありません。むしろ、障害者となってしまった元宇宙飛行士が、過酷な運命と闘い続けていました。主人公の願いは、ただ、宇宙に出たいーーーSFでありながら、話をやたら広げなかったのが、よかった。傑作です。8点(2004-06-12 03:36:44)

13.  アマデウス 原作(戯曲)では、モーツアルトを殺した男でありたいというサリエリの願望が主題になっていました。本作では、ストーリーががわかりやすくアレンジされ、老いた後に追いつめられてゆくサリエリの姿が省かれています。モーツアルトの曲が後世に残ることを、サリエリはじゅうぶんに知っていた。なのに、なぜモーツアルトが没してから数十年後になって自殺をはからなければならなかったのか、この映画での説明は説得力に欠けていました。しかし、エンターテーメントとして、本作は成功しています。モーツアルトが死去した後、根も葉もないサリエリによる殺害説が流れたことがあるのは事実なのですがーーーこの映画がノンフィクションものであると信じて鑑賞してる方が多いのは、意外でした。8点(2004-06-07 22:42:26)

14.  バットマン(1989) 「ビートルジュース」で注目されていた監督・ティム・バートン、そして男優マイケル・キートンの出世作。プロットはオーソドックスなものですが、アメコミヒーロー・バットマンの異常性が不思議な魅力を作り出しています。マイケル・キートン、ジャック・ニコルソンはアメコミのイメージとずいぶん異なるのですが、本作では2人の俳優のアクの強さがプラスに働いています。脚本は構成に優れ、無難な出来ではあるのですが、ジョーカーが肉体的には非力であるため、苦戦するバットマンが弱く見えてしまったのが、つらかった。ジョーカーの非力を補う強い敵(部下)を登場させてもよかったと思います。本作は、米国、ヨーロッパで大ヒット。スーパーマンに代表される「何事にもポジティブなヒーロー像」をぶち壊し、ダークヒーローのブームを作り上げた記念碑的な作品。私は本作をイギリスで観たのですが、後に日本ではまったくヒットしなかったことを知り、たいへん驚きました。7点(2004-07-15 08:43:03)

15.  ターミネーター 《ネタバレ》 シュワルツネガー、そしてジェームズ・キャメロンの出世作。構成、女性の描き方に、「エイリアン」の影響を強く感じました。本作がすごいのは、「未来からロボットが女性を殺しにやってくる」という、思い切りB級で駄目なプロットから、緊迫感のある「機械と人間」の追っかけっこを作り上げてしまったことです。このセンスは、後に「マトリックス」が受け継いでいるように思います(プロットが似ているという意味ではなくて)。 いずれも、興行的に大成功しました。7点(2004-07-15 05:43:55)

16.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 コミックヒーローものは、2作目がむずかしい。1作目はヒーローの成り立ちが大きな見せ場となるのですが、2作目以降はそれが描けなくなるため、プロットがどうしても弱くなりがちです。が、本作は「ヒーローの成り立ちを見せる義務」がなくなったことで、脚本がすっきりとまとまり、前作よりものびのびとドラマを見せています。CGのクオリティは格段に向上し、殺陣もよくなりました(前作の殺陣はひどかった)。ヒロインのMJは、歯並びの悪さと、頬骨、おおざっぱなスタイル、そのくせ自分が美人だと錯覚した態度が気に入らないのですが、キルスティン・ダンストのファンも多いようなので、私の趣味にあわなかっただけなのかもしれません。あきらめます。が、結婚式当日、ウェディングドレス姿でにこにこ笑って協会から飛び出すのは、やりすぎ。見ていて、むかつきました。平服で、「結婚はキャンセルした」とだけ言わせればよかったように思います。本作を鑑賞する前、敵役のDr.オクトパスのキャラクターが弱いのではないかと危惧していたのですが、変貌前の描写がたっぷりとあったため、その触手の恐ろしさがじゅうぶんに伝わってきました。また、スパイダーマンがDr.オクトパスを倒さなかったラストにも好感が持てます。が、核を川に沈めればOKというのは、なんとも・・・だったら、どうして設備を川の上になんぞ作ったのでしょう。実験を再開した意図、それをとめる意図(なぜ失敗すると決めつけるのか)も、さっぱりわかりませんでした。アメコミヒーロー界の「おしん」スパイダーマンですが、もう少しピーターの生活に救いを与えてほしかった。せめて自分の生活を維持できる程度の職を与えてほしかったし(このぶんだと、次回、MJと同棲していそう)、メルおばさんがスパイダーマン=ピーターであることに気がついている「かもしれない」台詞を入れてもよかったと思います(おそらく、そういうことになっているのでしょうけれど)。 そのほか納得できないことがいくつかあるのですが、それでも本作が前作以上の出来であり、上質で爽快なヒーロー映画であることは確かです。7点(2004-07-14 22:50:32)

17.  スター・トレック2/カーンの逆襲 《ネタバレ》 カーンは、1967年放送の「宇宙の帝王」で初登場します。20世紀の遺伝子工学で作られたカーン率いる超人たちは、叛乱を起こしたため、冷凍保存されて地球から追放されます。偶然から宇宙の彼方で彼らを救助したカークでしたが、カーンによってエンタープライズ号とそのクルーたちを奪われそうになります。このため、カークは超人たちを、人間が居住可能な惑星セティアルファ5に下ろすことにしました。カーンはエンタープライズ号の女性クルーを娶り、希望を抱いて新天地に降り立ちます。----本作では監督がロバート・ワイズからニコラス・メイヤーに代わり、エンターテーメント色を強めています。スポックの死は、次回作で生き返るとはいえ、英断だったと思います。難を言えば、カーンの復讐までの経緯、スポックとカークの関係など、テレビシリーズを知らなければよくわからないことがあり、はじめてスタートレックに触れる人たちにとっては不親切です。あとほんの少し、説明をしてくれるとよかった。トレッキーにとって本作は、繰り返し何度も観て楽しむことのできる傑作です。トレッキー入門のための作品としても、おすすめできます。7点(2004-06-23 22:29:50)

18.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 脚本はアメリカの現代文学、演出はオフブロードウェイの舞台を、わざと臭わせています。ストーリー重視で軽んじられる傾向にあった言葉(台詞)にこだわり、アメリカの古典映画を再生してくれました。本作は、米国人よりもむしろ(日本を含む)外国人受けするのでないかな、と思いました。「地獄の黙示録」の主役降板以来、不遇にあったハーベイ・カイテルが、華のある演技を見せています。彼とジョン・トラボルタを再発掘してくれたタランティーノには、感謝しなければなりません。7点(2004-06-22 06:55:24)

19.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 ルークの修行編。前作の輪郭をなぞる、いわゆる「続編もの」とは違ったので、公開当時はとても驚きました。本作では、ルークの未熟が強調されます。終盤の敗北は大きく、次回作での成長に説得力があります。見終わってから、続き「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」まで3年も待たなくてはいけないのかと思うと、がくぜんとしました。7点(2004-06-19 15:22:36)

20.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 結局、ルークがライトセーバーを振るうことはなく、宿敵ダースベーダーは脱失。公開当時、「つづく」で終わる映画など観たことがなく、とても不満でした。意外性のないラストにも、がっかり。特撮シーンは、ボリュームが多いというだけで、特に優れたものとは思いませんでした。R2D2とC3POのでこぼこコンビのデザインは、とても野暮に感じました。ーーーというのが、20数年前、初見の感想でした。現在は、いかにたくさんの新しい試みがこの映画に成されていたかが理解できるようになり、私の中で評価が高くなっています。7点(2004-06-19 14:46:36)

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