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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》  日本の最初のゴジラシリーズは途中から荒唐無稽な「怪獣プロレス」と呼ばれる路線になって、次第に飽きられ呆れられ、見向かれなくなった。ハリウッドが作るゴジラもとうとうタダの怪獣プロレスに堕ちたかと思われる。……前作からか。特に周りの人間のドラマがもうどうでも良くて、変なマニア(?)たちの行動とか、なんとも思わなくなりましたよ、ワタシも。  コングのアイデンティティ(と私が思っている人間の女に好意を持つ心)に関しては、相手が少女になって遂に両想いとして成就したのには驚くが、コングの物語としてはそれをやったら大団円で終了な気がする。  映像的に現代的な超高層ビルのガラス壁面を粉々に破壊する両巨獣の描写は見事で、「プロレス」ではなくそういった破壊衝動的なモノを揺さぶられる。(でも生身の生き物だから、特にコングにはガラス痛かったんじゃないかな?等とも思わせる)  ただ、メカゴジラは必要だったのか?あれがキングギドラ由来でゴジラのカッコをしているのとか、確か日本のVSシリーズだったかに、それをこじつけた話があった気がするが。それでも細かい描写の仕方がうまくて、鱗っぽいものがガチャガチャ動くのとか、巧いものだと思う。[映画館(字幕)] 7点(2021-08-23 13:37:14)《改行有》

2.  アパッチ砦 《ネタバレ》  アメリカの第7騎兵隊の最後をモチーフにして作られた話だと言う。インディアン(ネイティブアメリカン)との戦いで、中隊を全滅させた司令官の話だが、戦いが終わった後に我らのジョン・ウェインが、しれっと隊を引き継いで、彼らは隊に生きているなどと、キレイ事を言う。  先住民を殺してひどいじゃないか、とは言わない。それが人間の歴史だから。今更否定はできないし、今の時代の人が四の五の言うべきことでもない。だが、武功を焦って隊を(ほぼ)全滅させた指揮官は評価されるべきじゃないと思う。ジョン・ウェインだって、結果的に自分がインディアンを裏切ったことに対して、もっと義憤にかられて然るべきだと思うのだが。  アメリカの昔の軍の様子とか(真実であれば)貴重だが、今見ると戦闘シーンは普通の迫力だし、シャーリー・テンプルが美人という以外、あまり評価ポイントが見つからない感じ。[DVD(字幕)] 6点(2020-08-11 17:24:18)《改行有》

3.  星のない男 《ネタバレ》 非常にシンプルで明快で爽快な話。  私は昔銃器マニアで西部劇関連であるムック本を読み、有刺鉄線が西部を開拓した、というような物を読んだことがあるが、本作を見るとやはりそう単純な話ではなく、こうやって無法に公地を我が物にしている事例もあったのかもと考え直した。  共有地を有刺鉄線で区切って隣接の牧場主と平和的に共存したい土着の牛飼いと、東部からやってきた資本主義者で法第一主義の女とぼ土地を巡る諍いに巻き込まれる男の話。  前述したとおり単純な話ではないのだが、牛にとっては迷惑な話だ。で、東部資本の女に対立することになった主人公は、最初嫌っていた有刺鉄線側につくが、最後にはそれをも捨てて放浪のたびに出る。カッコいい。 でも、欲を言うと主人公の実戦でのガンさばきをもうちょっと見たかったかも。[DVD(字幕)] 7点(2020-03-10 16:41:07)《改行有》

4.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 まあ相変わらずの追いかけっこなんだけどな。で、物語はT2以降に結局の所ジョン・コナーは殺されて、違う未来が発生しているという話。ジョン・コナー暗殺に成功したらスカイネットの思うままになる気もするが、どうもそうではないらしい。 新たな人類の救世主は女。未来からやって来るのは新ターミネーターと女兵士。今度の標的も女。これじゃ、前作と同様な展開は期待できないね。LGBT?でも子供は無理だな、なんて思ってたら、流石にそうではなかったか。サラは「聖母マリア」だったが、今作のターゲットは救世主自身。で、T2とT1のいいとこ取りで未来からやってきた戦士とT-800が共闘して、最後感動的にシュワちゃんが犠牲になるという感じ。 T-800が任務を完了したあとに人間社会に溶け込んで家族を持っていたというのが、衝撃だが何しろ人工知能の機械だからそういう進化もあるのかな?なんて思ったりもする。ちょっとイイなと思ったのは、サラとT-800の邂逅のあとに、T-800と新ヒロインの会話 「愛してるの?」 「人間のそれとは違う。それは利点だと思っていた・・・違ったよ」というところ。 ここが、本作の一番のキモだった。ワタシ的には。 ここが、もうちょっと物語の重要な部分に関わってきてたら、もっと評価できる気がするんだが。 何しろT2の終わり方が見事すぎて、続きは難しいのだろうが、率直に言って蛇足感は否めない。新たなキャストでシリーズを続けたかったのかもしれないが、あんまりこれを続けると結局機械の反乱は防げないって事にならんだろうか? でも単純に面白かったけどね。[DVD(字幕)] 7点(2020-03-08 20:30:37)《改行有》

5.  ジョーカー 《ネタバレ》  社会が病んでいてちょっと変わった不孝者が罪人になってしまうというのは、今の現実を表しているようで空恐ろしい。アメリカでもそうなのかどうか不明だが、弱い存在に対して卑怯なほどに強く断罪する社会、そのくせ豊かな強者に対しては不満を募らせるが為す術がない。バッシング社会と言われて久しい日本の(ネット)社会を重ねずにいられない。  それにしてもヒーローの悪役にここまでのものを見せられると、素直にバットマンが見れなくなるのが困るなあ。それと終盤にとりあえず描かなきゃと言わんばかりの、ウエイン一家の襲撃はシスの復讐のスカイウォーカー兄妹の誕生シーンのように取って付けた感が否めない。[DVD(字幕)] 8点(2020-02-09 17:15:31)(良:1票) 《改行有》

6.  キャッツ 《ネタバレ》  何故だか世間で評判の悪い映画が私には面白いのだ。  原作舞台(といってもロンドン版は観たことがなく劇団四季版の記憶だが)では、人を猫に目一杯寄せていたが、この映画のメイクは人間の顔部分が多いので猫が人間に寄せてきてる感を感じてしまう。それでも舞台では無理な「耳を動かす演技」があったりして感心する。  グロールタイガーがマキャビティの手下として実在していたり、いろいろと戸惑う部分もある。戸惑うというか驚いたのは、グリザベラが黒人なこととオールド・デュートロノミーが女性になったことだ。デュートロノミーの人はオリジナル舞台でグリザベラを演じる予定だった人だそうで、おそらくこの人のための性別変更だったのだろう。40年の時間が彼女を娼婦猫から長老に変えたのか。グリザベラについては自分的に勝手に「高級娼婦」のイメージを持っており、それなら白人だろうという自分にはやはり若干の差別意識を持っているのかもしれないと思い、ちょっと凹む。でもよく考えれば黒猫ってことで何の問題もないか。それ以外は、物語的には原作舞台どおり。かつての娼婦が老い衰えてもなお希望を持つ、そんなマグダラのマリアが最後に祝福される物語、大好きだ。「多く愛するものは多く許される。」[映画館(字幕)] 8点(2020-02-09 17:13:57)《改行有》

7.  E.T. 20周年アニバーサリー特別版 《ネタバレ》 久しぶりに見た。この映画を見るたびに思い出すのは、オリジナル版劇場公開時にどこかの評論家が「こんな異星人にしか感情移入できない若者」とした解釈だった。今見ると私は思う。これほど異質のものに愛情・友情を感じられる物語だと。純真な少年の心を見せられるたびに、何度でも涙してしまうのだ。[DVD(吹替)] 10点(2020-01-20 03:49:07)

8.  恐怖のエアポート<TVM> 《ネタバレ》  TVMだったのか!今の日本のテレビなんかより面白いな。  物語は非常にシンプルな旅客機内での集団食中毒。今日では、操縦士である機長と副長は2種類ある食事を、排他的に選択するように決まっていると聞くが、この頃はそうでなかったのか。で、操縦士を失った4発の旅客機を託されたのがベトナム従軍の元ヘリパイロット。管制塔の誘導で無事に帰を着陸できるかどうか?というサスペンス。  とても話がシンプルでほぼ余計な部分がないので、単純にドキドキさせられる。かつてのヘリでの壮絶な体験で心に傷を追っている主人公の話は、時代をよく表しているのだろう。その辺のトラウマを乗り越えるという物語も良い。  映像的に物凄い特撮などなくても、ドラマだけで面白い映画はありうるんだよな、ということを再確認。[DVD(字幕)] 8点(2020-01-15 20:24:21)《改行有》

9.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》  前作で確かレイは普通の人だったはずなのに、とうとう今作で彼女をパルパティーンの孫にしてしまった。どうなの?ソレ?と思う。  でも、物語は今までの旧作なぞりでは無いストーリーで良い。と入っても大した話じゃないとは思うけど。前作で不評だった中国系のブスも控えめでまあしょうがない範囲。映画の作り方的に仕方ないのかもしれないけど、パルパティーン復活なら、もうちょっと前作に伏線でもあればよかったのに。何か突然思いつきました感が否めないのは痛い。伏線といえば、前作で意味ありげな指輪をして、フォースで箒を手繰り寄せたたガキは結局何もなしか。(まさか、次の3部作に繋げるつもりじゃああるまいな、ディズニーよ)  そして赤系青系の色で意味づけされていたライトセイバーをレイが最後に起動した時に黄色だったのは面白い。「フォースにバランスをもたらす者」は結局スカイウォーカーの血統ではなく、シスのパルパティーンの血統から出たのは皮肉というか驚きだ。彼女こそとうとうバランスをもたらしたのだと映像的に表現した良い表現のカットだと思った。だけど、最後スカイウォーカーを名乗るか?あの時「レイ・・・フォース」とか言うかと思った。パルパティーンでもスカイウォーカーでもないバランスを表した名前を名乗ってほしかった。あ、今気付いたが「フォースにバランスをもたらす者」は結局シス側から出たってこと?  作中パルパティーンの言う「スカイウォーカーの歴史は暗黒面との葛藤の歴史」みたいなことを言うのは凄い見識だと思ったっが、逆に言うとシスの歴史は6作かけて盛り上がって終わったものが最後チロッと残り火が燃えてすぐ消えた感が寂しい感じもするのだ。スノークの影のものを描写しておくべきだったな。  さて、鑑賞後しばらくして思ったが、パルパティーンをあのように活かすなら、同様に霊体のまま新たなジェダイを指導しているヨーダというのもあり得た気がする。尤も、そうすると物語が永遠に終わらなくなるけど・・・。[映画館(字幕)] 7点(2019-12-27 15:00:29)《改行有》

10.  ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》  んー。スターウォーズなの?これ。と思ったが、所々に「帝国」が顔を覗かせているが。最後の最後に(この物語的)ラスボスが登場して、時代感覚がかなり狂ってしまった。多くの人はあの人はエピソード1で死んだと思っているはずで、その時点であの船が出てきたり帝国なんて表現が出てきたりすると??となると思う。Wikipediaで調べると結構後々まで生き延びたらしいが。  さて、これを見て一つ思い出したことがある。「レ・ミゼラブル」という小説だ。この小説は文庫版で全5冊の大作だが、一冊目がほとんど司教様(バルジャンに銀の燭台をあげちゃう人)の話(生い立ち)なのだ。いや、司教様はバルジャンとの関わりだけ分かればいい人だから…。んん、これである。ハン・ソロっていうのはこの銀河戦争で突然現れた凄腕パイロットで良いのではないか?長々とした彼の生い立ちは「銀河戦争の一部としては」要らないんじゃないか?  誤解を恐れずに言い切ってしまうと、ハン・ソロはフォースに関わらない一般人の星なのだと思うのだ。それが、その物語の側面でシス側の者たちとニアミスしていて(おそらくシリーズが進むともっと関係深くなるんだろう)、ちょっとげんなりしてしまうのだ。  もう一つ思い出すのは、例えばジョンウエインが出てはいるが取り立てて面白い訳でもない「普通の」西部劇。ジョンウェインが出ていなければ間違いなく見る必要が無い感じ。この青年が「ハン・ソロ」でなければ見る必要のない物語。 あと、密輸品の運び屋とされていたハンソロが何だかいい人より過ぎていて、それも期待を裏切る。こんな男なら、デススター襲撃に舞い戻るのは容易に想定できるじゃないか…。[映画館(字幕)] 5点(2019-12-15 20:45:39)(良:2票) 《改行有》

11.  ジェネレーションズ/STAR TREK 《ネタバレ》  物語的には、さしものカーク船長の活躍もこれで見納め。それにしても、宇宙探査と宇宙の平和に尽力してきたカーク船長の死に方としては、これはいかがなものか。私の好きなあるマンガに「ここが戦闘艦橋だ。私が死ぬときには多分ここで死ぬ」というセリフがあったのを思い出す。やはりカーク船長には船の艦橋で死なせてあげて欲しかった。出来ればエンタープライズで。  劇場で最初に見た時にはTVシリーズを見てもいなかったので良く分からないところがあったが、TNGを1シーズンと1話見たところで見直してみると、データは、感情を持ちたい・人間になりたいと願っているアンドロイドだったのだな。これは感情を排そうと願っていたスポックの裏返しなのか、と思っていたがTNGシーズン1ではまだ、それほど意味深い展開にはなっていない。自分的にはこれから見るシーズン2以降に期待。本作はTNGが終わった年に公開されているから、最後の最後にデータは感情を手に入れたというわけか。チップを差して終わりというのはちょっと安易というか肩透かしだが。  それにしてもエンタープライズは劇場版でよく壊されるけど、本作は別にワープコア爆発させなくても地上に不時着しなくても良かったのでは?[DVD(字幕)] 5点(2019-08-13 07:29:10)《改行有》

12.  メリー・ポピンズ リターンズ 《ネタバレ》 やっぱり音楽的に好きな感じじゃないのがキビシイ。前作を踏襲するように灯火人たちの集団の乱舞シーンが長い気がするのもどうか。なにより私の大好きな『2ペンスを鳩に』が歌詞の内容に反するように、2ペンスを貯蓄して幸せに、という展開がとても嫌だ。かなり忘れていたので調べたら、やっぱり前作とここの部分の解釈はかなり違う。 他の部分はそれほど悪くなく(セルアニメ調と実写の合成など感動的ですらある)、実に残念だ。[DVD(字幕)] 6点(2019-06-10 21:24:28)《改行有》

13.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》  全世界的規模の物語でスケールはでかいし、CGというのかVFXというのかもうわからんが、ちょっと暗くて何がどうなってるのか見にくいのを除けば、映像表現は見事なのだが、どうしても物語の展開的に強引な点が気にかかる。  バカな狂信者が愚かなことをしでかして取り返しのつかない状況になるのって、観ていてウンザリする。怪獣同士を戦わせるための方便としてもちょっと稚拙な感が否めない。世界各地で色々な奴が勝手に目覚めているんだから、モスラもギドラも普通に目覚めてよかったんじゃないか?怪獣たちはいつの間にか引き合わせば闘うと既成事実化されているようで、それもヘン。キングギドラだけは宇宙由来の異質なモノ扱いで(まあ、それも自然の一部だが)それを排除しようとするのはいいけど、モスラとラドン(ロダン?)はなぜ戦う?それに、キングギドラを倒した後に集結した巨大生物たちが、王にひれ伏すようにおとなしくなるのもどうよ?ライオンキングかよ!(怪獣ランドなんだろな)物語的には前作で感じたように、このゴジラ(たち)は、自然の回復力の象徴らしい。ならば最後におとなしくなるんじゃなくて、ガンガン人間社会を破壊して地球の自然を回復しろよ。 さて、前作で渡辺謙について、研究者なら「山根」だろうと書いたが、今回は遂にゴジラに特攻する役で「芹沢」らしくてちょっと感心。嬉しかったのは、ゴジラの何度目かの登場時(弱っていたのから復活した時だったか?)に、伊福部昭のゴジラテーマが流れたことだ。やっぱりテンション上がるな。 ・・・それにしても、この世界観のまま次はコングと共演なのか?髑髏島は出てきたけどコングは今回出なかったよな。あれはどういう意味付けになるんだろう?[映画館(字幕)] 7点(2019-06-09 20:15:37)(良:1票) 《改行有》

14.  戦艦バウンティ号の叛乱 《ネタバレ》  戦艦と邦題にあるが、戦闘場面は無いしそんな装備もなさそう。やっている事は商船のようだが、英国海軍の指揮下にあるようなので軍艦であることは確かなようだ。  見ていて、途中までは横暴で悪人的な船長に悪印象があったが、叛乱の後ボートで生き延びていく段になって急に立派で有能な船乗り的な描写になり、見ている側としては騙された感というか、気持ちの持って行き場を失った感じがして、とても困った。  積極的に反乱に加わらなかった生き残り船員の裁判において、その被告が有罪になってしまって、驚きとガッカリ感が襲うが、勝ったはずの船長の握手を裁判長が拒んでいたのと、後に釈放されて船に復帰した被告が皆から握手を求められるのが、対照的でかろうじて満足できる結論だ。   総じていうと、軍というのは厳しい所だが、結局は人間性なのだなあ、という事か。それにしても船長の性格が一貫しているように見えなくて、戸惑うなあ。船乗りというのは海の上と陸の上では人が違うのかな?[地上波(字幕)] 6点(2019-01-27 23:05:39)《改行有》

15.  オーシャンズ8 《ネタバレ》  それなりに楽しめたけど、「これは凄い!」と思わせるような仕掛けが欲しかった。テクノロジーで3次元コピーを作るのや、コンピュータハッキングでカメラを操作するのとか、もはやありきたりだし、ネックレスの磁気ロックにしても都合の良い味方がさしたる苦労もなく解決してしまって、ご都合の極致。ただの磁石じゃないんだろう?  あんな大きなネックレスが外された瞬間には、さすがに気付くだろうと思いきや、盗られた方もグルになるというのは納得だが特にその辺の理由にはなっていないのだな。盗品を次々にリレーして運ぶのも、それほど意味あるように感じられない。  最後の意外性の、他の宝石盗みました、というやつなんだけど、あの状態では普通スタッフも表に出されて身体検査だろうに。 全体的に、30分番組であった『ルパン三世』あたりで描かれたなら、フムフムと納得するが2時間もかけてこれではガッカリ。[DVD(字幕)] 6点(2018-12-22 22:01:33)《改行有》

16.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》  アポロ13や(ここには登録されてないけど)サリュート7など、助けに行けない環境でのアクシデントに対する復旧劇って、結構好きだ。こういう時に必ずと言って良いほど描かれる描写がある。安全な管制側的な陣営が、現地にある部材と同じものを揃えて、その範囲で「方策」を実際に試すところだ。これの何がそんなに気に入っているのか自分でも不思議だったが、よくよく考えてみると、この実証主義的な心根がかつて技術者で製造業だった自分の琴線に触れるのかも知れない。  それと、その前のこの植物学者のいろいろなアイデアや実行力は凄い。最後に次のプロジェクト用のロケットから、色々なものを取り外した描写には笑ったが、先端をシートで被うってのはムチャじゃなかろうか?火星にも大気があるのだから、空気抵抗によるアンバランスで墜落したりするのでは?なんて思ってしまった。  でも、世界各国の人たちが一丸となって、彼の帰りを待っている・その帰還を祈っているという状況は、ドラマチックで気持ちの良い感動であった。[DVD(字幕)] 8点(2018-11-29 22:45:57)《改行有》

17.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》  これが実話ベースだというのだから、すごい話だ。スタートレックのカーク船長は、先頭に立って危険な惑星に乗り込んでいくことがよく揶揄されるが、実際の船の船長というものは、これほどの行動力と責任感が強いのか。  無線機の話の聞いて、裸足の賊に対してガラス破片を蒔いたクルーの機転も見事。[DVD(字幕)] 8点(2018-11-16 20:58:40)《改行有》

18.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 《ネタバレ》 うーむ。何か、物語が終わりまで達していない感が凄い。ヨーロッパの大戦時の情報が自分の中に殆ど無く、ダンケルク(映画で見たばかり)以外の部分は、良く分からん。 始まりはともかく、この終わりは「反撃の気運が盛り上がり始めた」ところで、これからという感じで終わっていて欲求が溜まるばかり。しかも、民衆の生の声に突き動かされた的な描き方をしてはいるが、元はと言えば自分が嘘の戦況演説をして国民を誘導した結果であって、どうにも素直に感動できない。 彼の信念として「独裁政治への嫌悪」と「民主政治への信念」は、分かりやすい対立軸でいいのだが、その辺が描き切れていない気がする。というか、前述の誘導がそれに水を差す。更にそこに「王制への忠誠」的なものが入ってくると、さらに理解がしにくくなってしまう。王様周りは無かった事には出来ないか。出来ないよな。史実なんだから。ま、この辺は皇室のあるわが日本でも同様の事情があるので、なーんとなく理解しておくことにする。[DVD(字幕)] 5点(2018-10-23 20:20:30)《改行有》

19.  スター・トレックVI/未知の世界 《ネタバレ》  この映画に登場するエクセルシオと云う宇宙船は、ファンページの情報によると「日本人が設計したらこうなる」と意図してデザインされているのだそうだ。そして何と(というか、まんまとというか)私はこの船が大好きで、さらにボクら日本人の星、ヒカル・スールーが艦長になっている上、本作で良い活躍をするのだから、ワタクシ大喜びである。ま、それはそれとして。  宿敵クリンゴンが和平を提案してきたときに、その使者を迎える任務を因縁のエンタープライズ/カーク船長に仰せつけるなんて。この時点でエライサン達そんな気サラサラないだろと思うのだが。映画ではスポックの説得がご立派でそのまま引きずられる。  今回は、エンタープライズに罠が仕掛けられて、その犯人捜しの捜査が行われるのだが、今から200年以上も未来の話にしては、捜査方法が地味で科学技術っぽくないのは残念(とは言っても超科学で解決してもそれはそれで納得できなかったろうが)で、それ以上に犯人への罠が安手の2時間ドラマ張りなのは、何とかならんのかとも思う。  カーク船長の物語としては、本作が一応最終回と思って良いのだろうが、それ(ホントはスポックとマッコイとの3人組への愛着)を考えると悲しくなってくるので、若い世代への代替わりに期待しておこう。でも、次の艦長はツルッパゲのじいさんみたいだけど…。[DVD(字幕)] 6点(2018-10-22 22:31:50)《改行有》

20.  スター・トレック5/新たなる未知へ 《ネタバレ》  TOSの中に、アポロンを名乗る宇宙人が登場、と思いきやその巨人は本当に「我々の」アポロンだったという話があったのを思い出した。  一方、本作では意味ありげに銀河の中心にいたのは、超常的な力を持ってはいるが、詳しい事情は明かされない囚われの生命体。もう今更、神と名乗る進化生命の話なんて、ありきたり過ぎてつまらない。というか、だれか知らないけど、こいつをここに閉じ込めたやつこそが、多分神だ。…でも神と呼んだのは人間側だけだし、幽閉されているなんて一言も言ってない。ひょっとしたら植物のように、動けない生き物なのかもしれないなあ。こいつは神じゃない時点で、物語の面白さ的には前述のTV版一エピソードの方に軍配を上げたい。  スポックの兄なんてのも出てきて、人の苦しみにとらわれた心を開放するとか、人の心的なものを描くのかと思いきや、そっちは終盤トーンダウンで残念。  そうそう、TOSの中の「緑の踊る女」を見てうわっ何だこれ?と思った瞬間、本作のウフーラの踊りを思い出した(他の人とは順序が逆だろうな)。こういうセンス、好きなのかね?スターシップの船長は。  総合的に、シャトナー自身の監督作なのに、これではガッカリ。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-10-10 23:24:55)《改行有》

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