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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ペット・セメタリー(1989) 原作は未見なので的外れな発言にはご容赦を。いろいろな魅力的な『謎』があったと思います。登場人物の過去とか。死んだ青年が幽霊となって主人公を助けようとしたのが良い例です。謎だらけだけど良い奴だなぁ・・・と、あれこれ想像できます。逆に細かい点がはっきりしたらしらけるかも。不愉快な謎はなかったと思います。悪い点はグロ描写。別に気持ち悪いからではなく、『あそこはカットしたけどここは映すんだ・・・・フーン』的な中途半端な感じ。こういう点にも想像の余地があったほうが良かったです。その点ではラストのあの人も想像に任せたほうが良かった。あと全体にいろんな要素があるわりにはイマイチ噛み合ってなかったような気もします。ストーリーはうわさにたがわず素晴らしかったので今度原作読んでみます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-02 18:35:24)《改行有》 2. バンド・オブ・ブラザース<TVM> 思想的な問題はまず置いといて、この作品は凄い。戦争映画では随一でしょう。見てて時間を忘れるほどの作品でした。徹底したリアルさにより自分がその場にいるような臨場感。それだけでも10点の価値はあります。しかし途中で血の気が引くほど生々しくてショッキングだったのは戦闘シーンではなく、強制収容所でもなく、アメリカ軍を歓迎する華やかな町の裏側で、レジスタンスがドイツ兵に協力した女性達を捕まえて私刑を加えているシーン。如何に戦闘シーンで興奮してもこのシーンだけで戦争はクソだと悟りました。あとこの作品には関係ないのですが見てて奇妙な既視感を感じました。すなわちベトナム戦争でもイラク戦争でも相変わらず同じような殺し合いをして、その度このような映画を作っているわりには某国はなんにも学んでません。作品自体は素晴らしいのですが。[DVD(字幕)] 10点(2007-01-28 21:03:01) 3. リベリオン ガンカタが全てですね。新感覚セガールアクションという感は否めませんがそこが良い。[DVD(字幕)] 6点(2007-01-26 23:04:47) 4. 悪魔のいけにえ レザーフェイスが女性を家に引きずり込んでフックにぶッ刺すシーンを小学生の時見てしまい強烈なトラウマを植えつけられました。ウン年たった今ホラーにも慣れ、そのトラウマを乗り越えるため借りたのですが・・・・怖くないですね正直言って。ただし虚をつくような演出の上手さと、登場人物のキ●ガイっぷりは他の追随を許さない出来です。人間でありながらここまで凶悪な奴は他の映画にはいないんじゃないかと思うキャラクターが衝撃的。レザーフェイスの人形が欲しいです。忘れてはならないのが死にかけた爺様。『昔は凄い殺し屋だったんだぞ!』というイカレ家族のセリフで惚れました。とにかくこの映画は怖さより笑えるほど突き抜けたイカレっぷりが愉快だったのでこの点数です。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-26 22:34:47) 5. ミュンヘン 《ネタバレ》 この映画は死の重みがうまい。仲間の死や、標的の死、人質の死、敵の死…。形はいろいろあっても全て重い…。特に狙撃を受けた犯人グループがヘリの中の人質を射殺するシーン。殺す側と殺される側の表情に全て集約されると思いました。歴史的、政治的な解釈をするまでもなく登場人物が死ぬだけでやりきれない気持ちになります。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-07 18:23:35) 6. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀 《ネタバレ》 私はオリジナルよりこちらが好きです。というか、私にとって本当に理想的なゾンビ映画でした。『あれ?なんとかなるんじゃね?』と思ってもやっぱり確実に『絶体絶命』になる絶妙な距離感。家族(仲間)がゾンビ化して葛藤する人々。ゾンビ狩りをして楽しむ人々。人間同士の殺し合い。私がゾンビ映画で求めているものが詰まっていました。劇中『ゾンビ』という単語をあえて出さなかったのも良い。細かい不満点は結構ありますが、特に最初のゾンビの出現シーン。オリジナルのほうが『危機が迫ってるけど観客すら気づかない』感じで良かった。それに主人公の『人間もゾンビも同じ』発言はロメロ監督のアイデアだとしても少々唐突で蛇足な気が。とにかくゾンビ映画にグロなどではなく上記の要素を求めてる方には是非オススメします。[DVD(字幕)] 10点(2006-12-07 17:52:40)
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