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1. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
《ネタバレ》 主人公ダニエルは欲に取り付かれた男、という紹介が多いので、極悪非道なイメージだったのですが、ちょっと違いましたね。「人を信用できない」と嘆き、そのくせ偽の弟や偽の息子に一縷の望みを託しそうになる哀しい男。どちらにも結果的に裏切られ、また自分も裏切ってしまう。最後に自分と表裏一体の牧師イーライに近親憎悪的な処分をしたのだと見えました。ダニエルもイーライも多くは語られないけれど、古くから家族との信頼関係を築くことができなかった、そして長じても伴侶を得ることができなかったという共通点がありますから。救いのない話ですが、長時間でも退屈せず、深いです。それにしてもP.T.A.は怖がらせるのがうまい…。[映画館(字幕)] 8点(2008-05-05 19:45:03)
2. セックス・アンド・マネー
結構良い女優ばかりなのに、もったいないというか。特にジェニファ・アニストン演じる独身女性が何をしたかったのか不明。フランシス・マクドーマンドの旦那のエピは面白かったです。こっちの話でコメディ作ればよかったかも(笑)。邦題が、女性4人だから「セックス・アンド・ザシティ」の線を狙ったのだろうけど、方向はまったく違います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2008-01-16 10:27:17)
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