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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 乾いたテキサスの荒野、茹だるような夏の暑さに、異臭と、血の匂い、そして狂気。すべてが16mmフィルムの荒い映像の中からこちらに暴力的なぐらいに伝わってきます。無駄な物を一切入れず、ホラー映画の持つ狂気と異常性と不快感だけをとりだしたような世界観が凄く好きです。今もなお、数々のホラー映画から本作の影響が感じられますが、原点である本作にインパクトの面で勝る映画はないです。本当に無駄なシーンは一切ないと思いますが、特に、レザーフェイスが一人目の犠牲者の頭をハンマーで殴りつけるシーンは、笑ってしまうほど、突然で、現実感があり、何度観ても飽きないです。一番好きな映画を聞かれてすぐに思いつく作品の内の一本です。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-11-20 02:18:42)(良:1票) 2. フェイク 《ネタバレ》 ちょっと期待しすぎました。アル・パチーノの情けない役が個人的にはあんまりです。ストーリー自体は、特にどうってことはないものの、そこそこ長い映画ながら、最後まで引き込まれる展開になっていて面白かったです。後は、裏切り者を始末するバイオレンスシーンは良かったです。[DVD(字幕)] 6点(2010-11-20 01:15:37) 3. クリープショー2/怨霊 《ネタバレ》 最後のヒッチハイカーも好きですが、2番目のいかだの話が初めて観た時怖かったです。ただ、後にスティーヴン・キングによる原作を読んでみると、原作が良かったのが大きかったということがわかりました。オチは正直ご都合主義だし・・・。一作目と比べるとスタッフも地味になり、あまり人気のない映画ですが、エピソードのインパクトでは一作目を凌ぐと思います。[DVD(字幕)] 7点(2010-11-20 01:05:24) 4. ディープ・ブルー(1999) 監督がレニー・ハーリンというのを後で知り、なるほどなと思いました。エンターテイメント作品としては派手で楽しいんだけど、中身が薄々で、今ひとつ何かに欠ける感じのする映画でした。観てる時は確かに面白いんだけど、それだけって感じ。よくテレビでやってますが、それくらいが丁度良いと思います。まあ、ジョーズの亜流映画としては出来がいいんじゃないでしょうか。[地上波(吹替)] 6点(2010-11-17 23:38:10) 5. チャド チープな映像と、80年代全開なSFXはかなり好き。ただ、話がしょぼすぎる。見せ場と呼べるような盛り上がりがなく、印象の薄い作品です。この頃に作られたC級ホラー映画の中では、ちょっとがんばってるってくらいの映画です。 もうちょっと残酷な場面を映してほしかった。[DVD(字幕)] 6点(2010-11-17 23:26:08) 6. ゴースト・ハウス(2007) ちゃんとメジャー映画らしく作られているんだけど、ストーリーも演出もベタすぎて全く掴みどころがない映画です。[DVD(字幕)] 4点(2010-11-17 23:20:25) 7. バーン・アフター・リーディング ストーリーもエンディングテーマも笑えたし、主要な出演俳優も好きなので面白かったんだけど、コーエンにしては何か薄い映画でした。俳優は豪華なのに、なぜか薄い。表面的には面白いけど、中身がないっていうのか、ただ画面の中で面白いことがおきているだけ。って感じの映画。[DVD(字幕)] 6点(2010-11-15 20:39:33) 8. ウォッチメン 《ネタバレ》 ヒーロー暗殺とか、ベトナム戦争とか、アメリカンヒーローものでありながら、シュールかつシリアスなストーリーが面白いです。昔のヒーロー達が出てくる格好良いオープニングからツボでした。映像もキャラクターも最高です。キャラクターやストーリーが良いのは、この映画が、というより原作が良いんですかね。なのであくまで原作未読者としての点数です。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-15 19:37:05) 9. ゾンビ・ストリッパーズ パコ・タイム![DVD(字幕)] 6点(2010-11-15 19:24:55) 10. エルム街の悪夢(1984) 初めて観たときは、別に怖くないし、オチも意味が分らない、変な映画だと思いましたが、なぜか気になってもう一回、もう一回、と観てるうちにすっかりハマりました。今では好きな映画の一つです。フレディのあまりにも優れたキャラクターに、それまでキャーキャー言うだけだったホラー映画のヒロイン象を覆すナンシーの強さが良いです。怖いというより最高に面白い映画です。でもやっぱり未だにオチは意味が分らない・・・。[DVD(字幕)] 9点(2010-11-14 22:00:19) 11. サイレントヒル 《ネタバレ》 原作のゲームはタイトルすら聞いたことがないという状態で観たのですが、2000年代のホラーの中でもかなりの名作だと思いました。で、気に入ったのでゲームの方も興味をもってやってみました。そしてまたこの映画を観てみると、尚更良い映画だと思いました。原作のタッチを忠実に表現しながらも、映画としての盛り上げ方もうまいと思います。特に人間くん製シーンは中々のショックシーン。結局ゲームシリーズのどの作品より、この映画の方が衝撃的でした。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-14 21:55:36) 12. ゴーストバスターズ(1984) 《ネタバレ》 前半の、バスターズ結成から、亡霊を退治していくパートは良かったんですが、コマイヌみたいなのが出てからの後半部分が退屈で、ちょっと眠かったです。キャラクターや音楽、当時としては最先端だったであろう映像は良かったですが・・・。[DVD(字幕)] 5点(2010-11-14 21:43:02)(良:1票) 13. ヘルハザード/禁断の黙示録 ビデオテープが30円ほどで売られていて、以前から少し気になっていたので観ました。CGが普通になった今ではほとんど見られない、味のあるSFXの不気味なクリーチャー達が、DVDが今ほど普及する前、レンタルビデオ屋で古いホラー、SF映画のVHSを借りて見まくっていた頃を思い出してなつかしかったです。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-11-11 13:11:26) 14. 悪魔の毒々モンスター 《ネタバレ》 汚い映画です。下品だとかいうレベルじゃなくて本当に汚いです。モラルも品も目新しいアイディアもない映画ですが、主人公メルビンが化学物質で醜いモンスターになった元いじめられっ子っていう設定や、メルビンの盲目の恋人、二人の汚い住処などを見てると、そのモラルや品のなさもひっくるめて、この映画はパンクだと思います。マイノリティな存在の孤独と怒りが描かれているようにも解釈できます。そう思うと確かにかなり毒があります。狙ってやっているとしたらロイド・カウフマンはこう見えて結構知的なんじゃないかと思います。まあでも、結局汚いけど。[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-11-11 13:02:19) 15. ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 メアリー・エリザベス・ウィンステッド見たさで借りました。だから内容はこんなもんで別にいいです。一応1、2作目も観てますが、トニー・トッドは声だけになってしまったんですね。今回はドライブインのハンバーガーショップでのショックシーンが一番良かった。[DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 12:43:25) 16. エルム街の悪夢(2010) 《ネタバレ》 アメリカで公開された頃からすでに悪い評価ばかり聞いていたので、まあオリジナル好きだから一応見とこ、ぐらいの気持ちで観たら、・・・あれ?面白い。良くも悪くも軽いティーンホラーになっていて、オリジナルの良いとこ取りして、あとはスタイリッシュな映像で見せとけって感じの映画ですが、夢と現実が混ざっていく描写がよく出来ています。新生フレディはロバート・イングランドのオーラに比べると、汚い小悪党って感じの面になりましたが、この普通のおっさんな顔がむしろ、殺人者としての不気味さを出していて有りかと思います。ちょっと魚みたいな顔だけど。まあ映画としては当然オリジナルと比べるとスタイリッシュに焼き直しただけにすぎないんですが、唯一、ラストのまだ終わってなかったよ!ってドッキリはこちらの方が断然好きです。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-11 12:38:48) 17. ブラッド・シンプル ザ・スリラー 脚本が良く出来ていて、最後まで物語に引き込まれます。デビュー作ですでにスタイルが確立されていて凄いです。とにかく面白い。[DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 12:19:12) 18. ファーゴ 《ネタバレ》 予備知識0で観たので、衝撃的でした。脚本も面白いし、登場人物の描き方も素晴らしいですが、警官を撃ち殺した後目撃者も追いかけて殺すシーン。もうとにかくここが最高です。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-11-11 12:12:46) 19. ミラーズ・クロッシング 《ネタバレ》 かなり乗りの軽いマフィア映画っていう感想です。ドラマシーンのシリアスさと、銃撃、暴力シーンのコメディタッチなテンションが絶妙にマッチしています。レオが刺客をトンプソンで撃ちまくるシーンは突然すぎて笑いました。そこそこ時間のある映画なのに、あっさりしているので何度も観れる安心感と面白さがあります。 ただ多少、「ノーカントリー」や「ファーゴ」と比べると物足りない感があります。[DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 11:44:46) 20. サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 「ランド・オブ・ザ・デッド」でゾンビが銃を撃ち、グループを作るのにはガッカリしたのですが、この映画はなんかもう、自身の今までの作品へのセルフパロディかのような開き直りを感じて、逆に潔さがあって面白かったです。ゾンビが馬乗ったり、食ったり、ゾンビ同士で弾の入っていない銃で撃ち合ったり、もう笑うしかなかったです。撮り方やスプラッターシーンも何か古い。スプラッター映画もスタイリッシュになっている今の時代に、80年代みたいなアイディア勝負のスプラッターシーンを入れているので、これもコメディタッチになっていて全く怖くないです。そして極めつけは音楽。どこか陽気なBGMがホラーな映像の時も流れているので、そもそもホラー映画を撮る気はないとしか思えません。しかし、それもロメロだからこそ許されます。ゾンビというキャラクターを作り出し、そして頑固にゾンビ映画を作り続けるロメロの、ゾンビ映画へのこだわりを感じます。内容自体は別に大した映画じゃないけど、かたくなに自己流ゾンビを撮り続けるロメロ監督に敬意をこめて8点です。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-11 11:28:00)(良:1票)
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