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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ゼロ・グラビティ 2001年宇宙の旅以上のリアリティを期待して鑑賞。いきなりCGに見えるよくできたCGが出て来てがっかり。 ですが無重力の描写はかなりの説得力で、長回しによる没入感との組み合わせは効果抜群でした。自分に向かって物が飛んでくればCGに見えてもかなりの迫力を感じました。 しかし、パニック映画のような作りは正直残念。忙しなく襲いかかる生命の危機、仰々しく頻繁に響く効果音、よくしゃべる人物がリアリティを阻害してると感じました。技術がリアリティを追求し新たな境地に達しているのに対し、とにかく退屈させまいと間を嫌う従来のパニック映画を見てるような既視感もありました。 これが大衆のニーズなのでしょう。 個人的には、効果音や音楽無し、セリフを極力排除、無意味な死体脅かし無しで見てみたかった。[映画館(字幕)] 8点(2013-12-24 12:36:50)《改行有》 2. 恋はデジャ・ブ 《ネタバレ》 古くさいだけで平凡で面白味のない演出。古くさいだけで平凡で面白味のないジョーク。無意味なカーアクションが2度もあったことも印象が悪い。 フィルの序盤の印象を含め美人に一目惚れしただけの恋を応援する気持ちにもなれず、80分ぐらいまではただただ不愉快なだけでした。リタに関してもたった1日で同棲まで関係が進むのは安い。 反則技で実った1日未満の即興的な恋には感動を覚えない。 演出と内容共に邦題からイメージされる安っぽいラブコメそのものでした。[DVD(字幕)] 5点(2013-12-21 23:19:57)(良:1票) 《改行有》 3. 市民ケーン つまらなかったです。ただ、よく言われてることですが、これは映画の教科書と言えます。だから10点です。つまらなかったですけど。さまざまな撮影技法や演出が効果的に、ふんだんに盛り込まれています。だから10点です。つまらなかったですけど。この映画を見れば、映画の楽しみ方の幅が広がると思います。だから10点です。つまらなかったですけど。内容や面白いかどうかは抜きにして、映像表現が優れた映画は高く評価したいと個人的には思っています。だから10点です。つまらなかったですけど。受け売りで言っているのではありません。そういう映画だからそうとしか言いようがないのです。だから10点です。つまらなかったですけど。[DVD(字幕)] 10点(2013-10-23 18:49:09)(良:1票) 4. イカとクジラ 不倫、セックス、マスターベーション、カウンセリング、なんてお馬鹿で駄目な私達、葛藤を経て最後は少し成長。このパターンにはもううんざり。[DVD(字幕)] 6点(2013-09-16 16:51:50) 5. 十二人の怒れる男(1957) 映像に魅力を感じない。なぜか脚本だけでなく演出まで緻密だと評価されてることが解せない。クローズアップを利用した巧みな心理描写などと言われている。平凡な教科書通りの作りにしか見えない。ワンシチュエーションであることは言い訳にならない。この映画よりも29年前に製作された「裁かるゝジャンヌ」はさまざまなアングルのクローズアップや細かいカット割りを駆使し、もっと緻密な心理描写を実現している。なおかつ全ての画が美しい。このころから映像的に何も進歩してないと思う。会話劇が中心で映像はおまけ。語るのは役者だけで映像は何も語らない。このような映画が名作中の名作のような扱いをされてることが虚しい。 ただ…面白かったです![DVD(字幕)] 7点(2013-08-04 19:48:42)(良:2票) 《改行有》 6. マーズ・アタック! 憎い。嫌いを通り越して憎いです。デザイン全般が嫌い。下品でバカバカしいユーモアが嫌い。この映画を巡る嫌な思い出もあります。 賞賛してる日本人が少なくないことが理解できないです。この映画のユーモアは日本人の感覚の中にあるものでしょうか?笑えますか? 下品でバカバカしいのに社会風刺が効いてるところが知的でイカしてると感じるとか? 勉強できるのに授業さぼってタバコ吸ってるのがかっこいいとか? この映画が好きな人はスターシップ・トゥルーパーズも好きそうなイメージです。 作家性が強い作品を制作できたことに関しては賞賛せざるを得ないので1点はあります。[映画館(字幕)] 1点(2013-07-14 12:25:10)《改行有》 7. スローターハウス5 某サイトの解説に「時間と空間を超越した体験を幻想的に描く」とあり、期待感を持って鑑賞しました。 感想は、映像に面白味がない、です。 時間を飛び越える表現が教科書通りのような場面転換ばかりでがっかりしました。 映像が美しいとの評判もありその点にも期待してましたが、私はそれほど美しいとは思いませんでした。確かに美しい風景はちらほらありましたが、構図や色彩表現がさほど優れてる映画には思えません。 別のもっと美しい画を撮る監督で見たかったです。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-13 21:56:55)《改行有》 8. オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 「月に囚われた男」+「ラ・ジュテ」+「続・猿の惑星」+「クローンは故郷をめざす」+「2010年」+「インデペンデンス・デイ」+「マイノリティ・リポート」[映画館(字幕)] 6点(2013-06-29 20:28:20)(良:1票) 9. バック・トゥ・ザ・フューチャー 最近見直してみましたが子供の頃に感じたワクワク感はありませんでした。 芸術性、美しさに欠ける画が退屈に感じます。 伏線をバラまき回収に邁進する脚本は一定の楽しさとカタルシスはありますが、言語的で奥行きは感じません。 脳や精神に負荷を感じることなく楽しい鑑賞時間を過ごせるという点で大衆的で優れてると思います。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-29 13:32:27)《改行有》 10. ダイ・ハード4.0 あまりの不死身ぶりが面白くてコメディのように笑えました。 リアクション芸人ですね。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-29 10:49:12)《改行有》 11. 君とボクの虹色の世界 少しだけ変わった感性を持ち、少しだけコミュニケーションが苦手な人達の群像劇。 彼らはそれぞれ独自の世界観を持ち、その世界をそれぞれの手段で表現する。大多数の人達には理解されないその世界が一部の人間とのコミュニケーションを生み、その世界の共有が幸せな時間を生む。 自分の個性、価値観を無条件に受け入れてくれるようなやさしさに溢れた素晴らしい映画です。 社会の中で"自分"を表現することの難しさを感じている人ならば、この映画に何かを感じ何か救われるものがあるはずです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-01-06 22:47:19)《改行有》 12. 運命のボタン 《ネタバレ》 火星人はなんであんな回りくどいことするんでしょう?ボタンを押したら直ぐに息の根を止めればいいのでは。 妻の美しい心を知るも助けるつもりがないところを見ても、ボタン後の騒動が茶番にしか思えなかったです。 実存主義を説明するためだろうが、アダムとイヴや神とやらを絡めるためだろうが、説得力の無い展開の前では、深みどころか蛇足にしか思えないです。 心の底からつまらなかったです。[DVD(字幕)] 3点(2012-12-26 00:04:23)(良:1票) 《改行有》 13. キック・アス 細かいカット割り、頻繁に動くカメラ、スローモーション、ストロボライト、エロ、グロ、ロリ 【刺激的】なもの全部詰め込みました感が凄い。ストレス溜まりました。製作者にいっぱい人参ぶら下げられてる気分でした。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-23 23:58:27)《改行有》 14. 猿の惑星・征服 シリーズ最高傑作。 シリーズを通して最も興味が引かれたポイントは、【なぜ猿が人間を支配できるようになったか】です。それを描いた今作はどんな出来だろうと、最も存在価値のある作品だと思っています。 人間と猿の争いなんて、宇宙人との争いと大して変わりません。 「猿の惑星:創世記」という作品が生まれたのは当然の成り行きだと思います。[ビデオ(字幕)] 8点(2012-12-18 23:46:52)《改行有》 15. スリーデイズ 7点の映画とは何か考えながら自分が観た映画のリストから探してみました。 自分の中で8点以上は名作の称号を与えたくなる作品。その一歩手前の作品が7点ということになります。 映像的にも内容的にも、名作と言いたくなるほどの作り込みや"特別な"魅力があるわけではない。かと言って不満があるわけでもない。とにかく面白い作品。ここで言う面白いとは、ハラハラドキドキワクワクして面白い、心を揺さぶる何かがある作品。しかしそれは"特別な"何かを有しているわけではない。 この映画は7点ど真ん中の作品だと思いました。人に勧めやすい【バランスの取れた作品】だと思います。 リメイク元の「すべて彼女のために」の欠点が解消されていると思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-12-17 20:17:25)《改行有》 16. 少年と犬(1975) 《ネタバレ》 核戦争により荒廃した近未来、遺伝子の関係で女性がほぼ絶滅しかけてるみたいです。 そんな世界の中で生きる、少年と犬(テレパシーで会話できる)の友情の物語です。 少年の口から出る言葉は、「女はどこだ?」ばかり。頭の中は食欲よりも女探し。街で流れてたポルノ映像のカットの長さといい、謎の地下世界での災難といい、ラスト5分まで物語の中心は常に性欲。少年の気持ちは分かりますが、正直うんざりしてました。 そしてラスト。十分な【カタルシス】を得ることができました。うんざりした気持ちで見てて良かったです。 物語の構成は時計じかけのオレンジを彷彿とさせました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-13 17:41:21)《改行有》 17. ウォッチメン ダークナイトよりも映像が作り込まれてます。ダークナイトよりも善悪について一歩踏み込んだ内容と言えます。 でも、こってりとした映像の連続、情報過多により消化不良を起こした人が多いのではないでしょうか。私もその一人です。ダークナイトの方が分かりやすくて"面白い"のです。 大衆に愛された映画はダークナイトですが、ウォッチメンはターゲットがもともと狭いだけで、かといって大衆を突き放してるわけでもなく、擦り寄っているわけでもない。 2つの作品を見ていると【世の中の不条理】を感じてしまいます。ウォッチメンの方が評価が低いのは制作側に問題があるのでしょうか?大衆の知識と頭脳と精神性が正しい評価を阻害してるから?より多くの人を"面白い"と感じさせたダークナイトのほうが作品として優れている? どちらも優れた作品だと思いますが、22世紀により高く評価されているのはウォッチメンだと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-12 18:37:57)(良:1票) 《改行有》 18. 2001年宇宙の旅 SFロマンに溢れていながら、精巧に作られた映像のおかげで、【ドキュメント】として感じながら楽しめました。 キューブリックの映像への執念に感謝しています。[DVD(字幕)] 10点(2012-12-11 00:06:53)《改行有》
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