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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ブレックファスト・クラブ 《ネタバレ》 世の中が豊かだった頃のぬるい青春映画 今だったらもっと深刻な家族環境が描かれただろう 集まって来た生徒達は様々な家庭環境の子供達だが持っている悩みがぬる過ぎて、むしろ見ていて気恥ずかしい気持ちにさせる 30年前に見たならば共感出来ただろうが、今見てもちっとも面白く無いと思った やはり現代はずっと厳しい世の中になってしまったんだなということを痛感させる映画 ラストに子供達が親達の前でいい気な所を見せて終わるのもなんだかムカつく 同時期の日本映画『ぼくらの七日間戦争』でも同じ様に思った バブル時期のぬるい青春映画の典型だ この映画が青春映画の傑作と評価される理由がわからない まぁ、似た様なスクールカーストを描いた「桐島、部活やめるってよ 」がまったくピンとこなかったので自分が恵まれた学生生活を送ったと言う事かもしれないな[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-12-06 23:13:22)

2.  ラストミッション 《ネタバレ》 死期が近い主人公が最後に家族との絆を築こうとするスパイアクション しかしスパイというよりは殺し屋といった感じか 悪い奴とはいえ、いい人ぽい風貌の主人公があまりに簡単に人を殺すので違和感バリバリだ ケビンコスナーのどちらかと言うと優しい風情がむしろ違和感を際立たせる 戦いながらも不法移民家族達との交流や、父親つながりの悪党に情けをかけるとか、本来、ひとでなしの主人公が変わって行く過程が描かれているような気がするが、ひとでなしの部分が妙に曖昧でピンと来ない 上司のヴィヴィはめちゃ美人の殺し屋で、もっとクールな仕事ぶりが見たかった 冒頭のミッションがスピード感があったわりに、パリでのミッションはツギハギだらけで一貫性があるミッションに見えなくてかなり中弛みした 悪党のオヤジを拷問したり助けたりいったい何がしたいの?って思わせる 主人公の病気もミッションのお駄賃代わりの薬で延命するが、この設定そのものが必要だと思えなかった まさかラストミッションなのに続編を目論んでるとか(笑) 部屋を占拠した移民達が子供を産むところとか、娘を助ける為にパーティに乗り込む所はなかなかいいが、ラストの銃撃戦に至る過程がかなりやっつけだ 娘のパーティに行ったらそこで敵の親玉と遭遇とか安易にも程がある 最後にヴィヴィから延命薬のプレゼントを貰うエンディングも微妙 むしろ最後の短い時間を家族と楽しく過ごすエンディングの方がずっと哀しい 珍しく原題の「3 Days to Kill」よりも良い『ラストミッション』というちょっと哀しい邦題にも合っていたのに[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 18:56:49)

3.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》 思ってた展開とかなり違った 今回はソーの故郷、アズガルドでの話 前回のスーパーマン並みのヒーローソーが地球で大暴れするシーンはほんのちょっと 前回以上の派手なCGはアズガルドと赤茶色い砂漠の星スヴァルトヘイムでのバトルシーンのみだ 地球でのVFX部分は楽しいが瓦礫の星では仮面ライダーの採石場バトルと変わる所が無い やはりマーベルブランドの映画に求めるのはド派手なVFXバトルなので舞台は地球にしてもらいたい しかしアベンジャーズにヒーローが地球で集合する為には、ソーがアズガルドでの王位継承を捨てて女を取るみたいなエピソードが必要なのはわかるのでしかたがないのか アベンジャーズのための消化試合のようなエピソードに思えた ヒロインも前作からうって変わってエキセントリックな性格になってるのもかなりの違和感がある ソーが完全に異星人で北欧神話から完全に遠ざかったのもつまらなくなった要因の一つ 前作のスサノオの様な堕ちた神からは程遠い 今回は妙に落ち着いていて、前作のいい気で脳天気なバカ王子のイメージもまったく無い 前作の「脳天気な兄ちゃんが超強力な神様」みたいな面白さがまったく無いのはかなり不満だ 最近のヒーローバトルにありがちなインフレ暴力には強いアズガルド人でも、ナイフやら剣のひと突きには弱いみたいなのも少し都合よすぎな設定でしらける キーになる「エーテル」というダークエルフの切り札が、こっち来たりあっちいったりするのも、なんのこちゃな設定に思えた マーベルお約束のエンディング後のおまけ映像に、スヴァルトヘイムから来てしまったモンスターが鳥の群れを追って空き地を飛び跳ねてるのが微笑ましくて可愛い[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-02 18:03:22)

4.  トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 新しい世界を再生する話であるのにも関わらず、なんだか非常に後味の悪い話 主人公が神のようなAIになるが、その存在が悪魔的である描写がまるでないにもかかわらず、いつの間にか人類の敵になっている これは作り手の都合の範囲を遥かに越えている あくまでも善意の固まりであるAIに対して、さしたる理由も無く攻撃する政府とテロリスト 冒頭から過激なグリンピースみたいな連中がAI研究者を殺しまくるが、後半なぜかそのテロリストの行動が正当化されてるような展開になるのはメチャメチャ違和感だ 神のような主人公のAIに対して一方的に攻撃をしかけて、むしろラストで自ら妻と死を選ぶ神AIが不憫 常に優しげなジョニーデップの顔がさらに違和感を増幅させる たとえば無抵抗の新興宗教の信徒達をバズーカでバンバン撃つみたいな不快感がデカイ テロリストの女も始終イライラさせるが、死なないし改心もしない、さらに不快な展開だ 冒頭すでに壊滅してる街並みから始まって最後にまたそこに繋がるが、意味不明 むしろ無い方がずっと物語に意外性を持たせたとおもうのだが不可解な演出だ 途中もテロリストを持ち上げたりAIをこき降ろしたり、かと思うとまた持ち上げたり、テロリストと敵であるはずの警察が突然仲良くなったり、情緒不安定な人が作った感じ AIの能力が感情をもったコンピューターができる能力を遥かに越える神的な力を持っているが、それよりも敵側の違和感が大き過ぎて気にならないぐらいだ この話むしろ最初から政府やテロリストは敵で、はからずもAIになった主人公が神となって人類に貢献するが、人類よりも純愛を優先して自ら死を選ぶ話にした方が違和感がなくむしろカタルシスがあったと思う[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-07-02 18:00:02)(良:1票)

5.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 原作マンガを先に読んだらイメージが余りに違うので、違和感があって映画に集中出来なかった(原作小説は読んでないです) この映画に関しては、むしろ映画を見てから原作マンガを読むのがオススメです 映画はパワードスーツでは無く、すでに見たエリジウムの強化外骨格といった所だったり、主人公がオヤジだったり、なによりもヒロインのイメージがまるで違うので全然別の話に思えた 原作のイメージはツンデレの美人 この映画のヒロインにはツンばかりでデレが無い 原作キャラの「萌え」の部分がまるで無い 武器研究者が女の子からヒゲオヤジになってるし(笑) 原作はさながらFPS・ガンシューティングゲームを延々とリセットを繰り返して、新兵が熟練の猛者に成って行く過程が面白かったのだが、映画のメインはあくまでも敵の重要拠点を殲滅することだ ヒロインが腕足せ伏せをするエピソードもイメージのみである この部分で原作のメインテーマである青春物語の部分をすっぱりと切り捨てた 後半は特に不死身(?)の主人公が普通の人になってからは完全に普通のエイリアン物になってしまったところがイマイチだった 相変わらずエイリアンが知的生命体に見えない事や、最後に弱点を叩いたら逆転勝利みたいな所はちょっと飽きた感がある 映画は原作よりも話が複雑になっていて理解しにくい部分も多々あった しかし自分が一方的に思い描いていた映画と違っていただけで、この作品しか知らなければ充分面白いと思える物だっただろう とくに新兵の前半部分はポール・バーホーベン的なブラックさに溢れている その意味でもこの作品に関しては原作コミックは後で読むべき しかしパッピーエンド好きの自分としてはオチはこの映画の方がすきだ[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 17:14:15)

6.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 お祭り映画3作目で豪華キャストはさらにパワーアップしているが、お話は前作ほどイケイケではなかった しかしみんなが集まってわいわいやって、最後は「打ち上げばんじゃーい♪」な所もお祭り映画ならでは、それだけで殆どの事は許せる作りになっている なのでこの映画に関してはネタバレもクソも無い 勧善懲悪予定調和、新しい仲間も出来るし誰も死なない 死ぬのは悪い奴だけという、いたって桃太郎侍的で安心して見れる しかしキャストは相変わらず凄い 全員に見せ場を与えて、なおかつスタローンの見せ場も十分な出来 アントニオ・バンデラスやらウェズリー・スナイプス 悪役にメル・ギブソンを持って来るのもなかなかいい すでにクソじじいのハリソン・フォードはただのCIAのおえらいさんかと思いきや中々の大活躍で、体力的に問題がある連中はシュワちゃんを含めてすべて飛行機のパイロット(笑)というわかりやすいキャスティングだった こうしてみると同時期にアクション俳優として活躍したシュワルツネッガーよりもスタローンの方が数倍かっこいいな 後、残るはジャッキーのみか でも面白さから言うと前作の方がよかったかな[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 17:09:54)(良:1票)

7.  ノア 約束の舟 《ネタバレ》 旧約聖書の創世記の話が良く分かった 天地創造がダイジェスト映像であっというまに描かれるシーンは結構良い VFX&コマ落とし&ストップモーションで植物の成長記録の様に固定カメラの目線で描かれる 誰でも知っている旧約聖書なので違う話は一切無い ただ一つ、聖書のアレンジとしては女が後から生まれた事と、ノアが意固地なクソじじいだったことか 方舟に動物達が集まって来る所と、人間達に囲まれた時に石男達が立ち上がってノア一家を守るシーンは印象的だった しかし聖書のノアの方舟の部分だけを一本の映画にするのはやはりちょっとムリがある[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 17:07:25)

8.  AFFLICTED アフリクテッド 《ネタバレ》 きっと誰でもおもう事だろうけれど、男の友情と超絶パワー、バンパイア版「クロニクル」だった 相棒のクリフが死ぬあたりまではコメディの要素が入っていたりしてかなり面白かった 相棒がいなくなってまずカメラを回す理由が無くなってしまう モキュメンタリー物で盗り続ける理由が無いのに撮影、編集までされてしまうのはきつい クリフとデレクの仲良しコンビがそれなりに可笑しい前半と打って変わって、デレクのうっとうしい悩みだけになってしまって、ただの吸血鬼の憂鬱の話になる それまではこの話がどんな風にオチるのか想像出来ない感じでワクワクしたのに 後半、話が完全にバンパイアホラーになってしまったら、それまで抑えめでリアルなVFXと思っていたのが、急にただの地味なエフェクトとして感じてしまう 後はまったくリアル感の無い展開でただのB級ホラー エンディングも完全にバンパイアを受け入れた主人公が、悪人だけを殺すみたいな都合のいいラストもちょっとシラケた さらにおまけエンディングもホラー映画のお約束から一歩も出ていないのはかなり不満 どうせ相棒が生き返るなら吸血鬼コンビで面白い事をするエンディングにすれば良かったのに 「クロニクル」を見て触発されたが「クロニクル」の様な新鮮さは一切思いつかなかったというところかな 点数は自分がモキュメンタリー好きなので甘め[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:55:31)

9.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 87年のロボコップのリブート オリジナルと比べるとあまり特徴が無い オーソドックスなSFエンターテイメントとしてのロボコップである カメラがやたら揺れて前半は船酔いしそうだった VFXバトルはなかなか見応えがあるがポール・バーホーベン版のような毒は無い サミュエル・L・ジャクソンのアジ演説キャスターもバーホーベンの毒には程遠い ロボコップを作った博士がゲイリー・オールドマンで、この人は悪役も味方もどちらでも出来る器用な役者なので、敵なのか味方なのかがわからないのが面白い オリジナルで出てきた二足歩行のガンメカが出て来るが、オリジナル版のような奇妙なかわいさが無かったのが残念だった エンディングは完全なカタルシス不足 なによりもぶっ殺されて当然の悪役が不在なのは不満 しかしどちらかというとシリーズのプロローグ的な話なのでこんなものなのかな 2作目に期待しよう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:49:42)

10.  アナザー プラネット 《ネタバレ》 これ完全なネタバレです しかもかなり重要 未見の人は読まないでね  驚いた 最後まで見て愕然とした 途中途中で辻褄の合わない所があってそれがヒロインの心理描写の内だと思っていた しかし、驚くべきことに、この話は二重螺旋になってた 二つの地球に存在するであろうヒロインローダにまつわる話をパラレルワールドで時系列をある程度無視してごっちゃに描く 一人は恋人ジョンに手痛く振られて傷心のまま、もう一つの地球に居るかもしれない幸せな過去を持つ自分に会って慰めを得ようとするローダ もう一人はジョンの愛を得てジョンにもう一つの地球行きを譲っても幸せ一杯のローダ 前半、ジョンがローダを車で送って、ローダの名前を聞いてハッとした顔をした この時にジョンはローダが家族を殺した張本人だと気づいたはずだ 後半でも事故の相手がローダである事を匂わしているにもかかわらず、ローダを愛していると告白する 幸せなローラはジョンを優しく抱きしめた にもかかわらず帰りの電車の中でストレスの余りに嘔吐するのである この辺に違和感が有ったがローダの深い心の痛みを表している悲しい描写だと思っていた しかし終盤で宇宙に行くのに反対してローダの告白に激昂するジョンに何故?という違和感がある 「おまえはなにもかも受け入れたんじゃなかったのか」みたいな そしてエンディングに嬉々としてテレビのインタビューに答える馬鹿みたいなジョンを見た時の違和感に突然閃いた ああ、だまされた、この話にローダは二人いる!この電撃の様な思いは伝えきれない 二人のローダの別々の恋愛模様をわざとひとつの話の様に見える様に繋ぎ合わせたのである この上級なミステリーに尚かつ、ローダの心の傷と静かに心を通わせる老インディアンの話等、良エピソードもあってこれは傑作だと思った この二人が最後に出会い、ジョンの愛を得て幸せ一杯で微笑むローダに不穏な顔をする不幸なローダが出会うラストシーンは秀逸だ この話、最後まで見てもローダがもうひとりのローダに会っただけで二人のエピソードがごっちゃになっているのに気づかなかった人がいるんじゃなかろうか それに気づかなければ低評価もやむなしか しかしまったく違う二人のエピソードをここまで違和感無くごっちゃに描いた演出に驚愕した[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-05-30 14:37:13)《改行有》

11.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 冒頭、幼い姉妹のミュージカルシーンからエルサが山に逃げ込むまでほとんど歌いっ放しな展開は凄い とくに、序盤の脳天気なアナと女王の戴冠式を控えて憂鬱なエルサを対比するミュージカルシーン「For the First Time in Forever」での、畳込む様な歌と二人を交互にとらえるカット、堂々と真正面で歌うエルサと、動き回るアナを流れる様に追うカメラワークの対比は神懸かっている 往年の名ミュージカルシーンを彷佛とさせて鳥肌が立った 氷の城を作ってその女王となって、今まで縛られていた力を「Let It Go」に乗せて開放するまではとにかく抜群だ 以降、物語になると歌わないパートは少し退屈だった お話は予定調和を一歩も出ないので若干不満があった 後半はどちらかと言うと歌わない 「レ・ミゼラブル」の様に歌いっぱなしだったら凄い迫力だっただろうな 残念だ 雪だるまのオラフも溶けてしまう時を想像して哀しい気持ちになっていたので、溶けなかったのは逆に不満が残った やはりオラフの健気な脳天気さも溶けてしまうからこそ儚い雪だるまなのだ しかしこれ以上の絵作りは出来ないだろうと思われる作品を、毎回楽々越えて来る絵作りはいったいどこまで進化するのだろうか 「レ・ミゼラブル」を見た時にも感じたミュージカルの新しい方向を見た気がして心が奮えた[映画館(字幕)] 8点(2015-02-06 11:36:41)(良:1票)

12.  第9地区 《ネタバレ》 エイリアンと地球人の言葉は何故通じるとか、何故エイリアンは反撃しないとか、そもそも宇宙船の燃料を浴びたら何故エイリアンになる?とか、設定がおかしいところは山ほどあるが、そんなことはどうでも良くなるほどおもしろい 人間目線からいつのまにかエイリアン目線に移行するところが非常にスムーズ 最後のパワードスーツ戦は見た事が無いぐらいすごい 特に司令船を狙ったミサイルを掴みとるところはカタルシス爆発だ そそり立つパワードスーツの背景に浮かぶ巨大マザーシップとかグラフィック演出も抜群 エビと主人公とのバディ感は海猿以上 手が同じだと言う理由だけでなつくエイリアンの子供がかわいい でも、グロシーンはいいとしても エイリアン汚すぎ ゲロシーン多すぎ でも世間がいうほど人種差別がどうこうとかは余り感じないかな[ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-02-06 11:06:34)(良:1票)

13.  リンカーン 《ネタバレ》 地味な映画 決して悪いわけではないが2時間半はちょっと長いかな リンカーンの人となりがよくわかる 南北戦争の終盤に奴隷解放の憲法改訂するまでをメインに描く 冒頭に凄まじい戦争シーンが描かれるがほとんど肉弾戦、現在の戦闘とはまったく違う 以後、見栄えのするアクションとか最後の直接的な暗殺シーンとかはまったく描かれないのでその辺を期待すると完全に裏切られる トミー・リー・ジョーンズ(スティーブンス議員)が奴隷解放急進派の政治家を好演していて、こいつはただの宇宙人じゃなかったと思い知らされる あくまでもかたくなに黒人の開放を求めて、なおかつ完全な黒人の人権をも求めるスティーブンス議員が、自分の信念を曲げてでも、とりあえず法の下でのみ人間が平等であると議会で発言するところはなかなかいい 最後に開放事案が通って議定書を家に持ち帰ったら奥さんが黒人だったという落ちは感動的だ リンカーン夫人にサリー・フィールドがキャスティングされてたがもうおばあちゃんでびっくりした 全体的には悪くなかったがもう少しエンターティメントに依ってくれないともう一度見る気にはならないかもしれないな[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-02-06 11:02:35)

14.  バベル 《ネタバレ》 冒頭ブラピの奥さん役のケイト・ブランシェットが結構いやな女ぽくってちょっとやだなと思ってたら、日本パートでは菊地凛子がさらにいやなネーチャンでちょっと感情移入が難しい感じになってしまった この二人の描き方がもう少し感じがよければこの映画がもっと面白かったと思った しかし菊地凛子はなかなかの熱演で私の好き嫌いの問題であることははっきりわかっている 菊地凛子扮する千恵子は完全に病気で普通はあんな高校生は存在しないと断言できる その辺もちょっとやりすぎだと思ったリアリティを損なう 日本パートでは、こじゃれたカフェで定食みたいな物を食べてるのも変だった 物語は「風が吹けば桶屋が儲かる」的な無常観たっぷりの傑作だと思う しかし「バベル」と言うタイトルはピンとこなかったな、テーマの言葉の壁とかも感じなかった 有るのは無常観 3つの場所で起こった出来事をある程度時系列を無視して描く手法は見事だ モロッコのパートではあいかわらずわがままなアメリカ人が集まってイライラさせる 原因となるモロッコのくそガキ達もバカな行動ばかりしてイライラに拍車をかけた メキシコパートも同じく考えなく自己中心的な登場人物だからこそのトラブルで「クロッシング」を彷佛とさせて無常観をあおる 役所広司が元凶のライフル銃をガイドにやる過程は描かれないし、菊地凛子が刑事に渡したメモの内容もわからないが、刑事がメモを読んだ時のやるせない表情は心に残った 日本映画ならどちらも印象的に描いただろうな 日本映画は何でも説明しすぎるから 物語のキーになる刑事のメモの内容を刑事の表情だけで推測させる手法は非常に大胆だ しかしブラピの電話だけはアメリカ側と時間をおいてモロッコ側からも全く同じ会話だが違う視点で2度描かれる、しかし実は二度目のモロッコからの電話は奥さん危篤の窮地に追い込まれていた ここはうまいと思った[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-01-16 18:11:11)

15.  死霊のはらわた(2013) 《ネタバレ》 1981年の『 死霊のはらわた』のリメイク オリジナルよりストーリー恐怖度共に良くなっていると思った オリジナルほどメチャメチャなパワーはダウンしているが 切れ味のよいゴア表現でホラー映画としてはオリジナルを越えている 主人公は「デッドガール」に出てたキモイにいちゃんだ いいのか悪いのかわからないが「デッドガール」ほどのキモさは無かった ヒロインの主人公の妹がいまいち魅力がない 総じてキャストに魅力がない 当初ヒロインかと思った一番きれいなネーチャンが、真っ先に殺されたのは意外で面白かったが、以降キャスティング的にはつまらなくなった Jホラーっぽい表現が結構ある たとえば不気味な女の佇まい 狂った女が狂ったようにいろんな物を刺す おなじみの口避け女など この映画は基本オリジナルを下地にしているので、むしろネタバレを防ぐためにも未見の人はオリジナルを見ないで見た方がおもしろいのではなかろうか オリジナル(1981版) を評価する人は、当時見た衝撃を思い出して比べているのであって、この映画の直後にオリジナルを見直した人はほとんど居ないのではなかろうか 実際に偉大なオリジナルは見直して見たが余り面白く無かった オリジナルほどオリジナリティーがあるホラー表現はなかったが、ラストでは悪魔を二枚におろした(笑) オリジナルが偉大すぎてこのリメイクをボロクソにけなす人が多いが、決してこの映画がオリジナルに比べて劣っているとは思わない オリジナル権威主義者達に抗議する意味を含めて、通常7点の所を1点プラスして8点にしてみた[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-01-16 18:03:23)

16.  スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション 《ネタバレ》 ネクスト・ジェネレーションと言いながら生き残るのは前作までのおじさんおばさんばかりなのは皮肉なタイトルだ 完全にスタトレの邦題をパクったお遊びだが嫌いじゃない 冒頭、普通ならヒロインクラスの美女ばかりを次々と消費する贅沢な始まり このプロローグのキャストは本当に良くてこの娘達で本編が始まっても何の問題も無かった 本編もさくさくと話が進んで退屈することもなく美女がザクザク刺されてある意味快適な進行(笑) 警察は無能で犯人は神出鬼没すぎるがドライブ感があって許せる感じ ラストは意外だったが残念ながらヒロインが倒れた時にオチが見えてしまった ここをもう少し工夫してくれるとこの映画傑作になったかもしれないな 犯人の独白もそこまではスピード感があったのにちょっと長過ぎる しかし想像したよりもずっとおもしろくて意外な拾い物だと思った[ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-01-16 17:59:11)

17.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 SEE(スペシャル・エクステンデッド・エディション)版 3時間50分の超大作だ しかしエンドロールが20分あるけど 劇場版が約3時間なので50分ぐらい長い 以前劇場版を見たときはそれほど盛り上がらない長い話として記憶していたがSEE版は見事にそれを裏切った 前作で語られなかった不明な点が解消した まずアラゴルンとエルフのアルウェンの恋、前作で一番?と思った所だ おもいきりはしょられたことがわかった 次にボロミアが指輪の仲間になった理由 なるほどと思った、しかも今作のキーマンになるボロミアの弟ファラミアとの確執にも繋がる大事な話だった さらに前作だと殆どにぎやかしのサブキャラだと思っていたピピンとメリーのキャラクターを充分に見せてくれる 実に全編の殆どの時間を木のモンスターの肩に乗っていて途中途中で「えっ、まだ乗ってんの」って感じ ゴラムとスメアゴルの善と悪との葛藤も充分時間をとって描かれる 考えてみると第一作で旅の輪郭を見せて、今作で旅の仲間達の骨格を語るという素晴らしい描き方である ほんとに感心した その為に前作のジェットコースター型の見せ方からじっくりと見せる方法にスイッチした感じ なのでその補足説明の部分をはしょった劇場版を見た時に退屈に感じたのかもしれないな お話は前作で分岐した仲間達が三つに別れて同時進行する さらわれたピピンとメリーの話 フロド達の孤独なモルドールへの道 見せ場担当のアラゴルン達のローハン国のヘルム峡谷防衛 途中でガンダルフが白い魔法使いとなって帰ってくるが、フロドのそばにサムが居る事を聞いてほっとした顔をするところがとても印象に残った[ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-01-16 17:53:10)

18.  ランボー 《ネタバレ》 冒頭、保安官がランボーを厭う理由がそれなりにあって、警察が一方的に悪くて、ランボーの暴走を引き起こしたと言い切れない始まりが、勧善懲悪型ヒーロー映画とは程遠く、ストーリーに重みを持たせている きっかけは警察だが、どちらかというとランボーがベトナムでのトラウマで暴走したように見えた なので「First Blood 」という原題は少し安易な気がする 保安官は決して悪人ではなく、ランボーも直接人を殺す描写が無いのが救いか この映画はただのアクション映画にとどまらず、ベトナムの悲劇と帰還兵のトラウマとアメリカの帰還兵に対する冷たい対応が描かれている 劇中、常に圧倒的な力の差でワンマンアミーを貫くランボーだが、決してヒーローではなく平和な田舎町に現れた異分子であり、それがどのような場所であっても彼に居場所は無い事を徹底して描く エンディングのランボーの慟哭が戦場以外にランボーの居場所が無い事を物語る それ故にランボーの上司のトラウトマン大佐は最後までランボーの処遇を決めかねていたように見えた 今見ても傑作[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-11-11 18:10:35)

19.  オールド・ボーイ(2013) 《ネタバレ》 オリジナルを大昔に見た気がするがあまり憶えていない 評判のわりに今ひとつだった印象がある 今回のリメイクはオリジナルよりもわかりやすい その分オリジナルよりも浅いんだろうなぁという印象だ ただ本当にオリジナルの印象を思い出さないのでなんともいえない 主人公を拉致した張本人が最初っからチラチラ出ていて謎解きの楽しさはほとんど無い リメイクはネタバレが前提なのでしかたがなかったのかも知れないがもう少し謎解きを楽しみたかった しかしお約束のハンマーバトルはたいしたものでザコをばこばこ殴り殺す様は景気がいい ちょっと主人公が強すぎの感があるが爽快感があるのでまぁいいだろう むしろ序盤でこのあきれた強過ぎバトルがあるのでこの映画にリアリティーを求めてはいけないという事がわかってむしろ都合が良かった 主人公が真相に近づいて行く過程がほぼ一直線なので都合がよすぎる さらにオチが余りにもオバカなので「はぁ?」ってなった たったそれだけ???みたいな それだけでこんなに用意周到な復讐をしたわけぇ? オリジナルを憶えて無い理由がここにいたってようやくわかる はたしてこのリメイクのオチは憶えていられるのだろうか また自分で忘れない様に、ここにモロ書きしておきたいが皆にも見てもらってがっかりしてもらうことにしよう(笑)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-11 17:55:49)

20.  オープン・グレイヴ-感染- 《ネタバレ》 冒頭から無数の遺体の中で目覚める主人公 ガキガキに固まった身体 足下のマグナム 抜け落ちた記憶 同じような記憶が無い人達 ポケットの鍵 謎のおしの中国人 なによりもカレンダーの18日 フェンスにも同じ様に18という数字が大書されている ポケットの中の車の鍵から後に隠された車が見つかったり、何故か隔離された女や見せしめにされた遺体など、謎が謎を呼ぶ前半はなかなか面白い 充分な食料やら大量な武器が見つかったり開かないドアなどRPGのような展開はこれは傑作かもという期待を抱かせた しかし残念ながら以降は謎を解明して行くという展開にはならずいく分ダラダラした進行から一気に解明される展開は期待した分がっかりした なによりもこのタイトルは完全にアウト ネタバレじゃん 結局見せしめにした死体などはゾンビ化した人間達を近づけ無い為に自分たちがやったという解釈だろうが、今ひとつ解明篇のパートがないのでカタルシスに欠ける 最後に殺される子供の扱いとかも悲惨なわりにまったく印象的じゃなくて勿体ない 18日の謎とかも結局普通だったが、オープニングに戻るループするラストや、それまでまったく無かったVFXで終末世界を描くエンディングはお約束通りだがなかなかいい 主演のシャールト・コプリーは出演作はあらかた見たが個性的で非常にいい俳優だ この映画、謎を一つずつ解明してくれて徐々に真相に迫っていく展開にしたら傑作になったと思う[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-11-11 17:44:36)

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