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1. ゴッドファーザー
後に日本でも仁義なき戦いを始めとして、やくざ映画界のみならず、映画界そのものの方向性を変えた偉大なる映画。
ではあるが、当方としては展開のゆるさ、ダラダラ感が非常に強いので、あまり好みではない作品である。とにかく長い、そして内容が薄い。
マーロン・ブランド、アル・パチーノの存在感はもとい、やはり最大のヒットの理由は、音楽の素晴らしさが影響しているのだろう。
一見は取っつきにくそうな内容だと思われがちだが、内容そのものは非常に素直で単調そのもので、強烈に印象に残るものではない。
よって、何度も視聴して世界観に酔いしれることにより、愛着などが芽生えた挙げ句、世間の評価を課題に受け止められた結果、全映画作品No.1の称号を得るほどになったと、当方は推測する。
マーロンブランドのファミリーの反映と平穏思考に反し、若者が血で血を洗う争いを展開させる構成は見事で、視聴者の大半がマーロンブランドの立ち位置で視聴することにだろう。
やはりマーロンブランドありきの作品なのだが、2以降も評価が殆ど落ちなかった点を考えると、ゴッドファーザーというブランドが一人歩きしていることに間違いはないだろう。[DVD(字幕)] 4点(2015-11-30 16:22:06)《改行有》
2. スター・ウォーズ
当時、評論家に子供騙しと評されたように、CGを全開に駆使した特撮の延長のような映像は、確かに子供騙しと言えるのだろう。
そうなると、カッコ付けた恋愛ゴッコや、クールな漢を演じれば正解なのか?という疑問が出てくるが、ある意味で、それらの固定観念はスターウォーズが取っ払ったと言って良いだろう。
第一作登場以降のSF史が変わったように、日本のアニメも見事にスターウォーズ一色になったことでも、革新的で影響力多大な、時代を変えた一作であることが判る。
宇宙物SFの教科書として、いつまでも色あせることなく、勉強としても絶対に観ておくべき作品である。
テンポも非常に良いので2時間もあっと言う間だが、唯一残念だと思えた点は、殺陣。フェンシングか?剣道なのか?初めてのことだから仕方ないのだろうが、あまりにも役者がCGについて行けていないので、失笑というか興醒めというか、子供騙しと言われるのも納得してしまう残念なシーンだった。[DVD(字幕)] 9点(2015-11-28 23:03:33)《改行有》
3. 死霊の盆踊り
《ネタバレ》 想像していたよりは、遙かに楽しめた。音楽が意外に良く、踊りも個性が出ていて面白い。演技指導すらされず、個々で勝手に踊っていたのでは?ある意味で、芸術性すら感じることができる。
延々とカメラ目線で、胸を左右に揺らす死霊には大爆笑。(笑) 睡魔との戦いになる最低映画よりも、よっぽど楽しめた。それでも2点止まりだが。[ビデオ(字幕)] 2点(2015-11-28 22:19:42)《改行有》
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