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1. ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
《ネタバレ》 原作未読です。
1は猟奇ミステリー、2ではリスベットの激しい怒りと暴力炸裂、そして完結作となる3では何と法廷モノ!!
ただでさえ地味な法廷モノ。
1、2作に比べると、やっぱり見劣りしちゃいます。
見所は法廷でのリスベットのパンクファッションですかね。
カッコ良すぎ!!!
一応は全てに決着が付いた作品ではありますが、ミカエルとの絡みが少ない上に、二人の関係が何となくフワ~~っとした描かれ方で終わったのが残念。
個人的に、リスベットが入院した病院のドクターが、リスベットに対して恋愛を匂わせていてドキドキして観ました。
原作者が急死されたとのことで、ちゃんとした完結を観る事ができないのが本当に残念。
R.I.P....[DVD(字幕)] 6点(2012-03-28 23:20:36)《改行有》
2. ミレニアム2 火と戯れる女
《ネタバレ》 原作は未読。
シリーズ1作目でハマり、続けざまに2を鑑賞。
率直に言うと、1に比べ『あれ?』と肩透かしを食らった気分。
今回、ミカエルとリスベットは別行動を取っており、時折、PCを通じてリスベットから一方的にコンタクトがあるのみ。
ミカエルとリスベットの引っ付きすぎず、離れすぎず・・・の関係が面白かっただけに、今回の、この二人の関係は正直物足りなさを感じてしまう。
また前回の事件は猟奇的で毒が強すぎたせいか、今回の少女買春はあまりにも普通すぎて『ありゃ?』とガックリ。
欧米人の感覚からいくと目を覆いたくなるような犯罪なのだろうが、日本では珍しくないんですよね~、少女買春って。
また、ミカエルと距離を置こうとするリスベットの心情をしっかり描かれていないところとも消化不良。
全体的に中途半端なんだな~~。
銃で撃たれ埋められたはずのリスベットが、生き返るのも『???』。
家族の情が働いて、銃弾が急所を外れたのか。
それともリスベットの執念か。
その辺りも説明が無く、一気にリアル感が消えて『やっぱりヒロインは死なないのね!』と冷めた目で見てしまうことに。
ストーリー自体は悪くないので、とにかく残念!![DVD(字幕)] 5点(2012-03-11 13:58:04)《改行有》
3. ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
《ネタバレ》 原作、ハリウッド版は見ていません。
2時間を越える長作品だったが、尺の長さを感じさせず最後まで作品に引き込まれた。
唯一、気になったのは馴染みの無いスウェーデンの人名か。
次々と登場人物が出てくるのだが(名前だけの人物もいたが)、とにかく顔と名前が一致しない。
・・・というか名前を覚えられない(聞き慣れない人名だったから)のが辛かった(>ω<)
しかし、そんなことが吹っ飛んでしまうほどリスベットの存在が大きい。
黒メタルなファッションに身を包み、危険な瞳のリスベット。
一発でぶっ飛んだ。
彼女にハマれるかどうかで、この作品の好き嫌いが分かれるのではないだろうか??
デンジャラスなリスベットとは間逆の人物として主人公のミカエルがいる訳だが、リスベットが危険であればあるほど、主人公が光ってくる。
うまい!
リスベットがいなければ、多分、地味な主人公で終わっていたことだろう。
作品自体は『セブン』のような聖書を引用した猟奇殺人を解き明かすミステリーなのだが、『セブン』に比べたら幾分地味なのは否めない。
だが、ミカエルとリスベットの関係が徐々に変化していく様子が丁寧に描かれており、単なるミステリーだけで終わっていないところが面白い。
また、個人的には北欧インテリアがとにかくオシャレで、それを観るのもまた楽しかった。
久々に面白い作品を観た!
そう思えた作品でした。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-10 23:54:28)(良:2票) 《改行有》
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