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【製作国 : スウェーデン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 愛おしき隣人 《ネタバレ》 何となくやりたいことはわかるんだけどねえ・・という作品。そんな言い訳を感じさせてしまう作品がいい作品とは私には思えないけど、人間なんて所詮ほんとはみんなヘンな存在だし、映画の中の天気はたいてい晴天か小雨ていどが多かったりして、何か特別な背景として台風や大雨が出てきたりするけど、実は何でもない一日が大雨だったりするし、映画ではアップなんて手法がたくさん出てくるけど実際の人間の視界にほんとはアップなんてなかったりするわけで、「ほんとはさ・・」がたくさんつまっているとこは、まあいいかも。それが面白い映像になってない、というとこが致命傷って気はするものの・・。ロックスターに憧れてる女の子の夢のシーンは、かわいくていいシーンだった。すっごくシンプルな部屋でね。ベッドと小さなテーブルと椅子、そしてキッチン。小さな花と音楽。人生に本当に大切なものって実はそのくらいなんじゃないの?というメッセージを感じないでもない。なら、作品そのものももっと短くしたってよかったんじゃないの?というのが、今の感想かな。ちょっと眠いとこが幾つかあったし。[映画館(字幕)] 5点(2008-05-08 22:35:51) 2. あのころ僕らは セリフなどはかぶってないところを見ても、本物のアドリブではないのに、そう思わせるナチュラルさがあって、なかなかいいですね。「これが映画といえるか」と怒る人もいそうな気もするし、登場人物がことごとくこまった若者たちなんだけど、すごく等身大で、リアリティがある。そこに、共感や「ほっとする」感じが生れるのかもしれませんね。 中心人物だったレオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイア は、プライベートでも仲がよいそうですから、それがプラスにはたらいた面もあったんでしょう。それにしても、このあまったるい邦題はかんべんしてほしーい。全然中身に合っていないっしょ!6点(2003-09-22 12:52:48)《改行有》 3. マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 《ネタバレ》 哲学的でありながら純朴なイングマル少年。 ハルストレム監督は、子どもの本質的な姿を描いたのだと思います。 いや、人間の本質というべきか。 悲しみや苦しみを、叫ぶのではなく、かといって抑えこむのではなく、ナチュラルに表現しています。 だから、映画の登場人物と同じリズムの息遣いで一緒にハラハラしたり、しんみりしたり、ユーモアにクスリとしたり。 つまり、わざとらしさがないのです。 そのかわりはっきりしたヤマ場はありません。 あえて挙げればボクシング場面? 人工衛星(?)の場面? どれもなぜかあっというまに「落っこちて」しまう「オチ」なので、カッコ悪いばかりでありますが。 ま、味のあるかわいい顔ですけど、アイドルとかヒーローというわけではないイングマル少年。 彼に共感が湧くか湧かないか、そこがこの映画を気に入るかどうかの分かれ目かもしれません。 不器用でドンくさい少年・少女時代を、ある程度客観的に見られるようになった世代にこそお勧めします。 (いやもちろん、不器用じゃない、ドンくさくない少年、少女の皆さんもいらっしゃるだろうけど、まあそういう人には、元々この映画は向かないでしょうな。)9点(2003-06-20 22:25:09)(良:1票) 《改行有》 4. 秋のソナタ 評価の難しい作品。ベルイマンの中ではわかりやすいほうかもしれませんが。母との関係に悩んでいる女性は見てみるといいかも。さて、自己を貫くタイプの母、家族みんなによかれと思って自分がわからなくなっていた娘、あなたはどちらに思いを寄せるでしょうか?7点(2003-04-11 21:54:15)
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