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1. アトミック・ブロンド
《ネタバレ》 騙し騙され二重スパイin1989
80'sシンセサウンドとネオンカラーが彩る世界でのスパイ達の攻防は生々しくも幻想的。
抑えられた色調の中一人真っ白なブロンドの女スパイ・ローレンの任務は最初から大ピンチ。
ただスパイ映画というのは007のようにわかりやすいエンタメ一直線か、見る側の頭の回転力が求められる心理戦を交えた二重三重の騙し合いのどちらかなのだが、後者はやっぱり何かと面倒くさい。そして本作は硬派な後者。
疑心暗鬼は当たり前、誰が見方か裏切り者で、どこで盗聴されているかなんてわかったもんじゃない。
そんな30年くらい前の出来事ははじめのうちは静かにあっちに行ったりこっちに行ったりの繰り返し。
登場人物の名前が頻繁に登場し頭の中で彼らの相関図がどうなっているか混乱しながら作って行く内に展開は次から次へと変わって行く。
しかし中盤、スパイグラスを逃がすシーンからのアクションシーンは凄い。超長回しによる生々しい戦闘シーン。そりゃアザだらけになりますよ!これだけでも本作は見た価値あったと満足出来る素晴らしいシーンです。
そこからのカーチェイスも一体どこにカメラが付いているのかわからない、車内をグルグル回るカメラに仰天。どうやって撮ったんだろう…。
結局後半はパーシヴァルが何がやりたかったのかとか、KGBとどういう関係だったのかとか、自分の頭ではよくわからないまま終わってしまいました。
そんな本作ですが劇中局といい80年代末期の雰囲気といい色調といい最高にカッコ良かったので満足です。サントラ欲しい![映画館(字幕)] 6点(2017-10-24 12:43:22)《改行有》
2. リピーテッド
《ネタバレ》 コリンファース怖っ!
知らなければ良かった!でも知らなければいけない!真実はどこだ!
不気味で不安な雰囲気が常に漂い、誰を信じるべきかもわからない映画が進んでいくにつれて二転三転と登場人物の見方が変わるのでニコール・キッドマンも演技も相まってもうスゲェ怖い!コリン・ファースの影がある、なにをしでかすかわからないの演技も最高です。
コリンファースの正体が誰かわからなくなった瞬間のゾッとする感じはヤバイですね!ヒエエエ!
そんなこんなでハッピーエンドでしたが極上の緊張と恐怖を味わえるサスペンスでした。[DVD(吹替)] 6点(2016-11-23 12:55:58)《改行有》
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