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1. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 長~い会話でためてためてバイオレンスドカーンというタランティーノ黄金パターンの繰り返し。ホント無駄の好きな監督だなー。
バスターズと復讐する女とナチの面々と、キャラクターは多いんだが、無駄話ばかりでそれぞれのキャラクターのバックボーンはほとんど語られず、魅力的だと思えた人物は余りいなかった。バスターズと復讐する女が全く絡まないのも肩すかし。復讐のためにどんな人生を送ってきたかとか、バスターズがどれだけナチに虐げられてきたかなんて事は重要ではないようだ。それならそれで勿体ぶらずドンパチやってくれれば良かったんだが、意外とバイオレンスシーンは少なく、物足りない。コメディ要素も中途半端で笑えないし、どこにも振りきれていないように思えた。ブラピ何もしてないじゃん。敵役のランダ大佐が一人で目立ってたな。良くも悪くもタランティーノらしい一本だが、爆発力がなく、面白かったとは言えない。[映画館(字幕)] 5点(2009-12-01 21:49:33)(良:2票) 《改行有》
2. イン・ザ・スープ
《ネタバレ》 ブシェミが主演、それだけで偉大な作品。とは言っても、謎のゲイっぽいオッサンや、隣人のいかれた旦那さんとかの方がインパクトありすぎて、凡人役のブシェミは地味。あんな顔なのに普通の人。やはりブシェミは、ある程度脇に回った方が面白いな。どう見ても天使には見えないアンジェリカという女性に、勝手なイメージを作り上げて一方的に惚れこんじゃってるところがストーカーチックで、らしくはあったけど、これくらいならブシェミ主演じゃなくてもいいかな。
で、内容はと言うと、何かが起こりそうで何も起こらない、つまらなくもないし、そこそこ笑えたりするけど、全体として面白いかと言われれば、そうでもない。ちょっぴりお洒落っぽくもあるけど、野暮ったくもある。っていうか、白黒だからお洒落っぽく見えるだけかもしれない。…確かにモヤモヤ映画かもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2009-06-09 01:17:34)《改行有》
3. インビジブル(2000)
前半戦はやや退屈でこのまま行くのかと思ったら、後半から路線が変わり面白くなってくる。主人公が狂うまでの動機づけが弱いのが難だが、なかなか意外性があって楽しい。映像はスゴイけど、良くも悪くもベーコン兄貴に相応しいB級。[ビデオ(字幕)] 7点(2008-03-18 12:10:48)
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