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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. スターリングラード(1993) 《ネタバレ》 Youtubeでドイツ語で観た。ことばはほとんどわからなかったが、映像だけでだいたいのストーリーは把握できたと思う。JJアノーの作品よりも遙に秀逸な反戦映画だと思う。 冒頭のイタリアのビーチからトンネルを抜けてロシアに至る演出はなかなかニヤニヤしてしまう。 基本的にドイツ軍の視点から描かれているが、トータルして観た場合、"Das boot"と同じく上質な反戦映画として成り立っている。 ロシア人少年、メガネのドイツ軍将校、ロシア人女性兵士といったキャラクターとの再会が印象的に描かれ、悲劇的かつ絶望的なストーリーが展開される。T-34-85との死闘を描くシーンがやたらと取り上げられる本作だが、それ以外にも見所はたくさんある。第6軍はソ連に投降してしまうのがわかっているだけに、つかの間の勝利も虚しく感じてしまうのだ。 終盤、私だったらあの地下で食糧と酒と暖房に囲まれて過ごす道を選ぶと思うんだが、なぜか彼らは全員そこを捨ててしまうのは、どういう心理状態だったんだろうか? それが悲しいラストにもつながるのだろう。[インターネット(字幕)] 8点(2012-09-21 22:05:51)《改行有》 2. スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 はい、皆さん、こんにちは。今日紹介する映画は、スパイ映画です。主演は、あの美男子のブラッド・ピット。そのブラピが、映画の冒頭で任務に失敗して、殴られる、殴られる、殴られる。あの美形が見る影もなく無惨な姿になってしまいます。怖いですねぇ~。その彼を助けるために奔走するのが、これまたかつての美男子ロバート・レッドフォードです。老けましたねえ彼も。アップになるとシワが目立ってしまう(何?お前に言われたくないって?たしかに77歳に言われたくないですねえ(笑))。ブラピの処刑期日が、せまる、せまる、せまる。この緊迫感をそのまま進めないのがこの映画の演出のおもしろいところですね。ベトナムやベイルートでの彼らの関わりが描かれます。場面が一転してCIAのビルで、レッドフォードが作戦命令書を偽造するために、タイプライターに向かってひたすらキーを叩く、叩く、叩く。このあたり「大統領の陰謀」を彷彿とさせますねえ。注目してくださいね。では映画の後でまたお会いいたしましょうね。<映画観る>はい、いかがでしたか?あの作品では不正を暴くワシントンポストの熱血新聞記者だったレッドフォードが、本作では私財をなげうつとはいえ、軍隊を勝手に動かしてしまうんですよ。はい、怖いですねえ。ということで、本作は2001年のアメリカ映画でした。それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。7点(2004-01-11 15:07:08)(笑:2票) 3. スターリングラード(2001) <またまた書いていなかったもの発見>"鼠の戦争”といわれたスターリンの街での戦闘を描いた作品ですね。冒頭の渡河作戦で描かれた、ソ連軍の人海戦術と赤軍将校の非人道的行為がとても印象に残る場面ですね。実際のところ、第2次世界大戦でのソ連の死者は1000万人と言われているわけですが、そのかなりの部分が、このような無駄死にであったのはあまり知られていないのかもしれませんね。共産党のプロパガンダとして英雄に祭り上げられたひとりの青年(ジュード・ロウ)と、彼をやっつけることで逆にナチスのプロパガンダを訴える目的で送り込まれた、老練なスナイパー(エド・ハリス)との対決がメインなわけですが、脇を固める俳優にも個性派がいて渋い演技をしていましたね。たとえば、ジュード・ロウの上官になるロン・パールマン(アノー監督の常連だね)。ドイツでもソ連でも邪険にされた彼のエピソードは、なかなか考えさせられるものがあります。使われる兵器の描写はけっこう秀逸なモノがあり、冒頭のスツーカは恐怖感をあおるのに一役買っているし、III号戦車はかなりディティールもよくできていて、さすがアノー監督のこだわりだなと感じます。しかしながら、あの爆撃機はいただけないね。いかに制空権を得ているといっても、あんな低空で爆撃するわけがない。リアルさを追求するなら、これはマイナスポイントです。また、話しの根幹に関わることだけど、モシン・ナガンにしてもモーゼルにしても、あんなに命中精度はよかったのかね?(笑) J・J・アノー監督は、リアルな描写と再現を信条としているけれど、どうしても妙になまめかしいエッチシーンを入れたがるのが玉に瑕です(苦笑)。さすがに「子熊物語」ではなかったけどね(笑)。7点(2003-12-13 22:54:35)(良:1票) 《改行有》 4. スコーピオン・キング 「グリーンマイル」のマイケル・クラーク・ダンカンが美味しい役をやってますね。「ハムナプトラ」であんなサソリの化けのもになる前は、彼はヒーローだったんですね(笑)。7点(2003-11-20 11:02:01) 5. スパイダー モーガン・フリーマンがそこに居るだけで存在感充分なのですが、逆にそのことによって「何かが起こるのではないか」と期待をしてしまうだけに、「何も起こらないで終わってしまった」という印象しか残りませんでした。私もネット上でいろいろWEBカメラをのぞいていますが、もしかしたら何か重要なものを見ているのだろうか?(笑) 中盤、街中を犯人の電話によって走り回されるシーンは、「ダーティーハリー」を想い出してしまいました。 面白い題材を取り上げていながら、全体に希薄な印象が残ったのは残念です。ま、ポッターねえちゃんの可愛い顔を見ただけで好かったかな。6点(2003-03-04 22:26:15) 6. スチュアート・リトル 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」並みにマイケル・J・フォックスが楽しませてくれました。どういう理由で彼が選ばれたかわからないけど、なかなかのキャスティングだと思います。でも、吹き替えだとその良さが半減しちゃうのが残念ですね。子供達が観るにはそれでも仕方ないのかな。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでマイケルの魅力を知っている人は、パーキンソン病と闘っている彼を応援する意味でも、ぜひ原語で観て欲しいと(個人的に)思ってます。だいたい、人間のことばを話すネズミが人間の養子になることから荒唐無稽なのですから、突っ込みどころが満載でも、素直に楽しむのがいいのではないでしょうか。ところで、この映画の製作されたときは、まだマンハッタン島に"あれ"がそびえてたんですね。「スチュアート・リトル2」では、それも無くなっていましたね。アメリカ人はあの摩天楼の並んだ島を対岸から眺めるショットがよほど好きなんですね。ふとそんなことを考えました。7点(2003-01-03 11:11:50) 7. スコア 最近のデニーロの映画にしては、マシな方でした。最後のどんでん返しは誰もが予想することでしょう。でも、なんだろうなあ。自分が求めるデニーロらしさに合わないから評価できないのだろうか?それとも、デニーロ自身を過大評価していたのだろうか?「ミッション」の頃のようなエネルギッシュな感じを求めるのは酷ですか?ストーリーそのものはまあまあなんですが、過去のデニーロ作品に比べて"インパクト"という点で、どうしても評価が厳しくなってしまいます。7点(2002-06-03 08:30:48)
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