みんなのシネマレビュー
Yuki2Invyさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1647
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  M(1931) 《ネタバレ》 いや~、ド初っ端からあまりのスリラーっぷりに完全に引き込まれてしまったのですが、でも、ココなんかだってスリラーやホラーの観点からしたって、同時期のユニバーサル怪奇映画なんかと比べてもかなり異質…とゆーか私の好むトコロの現代的な「見せない」恐怖とゆーのが大いに感じられたりもしたのですよね。全編を通しても(時代相応に)ショッキングな描写に対する「制約」とゆーのはごく強力なモノとして感じ取れるのでして、暴力的・猟奇的な描写や反道徳的な展開なんかも中々描くコト自体が(そもそも)出来なかったという様に見える、その部分は当然(コレもやはり現代的な感覚からすれば)「演出の不自然さ」という印象にも繋がってくると思うのです。しかし、逆にそれ故に、全く語られない少女らの行く末を我々自身が如何ようにも惨たらしく想像し得るが為に、作中の幾つかの犯人と少女のシーンは却って実に寒々しく恐ろしいモノに見えてくる、この現象にはもはやある種の(恐怖映画としての)普遍性・不滅性が在る様にも思われますよね。そして、ソレは明らかに「監督の狙い」だ…とも(少なくとも私には)感じられるのです⇒その時点で、今今に私が観たトコロでもやはり確実にエポックメイキングな…と言うに値する傑作だと思われるのですね。 加えて、更に一つ優れていると思うのが、その映画史上に確実に残るだろう絶大な「ショッキングさ」が故に、本作にも辛うじて描くコトが許されたのであろう(極めて不埒な)終盤の「人民裁判」などといった作中の描写もろもろが、当時のドイツ社会の「歪み」という恐るべきリアルそのものをまた見事に体現している…という実に巧みな構成ですね。ココは、作中にも名前が登場するグロスマンやハールマンといった1920年代のドイツの実在のシリアルキラーについての知識が前提に無いと理解は難しいトコロかとも思われますが、おそらくこの映画は(前述した描写のまろやかさを踏まえたとしても・私なんかが現時点で観るよりも遥かに)当時の人々にとっては切実な恐怖だったのだろうと思うのです。もしかしたら、人類史上最も「本当に恐ろしい」映画のひとつだったのではねーか、とすら。だから、今作を観てのみの判断としてさえ、暢気な現代のホラー好きを自認する私の趣味の観点からとて、この時代のドイツ映画とゆーのは大いに絶対に鑑賞に値するのではないか…と一発で思わされてしまったのですね⇒そしてソレは、この時代のドイツとゆーのがまたある種、非常に高度に「狂って」いた…というコト自体を、残念ながらコレも非常に確からしい「歴史的」事実として(私も万人並みに)理解しているからだ、とでも言いますかね。なんか、全く思いがけずも実に高度なホラー的「閃き」とゆーのを勝手に拾い得てしまいました。[DVD(字幕)] 8点(2023-10-30 22:33:21)《改行有》

2.  エルミタージュ幻想 《ネタバレ》 『幻想』と銘打たれてはいるものの、同時に90分ワンカット!の映像をそのまま観客の視聴に供しているという意欲作・実験作でもあり、そのファンタジックみもお手軽に視覚効果で出しちまえ!てコトじゃなくって結構凝ったストーリー語り・場面展開・カメラワーク・その他諸々の手の込んだ工夫でソレを醸し出している…という(思ったより)硬派な映画なのですよね。 だから、ストーリーは在って無い様な…と言いつつ、ゆーて結構(実は)しっかりストーリーは在るのですよ(会話もそこそこ長いし多いし、意味も無いよーで実はまあまあチャンと整えられても居るのですよ)。ただしまず、その「意味」とゆーのはそれなりにロシアの歴史なんかの前提知識が無いと伝わらない程度のモノではあるし、そもそもこの建付けでストーリーも具体的です、となるとどーしたってファンタジックの方は目減りする様にも思われるのですね(=ただ浸ってれば気持ち好い…というサイケデリックなヤツってコトではないのですね)。私も多少「思ってたんと違う」感じではありましたし、同時にもうチョイ勉強してから観た方が(多分)好かったなと思いました。 でもやはり、その館内ツアーが(90分ワンカットとか工夫して撮ればたぶん)そのまま映画になってしまう…てエルミタージュの芸術性っての自体はモ~凄まじいな…とも思いますね(日本で同じコトやろうと思っても、おそらく美術館系では無理⇒神社仏閣とかならナンとかなるかも…)。あと前述どおりそのファンタジックさの少なくない部分をつくり込んでいるカメラワークてのも、確かにコレは相当に高度でした。結構ゆらゆらと漂う様に動き続ける…てのがまずポイントだと思うのですが、でありながら手ブレは全く無く、そして即興的な風を残しつつも同時にまた確信的で力強く、かつ繊細でありながらも「間違える」コトなど微塵も無いというコレは(また確実に)並大抵の仕事ではねーでしょーな。そこら辺、ハマる人には超・ハマる系統の映画だとも思います(人生ベストにもなり得るレベル)。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-03 08:34:33)(良:1票) 《改行有》

3.  エスター 《ネタバレ》 単純なホラーとしては、2000年代以降では屈指と言える出来かと思っている。 一見は可憐な少女だが、その実は凶悪な怪物を家に招き込んでしまうという部分はままよくある展開ではあるが、複雑な過去を持つ夫婦の設定、子供を手玉に取る描写の巧みさ等、展開面での細かい工夫はどれも秀逸で飽きずに観てゆける。エスターの目的が父親の誘惑で、要は性的に歪んだ異常者(実を言えば普通なんじゃねーのという気もするが)だという点も、ある種良く出来たキャラ設定に思う(この手の異常殺人というのは、大抵満たされない性的欲求が動機の根底にあることが多いように思う)。 しかし、あんな絵を部屋中に描いてその中で夜を過ごしていたというのは、それだけで正に狂気を体現するこれも優れた演出に思う。中盤以降は比較的スピーディにその狂気が加速・過激化してゆき、終盤は相当に派手な展開になるのも個人的にはかなり好み。子役&ファーミガの熱演も素晴らしい。時代最高のホラー。[DVD(字幕)] 8点(2020-03-01 12:40:35)(良:1票) 《改行有》

4.  エル ELLE 《ネタバレ》 タイトルの仏語の意味「彼女」のとおり、ある一個人(女性)をクローズアップして描くことを主題とした作品で、話の内容自体には左程の意味は無いとも言える。特筆すべきは、その女主人公の非常に多面的な人物像(冒頭からのレイプ被害者に始まり、母、娘、経営者、等々)と、それらの中でも際立っている病的なまでの異常人格ぶりである。その異常性・変態性にせよ、もう一つの重要側面だと思われる性的魅力とその部分の奔放さにせよ、それらに重厚なリアリティを吹き込むイザベル・ユペールの演技は細部に至るまで実に見事で、かつ独創的だと言える(美醜を併せ持つ様な容貌のつくり込みにせよ、それでいて還暦越えにも関わらずの熟した色気を迸らせるのも自由自在だということについても、正に圧巻と言う他無い)。監督はユペールには演出を付けなかったらしいが、それだけ彼女の役作りが卓越していたということだろう。この演技の質だけでも、観る価値は十二分だと言える。[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-14 11:30:18)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS