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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ニーチェの馬 冒頭、ニーチェの馬が現れるシーンが凄い印象に残った。躍動感に溢れ、詩的で、美しい。 面白いか面白くないかはひとまず置いておいて、世界観と表現方法がとても素晴らしい映画だ。 ひたすら同じ音楽を流し続けるスタイル、常に嵐が巻き起こっている荒野、極端に排された台詞。30分位経過してやっと喋った台詞が「もう寝ろ」って…。 あとやっぱり馬の使い方がとても素晴らしいと思う。[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-07 19:42:29)《改行有》 2. ニンフォマニアック Vol.2 これまでのトリアー作品を思わせるようなテーマが満載。もうこの出来に満足しちゃってこれ以上映画を撮らないんじゃないかとさえ思った。 相変わらずの性器ドアップもあれだけ見せたらもう十分満足したんじゃないでしょうか。壮大なテーマを掲げながらも、最後は結局人間の愚かさが出るのもいつも通り!あまりに予想通りすぎる展開だったが、トリアー作品を観たなあ、というお約束の満足感を得られたので良し![DVD(字幕)] 7点(2015-05-29 19:27:53)《改行有》 3. ニンフォマニアック Vol.1 トリアー作品にしては珍しく気楽に見れる作品。と言ってもエグイ性描写は随所にあるので、他のトリアー作品を見てそれなりに耐性のある人限定ではあるが。 まず、このvol.1では一人の女性に焦点を当て、その生い立ちをスピーディに見せていくのでなかなか飽きずに引き込まれるし、性にまつわる雑学や、様式美溢れる画など見所も多い。セックスを釣りに例える所が特に面白かった。かなりの長編だが、早く後編が見てみたいと思える終わり方だった。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-29 19:18:43)《改行有》 4. 2046 先に断っておくけど私はキムタクの大ファンでは無い。2004年この映画が日本で公開された日。私は初日から観に行くほどの気合の入れようだった。私の住む地元ではあまりミニシアター系の作品は公開されず、まさか王家衛作品が公開されるなんて思っても見なかったからだ。しかし、初日だというのに席はガラガラ。客層も女性ばかりで、いかにもキムタク目的という雰囲気を醸し出していた。そんな中、気合の入った唯一の王家衛好きは明らかに浮いていた。ただ、いくらキムタクが出ているとはいえ王家衛作品をこんな大々的に全国公開して大丈夫なのか?という一抹の不安を覚えたのも事実。そして、それは予想通りの興行結果となるのである…。 さて、何故今さらレビューを書こうと思ったか。それは、DVDを買って以来約8年振りに特典DISCを観たからである(遅っ)。特に新しい発見は無かったんですけどね。面白かったのは出演シーンが数秒しかないチャン・チェンがちゃっかり記者会見に登場し「どうやってアンドロイドの役を演じたらいいか監督に聞いたら、”いつもの半分の速さで演じろ”と言われた」と真面目に答えた所。あんた、動いてるシーンなんてあったかい?と突っ込みを入れたのは言うまでも無い。 この映画が失敗に終わった理由を分析してみる。完成までに5年もかかったという点。これだけ待たされれば期待が過剰に膨らんでも仕方が無い。次に、あの予告編。CGを使ったシーンばかり予告で流し、いかにもSF的作品であるかのように宣伝した罪は重い。そして、「欲望の翼」「花様年華」を観ていないとついて行けない点だろう。いくら監督が続編では無いと言い張ろうが、トニー・レオン演じるチャウは「花様年華」と同一人物なんだし、その2~3年後を描いているのだから切り離して考えるのは無理ってもんである。また、突然カリーナ・ラウが2046号室で殺されていたというシーンが出てきて、彼女は”足のない小鳥”を探していたというナレーションが出るが、これなんてもう完全に「欲望の翼」のミミと同一人物なわけですよ。観てない人にとっては完全に??となった事でしょう。 最後に結論。これは王家衛が60年代の香港を描いた3部作の完結編であり、これまでのオールスターキャストも集結したお祭り的大作であり、わかる人だけわかればいいという映画である。王家衛ファンなら黙って10点献上! ‥‥と思ったけど、やっぱりつまらないので4点![映画館(字幕)] 4点(2013-11-27 18:14:50)《改行有》
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