|
プロフィール |
コメント数 |
848 |
性別 |
男性 |
年齢 |
48歳 |
自己紹介 |
思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。
ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!
レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪ |
|
1. ニコラス・ケイジの ウェザーマン
《ネタバレ》 長い前髪を下ろしているニコラス・ケイジが、いつになく等身大の人間を淡々と演じるヒューマンドラマです。仕事面は満たされつつも、私生活に満たされていない空虚感が見事に描かれています。「もし仕事ではなく家庭を取ったら?」というテーマで同じくニコラス・ケイジが出演した「天使のくれた時間」は、まさに映画的な劇調で夢を見せてくれるメルヘンチックな展開でしたが、いい意味でも悪い意味でもこの作品のほうが現実的です。だからこそ思春期の娘、問題行動を起こす息子の問題、離婚した妻とやり直そうと苦心する様子、余命いくばくも無いかつて成功をおさめた父との交流にリアルなものを感じました。またNYに移り、仕事で更にキャリアアップをすれば、再び家族が1つになれると信じて奮闘する主人公を応援したくなります。ただ現実は映画のようには上手くいかず、この作品の結末は妙に痛くもありながら共感できます。きっと私も含め、こうして幸せな部分と満たされていない部分を両方心に抱えながら毎日を模索して生きている人って多いんじゃないかなと考えさせられる作品となりました。[DVD(字幕)] 5点(2006-08-20 12:13:51)(良:1票)
2. 2046
「花様年華」のトニー・レオン演じる作家のその後の恋模様と、彼が描いたアンドロイドが登場する小説内の展開を交錯させた作品。無駄な説明を極力排除し、一見分かりづらくさせているのは監督の個性なのでいいと思う。ただやはりこの映画は、あれだけシンプルな展開ながら人間の心情を描ききった「花様年華」の続編と観ると個人的には物足りなかった。トニー・レオン演じる作家が、マギー・チャンの事を忘れようと色々な女性とその場限りの恋をしたりは分かるのだけど、それとアンドロイドが乗っている列車との物語の世界との結びつけ方がイマイチ弱く感じて残念だった。前作はトニー・レオンの演技力に驚いたが、この「2046」は彼と関わる女性陣の存在感に圧倒された。コン・リーとかチャン・ツィイーとか本当にいい役者だと思った。この作品に限らず、男は泥くさく、女は美しく撮影する監督だなと感心。それに加えアンドロイドのフェイ・ウォンは動きが可愛かったwwキムタクは・・・。演技力云々はともかく、ウォン・カーウァイの作品に出られた事は凄く名誉だと思う。でも製作に5年もかかる映画内容かな?[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-17 11:10:33)
|