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1. ビヨンド・サイレンス
《ネタバレ》 聾唖者を扱った映画はいくつかありますが、これほど音にこだわった映画は珍しく思えます。大概は意思疎通がうまくいかないことに重きを置いていますが、この映画ではそれだけでなく、それぞれの人としての思いや感情を扱っています。それだけに、親子間の問題だとしても、これといった特効薬があるわけでもなく、それぞれが少しずつ歩み寄るという結末が、もっとも自然であると思えました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-18 16:19:57)
2. ヒトラー 最期の12日間
まるでドキュメンタリーを見ているかのような錯覚すら覚えるほど、リアリティのある映画でした。監督の個人的な主張はほとんど反映されておらず、あくまで歴史の真実を伝えようとしています。多くの人々の視点から語られているため、これといったクライマックスがなくなってしまったのが、唯一残念な点であります。邦題はもう少し考えてつけて欲しかったよね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-22 18:13:17)
3. 美の祭典
《ネタバレ》 「民族の祭典」も見ています。「民族の祭典」が陸上競技だったのに対し、こちらはその他の競技なので、競争ではなく、採点で争う競技が多いため、協議中の緊迫感などは伝わりづらいと思います。そのため、演技の出来を競う競技はスローで、競争する競技は早回しでの映像にするなど、工夫をしていますが、スポーツを見るうえでの醍醐味は薄れていると言えます。ただ、スローモーションの映像でもくっきりとした映像を見られるあたり、技術的な部分では目を見張ります。[DVD(字幕)] 6点(2022-07-23 17:31:29)
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