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1. ヒトラー暗殺、13分の誤算
《ネタバレ》 戦時中のドイツの陰鬱な雰囲気はよく伝わってきた。しかしこの主役の男、結局何もかも中途半端で終わるただの間抜けではないのか。ヒトラーを暗殺するでもなく(それどころか無関係の人々を死なせてしまっている)女を幸せにするでもなく(むしろ不幸にしている)反体制組織を影から支援するでもなく(せいぜいパンを与えるくらい)最期は普通に処刑されるだけ(無駄死に)。悪いがこういうグズグズ男には全く共感できない。これがリアルなのかもしれないが映画としては見る価値はない。[地上波(字幕)] 4点(2021-01-13 14:28:55)
2. ヒトラーの忘れもの
《ネタバレ》 はぁ………これはいけない映画ですね。いわゆる戦闘シーンはなく、地味と言えば地味な戦争映画です。でも戦争の嫌らしさ、惨たらしさ、不条理さはひしひしと、ずっしりとこの上なく伝わってきます。食べ盛りの頃にわずかな食料しか与えられずそれをむさぼり喰う少年兵。体調が悪くても任務を強制される。会話には必ず軍曹殿と言わされる屈辱…近頃やたら好戦的なネトウヨや国会議員がいますが、一度この映画を観てもらいたいものです。これが戦争の「リアル」です。まあ、たぶん「絵空事」としかとらえられないでしょうけど。軍曹の心情の変化は俳優さんの演技力がないのか、はたまた監督が悪いのかよく分かりませんがイマイチの印象です。個人的にはジュード・ロウが演じたならかなり変わったと思います。[地上波(吹替)] 7点(2019-09-03 22:03:37)
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