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1. ヒトラー 最期の12日間
《ネタバレ》 独裁国家の栄枯盛衰の伝記ではなく、敗戦に向けての「枯衰」の部分にしぼって描かれるのが邦画『日本の一番長い日』と対照的。ヒトラーの周りの人々もしっかり描かれています。ドイツ地下要塞では、脂ぎった兵隊ばかりの日本とは違って、ずいぶん皆涼しい顔をしているし、綺麗な服を着ている女性達もいますが、内に秘めたものはそう変わらず。それぞれの思惑を胸に次々に自殺していく姿は、やはりやりきれなく、ずっしりきます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-25 17:40:50)
2. ヒステリア
《ネタバレ》 うーん、この題材を使って、マジメで無難な作品にしてしまっているのが非常に勿体ない。
肝心なところをオブラートに包み過ぎていて、せっかくの見せ(濡れ?)場もご婦人が悲鳴を上げるシーンだけでは、白けてしまう。
「ヒステリー」という誤解に満ちた言葉が、医学的になくなるまでの歴史を描いたお話である。
それはそれで興味深いんだけど、やはりこちらとしては、エロくて笑えるものを求めて来てしまっているのだ。
もっとふざけて笑わせてくれた上で、芯がしっかりしているのであれば、傑作になり得たと思うのだが、すごく勿体ない。
エンドロールで、バイブレーターの歴史みせるくらいなら、本編でやれ![映画館(字幕)] 6点(2014-02-05 00:09:54)《改行有》
3. ビヨンド the シー/夢見るように歌えば
日本ではそんなに馴染みのないボビー・ダーリンですが、とにかく曲がいいし、序盤はテンポ、演出とともに気が利いていてとても楽しめます。ですが、だんだんと同じことの繰り返しみたいになってきてだれてしまうのが残念です。こういうダレ方って音楽伝記モノにありがちだな。[映画館(字幕)] 6点(2008-07-29 16:16:14)
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