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プロフィール |
コメント数 |
3929 |
性別 |
男性 |
年齢 |
53歳 |
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1. マチェーテ
刃物見本市、というか、凶器見本市、というか。いかにもアブナそうな物がたくさん出てきます。『用心棒』が「刀が勝つかピストルが勝つか」という興味であったならば、コチラは「刃物は銃の何倍スゴイか(いや銃もスゴイのだけど)」というノリで、残酷描写大安売り。もっとも、アノ“予告編”は“予告編”だけだから面白かったのであって、実際に映画にしてしまうと、“予告編”が持っていたカルト色は薄まってしまったのだけど(まあそもそも、本編より予告編の方が面白いってのはよくある話だよね)、逆に、意外に(予想に違わぬ“意外さ”をもって)、しっかりと構成されていて、ずいぶん練り込まれたバカであるわい、と感心しちゃう。ただ、デニーロがタクシー運転しちゃうサービスは、ちょっとストレート過ぎて、これは感心できなかったのだけど・・・[ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-08-30 21:11:21)
2. 街のあかり
大掛りな割にパッとしない映画が少なくない中、この「パッとしない」という事そのものを武器にオモシロ映画を撮ってしまうのが、このカウリスマキという人だと思っていたのですが。そしてこの映画も、やはりそうした映画のひとつかと思ったのですが。どうも前半、違和感を感じてしまったのは、ギャグが“出来すぎ””狙い過ぎ”という点。確かに面白いんだけど・・・ちと作為的。やっぱりこういう映画で欲しいのは、「笑わせる」という態度よりも、笑った後でふと「何で今のが面白かったんだろう」という余韻、ではないかと。言わば「作為の外に出ようとする」ための作為、ではないかと。などと言いながらも、映画後半に待ち受ける、宝石強盗云々という、物語の大きなウネリを考えれば、このくらい毒の効いたギャグがあっても良いのかな、などと思い直したり。ま、良くも悪くも「意外にとっつきやすい映画」という印象。ラストもまたキマリ過ぎっちゃあ決まり過ぎですが、後味がいいですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 21:12:23)
3. マイアミ・バイス
いや~なかなかハードボイルドしてますねえ。派手さを抑えたシブイ作り。クライマックスの銃撃戦ですら、緊迫感はあるが、同時にどこか事務的でもある(笑)。映画全編にわたり、登場人物たちにもほとんど表情が無い(ワケのワカランところにロケで連れて来られて表情が引き攣ってるだけだったりして)。そんな中でも一番冷たい感じだったコン・リー、その彼女だけが、映画の進行と共に表情が徐々に豊かになり、感情が溢れてくる。それが、イイんだなあ。しかししかし。この映画で気になってしょうがないのが、手ぶれしまくりのカメラ。確かに、ある種の生々しさ、現場感覚みたいなものは伝えているかもしれないけど・・・でも、この映画に適した手法だったのか? この映画の淡々としたハードボイルドの雰囲気を、かえって損なっていないか? 固定カメラの冷たい視線が欲しくはないか? 正直、このカメラには、やや安っぽい感じすら受けてしまったのだけど・・・。[DVD(字幕)] 7点(2007-07-07 12:37:54)
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