|
プロフィール |
コメント数 |
2162 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます
評価:8点以上は特別な映画で 全て10点付けてもいいくらい 映画を観て損をしたと思ったことはないので 酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです
*****
●今週のレビュー 「」
|
|
1. レンブラントの夜警
富と名声を得た巨匠レンブラントが突然破産へと追いやられる。なぜ?その原因は世界三大名画の一つ「夜警」にある。というグリーナウェイの仮説。「最後の晩餐 」に秘められたダ・ヴィンチ・コードならぬ「夜警」に秘められたレンブラント・コード。こういうの好き。グリーナウェイの映画は苦手な人もけっこう多いと思うが私もその一人で、生と死を独特のエログロで表現したその見た目がどうも受け付けがたかったのだが、これは大丈夫。体が警戒態勢を布いていたってのもあるんだろうけど。あと、グリーナウェイの映画ってシンメトリーな構図も相まってどこか絵画的な印象を受けるが、本作は描かれるものがものだけにその絵画的なるものがことさらに印象深かった。レンブラントといえば映画の世界では「レンブラント照明」というのがあって、有名なところだと『ゴッドファーザー』のビトー(マーロン・ブランド)の真っ黒な背景に浮かぶ顔、そして目を影で隠してしまうあの照明。これがこの作品でもふんだんに使われていて単に舞台劇っぽいだけに終わらないレンブラントの絵画との融合的空間を作り出しているように感じた。ただの伝記でもなく創作されたミステリー伝記ってだけでもなく、ゴダールの『パッション』の作中の監督じゃないけど、映画と絵画の間にあると勝手に思い込んでるものを取っ払ってしまったようなものを目指してるんじゃないだろうか。[映画館(字幕)] 7点(2009-04-08 15:30:39)(良:1票)
2. レッド・ドラゴン(2002)
普通に楽しめるごくありふれたサスペンス。普通に楽しめれば5点をあげたいところなんですが、期待を裏切ったがっかり度(そんなに期待してなかったんですが)にマイナス1点。ダラハイドに焦点を当てているのはいいが、人格形成の説明をしすぎて怖さに欠ける。グレアムの心理描写がほとんど無いのでクラリスとレクターのときのような緊迫感も生まれない。上辺だけそこそこに面白くできあがった脚本に沿って無難に仕上げたという感じで、はっきりと印象づけられた画を持つ『ハンニバル』の点数を上げたくなった。4点(2005-03-29 11:24:55)
|