みんなのシネマレビュー
やましんの巻さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


…………………………………………………


人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


…………………………………………………

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123

21.  戦場のピアニスト ホロコーストとは、決して映像によって描き得ない。だから私は当事者たちの”証言(声)”によってホロコーストを記録したのだ、とは『ショアー』を撮ったクロード・ランズマン。必ずしも彼のあの作品に対して全面的に賛同するものじゃないけど、確かにアメリカ映画なんかでナチによるユダヤ人虐殺ものを見て、シリアスな問題提起のようでいて、結局は怖いもの見たさの観客の好奇心に訴える「殺人ショー(!)」でしかなかったりして(『シンドラーのリスト』…)、暗たんたる気持ちになるしなあ…。ジャック・リヴェット監督が批評家時代に言った、ほとんどすべてのホロコーストものの劇映画はポルノグラフィーであるという言葉は、まさしく真実だ。もちろん、ロマン・ポランスキーだってそんなことは百も承知だったろう。だから『シンドラーのリスト』の監督オファーも断ったんだろう。それが、本作を手掛ける気になったのは、この映画があくまで「生き残った者(たち)」に捧げられたものだったからに他ならない。ほとんどすべてのホロコースト映画が、殺戮を、つまりは「死んでいった者たち」を対象にしていたのに対し、ここでは、運と成りゆきに救われながら生き延びていく主人公こそを徹底して肯定する。たとえどんなにぶざまで、ひとりよがりであろうと、そんな主人公が生き延びた、ただその一点だけで肯定する本作は、逆説的にホロコーストの核心を照射してみせたといえるだろう。…正直、ポランスキーの最高傑作とは言えないかもしれないけれど、一世一代の代表作であることは間違いない。拍手(ブラボー)!9点(2003-08-27 13:58:47)(良:4票)

22.  10日間で男を上手にフル方法 うん、悪くないんじゃないでしょうか。ありきたりなラブ・コメの定石も、ひとひねりすれば十分面白くなることを実証してみせた、脚本がまずお手柄。これまたありがちな音楽の使い方も、例えばマービン・ハムリッシュ御大を引っぱり出しておきながらコテンパンな目に遭わせるときの「カーリー・サイモン(!)」なんざ、抱腹絶倒だったし。けれど、最高の見どころは、やはりケイト・ハドソン嬢ですね。このノンシャランな、演技とも、地ともつかない存在感は、新しい時代のコメディエンヌ像を確立したと思いますぞ。彼女を見るためだけでも、カネを払う価値あり!7点(2003-08-26 18:30:58)

23.  カットスロート・アイランド だいたい、ちょっと興行的にコケたからって、それだけで作品そのものを否定するなんて可哀想です。この種の冒険活劇としちゃ、セットも、豪快でスピーディーな語り口も、第一級の出来映え。もし問題があるとしたら、レニー・ハーリンがあまりにストレートに往年の”海賊映画”というものを再生産したことで、イメージ的に時代錯誤感が拭えなかったことじゃないかな…。それとて、CGまみれのインチキなスペクタクルばかりの昨今のアメリカ映画の中にあって、十分賞賛に値するアナクロニズムだとぼくは思う。ジーナ・デイビスにも見放されたレニー・ハーリンだけど、まだまだ見限れないゾ!8点(2003-08-09 15:25:11)(良:1票)

24.  スパイ・ゾルゲ 篠田監督に言いたい、本当にこの映画で引退していいのか! と。最初から最後まで昭和史の絵解きに終始して、ほとんど紙芝居状態。監督は「映像による歴史の再現」をめざしたのでしょうが、確かにCGを駆使した昭和の風景は時に感心もさせられるけれど、それが何ら登場人物の、ドラマの背景たり得ていないとすれば、空疎なだけじゃないですか…。ラスト、「イマジン」のインストゥメンタルが、歌詞の字幕とともに出てきてこれが締めくくりとは、一体何が言いたいのか、その真意すら了解不能です。『少年時代』を愛する者として、篠田監督には猛省を促し、本当に「映画」らしい映画を撮っていただきたい。3点(2003-07-22 16:06:35)

25.  8 Mile 監督がご贔屓カーティス・ハンセンなんで、「何でアイドル(?)歌手が主演する映画なんぞを彼が…」と半信半疑で見たところ…ハイ、すっかりハマッってしまいました。エミネムとその友人たちの閉塞感、街そのもののどんづまり感が実になまなましく表現されていて、しかもさわやかな余韻を残してフィニッシュさせるなんざ、お見事の一語。風俗的には「現在」なんだけど、映画的にはむしろ50・60年代風の「古風さ」を感じさせるのが良くも悪くも普遍的な青春映画たり得たポイントなんでしょうね。それにしても、キム・ベイシンガー、よくこんなアバズレおっ母さん役を引き受けたもんだ。拍手!8点(2003-06-30 13:23:11)

26.  逢いたくてヴェニス ヒロインがとにかく魅力的! ちょっと歌手の岡本真夜ににているヒラメ顔なんだけど、子連れで浮気旅行のダンナを探して復讐(!?)の旅に出る、その珍道中ぶりが、実にファニーでチャーミングに描かれているのがいい。ただ、あの子どもが、何だか大人たちの身勝手さの犠牲になってるのに、映画はそのことにまるで無頓着ってのが…。でも、拾い物的オススメ作品です。7点(2003-06-30 11:48:54)

27.  魔王 原作の壮大かつ深遠な寓話性を、分かりやすいおとぎ話風に仕立て直したところに賛否が分かれそうだけど、ジョン・マルコヴィッチの神憑かり的演技だけでも見る価値あり。それにしても、フォルカ-・シュレンドルフ監督って、こんな、ただ要領良く作品をまとめるだけの凡庸なただの職人に成り果てたのね。あの『ブリキの太鼓』の鬼才ぶりはどこへ…。6点(2003-06-28 18:06:50)

28.  アメリ こういう映画に与太を飛ばすのって、不粋なマネであることは承知なんですが…。主人公をはじめとして、登場人物すべてが自己の「内なるファンタジー」に生きてるという、一種の現実逃避をここまで「肯定」するのっていかがなものなんでしょうか。世の中そんなアマイもんじゃねえ! と、小生ならアメリの横っ面を往復ビンタでありますね(教育的指導です、あくまでも)。つまりは「アメリ(カ)」風の多幸症おフランスバージョンざます。5点(2003-06-19 13:01:23)(良:1票)

29.  ルナ・パパ かなり悲惨な悲劇的ストーリーを、ここまで元気良く、ハチャメチャに、でも決してある種の品位を失うことなく、とびっきり楽しい映画に仕立て上げてしまった作り手のセンスに拍手! 公開当時、某キネ旬で「エミール・クストリッツァの亜流」とクサされたけど、あんな映画賞狙いの野心家の映画なんぞよりよっぽど素晴らしいやい。いつもビックリしたような瞳のヒロインも、実に健気なコメディエンヌぶりで素敵だしね。満点でも良いンだけど、ラストの「マジック・リアリズム」的処理は、もうちっと違うカタチの方が良かったんじゃ…というのがあって。9点(2003-06-11 14:15:52)

30.  ミリオンダラー・ホテル 決して全てに成功しているワケじゃないけど、ここしばらくのヴェンダ-ス作品では最も愛しい、そして美しい映画じゃないでしょうか。あまりにナイーヴな眼差しの中に語られる、「人間とは生きるに値いするか、そんな価値のない罪深き存在か?」という問いは、おいおいそんな恥ずかしいメッセージをわざわざ映画にすんなよ、と赤面させられもする。が、こんな時代であり、こんな世界だからこそそんな“問い”を自問し、本気で考察することも、きっと必要なのだ。ペシミスティックではあっても、決してニヒリズムには陥らないという、まさに『ベルリン・天使の詩』以降のヴェンダースの決意がひしひしと伝わってくる。やっぱり、彼って「天使的存在」なのかもしれないなあ。そして間違いなく「天使」に他ならないこの映画でのミラ・ジョヴォビッチ、最高です。9点(2003-06-06 16:03:45)(良:1票)

31.  ポーラX 決して悪い作品だとは思わない。あの破滅的なまでに絶望まっしぐらの(内容も文章も)原作を、よくぞここまで映画化したと、ホメてあげてもいいくらいだ。が、一番のモンダイは、カラックスが自分で抱えていると思い込んでいる「絶望」とやらが、本人が信じているほど深いもんじゃないだろ…ってことが、図らずも透けて見える点。世の中、アンタ以上に”地獄”を生きてる者がいっぱいいるんだよ、お坊っちゃん。6点(2003-06-03 18:44:27)

32.  ボイジャー サム・シェパ-ド扮する男の”孤高”なダンディズム(?)が、ほとんど滑稽すれすれで笑える。と思ったら、ジュリ-・デルピ-の登場で、一気にメロドラマの世界へ…。決して悪くはない作品だけど、この禁断の父娘の「愛」が、ちっとも悲劇として迫らない、一種の「観光地ロケ満載2時間ドラマ」風と言えなくもない。ちょっと残念です。6点(2003-06-03 10:21:03)

33.  FLIRT/フラート 日本編に出ている二階堂ミホさんって、ハル・ハートリーと結婚していたんだね…。『トパーズ』で心奪われていた小生、大ショック! 何か、この映画そのものがキライになっちゃいそう。まあ、『愛・アマチュア』じゃ、なかなかやるじゃんと思わせたハートリーだけど、こんないろんな意味で”青臭い(アホくさい?)”映画を撮ってるようじゃ、まだまだですな。ぷん!5点(2003-05-31 13:39:42)

34.  15ミニッツ 最近のデ・ニ-ロ出演作品じゃ、最も見ごたえのある1本。であることは認めるものの、あまりのあざとさがちょっと…。ジョン・ハ-ツフェルド監督は、ずっと注目していた人なんで、この映画のヒネリ具合などは「まあ、この監督なら…」とは思うんだけど、メディア批判という文脈を、だからって悪い奴や腐った社会にたいして、正義の制裁を加えて何が悪い! という論理にすりかえるのは、いかがなものか。ものすご~く、後味悪いよコレ。6点(2003-05-31 11:46:44)

35.  パーフェクト ストーム 現代における真に叙事詩的作品。実話を基にしたあくまでシンプルな物語が、逆に人間対自然の絶望的闘争という神話的構造を際立たせている。そしてそれを実現し得たのが、あの畏怖すべき荒れ狂う海というわけで、CG映像がこれほど作品に貢献している映画もないと思う。たぶんペ-タ-ゼン監督の力量というより、何か奇蹟のような力が働いたとしか考えられない…。とにかく、ジョージ・クルーニーとメアリー・エリザベス・マスラントニオが霧の海上で語り合う場面の美しさや、ダイアン・レインの出演場面の素晴らしさなど、信じられないくらい見事な作品じゃないですか。だのに、何でこうも評価が低いんだ… 。(11/17追記)先日のTV放映で改めて見直しました。小さな画面と細かなカットが気にならないくらい、やはり見入って、最後は深く感動されらた次第。間違いなくこれは『Uボート』を凌ぐペーターゼン監督の最高作であり、ここ数年来でも最も素晴らしいアメリカ映画です。皆さんの低評価にもめげず(涙)、再度コメントさせていただきますっ!10点(2003-05-30 15:43:35)

36.  デッドマン(1995) ジム・ジャ-ムッシュ監督のひとつの到達点だと思う。これだけの深度を持ちながら、しかも軽やかな作品を作り得るのは、たぶんジャームッシュならではじゃないかな(アキ・カウリスマキ? いやいや、彼の映画は良くも悪くも通俗的ゆえに、「哲学」の表出には向いていない…)。ジョニ-・デップ扮する主人公が、少しずつ生者から死者へと移りゆくさまの、何という美しさ。これが映画の詩というものじゃないかな。感動しました。10点(2003-05-29 14:49:39)(良:1票)

37.  スチュアート・リトル 脚本にあった白人社会階層(WASP)への愛憎こもごもな偶意性を、監督が者の見事に漂白化。その政治的(?)駆け引きが透けて見えるあたりこそ、本作の妙味ですな。現代ニューヨークを舞台にしていながら黒人がほとんど出てこないとか、あの模型の船の船名(スズメバチを英語にすると…)とか、スチュアートがなぜ白いハツカネズミでなければならないとか…。ファミリー映画としちゃ申し分のない出来映えである一方、深読みしようとすればどこまでも意味深な、このあたりさすがM・ナイト・シャマランが関わっているだけのことはありますね。もっとも、パート2では脚本にブルース・ジョエル・ルービンを持ってくるなど、製作側が狙っているフシもありそうだけど…。7点(2003-05-26 16:09:27)

38.  美しき獲物 ストーリーはチェスを謎解きの伏線に使うなど、本格ミステリしていて面白いんだけど…。何か悪い意味でうらぶれたB級っぽさが、画面を貧相にして気を滅入らせます。でも、ダイアン・レインって、”さげチン(失礼!)”のランバートと別れて、本当に良かったね。5点(2003-05-20 15:51:51)

39.  ウェディング・プランナー こんなこと書くと、いかにも映画マニア的でイヤラシイんだけど、夜の公園での野外映画上映会で、突然雨が降り出すシーンが本当に美しくて…。それだけでカネ払って見る値打ちがあったと思いましたです。ほんと、上質のイタリア映画を見ているようでした。《追記》TV放映で再見。やっぱりステキな映画だと思うけどなぁ~。まあ、ここまであからさまに1950・60年代のロマンチック・コメディの感覚を 蘇らせたってことが、かえってストーリーの“ご都合主義”を際立たせることになった感は否めない。けれど、それこそがこの映画の最大の魅力であり、「美質」じゃないですか! それにこの映画の監督には、間違いなく“うたごころ”とでもいうべき映画のツボを心得たソフィスティケーションがある。いつか本格的なミュージカル映画を撮ってほしい才能です。断固支持!!!9点(2003-05-20 15:33:07)(良:2票)

40.  レッド・ドラゴン(2002) そもそも原作じゃ、レクターってわき役じゃん。だのに、なんとか主役っぽくしようとしたために、真の主人公グレアム捜査官がビミョーに中途半端で…。でも、シナリオにはセンスある毒気とウィットがあり、これで演出にもうちっと”華”があれば、相当面白い作品になってたのに。勿体ないです。6点(2003-05-20 14:13:02)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS