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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. スパイダー モーガン・フリーマンがそこに居るだけで存在感充分なのですが、逆にそのことによって「何かが起こるのではないか」と期待をしてしまうだけに、「何も起こらないで終わってしまった」という印象しか残りませんでした。私もネット上でいろいろWEBカメラをのぞいていますが、もしかしたら何か重要なものを見ているのだろうか?(笑) 中盤、街中を犯人の電話によって走り回されるシーンは、「ダーティーハリー」を想い出してしまいました。 面白い題材を取り上げていながら、全体に希薄な印象が残ったのは残念です。ま、ポッターねえちゃんの可愛い顔を見ただけで好かったかな。6点(2003-03-04 22:26:15) 42. トータル・フィアーズ まず、アメリカ人の核に対する考え方がハッキリと表現されている映画だと思いました。どうでもいい国の人間は、埋まっていた爆弾を運んだだけで被爆して髪の毛が抜けて死にかけていたのに、フィズル爆弾とはいえ、あれだけ間近で被爆した(主人公を含めた)アメリカ人たちがその後もピンピンしているのは笑止千万でしたね。その背景には、限定核や戦術核なら、悪を叩きつぶすために使用しても大丈夫という思想がハッキリ読みとれます。実際は、あの程度の粗製爆弾でもその後の被爆状況はとても酷いものになっていて当然のはずです。とても主人公が無事でいたとは思えません。この被爆問題に関する大きな矛盾点があるにも関わらず、映画全体としてみたときには、そこそこ楽しませてもらいました。本来であれば5話連続くらいのミニシリーズにして、両国の首脳の駆け引きをもっとじっくりと見せて欲しかったですね。2時間で解決しようというのは無理があります。ただ、メッセージとして、1発でも核を使用すれば全面核戦争に発展する危険があることが伝われば、映画としては成功なのかな。気になるのは、あるデータベースでのこの映画の評価が、日本では10点満点で7点以上あったのに、アメリカでは6点台だったことです。自国で核が爆発した点が気に入らなかったのか? アメリカはやられたらやり返さないと気が済まないのか? そういう意味の評価を感じて、ちょっと懸念してしまいます。政治的な意味を払拭すれば、エンターテイメントとしての私の評価は7点出せますよ(笑)。7点(2003-02-10 21:22:54)(良:1票) 43. スチュアート・リトル 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」並みにマイケル・J・フォックスが楽しませてくれました。どういう理由で彼が選ばれたかわからないけど、なかなかのキャスティングだと思います。でも、吹き替えだとその良さが半減しちゃうのが残念ですね。子供達が観るにはそれでも仕方ないのかな。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズでマイケルの魅力を知っている人は、パーキンソン病と闘っている彼を応援する意味でも、ぜひ原語で観て欲しいと(個人的に)思ってます。だいたい、人間のことばを話すネズミが人間の養子になることから荒唐無稽なのですから、突っ込みどころが満載でも、素直に楽しむのがいいのではないでしょうか。ところで、この映画の製作されたときは、まだマンハッタン島に"あれ"がそびえてたんですね。「スチュアート・リトル2」では、それも無くなっていましたね。アメリカ人はあの摩天楼の並んだ島を対岸から眺めるショットがよほど好きなんですね。ふとそんなことを考えました。7点(2003-01-03 11:11:50) 44. 愛しのローズマリー グウィネス・パルトロウがどんな風に"化ける"のかが興味の対象でした。まあ頑張ってコメディしてましたね。笑顔が可愛かった(笑)。でも、アメリカ人の「非デブ信仰」が垣間見られて、ちょっと虚しかったかな。催眠状態で外見が格好良く見えた人達の三人に一人は太っているという演出でしょ。私自身はまったく太ってはいませんが、あまり気分いいものではないですね。それから、身障者や不可抗力の病人・怪我人をネタに挙げるのもちょっと抵抗がありました。「アナライズ・ミー」でデ・ニーロの片腕だったジョー・ヴィッテレリが、グウィネスのお父さんだったのは迫力がありましたね。6点(2002-10-23 05:23:04) 45. 悪いことしましョ!(2000) エリザベス・ハーレーのケバいメークとそれに合わない可愛い衣装がミスマッチで、とっても楽しめました(笑)。学校で授業をするシーンのコスプレにはちょっと(いやかなり)ドキドキしてしまいました(笑)。上唇の動きがとてもセクシーですね。この映画の時点で35歳くらいとは、とても思えないくらい若いです。最初のジャブで"ビッグマック"ネタが笑えました。それにしてもブレンダン・フレイザーって、コメディアンの素質充分ですね。海岸の繊細男のメークが、外人なのに浮きマクっていて、笑えました。なんで金髪が似合わないの?(笑)7点(2002-10-14 22:59:32)(笑:1票) 46. パトリオット 砲弾で首が飛んだり足を吹き飛ばされたりという描写など、最近の戦争を扱った映画は、リアルなのかそうでないのか判断できないような描かれ方が多くなったような気がします。自分に向かって大砲の弾が飛んでくるシーンは、テレビの画面であったにもかかわらず、反射的に右によけていました(笑)。実は「グローリー」(1989)をこのあとに続けて観たのですが、CG技術の差など、11年の時間の差を感じる戦場シーンでした。しかし、驚いたのは、歴史的な時代の差が80年近くあるのにも関わらず、戦場でやっていることがまったく変わらないことです!人間の命の大量消費という愚かな行為は、時間とともになくなるわけではないのですね。主人公の愛国心が問われるのかと思うと(確かに星条旗を掲げて突っ走るシーンには、アメリカ人なら拍手喝采の場面でしょうが)、どなたかもお書きになっていますが、息子の敵討ち的な要素が大きいのだと感じました。この映画を観たイギリス人はどういう感想を持ったんでしょうね?イギリス人はあれだけ極悪非道なものだったのだろうか?まあアメリカ人もベトナムで似たようなことをやっているし、人種が問題なのではないかもしれないけれど、戦争映画に限らず、この手の民族の対立を描くと必ず突き当たる問題だと思います。8点(2002-10-02 16:22:28) 47. スコア 最近のデニーロの映画にしては、マシな方でした。最後のどんでん返しは誰もが予想することでしょう。でも、なんだろうなあ。自分が求めるデニーロらしさに合わないから評価できないのだろうか?それとも、デニーロ自身を過大評価していたのだろうか?「ミッション」の頃のようなエネルギッシュな感じを求めるのは酷ですか?ストーリーそのものはまあまあなんですが、過去のデニーロ作品に比べて"インパクト"という点で、どうしても評価が厳しくなってしまいます。7点(2002-06-03 08:30:48)
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