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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
41. 愛を読むひと 前半はエロ過ぎ。 後半は重過ぎ。 ラストは語り過ぎ。 そんな話を聞かされる娘さんに同情してしまう。 それぞれの心情があまり描写されていないので想像するしかないけど、これは愛を読んでいたわけじゃないような気がしますね。 前半の朗読に関しては、ハンナにしてみれば以前からの趣味、マイケルはご褒美に対する奉仕。 後半の朗読はハンナに対する贖罪といった感じでしょうか。 マイケルが行動していればハンナの刑期は短くなっていたはずで、そのことに対する罪滅ぼしと考えれば納得が行きます。 ハンナはそれを少し違った形で受け取っていたようで、そのすれ違いが切ない顛末を招いてしまったのでしょうか。 何にしても娘に語り継ぐような話じゃないことは確かのような気がしますね。 深みのあるいい作品だっただけにそれだけが少し残念です。[DVD(吹替)] 6点(2011-05-17 16:34:39)《改行有》 42. バーティカル・リミット これは笑えた。 ここまで壮大なコメディは珍しい。 次はどんな死に方してくれるんだろうとワクワクさせてくれる。 特に笑いながら死に逝くシーンは絶品。[地上波(吹替)] 7点(2011-01-15 03:57:47)《改行有》 43. グッバイ、レーニン! この作品はコメディではないような気がする。 へそくりの隠し場所を忘れたとこは爆笑したけど、基本的には切ない雰囲気の重たい作品でした。 壁崩壊前を懐かしんでみたり、皮肉の効いた風刺映画でもあるけど、どちらかと言うと家族の繋がりを描いたヒューマンドラマという感じ。 レーニン像が空輸されるシーンは印象的で、嘘がバレる演出としては天才的だと思ったけど、それでもまだ騙し続ける根性に感心した。 友だちもいい奴だし、イェーンや父親のエピソードも切なかった。 あと、ロシア娘が可愛くて、重たい雰囲気の中で清涼剤の役割を果たしていたんじゃないでしょうか。 それから、作品内容とはあまり関係ないけど、サンドマンの存在を知れたのは収穫でした。 パペット・アニメは大好きなので、機会があれば本編を見てみたいです。[地上波(字幕)] 7点(2010-10-07 05:25:30)《改行有》 44. マンマ・ミーア! ABBAの曲は好きなので、とても楽しかったです。 あっという間に終わってしまった感じで、もっと聴いていたかったけど、気軽にまた見られるという意味では、これくらいの尺でちょうどいいのかも知れません。 ストーリーはどこかで聞いたことあるような定番な感じだったけど、わかり易くて良かったのかも。 プロポーズにOKしたときには、残り2人の立場は?って思ったけど、なんだかよくわからないうちに丸く収まったようで良かったですね。[DVD(字幕)] 8点(2010-07-25 15:00:43)《改行有》 45. かいじゅうたちのいるところ 冒頭の家族の紹介みたいな部分はつまんなかったけど、かいじゅうたちのいるところに行ってからは面白くなった。 何か楽しいことが始まりそうなワクワク感があった。 まあ、その後の展開はかなり切ないものだったけど、最後は心が通じたような気がしたので良かったと思う。 そして、最初はどうしようもないくらいにつまんなかった現実世界がなんだか懐かしくもあり、無理解で憎たらしい存在だったお母さんが愛しい存在に思えた。 僕も少し大人になれたのだろうか???[DVD(吹替)] 7点(2010-06-24 12:06:41)《改行有》 46. 麦の穂をゆらす風 未だに完全なる独立を果たしていないアイルランドの悲しい歴史を描いた作品。 物語はイギリス軍とアイルランド人の対立に始まり、やがてアイルランド人同士が憎み合うようになるという皮肉な展開。 段階的な独立を目指す穏健派の兄と完全なる独立を目指す強硬派の弟。 どちらが正しいと言い切れない難しい問題なだけにラストの悲劇は避けようがなかったと思える。 世界一暮らしやすい国とまで言われるようになった現状を見ると兄の方が正しかったような気もするし、未だに北アイルランド問題を抱える現状を見ると弟が正しかったような気もする。 作品としては、面白いといったものではないけど、1つの歴史的事実として映像化したことに大きな意義があるのかも知れない。[DVD(邦画)] 8点(2010-03-09 15:15:42)《改行有》 47. 善き人のためのソナタ 冒頭、ヴィースラーが舞台上のクリスタに恋をするシーンから、僕はこの作品の魅力に嵌ってしまった。 盗聴を通じて彼女を知っていくという卑猥さ、ファンとして彼女に道徳的なアドバイスを送る誠実さ、自らを犠牲にしてまで彼女を救おうとした献身。 なんとも言えない哀愁が後に残ります。 こんなにも切ない片想いを描いたラブストーリーがこんなにも重たいテーマの中で語られるという奇跡的なシナリオに敬意を払いたいと思います。 壁の崩壊ですらヴィースラーの中にある空虚のようなものを癒すことはできなかったようだけど、レジでの彼が少し笑顔だったように感じられたのがせめてもの救いです。[DVD(吹替)] 9点(2010-01-06 13:59:30)(良:3票) 《改行有》 48. ビッグホワイト 僕は本当のトゥレット症候群がどんなものかよく知らないので、この奥さんの演技が大袈裟なのか、リアルなのかはよくわからない。 本当はとても深刻な話のはずなんだけど、このトゥレット症候群によって深刻さがマイルドに味付けされているのは間違いなさそう。 トゥレット症候群に対する理解を求めるとか、そういったテーマが根底にあるとしたら成功してるのかどうかよくわからないけど、演出のテクニックとしては成功してると思う。 不謹慎なのかも知れないけど、純粋にコメディとして楽しめました。 こんなキュートな奥さんが欲しいです。[DVD(吹替)] 7点(2009-12-02 01:49:44)《改行有》 49. WATARIDORI 構成としては、渡り鳥9割、渡らない鳥1割といった感じ。 流石にずっと飛んでばっかりじゃ飽きるだろうということで、渡らない鳥も織り交ぜたのかも知れないけど、後半はやっぱり飽きてきました。 ただ垂れ流しておくだけの環境映像としては良く出来てるのかも知れないけど、映画として観客に見せるなら、もう少し見せ方の工夫をした方が良かったかも。 ヒナの危機一髪とか、少し意図的な映像もあるにはありましたけどね。 [地上波(字幕)] 5点(2009-11-16 12:29:38)《改行有》 50. リスボン物語 主人公が滑稽なのでコメディのような気もするけど、哲学的な深みもあるいい作品に仕上がっています。 ドキュメンタリー映画を作る過程がストーリーの軸になっていますが、その映画も見てみたいような気がしました。 あと、映画音楽を担当するバンドのボーカルの女性の神秘的な歌声に魅了されてしまいました。 ちょっと中山エミリに似てます。[DVD(字幕)] 8点(2009-08-09 02:11:27)《改行有》 51. マーサの幸せレシピ ラストの展開が個人的には複雑な心境で、ジョゼッペもいい人そうだったので、どうなんだろうって感じでした。 それでも、全体的には優しい雰囲気の作品で、なんだかパスタを食べたくなってしまいました。 僕もたまに幸せの作り方を忘れてしまいそうになるので、できればレシピにして残しておきたいですね。[地上波(吹替)] 7点(2009-05-06 04:28:41)《改行有》 52. 家の鍵 えっ?もう終わり???って感じの唐突なラストに消化不良だけど、そう思わせるということは良い映画だったのかも知れない。 2人の交流は微笑ましくもあり、悲しくもあり、複雑な心境にさせられる。 障害児を持つ親の心境に関してかなり踏み込んだ発言もあり、作品全体のトーンは重いのだけど、何故か救われる部分もあって見ていて暗い気分になるということはなかった。 この物語に結末なんてものはないんだろうけど、もう少し2人の旅を見守っていたかったような気がします。[DVD(邦画)] 6点(2009-03-04 10:33:15)《改行有》 53. ブラックブック 戦争映画ではあるけど、サスペンスとしての構成がよく出来ていた。 死なないことがわかっている2人の女性が真逆の処世術を披露するのが滑稽で実に面白かった。 ラストは後味の悪い感じになるのかなと嫌な予感がしたんだけど、なんだか味のあるいい殺し方だったので清々しかった。 まあ、殺された方にしてみれば、あれ以上の苦しみは無いのかも知れないけど、それだけのことをしたんだから仕方ないよね。 あと、おっぱいが綺麗だった。[DVD(吹替)] 8点(2008-05-07 18:41:46)《改行有》 54. 街のあかり こういう作品は雰囲気を好きになれるかどうかが評価の分かれ目になるんでしょう。 はっきり言ってこの雰囲気が駄目なら、見る価値を見出すのは難しい。 ドラマチックな物語があるわけでもなし、ロマンチックな恋愛があるわけでもなし、ただ淡々と男の不幸な境遇が描かれていくだけ。 まあ、僕はそんなに嫌いじゃない感じでしたけどね。 感情を一切表に出そうとしない男が唯一繰り出した冗談にちょっと感動しました。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-02 19:21:34)《改行有》 55. 悪いことしましョ!(2000) 予想通りの展開で斬新さは感じなかったけど、細かい演出がいちいち笑えたので良かったと思う。 2人は運命の赤い糸では結ばれていなかったようで、悪魔の力を持ってしても願いを叶えられなかったという感じでしょうか。[DVD(吹替)] 6点(2008-01-22 15:17:25)《改行有》 56. ラッキーナンバー7 こういった完全犯罪的なシナリオでよくあるパターンのご都合主義。 どこか1ヵ所でも予定通りに進まなければ成立しない強引な計画には無理があり過ぎる。 わざわざこんな手の込んだ方法を選ばなくても、普通に殺せば済む話だろう。[DVD(吹替)] 4点(2007-12-11 09:41:52)(良:1票) 《改行有》 57. 薬指の標本 薬指を切るシーンがあまりにも生々しくて震撼した。 僕はどうも血が苦手だ。 妙にエロい描写には感動したけど、話はなんだかよくわからない。 それぞれに何か意味が込められているのかも知れないけど、カットの繋ぎが唐突で意味不明なところが多かった。 なんとなく雰囲気を楽しむ分には悪くない作品なのかも知れないけど…[DVD(字幕)] 6点(2007-10-16 04:07:34)《改行有》 58. グッド・ガール バッド・ガール(TVM) 全体の構成としてはB級アクションの域を出ていないのだけど、細部でそこそこ楽しめた。 もっと開き直ってコメディ色を強めればもっと良かったかも知れない。 性格の違う双子がそれぞれに活躍するという設定は斬新とは言えないかも知れないけど、やっぱり滑稽であることに変わりはないので、何をやっても可笑しくなる。[DVD(吹替)] 6点(2007-10-15 11:22:04)《改行有》 59. 恋は邪魔者 ジャンルとしてはよくあるタイプのラブコメだけど、構成がちょっと特殊なので、作品世界に入り込めるかどうか人を選ぶ感じがする。 所々笑える部分もあってまったく駄目というわけではなかったけど、いまいち付いて行けなかった。 もっと普通に作った方が面白かったんじゃないだろうか。[DVD(吹替)] 5点(2007-08-26 05:07:12)《改行有》 60. クジラの島の少女 その者青き鯨に乗り 金色の海を駆け巡るべし。 よくわからない島のよくわからない民族のよくわからない伝統の中で成長する少女のよくわからない物語。 一族を導く族長が男でないといけないなんていう時代錯誤な伝統を守るどこかの国の宮内庁のようなじいちゃんがカッコいい。 基本的に単調な流れで、ちょっと飽きそうになるけど、ラストはしっかりと盛り上がったような気がする。 映像的にクジラがリアルだったのが良かったんだと思う。[DVD(吹替)] 6点(2007-06-15 16:17:03)《改行有》
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